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膜にそって膜を【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 そこにある、やってくる、拡散する言葉/声のうねりにのみ込まれる。 蜆シモーヌ、待望の第二詩集刊行。 装幀=鈴木規子。 「ぴりか/ぴりか/ここは楽園です。」(「ぴりか」) 「ひとはみずからを/模倣して/なにももたずに、そこをでていく」(「春のために」) 著者 蜆シモーヌ 発行所 書肆子午線 発行日 2022年12月28日 B5判変形 80ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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雪ひとひら、ひとひらが妹のように思える日よ【新本】
¥2,640
河口夏実詩集 今朝 早いうちに飛び立っていった小鳥が降らせた 雪が中空に舞い、滞る その雪の塊が落ちながらひらいていくのを見ていた 僕らは 道の途中で立ち尽くしていたんだ いつか偶然に満天の星の下で見つけた 星と星とがオリオン座を結び 祖母が昔話をしていた父、母の家系図のような宇宙で 下萌えるものを覆う 雪ひとひら、ひとひらが 妹のように思える日よ 数枚の さざんかの花びらがてのひらを零れ、雪に 雪に埋もれていく (「咲きつぐ花」) 著者 河口夏実 発行所 書肆子午線 発行日 2016年7月25日 A5判変形 120ページ
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ルート29、解放【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 薄く、張り裂けそうな詩の皮膚に 精いっぱいの光を浴びて予感する明日のポエトリー 中尾太一新詩集! 装幀=稲川方人/カバー写真撮影=菊井崇史 声を押し殺し こころを固く閉ざし わたしも、あなたも 生まれたというたったひとつの史実に現れようと 中指を突き立てる (「飛行機雲」より) 「そうではない」と発語するためにわたしは生まれた。そして今、「あなたも同じだ」と書いたビラを、わたしにとってきわめて戦後史的(父母的)な「淵」であり、今日という一日の前で意気地なく途方に暮れている、自分とそっくりな「国道29号線」の空に撒こうと思う。そうした意思が詩という見えない「わたしたちの分身」の位置をときに的確に(だけどやっぱりせっかちに)探り当て、それらの「言葉になる才能」を触発し、開いていったとき、この詩集によってようやく可能になった行の表現があると感じている。(「「たとえば」の話と後記」より) 【著者プロフィール】 中尾太一(なかお・たいち) 1978年鳥取県生まれ。2006年、思潮社50周年記念現代詩新人賞受賞。2007年、第一詩集『数式に物語を代入しながら何も言わなくなったFに、掲げる詩集』を刊行。2019年、詩集『ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束』(2018年)で第10回鮎川信夫賞受賞。その他の詩集に『御代の戦示の木の下で』(2009年)、『現代詩文庫 中尾太一詩集』(2013年)、『a note of faith ア・ノート・オブ・フェイス』(2014年)、『詩篇 パパパ・ロビンソン』(2020年)。 著者 中尾太一 発行所 書肆 子午線 発行日 2022年6月30日 A5判変形 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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古賀廃品回収所【新本】
¥2,640
没後7年、その死の直前に書き積もらせた圧倒的な詩群を新たに編集した一書。『血の穴』『血のたらちね』に続く、棄民たちの昭和への怨念がここにまた吐き出される!戦後現代詩が書き得なかった極地にいまだ古賀忠昭は立っている。 目次 古賀廃品回収所 テロリスト風スキヤキ会 天皇の穴 焼き肉と思想 紙クズと鉄クズ 見えない戦争 エヘヘへへ たった一つの日本語 初雪 妊娠 見えない便所 汲取り口 ものがたり 鬼の生まれた日 イナイ、イナイ、バア 著者 古賀忠昭 発行所 書肆 子午線 発行日 2015年10月30日 四六判 144ページ 小川三郎選書 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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風の領分【新本】
¥3,080
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 ごらん、これがほんとうの正午の火照り。きみに影をつくる、生きて在ることの静かな明るさ 現代詩の主体と詩語のありかを問い続けてきた詩人・岸田将幸。 前詩集『亀裂のオントロギー』から7年、静かなる耐久の時間を経て、限りある存在の地平から詩にゆるやかな解放をもたらす待望の第六詩集。 装幀=著者自装 本書は単純な章立てで構成した。この四つの場所を行ったり来たりしているのが近年の詩の正直な姿で、それ以上ではない。あとは、おぼつかない生活があるだけである。 それでも、僕は依然として誰かを、何かを説得しようとしている。 (「後書」) 著者 岸田将幸 発行所 書肆子午線 発行日 2021年3月13日 A5判変形 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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球体と落ち葉【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 午後遅く、太陽の 取り分を与えられた手のひらが 触れた物質その生涯をかけて打ち込めるものへ 「ほんとうの対話ができるものにわたしはなりたい」 手塚敦史、第六詩集。 あらゆる瞬間において葉は 奥深い思慮の形状へと、ながれるであろう フィルムに貼られた綿毛や翅などの細かさとともに 複写され、 映写機を通して投影されている 地肌は 気触れてゆく暗やみを見上げ、底から不意に込み上げる胃酸の臭いを 嗅ぎ これから生まれて来るものを予感している 光源は、幾重にも揺れている モスライト とおくまで離れていった印象を、何度もてのひらへ集め、 いつかのほの白い指は 自然の霊気を住まわせたように動く ──「深泥池」より 著者 手塚敦史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年11月5日 A5判変形 116ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ひとつゆび【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 見開かれた瞳に映じる世界の明滅。 新鋭による第一詩集。 このとまらないゆれは うまれるずっとまえからはじまっていると どこかに書いてあったようにおもう 大きなゆれにたおれないよう われないよう あんしんかんを やすらぎを かろうじて ひとつのゆびで おさえていくのだろう (本書「ひとつゆび」より抜粋) 著者 古屋朋 発行所 書肆子午線 発行日 2020年8月25日 A5判 84ページ 書肆子午線の本:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/506273 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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眞鍋先生 詩人の生涯【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 眞鍋呉夫生誕100年記念出版。 戦時下、同人誌「こをろ」に集った若き文学者たちとの青春、「現在の会」への参加と共産党への入党、日本浪曼派の流れを汲む文芸誌「ポリタイア」への参加、戦争、戦後を通し「孤立においての連帯」を求めた俳人・作家、眞鍋呉夫。 43年にわたってその謦咳に接した著者が描く詩人の生涯。 著者 近藤洋太 発行所 書肆 子午線 発行日 2020年1月25日 四六判 256ページ
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ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束【新本】
¥2,750
中尾太一詩集 種の中は種 いつまでたっても種 小さなたつまきがやわらかい殻の中で、芽吹かない明日のつむじの向きを知らせている ねこ、歌っているね うたたねしながら仲間はずれのきつねになった夢を見て 種の中に芽吹かない明日の種を植えているね ああぼくが覚えている歌もそんなだ 無知な鳥が啄ばんだ種の 年輪のまんなかにある血潮 あそこにいるのはとうさんでもかあさんでもない 左巻きのくるくるぱーの左巻きが始まる一日の くらいくらい洞窟の中 あのおくびょうな生き物が座っている スポンジ・ボブのあとのブラウン管には後姿しか映らないから きみがねこをひざに乗っけているのかどうか だれにもわからない 僕がおぼえている歌もそんなで、だれにも歌えない 自在になった言葉を使ったから、ぼくたちはさびしくなるのかなあ ふああ、ときみとはなしたぜんぶの話のおわりにもあくびが混じっていくような そのぬくい吐息の中で くらいくらい洞窟に朝日がさしたような でもそれに気付きもしないような 長い夜 これからもずっと、種のままの夜 (「スニフが抱いたねこのうた」より) 著者 中尾太一 発行所 書肆 子午線 発行日 2018年5月10日 A5判 92ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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遙かなる光郷へノ黙示【新本】
¥2,160
菊井崇史詩集。2012年に著者自身の印刷・製本により制作した私家版詩集を復刊したものです。 詩の雨が降っている。とうとうやって来た詩の雨が降っている。ひたすら詩の雨が降っている。詩の風景は、詩が書かれることによってその都度、更新される。しかし圧倒的なヴィジョンの顕れ「月膚に千々ノ草花、むさぼる観音の瞳」によって詩の風景にとうとう、革命的な〝光〟が顕れたのである。詩の風景は開け放たれた。 (帯文より) 著者 菊井崇史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年8月10日 A5判 108ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ゆきはての月日をわかつ伝書臨【新本】
¥2,530
菊井崇史詩集。350ページにおよぶ長編詩です。 埋めることことなどできない離散 別離をおもいしらされながら 手紙を託すように 遙かな宛先へ書き継がれた詩文に息衝く抒情 その痛切も断絶も 詩に護られねばならない (帯文より) 著者 菊井崇史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年8月10日 A5変形判 350ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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そこに月があったということに【新本】
¥2,200
鈴木正枝詩集 夏には日陰を 冬には日向を歩いて からだのなかの実を育ててきた あのひとと同じ形をとって 木になりたいとでもいうのか と詰問する 私に 否と反論する 私は ただあの家のあの木が愛おしいだけ あの時も今も 遠すぎる距離が淋しいだけ (「隠し事」より抜粋) 著者 鈴木正枝 装幀 田代しんぺい 発行所 書肆子午線 発行日 2016年10月31日 四六判 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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四千の通行人【新本】
¥2,200
米山浩平詩集 遊戯でもなく懐疑でもない 詩史の揺らぎに対峙する真新しい言葉の生成 そこに問われているものは何か…… (帯文より) 著者 米山浩平 発行所 書肆子午線 発行日 2016年7月25日 四六判 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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形式は反動の階級に属している【新本】
¥2,420
SOLD OUT
未刊詩篇を再編した稲川方人、初めての、そして最後の詩篇集。 1990年代以後の現代詩の「抒情」を、傷だらけの時代へと召喚し、多様な声の交叉するその場から眺望される未踏の詩学! 漫画家・ユズキカズの少年像が誘う。 目次 いずこへか、鉄橋の影 ヴィジョン 死者の番 一名の詩に、樹は生い繁る スタンダード・サイズ 花火の子供 年老いた先生の傘の下でぼくは肝をひやしながら指さした 船の映画は、一九五〇年代のさびしい人々の目に映る かくある貧しき都市に反駁ありや ぼくがどんな町に帰るのか誰も教えない さようならアントナン、ぼくはまだそこまでは行かない 約束の人を待ちながら 帝国叙説Ⅰ 帝国叙説Ⅱ 首飾りの歌 ピュア・ゾーン 最終戦争のとき 形式は反動の階級に属している 海で、永遠の奇数を数える 秋のエクリ コオロギ遺文 SKA フォン・ゴッテス・グナーデン、たたかう川を コモンウェルス・チャイニーズ ペイル・ライダー 追悼詩篇 磯辺を行く亡き母に捧ぐ 善悪の面影 詩集 稲川方人 著 四六判上製 128ページ 発行所 書肆 子午線 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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モノローグ ─戦後小学生日記─【新本】
¥3,520
映画を志す若い感性がいま「世界」を発見するために! 異界の風を運び来た映画作家・沖島勲、その未映画化シナリオ五篇をここに集成 目次 未映画化シナリオ モノローグ ─戦後小学生日記─ 虚数 やる人、見る人、聞く人─性の階級社会 月光 イン・ザ・ホール 童話 狐と千鶴子とハーモニカ 沖島勲 著 四六判上製 336ページ エッセイ・映画制作意図 発行所 書肆 子午線 映画と教育 生きにくいものを生きやすくする手練手管 父の“目”について 《月光》制作意図 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩の戦後─宗左近/辻井喬/粟津則雄【新本】
¥2,592
戦後、詩は何を経験したきたのか。 1955年『死の灰詩集』論争で切り開かれた詩の戦後。 2011年東日本大震災後の現在まで、詩は何を経験してきたのか。 宗左近、辻井喬、粟津則雄、寺門仁、古木春哉、秋山清、吉本隆明、眞鍋呉夫の名と共に語られる詩の戦後の記憶。 装幀=佐々木陽介 目次 第一章 詩の戦後 戦後詩の成立──『辻詩集』と「死の灰詩集」のあいだ 詩の断絶/詩の終焉 反「師系」の文学の系譜 私性と韻律 文転・離群・戦後 中村稔氏への手紙―『私の昭和史』(全五巻)を読んで 寺門仁 「遊女」の謎 古木春哉 古木春哉の死 宗左近 宗左近と戦争 宗左近への接近 秋山清 秋山清と直接行動 吉本隆明 吉本隆明の死 眞鍋呉夫 黙つて置いてゆきし若鮎 眞鍋先生を哭す 眞鍋呉夫の俳句 すべての表現は本歌取りでなければならない 辻井喬 辻井喬という謎 辻井喬の死 粟津則雄 粟津さんの眼力 言葉に感応する力 詩の戦後――宗左近/辻井喬/粟津則雄 第二章 われわれが踏み込みつつある世界 二〇〇三年─二〇一五年 われわれが踏み込みつつある世界 詩人の系譜 死を見つめる眼差し 日常との調和 他者との異和 詩を書かないということ 詩の癒し 詩の力 詩はなにを祈るのだろう 人はなぜ哀しい生きものとして死ぬのか 今日の「遠いものの連結」 はじめからそこにあった哀しみ わたしは孤独であり 孤独ではなかった 詩は予知する/大地も被災する 詩の経験 第三章 空瓶通信抄 震災前/震災後 退職の弁 活字が消える日 わが朝鮮 天皇制に関する覚書 不特定多数・特定少数 尖閣諸島・延坪島、朝鮮高校授業料無償化問題 震災記 火急すみやかに原発依存から脱却せよ ふるさとは母います国 〈震災後〉という時代 近藤洋太 著 四六判並製(クータ・バインディング) 352ページ 発行所 書肆子午線 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955