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リベオートラ【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 知らないものを名づけたことが無かったので 夢で聞いた リベオートラ ということばをつけた どこかにしまい隠されていた箱をひらく、不意に名づけられた記憶と日常、そして不穏な気配が立ちのぼる。橘麻巳子、第二詩集。 装幀=鈴木規子/装画=堀 光希 【著者プロフィール】 橘 麻巳子(たちばな・まみこ) 1989年生。 第一詩集『声霊』(七月堂、2021年)。 笹木一真との詩のユニットによる詩誌「NININ」(2022年)。 著者 橘麻巳子 発行所 書肆子午線 発行日 2023年9月8日 178mm×160mm 102ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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白い着物の子どもたち【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 美しいと思った日々が/絵画のような遠くを散っている (「草深百合」より) 思い出というものではない、遠い風景の中の懐かしい微笑みやさびしさ。 少女が乗るブランコのこすれる正確な音によって伝えられる生きる生活。 清澄な叙情を伝える25篇の詩。 女の子は 小学校の七夕の短冊に にこにこ笑っている女の子を描いて 横に大きく わたしがやさしくなるように と書いていた 一年生だった 枇杷色の服ならオーバーコートがそうだった (「絵のなか」より) 【目次】 ひとが通る 白い着物の子どもたち 奄美和光園 線路のサルスベリ 野風山風 死が生を介抱しながらおとずれるということはあるか 習性として うみづら 海面 一生のこととして 絵のなか 前方 銀杏 声 毎日 友だち 川ふたつ みえつつもとな 祖母山 ざぶんと 青紫蘇と枝豆 お手伝い 月人 草深百合 影よ ベンチのチューリップ 【著者プロフィール】 伊藤悠子(いとう・ゆうこ) 詩集 『道を 小道を』(ふらんす堂、二〇〇七年) 『ろうそく町』(思潮社、二〇一一年、第44回横浜詩人会賞) 『まだ空はじゅうぶん明るいのに』(思潮社、二〇一六年、第34回現代詩花椿賞) 『傘の眠り』(思潮社、二〇一九年) エッセイ集 『風もかなひぬ』(思潮社、二〇一六年) 著者 伊藤悠子 発行所 書肆子午線 発行日 2023年7月15日 A5変形 上製 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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戦禍の際で、パンを焼く【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 詩は、遠い戦禍を思う 若尾儀武、第三詩集。 装幀=稲川方人 この子の手 きっと立派な ウクライナの手になるよ 誰かこの子の手をくるんで 連れて行ってやって くれないか 【著者プロフィール】 若尾儀武(わかお・よしたけ) 1946年、奈良県大和郡山市の農村部に生まれる。 静岡県大学人文学部卒。 詩集『流れもせんで、在るだけの川』(ふらんす堂、2014年、第24回丸山豊記念現代詩賞受賞) 『枇杷の葉風土記』(書肆子午線、2018年) 著者 若尾儀武 発行所 書肆子午線 発行日 2023年7月15日 四六判 並製 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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タイム・スリップの断崖で【新本】
¥2,530
【出版社内容紹介】 リベラル・デモクラシーの断崖から世界を照射する 2004年の小泉政権下でのイラク邦人人質事件から2015年の安保関連法案をめぐる国会前デモまで、そこに顕在化した「リベラル・デモクラシー」のリミット=断崖を示す、現在、最もアクチュアルな批評家・絓秀実の最新時評集! 2016年現在の「戦後憲法」と「民主主義」をめぐる書き下ろし論考(「戦後憲法は「正統」に成立したのか、民主主義が必須に内包する「革命」をめぐって」)を収録。 文中で言及された出来事や固有名詞等についての、10万字以上に及ぶ脚注を付す。 目次 2004年4月─6月 リベラル・デモクラシーの共犯──鶴見俊輔の場合 2004年7月─9月 脱落するロウワーミドルクラスと2ch「ウヨ」共同体の誘惑 2004年10月─12月 デリダが亡くなった時、宮本顕治について考える 2005年1月─3月 マネー資本主義が眩惑するもの 2005年4月─6月 「革命無罪」から「愛国無罪」へ──「東風」計測の新・尺度── 2005年7月─9月 小泉総選挙勝利を準備した市民ならざる「市民」の正体 2005年10月─12月 「下流社会」時代に、「女系天皇」システムが無際限に拡大させる新・「上流社会」 2006年1月─3月 フランス暴動、ホリエモン、早大キャンパス警官導入・・・・・・。立場への決断を問わぬ「非決定」の陥穽に打開の道はあるか 2006年4月─6月 誰も反対しない「国民運動」=クール・ビズに露見する新しい警察国家の様式 2006年7月─9月 憲法九条擁護の切り札=「富田メモ」が生んだ天皇制をめぐる逆説的な状況 2006年10月─12月 「好景気」安倍ニッポンはなぜ「国家」を語るか──外交に爆弾を抱える日米のある共通点 2007年1月─6月 今、政治家に求められる「親バカ的弱さ」──都知事選石原圧勝が暗示する新・父権的国家論 2007年7月─9月 安倍辞任と朝青龍問題の共通点──「戦後レジームからの脱却」はアメリカンヘゲモニー崩壊の時しかない 2007年10月─12月 福田政権下の「政治」失調──全政党を包摂する「永久革命としての民主主義」を疑え 2008年1月─3月 「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」の白昼夢の中で永遠に「毒入り餃子」を食べ続ける資本主義的記憶喪失 2008年4月─6月 タバコ一箱一〇〇〇円の欺瞞──生きることを強制し死の権利を否定する統治のイデオロギー 2008年7月─9月 ふさわしくない政治指導者だけが選ばれる〈テレポリティクス〉という自家中毒 2008年10月─12月 左派よ、KY麻生の提起に乗じて、世界規模の「定額給付金」を主張すべきでないか 2009年1月─3月 「資本」に買収されていくルンプロ、小ブルのジレンマを打開する、唯物論と選択の是非 2009年4月─6月 国家と諸個人が直に接する「戦争状態」となった現代日本での、「戦争機械」の作動ぶり 2009年7月─9月 議会制民主主義における選挙は、偽装されたアイデンティティー・クライシスにほかならない 2009年10月─12月 個々の「実存」を賭すよう促す、不健全な民主主義時代における、反貧困運動〝転移〟の惧れ 2010年1月─4月 小沢=民主党政権が翼賛的「国民戦線」を目指す今こそ、左派は〝二十世紀の間違い〟を歴史的に問い直すべきである 2010年5月─7月 菅「市民派」政権が、中曽根・小泉を継いで、資本(=市民)による自由競争/新自由主義体制を完成させる 2010年8月─11月 公然化する貧者のナショナリズム──「政治」が消滅しつつある世界における、ニヒリズムの「戦争」への予感 2010年12月─2011年4月 アラブ革命という世界史的地殻変動を前に、終末論的な思考に依拠する無自覚な「反原発」、「戦後」の反復は通用しない 2011年5月─7月 気分に支配される政局──新自由主義者・孫は良くて管はダメ。反原発運動で忘れられているのはネオリベ批判の契機だ 2011年8月─12月 原発と貧困はどうかかわるべきか──日本の「脱」原発は新自由主義的な格差拡大としてあらわれてくるだろう 2012年1月─4月 橋下路線強力化のいま、地方地方の「脱」原発が普遍的な「正義」とならず、その総和が世界化しないことを、見極めよ 2012年5月─7月 〝資本主義社会の維持=民主主義〟という等式に囚われている限り、原発再稼動も消費税増税も粛々と進んでいく 2012年8月─11月 「野田やめろ」スローガンは、日米同盟堅持(=原発維持)へと反転し、安倍自民党政権への道をひらいたのではないか 2012年12月─2013年4月 反原発運動と反貧困運動は、日本資本主義の回復ではなく、反資本主義を目指す運動として手を結ぶべきだったのだ 2013年5月─7月 ブラック企業批判へと転換した貧困問題は、「階級」消去装置の解除──「階級」を露呈させることで対抗するべきだ 2013年8月─11月 反原発運動に、レイシズム問題。御用リベラルも保守派も大御心に待つ姿勢──重責を天皇に負わせる無責任さを改めよ 2013年12月─2014年4月 米中世界新秩序に対応しきれない我々は、戦争を待望しつつ中国経済に依存するという宙吊り状態を引き延ばそうとする 2014年5月─7月 集団的自衛権問題で露呈する、保守派=日米同盟破棄、リベラル左派=日米同盟堅持の奇妙さ 2014年8月─11月 没落の危機を感じているL型ミドルクラスは在特会的レイシズムに助けを求めるしかないのか 2014年12月─2015年4月 イスラム国への理解放棄の現状は「承認」を旨としたヨーロッパ的普遍主義ゆえ。が、我々はそれ以外の知的パラダイムを持たない 2015年5月─7月 米国が「平和勢力」のいま、リベラルも左派も「反安保」を唱えることはない 2015年8月─11月 民主主義が問題化する今、明確な主張をもつ、新しい民主主義の具体的なイメージを描くことから始めるほかない 2016年9月 戦後憲法は「正統」に成立したのか、民主主義が必須に内包する「革命」をめぐって──「あとがき」に代えて 著者 絓 秀実 発行所 書肆子午線 発行日 2016年11月25日 四六判 312ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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岩船【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 わが身はすでに 鈴虫の うつせみの灰の身ならば いまはただこのいつくしみの思いを この枯野にしずめ 薄明の灰に帰らむ おほかたの 常ならぬ世の 秋の果てに 1990年代に『吉田』『草庭』の二冊の歴史的な詩集を発表し、以後も世界に対しマージナルな位置で孤独に詩作を続けてきた詩人・栗原洋一の26年ぶりの新詩集。 伊予風土記の逸文をモチーフに伊予松山の伝承や神話と詩人の「現在」が往還する長歌「岩船」とその反歌「櫂ノ歌」からなる表題詩篇「岩船」、広島への原爆投下という「歴史的惨事」に対峙する「宇品まで」「厳島」「創造者」など16篇の詩を収める。 栞=稲川方人/林浩平 はるか遠い古語の文献(「源氏物語」等々)に響いているのはあくまでも「現世」に他ならない。「現世」こそが「常ならぬ世」の彼岸であることを、詩集『岩船』はわれわれに教えるだろう。 稲川方人 ハイデッガーがその詩論で唱えたように、我々は生の実存的な不安に晒されるなかで、Da「現」の根源的な顕現である「開け」を経験するために詩を書くのである。栗原氏が郷土松山の歴史の裂目に身を差し入れて、歴史事象を題材として詩を書くことこそが、自らの生を「現存在」として掴みとろうとする、のっぴきならない営為ではないだろうか。 林 浩平 著者プロフィール 栗原洋一(くりはらよういち) 1946年愛媛県松山市生まれ。詩集に『吉田』(七月堂、1990年/新版・2009年)、『草庭』(思潮社、1993年)。 目次 神野 枯葉 波動 告知 宿営地 岩船 岩船/櫂ノ歌 去年の舟 宇品まで 厳島 創造者 水 海の鏡 失踪者 鈴虫 白き象 焚火 著者 栗原洋一 発行所 書肆子午線 発行日 2019年9月30日 A5判 64ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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こよりの星【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 くずおれた現実に対峙する詩語の硬質な響き。 どこに起ち上がれば世界の秩序は見渡せるのか。 異形の抒情詩がここに! もういちど木の葉を もういちど木の葉の時を 葉脈から滲んでくる色水が すみずみまで自分の思念を塗り替える時 奥の部屋で一本の木は花を咲かせる もういちど草原の驟雨を夢見る 後悔しないように、と (「木の葉の時」より) 著者プロフィール 田尻英秋(たじり・ひであき) 一九七一年生まれ。神奈川県横浜市出身。 詩集『機会詩』(竹林館、二〇〇五年)。 詩誌「タンブルウィード」同人。 目次 粒立ち川 光、どよめいて ひとつの、砕けた絵のなかを川原に沿って歩いてゆく 今日の空にいたたまれなくなって泣いてみる 淵の歌 某月某日、真昼、の 流離篇 美しく醜く自然を模倣して 光源のない光 木の葉の時 誰もいない椅子 こよりの星 夜の紙の裏 長後街道 光の浮標 柏尾川 涙の海 光の塔 スノードーム 生憎の雨 車輪のうた 編むひと 著者 田尻英秋 発行所 書肆子午線 発行日 2019年7月15日 A5判変形 100ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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きみちゃんの湖【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 第52回横浜詩人会賞受賞 障がいと向きあう子供たちへの真摯な眼差し。 彼らのこころと身体の姿に言葉が寄り添うとき命の場所がきらめく。 長らく特別支援教育に携わってきた著者が綴る28篇の詩。 世界を抱きしめようとする 産声にも似て きみのうっすらと色づいた唇が ことばの葉脈に 口づけをする 静かによせてくる きみからのひとすじの径が ほのかに光りだす (「うっすらと色づいた唇が」より) 著者プロフィール 多田陽一(ただ・よういち) 1955年生れ。神奈川県伊勢原市出身。高校教育を経て、長らく特別支援教育に携わる。詩誌「タンブルウィード」同人。 目次 序詩 Ⅰ 二十年後の手紙 こうちゃんの宝箱 水の上の煌めき せせらぎ 瞳に宿る影法師 うっすらと色づいた唇が 竜が空を翔ける くるっと回すスプーンから あっくん! ゆっくり落ちてくる静けさの Ⅱ 軋むシャフトを突きたてて ニンニクのにおい 玉葱のなみだ きみちゃんの湖 光の粒のような ひろとくんの手帳 さち子の手のなかの ちっぽけな赤い耳栓 踊る! 時間(とき)のはざまを震わせて Ⅲ 先生 わたしね 始業チャイム 挑む指 電動車いすをスーツ代わりに 足のうらから突きあげてくるもの ムーンリバーをわたる 思いの跡 卒業式 蹴とばしたい あとがき 著者 多田陽一 発行所 書肆子午線 発行日 2019年7月15日 四六判 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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映画夢情【新本】
¥5,280
【出版社内容紹介】 1960年代初めより映画への溢れる愛憎を自在闊達な思考と文体で書き継いできた佐藤千穂。 その知られざる全容を集成。 解題=梶間俊一(映画監督)/荒井晴彦(脚本家/映画監督/「映画芸術」代表) ボクにとっては近年最も刺激的な映画論集であった。 梶間俊一 小川徹の「裏目読み批評」なんて、いまや誰も知らないだろう。女小川徹みたいな千穂節の映画評論を世に知らしめたいとずっと思っていた。 荒井晴彦 目次 私は、ラルフ・ネルソン 座頭市逆手斬り 市さんがかわいそう 愛のレッスン パイプと紙巻きタバコの関係 ベルイマンの象徴幻想 本能 観世先生の第三次インポテンツ期のために やぶにらみスウェーデン映画祭 ノーベル賞はセックスが弱い人のためのもの 加藤泰論 ハザマ人間とくずれ人間礼賛 あゝ同期の桜 犬死の思想とネチョネチョ派 日本のいちばん長い日 ほんとうの終戦を探して 日本暗黒史 情無用 幻想と政治の間 炎と女 鷹士くんの冒険旅行 セックス・チェック 第二の性 二本の日の丸を女がとる法 強虫女と弱虫男 ヒミコの魂 博徒解散式 “背広テロリスト”がやってくる 金瓶梅 愛と抵抗の両道を生きぬいた 浮世絵残酷物語 武智鉄二が超えて行く 人生劇場 飛車角と吉良常 明治百年型ヤクザ映画 かげろう 女は常に勝利の道を シドニー・ポラック論 人参と目撃者 しのぎの場にフテクサレ精神を 帰ってきましたシカゴやくざ 梅宮辰夫、シンボルの帝王になるまで 北島三郎、流行歌の人間学 贋作 極道 日本で見られないハリウッド映画『I walk the line』と『JOE』 お竜さんとやっとこの仁義 武智鉄二・性と民族主義の仮構 我慢というプレゼント ひとりぼっちの青春 いつまでもデンセンした絹の靴下を持っていたい 燃える戦場 人を殺さずに生き残る方法 まじめエロ切なさSEXのワイセツ度 哥 幻の和尚が味方になっても ペンペン婆さんの歌 原爆の子 いやだったこと 他人の旗の下に シカゴレター 全ホモ連合地球占領の陰謀と『スター・ウォーズ』の裏をゆくバケ物傑作 スーパーマン 地獄はどこに 溝口、角栄の星でございます 風車的人間がシカゴにやってきて せわしない帰国でみた悲しい日本 シカゴ住まいが初めてパリに行って ドーシテナンダロ、ナゼナンダロから心に染みる台詞の数々まで シカゴにて「映画芸術」の歴史を想う カポネの街から 1 恐竜ゴッコには付き合わないよ 2 子供たちの反撃が始まっている 3 こっちの新聞の映画欄は、面白いよ 4 シンドラーばかりじゃ身がもたない 5 さようなら、静かなる二塁手ライノ! 6 タランティーノはおとぎ話がお好き? 7 マン・リブ時代がやってくる? 8 自立する女、置き去りの男 9 活劇ファンの古き血が騒ぐ 10 大雪原に広がるモザイク文様 12 何故、彼女はウォーホルを撃ったのか 13 シカゴ映画館事情 映画館はテーマパークじゃない! 14 ミーちゃん婆ちゃんは「愛国の理想」に涙する シカゴレター ゴロンと一人で死ぬかァー 記録的大雪とマイケル・ジョーダン引退で大騒ぎのシカゴ、久しぶりに、日本映画を観ました エリア・カザンの中の二つの魂 なぜ小川徹は「転向派」カザンを熱烈支持したのか 皆月 「性と暴力」を二十一世紀まで持っていく HYSTERIC 必然の赤い糸 EUREKAユリイカ 国の誕生、その曙光の物語 惜しみなく披瀝された映画界の魔力とカラクリ ピストルオペラ 鈴木清順、七十八年の星霜 清順さまただひとり 私の映画史 恋愛映画 外国映画編 アクション映画 外国映画編 青春映画 外国映画編 西部劇 戦争映画 外国映画編 性愛映画 外国映画編 スポーツ映画 外国映画編 原子力・核映画 政治・革命映画 外国映画編 音楽・ミュージカル映画 外国映画編 SF映画 外国映画編 喜劇映画 外国映画編 ホラー映画 外国映画編 史劇 外国映画編 やくざ映画 歌謡映画 〈戦後民主主義〉を背骨に〈ネチョネチョ派世代〉の心意気を貫く 梶間俊一 千穂さんと小川徹 荒井晴彦 著者 佐藤千穂 発行所 書肆子午線 発行日 2022年10月25日 四六判 676ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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人は眠り花は歩き【新本】
¥2,200
松田ゆか詩集 若苗色の実が熟して 微かに揺れもしなくなったころ とっくの昔に終わった人の後を追う わたしの先端にしがみついた水滴は 裂けてこぼれる時に声となる (帯文より) 【作品紹介】 お客③ 足裏 ガラス越しの陽だまりで 縮こまった足をガーゼで拭く クリームを塗って軽く揉む あるときはささくれ あるときは血が滲み あるときはむくんだ 埋もれてしまったアーチ橋を行ったり来たり やすらかになる前に もっとも称えられるべき足裏は 真っ白な太陽が右の土踏まずから昇り 左のかかとに沈んでいくのを知らないで オレンジ色のわずかな窪みにも 年輪はテカテカと反射していた 著者 松田ゆか 発行所 書肆子午線 発行日 2023年4月16日 150×150mm 48ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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膜にそって膜を【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 そこにある、やってくる、拡散する言葉/声のうねりにのみ込まれる。 蜆シモーヌ、待望の第二詩集刊行。 装幀=鈴木規子。 「ぴりか/ぴりか/ここは楽園です。」(「ぴりか」) 「ひとはみずからを/模倣して/なにももたずに、そこをでていく」(「春のために」) 著者 蜆シモーヌ 発行所 書肆子午線 発行日 2022年12月28日 B5判変形 80ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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雪ひとひら、ひとひらが妹のように思える日よ【新本】
¥2,640
河口夏実詩集 今朝 早いうちに飛び立っていった小鳥が降らせた 雪が中空に舞い、滞る その雪の塊が落ちながらひらいていくのを見ていた 僕らは 道の途中で立ち尽くしていたんだ いつか偶然に満天の星の下で見つけた 星と星とがオリオン座を結び 祖母が昔話をしていた父、母の家系図のような宇宙で 下萌えるものを覆う 雪ひとひら、ひとひらが 妹のように思える日よ 数枚の さざんかの花びらがてのひらを零れ、雪に 雪に埋もれていく (「咲きつぐ花」) 著者 河口夏実 発行所 書肆子午線 発行日 2016年7月25日 A5判変形 120ページ
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ルート29、解放【新本】
¥3,080
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 薄く、張り裂けそうな詩の皮膚に 精いっぱいの光を浴びて予感する明日のポエトリー 中尾太一新詩集! 装幀=稲川方人/カバー写真撮影=菊井崇史 声を押し殺し こころを固く閉ざし わたしも、あなたも 生まれたというたったひとつの史実に現れようと 中指を突き立てる (「飛行機雲」より) 「そうではない」と発語するためにわたしは生まれた。そして今、「あなたも同じだ」と書いたビラを、わたしにとってきわめて戦後史的(父母的)な「淵」であり、今日という一日の前で意気地なく途方に暮れている、自分とそっくりな「国道29号線」の空に撒こうと思う。そうした意思が詩という見えない「わたしたちの分身」の位置をときに的確に(だけどやっぱりせっかちに)探り当て、それらの「言葉になる才能」を触発し、開いていったとき、この詩集によってようやく可能になった行の表現があると感じている。(「「たとえば」の話と後記」より) 【著者プロフィール】 中尾太一(なかお・たいち) 1978年鳥取県生まれ。2006年、思潮社50周年記念現代詩新人賞受賞。2007年、第一詩集『数式に物語を代入しながら何も言わなくなったFに、掲げる詩集』を刊行。2019年、詩集『ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束』(2018年)で第10回鮎川信夫賞受賞。その他の詩集に『御代の戦示の木の下で』(2009年)、『現代詩文庫 中尾太一詩集』(2013年)、『a note of faith ア・ノート・オブ・フェイス』(2014年)、『詩篇 パパパ・ロビンソン』(2020年)。 著者 中尾太一 発行所 書肆 子午線 発行日 2022年6月30日 A5判変形 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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古賀廃品回収所【新本】
¥2,640
没後7年、その死の直前に書き積もらせた圧倒的な詩群を新たに編集した一書。『血の穴』『血のたらちね』に続く、棄民たちの昭和への怨念がここにまた吐き出される!戦後現代詩が書き得なかった極地にいまだ古賀忠昭は立っている。 目次 古賀廃品回収所 テロリスト風スキヤキ会 天皇の穴 焼き肉と思想 紙クズと鉄クズ 見えない戦争 エヘヘへへ たった一つの日本語 初雪 妊娠 見えない便所 汲取り口 ものがたり 鬼の生まれた日 イナイ、イナイ、バア 著者 古賀忠昭 発行所 書肆 子午線 発行日 2015年10月30日 四六判 144ページ 小川三郎選書 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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風の領分【新本】
¥3,080
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【出版社内容紹介】 ごらん、これがほんとうの正午の火照り。きみに影をつくる、生きて在ることの静かな明るさ 現代詩の主体と詩語のありかを問い続けてきた詩人・岸田将幸。 前詩集『亀裂のオントロギー』から7年、静かなる耐久の時間を経て、限りある存在の地平から詩にゆるやかな解放をもたらす待望の第六詩集。 装幀=著者自装 本書は単純な章立てで構成した。この四つの場所を行ったり来たりしているのが近年の詩の正直な姿で、それ以上ではない。あとは、おぼつかない生活があるだけである。 それでも、僕は依然として誰かを、何かを説得しようとしている。 (「後書」) 著者 岸田将幸 発行所 書肆子午線 発行日 2021年3月13日 A5判変形 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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球体と落ち葉【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 午後遅く、太陽の 取り分を与えられた手のひらが 触れた物質その生涯をかけて打ち込めるものへ 「ほんとうの対話ができるものにわたしはなりたい」 手塚敦史、第六詩集。 あらゆる瞬間において葉は 奥深い思慮の形状へと、ながれるであろう フィルムに貼られた綿毛や翅などの細かさとともに 複写され、 映写機を通して投影されている 地肌は 気触れてゆく暗やみを見上げ、底から不意に込み上げる胃酸の臭いを 嗅ぎ これから生まれて来るものを予感している 光源は、幾重にも揺れている モスライト とおくまで離れていった印象を、何度もてのひらへ集め、 いつかのほの白い指は 自然の霊気を住まわせたように動く ──「深泥池」より 著者 手塚敦史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年11月5日 A5判変形 116ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ひとつゆび【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 見開かれた瞳に映じる世界の明滅。 新鋭による第一詩集。 このとまらないゆれは うまれるずっとまえからはじまっていると どこかに書いてあったようにおもう 大きなゆれにたおれないよう われないよう あんしんかんを やすらぎを かろうじて ひとつのゆびで おさえていくのだろう (本書「ひとつゆび」より抜粋) 著者 古屋朋 発行所 書肆子午線 発行日 2020年8月25日 A5判 84ページ 書肆子午線の本:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/506273 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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眞鍋先生 詩人の生涯【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 眞鍋呉夫生誕100年記念出版。 戦時下、同人誌「こをろ」に集った若き文学者たちとの青春、「現在の会」への参加と共産党への入党、日本浪曼派の流れを汲む文芸誌「ポリタイア」への参加、戦争、戦後を通し「孤立においての連帯」を求めた俳人・作家、眞鍋呉夫。 43年にわたってその謦咳に接した著者が描く詩人の生涯。 著者 近藤洋太 発行所 書肆 子午線 発行日 2020年1月25日 四六判 256ページ
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遙かなる光郷へノ黙示【新本】
¥2,160
SOLD OUT
菊井崇史詩集。2012年に著者自身の印刷・製本により制作した私家版詩集を復刊したものです。 詩の雨が降っている。とうとうやって来た詩の雨が降っている。ひたすら詩の雨が降っている。詩の風景は、詩が書かれることによってその都度、更新される。しかし圧倒的なヴィジョンの顕れ「月膚に千々ノ草花、むさぼる観音の瞳」によって詩の風景にとうとう、革命的な〝光〟が顕れたのである。詩の風景は開け放たれた。 (帯文より) 著者 菊井崇史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年8月10日 A5判 108ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ゆきはての月日をわかつ伝書臨【新本】
¥2,530
菊井崇史詩集。350ページにおよぶ長編詩です。 埋めることことなどできない離散 別離をおもいしらされながら 手紙を託すように 遙かな宛先へ書き継がれた詩文に息衝く抒情 その痛切も断絶も 詩に護られねばならない (帯文より) 著者 菊井崇史 発行所 書肆子午線 発行日 2018年8月10日 A5変形判 350ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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そこに月があったということに【新本】
¥2,200
鈴木正枝詩集 夏には日陰を 冬には日向を歩いて からだのなかの実を育ててきた あのひとと同じ形をとって 木になりたいとでもいうのか と詰問する 私に 否と反論する 私は ただあの家のあの木が愛おしいだけ あの時も今も 遠すぎる距離が淋しいだけ (「隠し事」より抜粋) 著者 鈴木正枝 装幀 田代しんぺい 発行所 書肆子午線 発行日 2016年10月31日 四六判 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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四千の通行人【新本】
¥2,200
米山浩平詩集 遊戯でもなく懐疑でもない 詩史の揺らぎに対峙する真新しい言葉の生成 そこに問われているものは何か…… (帯文より) 著者 米山浩平 発行所 書肆子午線 発行日 2016年7月25日 四六判 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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形式は反動の階級に属している【新本】
¥2,420
SOLD OUT
未刊詩篇を再編した稲川方人、初めての、そして最後の詩篇集。 1990年代以後の現代詩の「抒情」を、傷だらけの時代へと召喚し、多様な声の交叉するその場から眺望される未踏の詩学! 漫画家・ユズキカズの少年像が誘う。 目次 いずこへか、鉄橋の影 ヴィジョン 死者の番 一名の詩に、樹は生い繁る スタンダード・サイズ 花火の子供 年老いた先生の傘の下でぼくは肝をひやしながら指さした 船の映画は、一九五〇年代のさびしい人々の目に映る かくある貧しき都市に反駁ありや ぼくがどんな町に帰るのか誰も教えない さようならアントナン、ぼくはまだそこまでは行かない 約束の人を待ちながら 帝国叙説Ⅰ 帝国叙説Ⅱ 首飾りの歌 ピュア・ゾーン 最終戦争のとき 形式は反動の階級に属している 海で、永遠の奇数を数える 秋のエクリ コオロギ遺文 SKA フォン・ゴッテス・グナーデン、たたかう川を コモンウェルス・チャイニーズ ペイル・ライダー 追悼詩篇 磯辺を行く亡き母に捧ぐ 善悪の面影 詩集 稲川方人 著 四六判上製 128ページ 発行所 書肆 子午線 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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モノローグ ─戦後小学生日記─【新本】
¥3,520
映画を志す若い感性がいま「世界」を発見するために! 異界の風を運び来た映画作家・沖島勲、その未映画化シナリオ五篇をここに集成 目次 未映画化シナリオ モノローグ ─戦後小学生日記─ 虚数 やる人、見る人、聞く人─性の階級社会 月光 イン・ザ・ホール 童話 狐と千鶴子とハーモニカ 沖島勲 著 四六判上製 336ページ エッセイ・映画制作意図 発行所 書肆 子午線 映画と教育 生きにくいものを生きやすくする手練手管 父の“目”について 《月光》制作意図 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩の戦後─宗左近/辻井喬/粟津則雄【新本】
¥2,592
戦後、詩は何を経験したきたのか。 1955年『死の灰詩集』論争で切り開かれた詩の戦後。 2011年東日本大震災後の現在まで、詩は何を経験してきたのか。 宗左近、辻井喬、粟津則雄、寺門仁、古木春哉、秋山清、吉本隆明、眞鍋呉夫の名と共に語られる詩の戦後の記憶。 装幀=佐々木陽介 目次 第一章 詩の戦後 戦後詩の成立──『辻詩集』と「死の灰詩集」のあいだ 詩の断絶/詩の終焉 反「師系」の文学の系譜 私性と韻律 文転・離群・戦後 中村稔氏への手紙―『私の昭和史』(全五巻)を読んで 寺門仁 「遊女」の謎 古木春哉 古木春哉の死 宗左近 宗左近と戦争 宗左近への接近 秋山清 秋山清と直接行動 吉本隆明 吉本隆明の死 眞鍋呉夫 黙つて置いてゆきし若鮎 眞鍋先生を哭す 眞鍋呉夫の俳句 すべての表現は本歌取りでなければならない 辻井喬 辻井喬という謎 辻井喬の死 粟津則雄 粟津さんの眼力 言葉に感応する力 詩の戦後――宗左近/辻井喬/粟津則雄 第二章 われわれが踏み込みつつある世界 二〇〇三年─二〇一五年 われわれが踏み込みつつある世界 詩人の系譜 死を見つめる眼差し 日常との調和 他者との異和 詩を書かないということ 詩の癒し 詩の力 詩はなにを祈るのだろう 人はなぜ哀しい生きものとして死ぬのか 今日の「遠いものの連結」 はじめからそこにあった哀しみ わたしは孤独であり 孤独ではなかった 詩は予知する/大地も被災する 詩の経験 第三章 空瓶通信抄 震災前/震災後 退職の弁 活字が消える日 わが朝鮮 天皇制に関する覚書 不特定多数・特定少数 尖閣諸島・延坪島、朝鮮高校授業料無償化問題 震災記 火急すみやかに原発依存から脱却せよ ふるさとは母います国 〈震災後〉という時代 近藤洋太 著 四六判並製(クータ・バインディング) 352ページ 発行所 書肆子午線 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955