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青草と光線【新本】
¥1,650
暁方ミセイ詩集 わたしはしかたなく/人間と恋愛をしていた 新たなる自己を発見し見つめてゆく暁方ミセイ。 夕暮れの光は私たちをゆらゆらとそこに佇ませる。 【あとがきより】 本詩集の詩を書いていた期間、ありとあらゆるものが存在することの価値について考えていました。したがってそれも反映されているかもしれません。だんだん精神の具合が悪くなってくると、まずは四六時中何かの悪い予感にとりつかれ、そのうち積極的に自分は悪しき人間だという証拠を探しはじめます。もっといい人間にならなければ、恥ずかしくない思考と行動をもつ者にならなければ、と思うのですが、一方で、それに激しく反発する自分が、わたしに詩を書かせていました。 【作品紹介】 花畑 あちらの岸にもまた 相似形の地獄が いちめんいちめん展開し 救いのないアラベスクがどこまでも展開し こちらの岸の怒りや悲しみと 相似形の地獄の花畑が どこまでもどこまでも続いているらしい そこを逃げ出す呪文はこう 思考で描くなにもかもは存在しない 陽光 浅い春のまぶしい陽射しと 雪解けの雫のたてる蒸気と 凍った椿のほどける濃い色 風に含まれるもうどうなってもいい冬との境の いまここで血液と酸素を巡らせる感じ そのすべても存在しないが 感じるのもまた本当だ 流れる水の一瞬をとどめられるのは想像だ 自由は その地点でいつでも豊かな風を抱いている 永遠にとまり 永遠にうごき そこに住むことができるなら わたしにひとつの文字が刻まれる 著者 暁方ミセイ 発行所 七月堂 発行日 2023年3月25日 A5判 114ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩、海、おにぎり【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 小見山転子(竹村転子)の第2詩集。2013年から2022年までに書かれた作品から22篇を精選して収録。 地球の終焉、友達の最期、大晦日の夜更かし、晩酌のポテトサラダ。それはきっと誰にでもあるかもしれないこと。私だけの出来事ではなく、あなただけの出来事かもしれないこと。それらを抱えて生き延びようではないか。全ての生き物にいつか来るおしまいまで、どうにか生き延びよう。どんなふうにだっていいから。 「なぜ詩を書くのかと自問して、小見山は精神科病院の造形教室を舞台にしたドキュメンタリー『破片のきらめき 心の杖として鏡として』を「大好きな映画」に挙げ、「倒れてしまわないように/姿を見失わないように/死んでしまわない為にでなく/生きていく為に」書くのだと綴る。そしてその詩行を「あの映画を/また観たい」と結んでみせるのだ。誰にも譲れない大切な想い出たちが、現在形の祈りとなって立ち現れる瞬間の鮮やかさに息を呑む。あっけらかんとしてみえるその書きぶりが、却って小見山の傷の深さをあらわしているようでもある。」(小林坩堝・栞文より) 著者 小見山転子 発行所 書肆ブン 発行日 2023年2月10日 A5判 92ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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家で待つ君のための暦物語【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 青柳菜摘による第一詩集。 2018年に発表した映像作品での12篇「家の友のための暦物語」と、2021年に書き下ろした12篇「家で待つ君のための暦物語」所収。 「家で待つ君のための暦物語」は同タイトルの映像インスタレーション作品を11月に発表しましたが、そこで使用していたテキストとは異なる新たな詩篇です。 1808年にJ.P.ヘーベルが編纂した「ライン地方の家の友」という暦物語、1949年にブレヒトが出版した「暦物語」をきっかけに、どちらにも登場する「家の友」や「コイナさん(誰かさん)」という、世界をただ観察する存在について思いながら書きました。 【著者プロフィール】 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観者がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科修了。近年の活動に「TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読」(theca, 2020-継続中), 「彼女の権利——フランケンシュタインによるトルコ人、あるいは現代のプロメテウス」 (NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2019)、「冨士日記」(NADiff Gallery, 2016)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)、「家の友のための暦物語」(三鷹SCOOL, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)がある。プラクティショナーコレクティヴであるコ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 著者 青柳菜摘 発行所 thoasa 発行日 2021年11月25日 A5判 108ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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そだつのをやめる【新本】
¥2,750
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 青柳菜摘による二冊目の詩集。37篇所収。 【作品紹介】 雨は山になりつつあった 雷が息を殺す アプリが三十分後にぼくは眠ると言った だけどもうすこし粘ってささやく雷を聴く 声がセミからして 雨がやんだ跡が山になって 大航海をすませたセミが 精一杯鳴く声がする 「鳴くことは喋ることじゃない」 だから尺度を探してぼくを見てほしい 雷が鳴いた 【著者プロフィール】 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観客がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に「亡船記」(十和田市現代美術館, 2022)、「家で待つ君のための暦物語」(東京藝術大学大学美術館, 2021)、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。コ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 著者 青柳菜摘 発行所 thoasa 発行日 2022年月日 195×210mm 118ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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窓があるから、世界が眩しい【新本】
¥700
【著者による内容紹介】 星野灯、2冊目のミニ詩集。 「窓」をはじめ、「アイム ヒア」「ここに。」など10篇収録。 【作品紹介】 収録作品「窓」より 窓の写す景色は 窓一つ一つ違う 海が見える窓 山が見える窓 となりの家が見える窓 公園が見える窓 窓はこの世界の事を 少しだけ教えてくれる 「この世界をもっと知りたいなら 窓の向こうへ進みなさい」 と言わんばかりに 窓は世界を写してる 著者 星野灯 発行日 2023年1月15日 文庫判 30ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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星は星であるために光る【新本】
¥700
【著者による内容紹介】 星野灯初のミニ詩集。 神戸新聞年間大賞に選出された「誕生日」をはじめ、「奥地」「性」など10篇収録。 【作品紹介】 収録作品「奥地」より 誰も振り返らなくても、私の居場所はここ。 立ち尽くしている、一人でも群れていても 心はここで。 知識が豊富なわけでは無いけれど、 私は宇宙の果てへ旅行ができる 本を読んで映画を見て、 プラネタリウムで星を見ながら寝息を立てる 探してください 星が星であるための理由を 空の奥地、 遠く手を伸ばしても届かない場所で 光を放つ意味を 私はきっと星になる。 宇宙規模のかくれんぼをしたら 私は私を見つけられない、 私から見える世界そのものが私で 私自身は私では無い と心が憶える時、足が少し浮き上がる。 著者 星野灯 発行日 2022年9月25日 文庫判 30ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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人間に生れてしまったけれど 新美南吉の詩を歩く(サイン入り)【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 新美南吉生誕110年没後80年 「ごん狐」「手袋を買いに」などで知られる童話作家、新美南吉。 南吉は29歳で早逝していますが、童話とともに深い魅力をたたえた「詩」もたくさん遺しています。 これまで、ゆかりの地へ何度も足を運んできた近代詩伝道師 Pippoが、南吉のふるさと・愛知県半田市周辺を探訪しながら、その生涯と詩を紹介します。幼年童話、詩の読書会の様子も併録。 過酷な境遇のなか、夢を諦めずに生きた南吉の詩や言葉がいまを生きる私たちへ伝えてくれるもの。 当時と現代をつないで、まるごと「南吉の詩の世界」へと誘う、これまでになかった一冊です。 編著 Pippo 発行所 かもがわ出版 発行日 2023年3月22日 四六判 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩とサウナ 1st SET【新本】
¥800
【著者による内容紹介】 詩誌「詩とサウナ」創刊号です。 サウナにかよっていると、熱さで、言葉を失っていくなかで、なおも浮かび上がってくる言葉にできないような感覚があります。自分は、「からだ」だったんだなあっていう、なんとも言えない感覚。 そんな感覚を、自然に詩にしていたところからはじまったのが今回のはじまりです。 いろんなサウナにかよいながら集めた、日常のなんでもないようなエピソードを詩にしています。ぜひ、同じサウナに行って、あなただけの詩を、見つけに行ってみてください。 詩とサウナは、相性がいいとも感じています。 詩を読んでいる方にはサウナのススメを。 すでにサウナーの方には、詩のススメを。 いつか、サウナで詩が読まれたり、そういうことがあったらいいなと思っています。 【特典】 オリジナルロゴステッカー付ビニール巾着 著者 佐々木蒼馬 発行日 2022年11月20日 B6判 34ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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TEXT BY NO TEXT【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 詩人にしてバンド「うるせぇよ。」のヴォーカルとしても活動する橘上が、2016年より続けるパフォーマンス「NO TEXT」。 読みあげる書物も付き従う戯曲も持たず、身一つで舞台に立ち、言葉を即興かつ高速に発し続けるその試みは、「朗読」や「(即興)演劇」といった既存の枠を超え、限界まで同期させられた思考と発語が新たに生み出す肉体/時間/言葉の存在を、奇妙なユーモアの奔出とともに雄弁に示してきた。 今回、いぬのせなか座が叢書第5弾として同時刊行する『TEXT BY NO TEXT』は、2018年に行なわれた「NO TEXT」3公演を引き受け制作される、4つの書物から成る。 ヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」のメンバーにして多数のインスタレーション・パフォーマンスにも関わる詩人・山田亮太が、「上演/記録」をテーマに組み上げる新詩集『XT Note』。 演劇ユニット「モメラス」の主宰・劇作・演出であり、俳優としても多数の作品で活躍する松村翔子が、実際の事件をモチーフに母と子、障害と虐待を描く渾身の戯曲『渇求』。 激しく空転する独白が言葉と意味を脱臼し、代え難いユーモアと切実さを放つ詩集『複雑骨折』などで知られる橘上が、「NO TEXT」での言葉の氾濫に自ら向き合い、その声と批評性を純化、増幅することで成立させた、6年ぶり待望の新詩集『SUPREME has come』。 さらに、企画の発端=素材となった「NO TEXT」3公演をテキスト化し、「いぬのせなか座」主宰の山本浩貴がレイアウト、3公演の記録映像が視聴できるURLや本企画に関わる橘上のエッセイも複数収録する『NO TEXT Dub』。 「戯曲から上演へ」ではなく「上演から戯曲へ」。あるいは幾つかの即興を素材にして新たに書かれる思考と発語の所在――。 自由と従属のリミックスをめぐる4つのプロセスが、次なる上演に向けてここに隣接される。 【著者プロフィール】 橘上(たちばな・じょう) 詩集『複雑骨折』(2007・思潮社)、『YES (or YES)』(2011・思潮社)、『うみのはなし』(2016・私家版)。 バンド「うるせぇよ。」ヴォーカル。向坂くじら・永澤康太との詩のパフォーマンスユニット「Fushigi N°5」でも活動。 2013年第55回ヴェネツィアビエンナーレ日本館(代表作家・田中功起)によるプロジェクト「a poem written by 5 poets at once」に参加。 同年、スロヴェニアの詩祭「詩とワインの日々」に日本人として唯一参加。 以降、「LITFEST」(2014・スウェーデン)「SLAMons&Friend」(2015・ベルギー)「Brussels Poetry Fest」(2016・ベルギー)等、海外でのリーディングを重ねる。 2016年より本を持たない朗読会/即興演劇「NO TEXT」を始める。 松村翔子(まつむら・しょうこ) 劇作家・演出家・俳優。2000年より舞台俳優として東京の小劇場を中心に活動。2013年に演劇ユニット「モメラス」を旗揚げし、劇作・演出を始める。 メーテルリンク作『青い鳥』で「利賀演劇人コンクール2017」優秀演出家賞及び観客賞受賞。 『こしらえる』『反復と循環に付随するぼんやりの冒険』が「岸田國士戯曲賞」最終候補にノミネート。 2021年 ジャパン・ソサエティ(ニューヨーク)にて『こしらえる 』、2023年 ロイヤルコート劇場(ロンドン)にて『28時01分』の英訳リーディング公演が上演される。 山田亮太(やまだ・りょうた) 詩人。詩集に『ジャイアントフィールド』(思潮社)、『オバマ・グーグル』(思潮社)、『誕生祭』(七月堂)。『オバマ・グーグル』で第50回小熊秀雄賞受賞。共著に『新しい手洗いのために』(素粒社)、『空気の日記』(書肆侃侃房)など。2006年よりヴァーバル・アート・ユニットTOLTAで活動。詩をもちいたインスタレーションやパフォーマンスを制作する。TOLTAでの参加展覧会に「あそびのじかん」(東京都現代美術館)、「月に吠えよ、萩原朔太郎展」(世田谷文学館)など。 著者 橘上、松村翔子、山田亮太 発行所 いぬのせなか座 発行日 2023年1月31日 A5判変形 各約150ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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hiver(※おひとりさま2冊まで)【新本】
¥1,000
峯澤典子さんの個人詩誌です。 5人の詩人によって冬に書かれた詩篇が収録されています。 【執筆者】50音順 糸井茂莉 髙塚謙太郎 時里二郎 十田撓子 峯澤典子 発行・編集 峯澤典子 発行日 2023年3月3日 B6判 102ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩と散策【新本】
¥1,760
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 散歩を愛し、猫と一緒に暮らす詩人ハン・ジョンウォンが綴るエッセイ 雪の降る日や澄んだ明け方に、ひとり静かに読みたい珠玉の25編 オクタビオ・パス、フェルナンド・ペソア、ローベルト・ヴァルザー、シモーヌ・ヴェイユ、パウル・ツェラン、エミリー・ディキンソン、ライナー・マリア・リルケ、シルヴィア・プラス、金子みすゞ、ボルヘス…… 『詩と散策』は、著者のハン・ジョンウォンがひとり詩を読み、ひとり散歩にでかけ、日々の生活の中で感じたことを記している、澄みきった水晶のようなエッセイ集だ。読者は、彼女の愛した詩人たちとともに、彼女が時折口ずさむ詩とともに、ゆっくりと散歩に出かける。 【目次】 宇宙よりもっと大きな 寒い季節の始まりを信じてみよう 散歩が詩になるとき 幸福を信じますか? 11月のフーガ 悲しみ、咳をする存在 果物がまるいのは 夏に似た愛 心のかぎりを尽くして来たから 永遠のなかの一日 海から海のあいだに なにも知りません よく歩き、よく転びます 国境を越えること みんなきれいなのに、わたしだけカンガルー ひと晩のうちにも冬はやってくる 夢とおなじ材料でできている 夕暮れただけ 窓が一つあれば十分 灰色の力 真実はゆっくりとまぶしくなければ 猫は花の中に いくつかの丘と、一点の雲 今日はわたしに、明日はあなたに 彼女の歩く姿は美しい(送らない手紙) 日本の読者のみなさんへ 訳者あとがき 【著者プロフィール】 ハン・ジョンウォン 한정원 大学で詩と映画を学んだ。 修道者としての人生を歩みたかったが叶わず、今は老いた猫と静かに暮らしている。 エッセイ集『詩と散策』と詩集『愛する少年が氷の下で暮らしているから』(近刊)を書き、いくつかの絵本と詩集を翻訳した。 【訳者プロフィール】 橋本智保(はしもと・ちほ) 1972年生まれ。東京外国語大学朝鮮語科を経て、ソウル大学国語国文学科修士課程修了。 訳書に、キム・ヨンス『夜は歌う』『ぼくは幽霊作家です』(新泉社)、チョン・イヒョン『きみは知らない』(同)、ソン・ホンギュ『イスラーム精肉店』(同)、ウン・ヒギョン『鳥のおくりもの』(段々社)、クォン・ヨソン『レモン』(河出書房新社)『春の宵』(書肆侃侃房)、チェ・ウンミ『第九の波』(同)ユン・ソンヒほか『私のおばあちゃんへ』(同)など多数。 著者 ハン・ジョンウォン 訳者 橋本智保 装幀 成原亜美(成原デザイン事務所) 装画 日下明 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年2月6日 四六判変形 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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朝のあかり【新本】
¥990
【出版社内容紹介】 働きながら続けた詩作、五十歳で手に入れたひとり暮らし。「表札」などで知られる詩人の凜とした生き方が浮かぶ文庫オリジナルエッセイ集。〈解説〉梯久美子 著者 石垣りん 発行所 中央公論新社 発行日 2023年2月21日 文庫判 320ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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例えば鳥の教え【新本】
¥600
【著者による内容紹介】 首を振りながら飛行機が近付く 影の中にだけ流れる川を 僕は信じていたかった 「例えば鳥の教え」より ケイトウ夏子の第一詩集です。主に2019年の終わりから2021年の夏までに書いたものの中から、記憶を辿る旅路のような気持ちで選びました。 著者 ケイトウ夏子 発行所 ニシオギ製作所 発行日 2021年10月4日 A5判 50ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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入沢康夫の鳥 / 懐紙シリーズ【新本】
¥500
阿吽塾さん発行の現代詩書下ろし一詩篇による詩集、懐紙シリーズⅡ期の第1集です。 著者 小笠原鳥類 発行所 阿吽塾 発行日 2023年1月20日 判 ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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砂/鬼籍のひと【新本】
¥2,200
藪下明博詩集 今日が俺の 月命日だという 言葉がぎりぎり抽象性を帯びるのは、記憶の奥底にある何かを封印したいからかもしれない。砂の音、砂浜、砂の生活、土管の街。耳をふさいでもあの砂の音が聞こえる。 ──八木幹夫 藪下明博さんの詩集『砂/鬼籍のひと』には、陸繋砂州(トンボロ)の街の背後に広がる空漠とした心象風景と、風砂の擦過傷を刻むように生きた人びとへの追憶が描かれる。 ──麻生直子 【作品紹介】 「砂の生活」 砂が 沈む とき 子供たちは 溶けて 声を 失う 大人たちは 耳を そばだて 亡くした 声に 紙花(かみばな)を 手向ける 砂は 墓碑のように 冷え切って 落とした 影は 無言のまま 食卓に 添えられる 砂に 溶け切れず 砂に 生き延び 夢を 見た 封印された 傷口を 時折 なぞって 幽かな 生活の気配に 息を 吐(つ)いて 砂に 祈る 「姉 Ⅱ」 風が吹いていた ……かも知れない 大きな 影 ドロップ缶を 握り締め 三本煙突が 隠れている このあと あんでげれ山に 登った こわい こわい ロープウェイに 乗って 姉の カーディガン 赤い スカート しっかりと 離れないように ……と きつく 指先を握る 旅立つ前に 叶わなかった 姉との 約束が ……隠れている 小さな ドロップ缶の中に 著者 藪下明博 発行所 七月堂 発行日 2023年2月12日 A5判 124ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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『歳時記のよろこびペンギン』2021~2022【新本】
¥2,420
小笠原鳥類詩集 【作品紹介】 「すべての生きものキノコだ! 私は恐竜図鑑を読んでいた」より抜粋 「菌類の歴史は人類よりはるかに古く」わりあい 新しいな、恐竜の卵から出てきた。すると、鳥のように 動物は発生した。カルシウム!「このキノコを 発見した時の喜びは、なんともいいあらわしようがない」街で 次々に定食屋を探訪した、湿った暗い店もあり そこでは猫も発生している。土の、上に、棚は、並んで イカは傾いていた。店主は私に〈緑色が好きなんだね〉と言うし 古いお菓子は、ケーキである。脳の思い出 著者 小笠原鳥類 発行所 阿吽塾 発行日 2023年1月20日 A5判変形 98ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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アンソロジー海老ブレイクスルー 二〇〇九~二〇二〇【新本】
¥2,000
小笠原鳥類詩集 【作品紹介】 「わが指のかすかなる指紋のこりゐるならめちひさき鳥は啄む」 顕微鏡で菓子を見ると、そこには多くの粉が並んでいる砂糖、 小麦、塩の多い菓子、クッキーであったので、クッキーは人間の形 動物の形で、指を食べているような楽器を演奏するクラリネット (「紫色の ――葛原妙子の短歌の引用と、思い付いたこと――」より) 著者 小笠原鳥類 発行所 阿吽塾 発行日 2021年3月25日 A5判 107ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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『吉岡実全詩集』の動物を見る / 懐紙シリーズ【新本】
¥500
阿吽塾さん発行の現代詩書下ろし一詩篇による詩集、懐紙シリーズの第一集です。 本書より抜粋 【犬は絵本もよめません】(「絵本」『液体』) 犬は絵のない本を読む。そこには文字だけが並んでいた……犬は舌を出して本を読む。それから新聞を読んだ。絵本には青いネッシーの首が描かれてある 著者 小笠原鳥類 発行所 阿吽塾 発行日 2020年9月23 B6判 18ページ 小笠原鳥類詩集『鳥類学フィールド・ノート』https://shichigatsud.buyshop.jp/items/12597157 小笠原鳥類『鹿』ポスター(サイン入り)https://shichigatsud.buyshop.jp/items/23613354 小笠原鳥類『鹿』ポスター https://shichigatsud.buyshop.jp/items/19924024 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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鳥類学フィールド・ノート【新本】
¥1,980
生き物たちの安全で安心な楽園はどこだ みーんなこの地球の仲間たち おはようございます 小笠原鳥類の入門書ともいえる一冊。 編集や装丁は、詩人の榎本櫻湖によるものです。 現代詩手帖やフリーペーパー、ブログなどに発表された詩に書き下ろしの作品を収録。 よいことがあると、いい。あの、ええ、 それが、とても、いい。 とても、穏やかに、うれしい、ことが、いい。 あの川に、いろいろな、種類の歌が 魚が(魚の図鑑は歌の図鑑だ)楽譜が…… 泳いでいて、魚の背中が見える。 魚は透明なので、内臓も見えるだろう健康な。 健康な健康だ、 魚のウロコがたくさんあって、それらの 輪郭の線が黒くなって、見える。 黒い絵、というものが、あった。魚を描いたんだろう 魚の図鑑が、画集で、あって 版画、だった。版画の群れ。 ─中略─ 魚の、とても、光る、部分である。版画で描くなら 金色を少しだけ使うだろう。よいことが 光っているのが、よい。いい。 よいことがあると、いい。 おそろしい未来が来ないのがよい。魚の 版画を集めた本を、ギギギギギーと開くと、 「明るい未来もある」と、書いてあった。 どうなんだろうなあ、よいことが、 あれば、とても、よい。いい。歌うだろう それから魚を描くだろう、魚の ウロコたちの線をたくさん描くだろう。 背中にウロコがたくさん描かれるだろう。背中を 濃い灰色で塗った。水彩で描いた。 とてもよいことになればよい。よいことが、 あれば、いい。おはようございます (「魚の歌」より抜粋) 著者 小笠原鳥類 発行所 七月堂 発行日 2018年6月10日 四六判変形 113ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ろじのひと【新本】
¥660
奈良の詩人、西尾勝彦さんの作る私家版詩集です。 この詩集は、「喫茶路地」での展示を記念して作製しました。路地さんをイメージして作品を書いたり、これまでの作品からセレクトしました。とてもしずかなしずかな作品集となった気がしています。(「おわりに」より) 【目次】 逃げ道 ひとりたのしむ コロッケ ボンヤリ 意味論 すず 4 路地 12 暮らし 20 青 休日 無題 著者 西尾勝彦 発行日 2023年1月11日 四六判変形横 34ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ブルーサンダー【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 さらなる疾走へ その静かな裏庭を 惑星が沈むような面ざしであなたが見ていた しらじらとやってくる最初の 光線に凍えて。 (「薄明とケープ」) 夜半、うずまく街の空気。その底層を視つめ、いっしんに駆けていく――。中原中也賞受賞の『ウイルスちゃん』から3年、成長著しい第2詩集。 著者 暁方ミセイ 装画 ししやまざき 装幀 カニエ・ナハ 発行所 思潮社 発行日 年月日 A5判変形 102ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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妖精の女王【古本】
¥12,000
【状態】 帯:ヤブレ、折れ 函:ヤブレ、ツブレ カバー:ヤブレ 天・地・小口:少ヤケ、シミ 著者 エドマンド・スペンサー 訳者 和田勇一、福田昇八 発行所 筑摩書房 発行日 1994年1月25日 A5判 1128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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死期盲【新本】
¥2,090
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 世界のカオスを孕み震える肉、その剥き出しの傷。膨大な虚のかたちのまま直立不動の姿勢をとるわたしの名を大声で呼べ。危機を疾走することばが直接、頭蓋で振動しはじめる―。 著者 キキダダマママキキ 発行所 思潮社 発行日 年月日 A5判 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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世界はうつくしいと【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 『世界はうつくしいと』は、そう言っていいなら、寛ぎのときのための詩集である。寛ぎは、試みの安らぎであるとともに、「倫理的な力」ももっている。「寛ぎとはありとあらゆるヒロイズムを進んで失うこと」(ロラン・バルト)であるからだ。二十七篇の詩は、六年の日月をかけ、季節が一つめぐってくる毎に一つずつ、目の前の風景のなかにひそむ消滅点を一つずつ、じぶんの指で確かめるようにして、ゆっくり書き継がれた。——「あとがき」より この詩集に収められた詩のタイトルをいくつか拾ってみよう。「窓のある物語」「机のまえの時間」「なくてはならないもの」「世界はうつくしいと」「人生の午後のある日」「みんな、どこへいったか」「大いなる、小さなものについて」「ゆっくりと老いてゆく」「カシコイモノヨ、教えてください」「モーツァルトを聴きながら」「蔵書を整理する」「大丈夫、とスピノザは言う」「人の一日に必要なもの」「グレン・グールドの9分32秒」…… ここにあるのは深く緩やかな言葉である。性急な時期は過ぎ去った、人生の午後はゆっくりと風景や時間に向きあうことがたいせつ。だれもが感じる日々の感興が、奥行きのある知性とますます自在な詩法で書き留められた、大人のためのポエム・コレクション。 著者 長田弘 発行所 みすず書房 発行日 2009年4月24日 A5判 104ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955