【送料について】
お買い物の際はご確認ください
【ブックカバーについて】
古書部オリジナルブックカバーをご希望の方は備考欄にご記入ください。
複数冊のご注文でブックカバーをご希望の場合は、
ブックカバーをかけられるサイズの本どれか1冊におかけいたします。
-
雪のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2024年11月29日 四六判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
海のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている――五島諭 どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2024年8月26日(第4刷) B6判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
声影記【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 第56回角川短歌賞次席に輝いた新鋭歌人の待望の第一歌集。 2008年の十代、二十代、2021年までの304首を収録。 天空の光といのちの声が交差する情景、声を彫り、言葉の影から静謐な美を映し出す。 仰向けに蟬さらされて六本の鉤爪ふかし天の心窩へ 魚の聴く水面の雨よしづけさへ逃げかへりゆくその背鰭みゆ 波のごとく伽藍のごとく崩えゆかむ世は木犀の香の盛りなり 装画 ナカノヨーコ 装丁 港の人装本室 ■著者 小原奈実(おばら・なみ) 1991年東京生まれ。第56回角川短歌賞次席。 東京大学本郷短歌会(現在は解散)、同人誌「穀物」などに参加。 ■目次 Ⅰ 鳥の影/天空/刃と葉脈/重量/蘂と顔/贄/鳥を待つ椅子/脳の夕/鈴/声と氷/虚花集/時を汲む Ⅱ 鳥の宴/鉄扉/問ひ/碇/したたる/光の人/息を聴く/野の鳥 Ⅲ みぞれ/小窓/藤と眠り/衣と骨/錫の光/静水/月光/星ふるふ/有つ/往路/蛹/短髪/篩 あとがき 著者 小原奈実 発行所 港の人 発行日 2025年2月3日 四六判変形 196ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
やがて秋茄子へと到る【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 ◎2007年「やがて秋茄子へと到る」30首で「短歌研究」新人賞最終候補となった新鋭歌人の第一歌集。 ◎20代の歌よ、こんにちは。そしてさよなら。美しく、せつなく、不思議な余韻がひびく青春歌集。 ◎1頁に1首を配して、195首をおさめた。ブックデザイン:関宙明(ミスター・ユニバース) ■推薦のことば 生駒大祐さん(俳人) ここは不思議なほどひどく静かだ。 昼過ぎの遊具の反射する光。 歌が聞こえる。 丁寧な飛び石のように配された言葉たち。 ゆるやかに回転をはじめる詩。 そして繰り返す、光。 千種創一さん(翻訳家・歌人) 堂園の描く世界には塩が光り、花束が尽きない。 塩は生(せい)ではないが生のために必要であり、花束は生ではあるが死に近い。 その眩惑を、子どもが、老人が、何度も生きる世界だ。 樽本樹廣さん(OLD/NEW SELECT BOOKSHOP 百年) 「いつかブルーシートが波打つ風の日に君と春待つ将棋がしたい」 おそらく「君」と将棋ができないことがわかっている。それでもそう思ったことを肯定する。過ぎ去ってしまったことに感傷的になるのではなくスケッチするように記憶しておく。否定することなく肯定するために。ただ、読んでいる僕は昔を少し思い出して感傷的になってしまうのだけど。そこが好きなところでもあるのだけど。 梅﨑実奈さん(紀伊國屋書店新宿本店) 初めて読んだあの時を忘れていない。自分のなかのなけなしの純粋へ手を差し出されたようで、それからどんなに頑張っても冷静な評をほとんど言えなくなった。短歌を読み始めて20年、わたしは生まれてはじめて歌集と恋に落ちた。 文月悠光さん(詩人) 水辺に浮かぶ舟のようで惹かれる。その浮かべる手つきを見抜きたくても、歌のかがやきに迷い込んでしまうから、ずるいなと思わず嫉妬する。言葉で立ち現れる世界は、孤独でよるべない。でもそこは、生き直すことがゆるされた、僕らのユートピアでもある。 石川美南さん(歌人) もしも光や涙が自ら言葉を発したならば、こんな歌をうたうだろう。 臆面もなくロマンチック。頑固なまでに、詩。 ずっと待っていた美しい歌集が、秋の光の中に生み落される。 内山晶太さん(歌人) 読者という読者は、堂園作品の鮮烈さに必ずや心打たれるだろう。 今橋愛さん(歌人) 歌稿を拝見して、ピンセットを使ったのかと思うくらい ことばが繊細に選ばれ、配置されていると思いました。すごい。 堂ちゃん、歌集出版おめでとう! 藪内亮輔さん(歌人) 歌とは、こんなに涙ぐましいものだったのか。 僕はこんなに感傷的だったのか。 これは、生前の記憶の練習だ。 私たちが泣くのはただ、はるかな草原に花咲くゆえだ。 ならば彼は歌を作ることによってひたすらに、繰り返し言うのだ、「はるかな草原に花が咲く」と。 (刊行時および増刷時に、各氏にお言葉を寄せていただきました) 著者 堂園昌彦 発行所 港の人 発行日 2013年9月 A5判 230ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
鷗【新本】
¥2,530
【出版社内容紹介】 俳句結社「麒麟」を主宰する人気の俳人西村麒麟の待望の第3句集。 俳諧的なゆったりした時間にひたって世情の機微に触れ、昆虫や植物の細やかな表情を観察して豊かないのちを味わう。飄逸な作風が深まり、麒麟ワールドが見事にひらく。 第75回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞 装丁 関宙明 ミスター・ユニバース ■本句集より ぼうふらの世界にあまた誕生日 大阪の眩しき朝や夾竹桃 秋風や文字の小さき小津日記 鰻屋でさつと描きし妻の顔 冬かもめ一つの島が日を集め ■著者 西村麒麟(にしむら・きりん) 1983年大阪府生まれ。現在、東京都江東区在住。 俳句結社「麒麟」主宰、「古志」同人。 句集に『鶉』(2013年)、『鴨』(2017年)、『鶉 新装版』(2023年)。 2009年、「静かな朝」20句により第1回石田波郷新人賞。2014年、第4回芝不器男俳句新人賞大石悦子奨励賞。同年、『鶉』により第5回田中裕明賞。2016年、「思ひ出帳」150句により第7回北斗賞。2019年、「玉虫」50句により第65五回角川俳句賞。2023年、結社「麒麟」創刊。 ■目次 「麒麟」以前 「麒麟」以降 あとがき 著者 西村麒麟 発行所 港の人 発行日 2024年7月17日 四六判変形 174ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
渦【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 十代の多感な頃、俳人夏井いつき氏に出会い、俳句に目覚める。第5・6回石田波郷新人賞奨励賞を受賞するなど早くから注目され、2024年4月からは「NHK俳句」のミニコーナーのレギュラーを務める。「体温を感じられるもの」と作句に励む日々、いま最も期待されている新鋭俳人・黒岩徳将の第一句集。 装幀 福島よし恵 ■本句集より 泣き黒子水鉄砲を此処に呉れ 耳打ちの蛇左右から「マチュピチュ」と 一茶忌の馬穴を蹴れば星生まる 室外機の上と下なる猫の恋 嘴太鴉ふはつと雪の塔に立つ ■目次 Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ/Ⅴ/あとがき 【著者プロフィール】 黒岩徳将(くろいわ・とくまさ) 1990年、兵庫県神戸市生まれ。 2006年、京都府洛南高等学校俳句創作部にて句作開始。「いつき組」所属。今井聖主宰「街」同人。第5・6回石田波郷新人賞奨励賞。2017年度「街未来区賞」。第3回俳句大学新人賞特別賞。2023年度「街賞」。 アンソロジー『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』入集。共著に『新興俳句アンソロジー』。 現代俳句協会青年部長。 著者 黒岩徳将 発行所 港の人 発行日 2024年5月5日 四六判変形 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
テリーヌの夢【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 言葉が生き物みたいだ。意志を持って出会い、寄り添い、新しい情感が生まれる。言葉が楽しいと、この世も捨てたもんじゃないんだね。ーー東直子 『オーロラのお針子』で注目の著者による、11年ぶりの第二歌集。 〈収録短歌より〉 書きかけのノートをめくる風があるあさって水族館に行こうよ うっとりとフルーツサンドの金縁のお皿の底をひっくり返す 女の子たちの群れから本体を取り出すように絵筆を濡らす 家系図の今どのあたり植物で分類するとマメ科だろうか あくる朝十八になる玄関の金魚はふっと縦に立ちたり またミラーボールのなかで眠るから雪が降ってもおこさないでね ポワレ、と口にするとき真冬日に隠れる魚が尾をひるがえす 好きなひと、だった、好きな、ひとである、最後に糸が切れるまで見る 魂は2等分にならないか君が滅びるまでのおしゃべり さよならの代わりにどんどん投げている海老の花揚げこれからだから 【目次】 Ⅰ 月光が鳴る メゾン花 一円きれい ガールフレンド 白湯 Ⅱ みえない 君の遺跡 夜の李 天窓 永遠に鰐 Ⅲ テリーヌの夢 銀泥のフリル Fiction シーサイドテラス そういえばオレオ 皇居ラン あとがき 【著者プロフィール】 藤本玲未 (フジモト・レイミ) 1989年生まれ、東京都出身。「かばん」会員。歌集に『オーロラのお針子』(書肆侃侃房)。 著者 藤本玲未 発行所 左右社 発行日 2025年2月28日 四六判変形 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
人のかたち【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 第28回現代俳句新人賞、第63回角川俳句賞受賞の著者・待望の第一句集。 月野ぽぽなはニューヨークに暮らして、俳句という最短定型の民族詩を、日本人である自分の体(私は肉体とも身心とも言う)で消化しようとしている。ーー金子兜太 〈収録句より〉 街灯は待針街がずれぬよう 鳥よりも高きに棲むを朧という ぶらんこの鉄に戦歴あるだろうか 母を地に還し椿の蕊そろう ピッチカート蛍ピッチカート蛍 草の先から夕焼のひとしずく エーゲ海色の翼の扇風機 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月を見るおいしい水を飲むように 途中下車してしばらくは霧でいる 初冬やヘブライ文字は火のかたち 凍つる夜をピアノの音の密ひかる もうすぐで雪のはじまりそうな肌 ゆらゆらと初湯のところどころ夢 待春の自由の女神前のめり 【目次】 序に代えて 金子兜太 Ⅰ 待針 Ⅱ ぶらんこ Ⅲ 一枚の雨音 Ⅳ 前のめり Ⅴ エーゲ海 Ⅵ 見えないもの Ⅶ 鼓膜 あとがき 【別冊栞】 安西篤「翼の記憶も新たに」 こしのゆみこ「雫になる途中」 日下部直起「異郷の幻想」 仲寒蟬「真のコスモポリタン」 鴇田智哉「うつろい、消えるもの」 著者 月野ぽぽな 発行所 左右社 発行日 2024年7月31日 四六判変形 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 この歌集には、普通の人にはまず思いつかないような奇想が充ちている。 怖いからスルーしたい。でも、できない。怖いくせに、いや、怖いからこそ、立ち止まって正体を知りたくなる。その奥にとても大切なものが隠されているように感じるのだ。――穂村弘 奇想に充ちた短歌で「日経歌壇(穂村弘 選)」に100首以上掲載、年間の秀歌にも多数選出のスター歌人として知られる田中有芽子。2019年に刊行し話題を呼んだオンデマンド歌集に、新作「りからん」を加えた新装版。穂村弘による解説も収録。 〈収録短歌より〉 ガラス越し新生児らの歳を足すみんな合わせて56日 ぎっしりとセミの抜け殻詰め込んだ軽いトランク持って野を行く 奇数本入りのパックが並んでる鳥手羽先の奇数奇数奇数 「共用スペースでは必ず犬を抱くこと」買いに行かなきゃ、犬を。 あのアゲハ小さい頃から何回もおんなじやつに会ってるのかも 100年に一言喋る力持つテディ・ベアそっと抱けば「暑イ」と すれ違い多き夫よ何回も帰ってくるが行くのを見ない 海と陸出会うはずない命たち一皿に盛ってシーフードサラダ 君たちは名誉レッサーパンダだよ雨の日の午後通知が届く お母さんはあんたよりもっと殺してる巣に水を入れたりもした 【目次】 私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない 【あ】行 【か】行 【さ】行 【た】行 【な】行 【は】行 【ま】行 【や】行 【ら】行 【わ】行 【を】のかわりに 解説 穂村弘 【ん】のかわりに あとがき りからん 最後に 【著者プロフィール】 田中有芽子 (タナカ・ウメコ) 札幌生まれの埼玉育ち。東京在住。二〇〇九年より短歌を作り始め、歌人集団「かばんの会」に所属。二〇一〇年より日本経済新聞の歌壇に投稿、穂村弘選として一〇〇首以上掲載され、年間の秀歌にも多数選出。二〇一九年三月『BBレポート』、同年六月、オンデマンド版歌集『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』刊行。 著者 田中有芽子 発行所 左右社 発行日 2023年10月6日 四六判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
水中で口笛【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 くどうれいん、待望の第一歌集刊行! 「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや小説作品『氷柱の声』など、作家として活躍する著者、待望の第一歌集。 天性のあかるさとポエジーをあわせ持つ歌の数々は、まるで光そのもののように読み手を照らし出す。16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録。 玲⾳さんの歌は、はばたく⼀⽻、⾛る⼀頭、 ゆらめく⼀尾、そしてそよぐ⼀⽊。ー⼩島ゆかり この歌集の読み⼼地を例えるなら、 ジェットコースターより銀河鉄道です。ー柴⽥聡⼦ 【作品紹介】 水中では懺悔も口笛もあぶく やまめのようにきみはふりむく ガーベラもダリアも花と呼ぶきみがコスモスだけはコスモスと呼ぶ 杏露酒と発声すれば美しい鳥呼ぶみたい おいでシンルチュ 噛めるひかり啜れるひかり飲めるひかり祈りのように盛岡冷麵 ハムカツをげんきに頼むハムカツをげんきに頼むわたしを頼む 無言でもいいよ、ずっと 東北に休符のような雪ふりつもる うどん茹でる わたしを褒めるひとびとを哀れに思う夕暮れもある またいつか狂うのかもね押し花になっていらない栞の四つ葉 著者 くどうれいん 発行所 左右社 発行日 2021年4月12日 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
葛原妙子歌集【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 戦後短歌史に燦然と輝く歌人・葛原妙子。 すべての歌集から1500首を厳選、 葛原の壮大な短歌世界を堪能できる一冊。 著者 葛原妙子 編者 川野里子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2021年11月19日 四六判 296ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
起きられない朝のための短歌入門【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 ストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書 平岡直子さんによる「はじめに」をweb侃づめにて公開中です! <扱われるテーマ> 「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙 推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語 わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍 速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか 「難しいのは、自分の短歌を物足りなく感じはじめたときだ。なにを、どう書くべきなのか。自分の文体とはなんなのか。 ヒントとして、脳をこじあけて強制的にまぶしい光を浴びせてくるような言葉がこの本のなかにひとかけらでもあればいいと思う」 (平岡直子) 「他の入門書を読んでなんだかしっくりこなかったり、短歌で道に迷ってしまったと感じている人がこの本を読んで、なにかしら励まされるところがあったとしたらとてもうれしい」 (我妻俊樹) 2023年11月発売です。 【目次】 はじめに(平岡直子) ←試し読み公開中! 第1部 つくる 第2部 よむ 第3部 ふたたび、つくる おわりに(我妻俊樹) 著者作品二十首 *** ◎コラム 我妻俊樹「かわむきき と かなしい の か」「曖昧さとシンメトリー」「本歌取りについて」「韻律起承転結説」 平岡直子「パーソナルスペース」「雨戸と瞼」「日の字」「心の底で」 【著者プロフィール】 我妻俊樹( あがつま・としき) 1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。 平岡直子( ひらおか・なおこ) 歌人。1984年に神奈川県に生まれ、長野県に育つ。2006年、早稲田短歌会に入会し、本格的に作歌をはじめる。2012年、連作「光と、ひかりの届く先」で第23回歌壇賞受賞。2013年、我妻俊樹とネットプリント「馬とひまわり」( のちに「ウマとヒマワリ」)の発行をはじめる。2021年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を刊行、同歌集で第66回現代歌人協会賞を受賞。2022年には川柳句集『Ladies and』を刊行。現在「外出」同人。 著者 我妻俊樹、平岡直子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年11月13日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
寂しさでしか殺せない最強のうさぎ【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 雨宿りやめる決意を君はする止んだのか濡れる気かは知らない 小説的な企みのなかに、「ひかりってめにおもい」ことや「夏が動く音」、「手渡し」の危険さといった日常に潜むスリルが散りばめられている。 ふいに出現する口語の息遣いに虚をつかれた。 ――江國香織 【収録歌より】 猫の頭蓋骨は小さい 手に収まるくらいの量の春つかまえる 手渡しは危ないからさテーブルに置くよ紅茶もこの感情も ひかりってめにおもいの、と不機嫌だごめん寝てるのに電気つけちゃって 電線で切り刻まれた三日月のひかりが僕をずたずたに照らす 海、海、海、海が見えるよ僕たちは海に奇跡の投げ売りを見た 著者 山田航 装幀 クラフト・エヴィング商會 発行所 書肆侃侃房 発行日 2022年7月20日 四六判変形 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
初恋【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 悲しみはひかりのやうに降(ふ)りをれど会ひたし夏を生きるあなたに 恋の悲しみも苦しみも嫉妬も ただひたすらに 会いたい 伝えたい 狂おしい胸の裡に吞み込んで、ただ歌を 2023年6月下旬発売 【収録歌より】 ああなんでこんなに傷つけたいのだらうしじみ汁ずずずと啜りたり 恋のやうに沈みつつある太陽が喉をふさいでなほ赤いんだ しあはせのきみにかかはることできず冬が去る雨のすくなかつた冬 四月二日物干し竿を光ごとぬぐつてぼくは布団を干した 嫉妬を投げつけてほしかつた茶碗とか花瓶とか小銭のごとく 【著者プロフィール】 染野太朗(そめの・たろう) 1977年茨城県生まれ、埼玉県に育つ。 歌集に『あの日の海』(本阿弥書店、2011年)、『人魚』(角川書店、2016年)、現代短歌クラシックス『あの日の海』(書肆侃侃房、2021年)がある。 短歌同人誌「外出」「西瓜」同人。短歌結社「まひる野」編集委員。 著者 染野太朗 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年7月11日 四六判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
青い舌【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 第3回塚本邦雄賞受賞!! 舌だしてわらう子供を夕暮れに追いつかれないように隠した 子供との時間のなかに 前世のような記憶の翳がさす。 いつか、どこかで、わたしは立っていた 2021年7月刊行。 【自選5首】 君のべろが煙ったように白かったセブンティーンアイスクリーム前 西瓜食べ水瓜を食べわたくしが前世で濡らしてしまった床よ 蟻に水やさしくかけている秋の真顔がわたしに似ている子供 ヒメジョオンの汁でつくったマニキュアでにぶく光っていた爪の先 遮断機の向こうに立って生きてない人の顔して笑ってみせて 【著者プロフィール】 山崎聡子(やまざき・さとこ) 1982 年栃木県生まれ。 早稲田大学在学中に作歌を始め、2010 年「死と放埓なきみの目と」で 第53回短歌研究新人賞受賞。 2013年第1歌集『手のひらの花火』( 短歌研究社) で第14 回現代短歌新人賞受賞。 2022年『青い舌』で第3回塚本邦雄賞受賞。 pool、「未来」短歌会所属。 著者 山崎聡子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年5月23日(第2刷) 四六判変形 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
世界同時かなしい日に【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 世界同時かなしい日に雨傘が舗道の上をころがる制度のような驟雨 2023年に亡くなった山下一路の作品を有志がまとめ、第二歌集『スーパーアメフラシ』(2017年)以降に発表された歌を中心に編まれた遺歌集。 「山下短歌は、人々が日常生活を最優先する中で「考えなくなっている事柄」を寓意的にではありますが伝えようとしています。文体こそ軽みを持っていますが、本人はちっともは面白がらず、溜飲も下げず、深く悲しんでいるようです。それは絶望と紙一重だったかもしれません」(編者あとがきより) 「これからたくさん軽口を叩かれ、笑ったり、苦笑(にがわら)ったりの前に、一回ちゃんと泣かされる。山下さん。(略)軽(かろ)みでもって最後まで駆け抜けた先達には「かばん」だと杉﨑恒夫がいるし、口語の抜け感では岡井隆、暗喩の質感だと平井弘、「この人は本当に、どういうつもりなんだろう」の楽しさからはしんくわが連想される。(略)なんて厄介なものを置いていったんだ」 ─────────伊舎堂仁(栞より) 【栞】 伊舎堂仁「二周目の前に」 坪内稔典「はははぽちゃぽちゃ」 【収録歌より】 この星に投身をする少女のように海底へ降りてゆくレジ袋(題詠: 塵も積もれば山となる) 水銀の海に溺れてユニクロの試着室から出られぬアリス(題詠:鏡) これは食べ物ではありません口から溢れだす倫理です ないよりはだいぶいい虫コナーズ ぶらさげているヒロシマの鐘 ふらふらと母飛んできて蛍光す説明ばかりの映画みたいに 【目次】 Ⅰ 世界同時かなしい日に 世界同時かなしい日に 浜辺 で、蛸になる(抄) プラスチックの米櫃のなかで(抄) Ⅱ 世界同時晴れた日に 昭和レジデンス ぷぷプリン体 そんなところがキライ ぬらりひょんと一緒 ロング・グッドバイ 太陽政策 緘黙教団 We selected a mass suicide エリー・マイラブ 2040年 ビーマイベイビー あらかわ遊園 この国は賛同しません Ⅲ 新しい戦争がはじまる 新しい戦争がはじまる エビデンスがほしいんだよ スワンボート水没ちゅう もうすぐですね きょうも新聞はお休みです カンナとゴジラ ローカルな話しで恐縮ですが 世界同時晴れた日に Ⅳ ジンタカタッタカタン ジンタカタッタカタン 魚の目に花粉症 レーゾン・レプリカ コロナの星でおぼれる あるある公園で エレーンは元気ですか 武勇でんででんでんでん 東京天使病院 お取り寄せの世界 Ⅴ 舟を出す日に サフラジェット記念日 スーパームーンの夜に キューちゃん スーパーアルプスで買い物をした夜にキミと話した ただしい資本主義について ぎなのこるがふのよかと 無呼吸症候群の夜 やがて(外付け) カラフルペイント 舟を出す日に 増強・増強・増強 Ⅵ 全世界同時夕焼け 赤いハンカチの王国 勝鬨橋から 鳥は川面をわたって お持ち帰りにします この星に 全世界同時夕焼け 『あふりかへ』抄 『スーパーアメフラシ』抄 出典一覧 編者あとがき(飯島章友) 山下一路略歴 【著者プロフィール】 山下一路(やました・いちろ) 1950年3月14日生。中央大学在学中に全共闘に参加。闘争中なだれ込んだ校舎の壁に大書された福島泰樹の短歌を見たことが短歌との出会いとなった。氷原短歌会に参加。1976年に第一歌集『あふりかへ』(視原社)刊行。その後は企業戦士となって夜討ち朝駆けの生活を送る。50代なかば、過労によるものか心身を患い退職。短歌を再開。2006年10月号から「かばん」に参加。「かばん」を活躍の場としつつ、並行して2013年にはスワンの会にも参加。また、岡井隆の講座にも通うなど研鑽に努め、独自の表現を究めていく。2017年に『スーパーアメフラシ』(青磁社)刊行。2023年3月28日脳梗塞で緊急搬送され、4月9日永眠。享年73。 著者 山下一路 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月16日 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
石川信雄全歌集【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 ポオリイのはじめてのてがみは夏のころ今日はあついわと書き出されあり(『シネマ』) モダニズム短歌の頂きをなす伝説の歌集『シネマ』で颯爽とデビューし、エスプリに満ちた瑞々しい歌で時代を駆け抜けた稀代のポエジイ・タンキスト、石川信雄。没後60年の節目についに明らかになる孤独なマイナーポエットの全貌。 モダニズム短歌を代表する伝説の歌集『シネマ』、トラブルのため50部しか刊行されず幻となった『太白光』のほか、退色した原稿用紙として発見され、今回初めて世に出る『紅貝抄』と歌集未収録歌をおさめる。 「短歌史の中で石川信雄は砂に埋もれていたコーナーストーンのような存在かもしれない。この礎石を発掘することにより、同時代の地層から煌めく鉱石が次々と姿を現すだろう。それらの群像に光が注がれるなら、現代短歌に至る道程の失われた断片が見つかるにちがいない」(編者あとがきより) 「今読んでも、というか、今読むからこそ強く感じる新鮮さは、作者の個性であると同時に、時代そのものの若さに根ざしたものでもあるのだろう。(略)新時代のポエジーへの強い希求が感じられる。現在の読者である私の目には、それ自体が眩しく映る」 ─────────穂村弘(栞より) 「定型に呼吸が寄りそうように置かれた言葉はとても自然で、現代の口語短歌の中に混じっていても違和感はあまりないだろう。(略)多数の歌集未収録作品も収載され、石川信雄が積み上げてきた作品世界が一望できる。その貴重さを喜びたい」 ─────────東直子(栞より) 「石川信雄の歌世界は知的遊戯を超えた詩的格闘の結露として、昭和の詩精神に輝きを添えている。(略)石川信雄の評価を大きく変える作品群であり、昭和モダニズムのひとつの到達であり、そして、新たな研究の出発点である」 ─────────黒瀬珂瀾(栞より) 【目次】 『シネマ』/『太白光』/『紅貝抄』/歌集未収録歌/戦地からの手紙/解題/石川信雄年譜/解説/編者あとがき 【収録歌より】 わが肩によぢのぼつては踊(をど)りゐたミツキイ猿(さる)を沼に投げ込む 『シネマ』 パイプをばピストルのごとく覗(ねら)ふとき白き鳩の一羽地に舞ひおちぬ 『シネマ』 すばらしい詩をつくらうと窓あけてシヤツも下着もいま脫ぎすてる 『シネマ』 人影のまつたく消えた街のなかでピエ・ド・ネエをするピエ・ド・ネエをする 『シネマ』 善よりは惡にかたむける人間(ひと)を載せ我が圓球(えんきゅう)は虚空(こくう)を旅す 『太白光』 磁石持ちて吸はるるごとく分け入ればミサンスロオプと告白すべき 『太白光』 天國のペンキ屋バケツに蹴つまづきニツポンの野山目のさめる秋 『太白光』 貝殻がぼくの胸にはたくさんある恋というはかない音をかなずる 『紅貝抄』 詩才などぼくは生れつき持たなんだ憂鬱(メランコリック)なライナァ・マァリァ・リルケの夢ばかり見き 『紅貝抄』 ひそかにも伝えられ来し言葉なれ我が誕生の夜の灯(ひ)にじむ 『紅貝抄』 【栞】 穂村弘「ポオリイとリュリュ」 東直子「空想と現実を往来する「まはだか」」 黒瀬珂瀾「「点」から「流れ」へ」 【著者プロフィール】 石川信雄(いしかわ・のぶお) 歌人、翻訳家。埼玉県出身。1908年、石川組製糸分家の長男として出生。第二早稲田高等学院・早稲田大学政経学部在学中に植草甚一らと英語劇に熱中し、文学に傾倒する。30年に筏井嘉一らと「エスプリ」を創刊。続いて「短歌作品」と「日本歌人」の創刊に参画。大学中退後、36年に第一歌集『シネマ』を刊行し注目を集める。同年に父が他界し、文藝春秋社に就職する。39年に応召。第五一連隊から江蘇省に派遣され、翌年支那派遣軍総司令部報道部に転属する。汪兆銘政権下の南京で、草野心平と中日文化誌「黄鳥」を発行。44年に土屋文明・加藤楸邨と中国大陸を横断する。戦後は多くの欧米文学者の小説を翻訳した。50年に第二次「短歌作品」を再刊すると同時に、「日本歌人」復刊に参加。54年に第二歌集『太白光』を発行。61年「宇宙風」短歌会創設。64年死去、享年56。 【編者プロフィール】 鈴木ひとみ(すずき・ひとみ) 京都市出身。石川信雄の姪。同志社女子大学卒業。ミネソタ大学、筑波大学大学院人文社会科学研究科、立命館大学大学院先端総合学術研究科で学ぶ。ヘイルストーン英語俳句サークル同人。共編著に『京都まちかど遺産めぐり』(ナカニシヤ出版)、『石川信雄著作集』(青磁社)、『黄鳥』(三人社)、『I WISH』ヘイルストーン英語俳句アンソロジー(代表編集スティーヴン・ギル)など。 著者 石川信雄 編者 鈴木ひとみ 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年12月15日 四六判 392ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
塚本邦雄歌集【新本】
¥2,860
【出版社内容紹介】 2025年で没後20年 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 前衛短歌運動によって新風をもたらし、古典からの流れを辿った博覧強記の知性で、韻律を改革し、独自の比喩を追求した、戦後短歌史を代表する歌人・塚本邦雄。 『水葬物語』『日本人靈歌』を完本で収録、塚本邦雄の短歌世界を一望できる1800首。編者による詳細な解説、年譜を付す。「新編歌集シリーズ」(全4巻)、これにて完結! 「〈魂のレアリスム〉に目覚めたそのまなざしは、誰よりもまっすぐに短歌の「現實」を見据えている。(略)塚本邦雄という方法をめぐって、その作品を一望できる本書の誕生に立ち会えたことを、こころから幸福におもう」 ─────────井上法子(栞より) 「塚本の歌はときに難解ではあるのだが、その先にあるメッセージ自体は、決して難しいものばかりではない。(略)純化ということの象徴としてその「たましひ」は限りなく澄みとおり、冷たい」 ─────────染野太朗(栞より) 「短歌プロパーでないひとが読んでも「前衛短歌」、ことに塚本邦雄はおもしろい」 ─────────吉田隼人(栞より) 【目次】 『透明文法 「水葬物語」以前』抄/『水葬物語』(完本)/『装飾樂句』抄/『日本人靈歌』(完本)/『水銀傳說』抄/『綠色硏究』抄/『感幻樂』抄/『星餐圖』抄/『蒼鬱境』抄/『靑き菊の主題』抄/『森曜集』抄/『されど遊星』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『風雅默示錄』抄/『泪羅變』抄/『詩魂玲瓏』抄/『約翰傳僞書』抄/解説(尾崎まゆみ)/塚本邦雄年譜 【栞】 井上法子「〈魂のレアリスム〉について」 染野太朗「にくしみとたましひ」 吉田隼人「ポータブル・塚本邦雄」 【収録歌より】 革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(『水葬物語』) 五月祭の汗の靑年 病むわれは火のごとき孤獨もちてへだたる(『装飾楽句』) 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも(『日本人靈歌』) 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ(『感幻樂』) 夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが(『閑雅空間』) 【著者プロフィール】 塚本邦雄(つかもと・くにお) 1920年滋賀県生まれ。43年「木槿」入会「靑樫」同人となる。47年「日本歌人」の前川佐美雄に師事。51年第一歌集『水葬物語』刊行。中井英夫らの賛同を得て岡井隆、寺山修司らと前衛短歌運動を展開し戦後短歌に新風をもたらし、60年に一冊限りの同人誌「極」を創刊。以後も古典から現代短歌までの流れを遡り、美学や技法などを取り入れながら磨き上げ、短歌の可能性を追求。古今東西の文化や芸術などへの深い知識と教養に裏付けられた創作活動は、三島由紀夫に称賛されるなど、分野を超えて広く影響を及ぼした。85年歌誌「玲瓏」主宰となる。現代歌人協会賞、詩歌文学館賞、迢空賞、斎藤茂吉文学館賞、現代短歌大賞などを受賞。01年「塚本邦雄全集」完結。短歌、小説、評論、アンソロジーなど、その著書約300冊。05年6月9日歿。享年86。命日は「神變忌」。09年日本現代詩歌文学館に蔵書および遺品の一部が寄贈された。 【編者プロフィール】 尾崎まゆみ(おざき・まゆみ) 1955年愛媛県生まれ。1977年早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1987年塚本邦雄に出会い師事。「玲瓏」入会。1991年第34回短歌研究新人賞受賞。現在「玲瓏」撰者 編集委員。神戸新聞文芸短歌選者、伊丹歌壇選者。歌集に、『微熱海域』、『酸つぱい月』、『真珠鎖骨』、『時の孔雀』、『明媚な闇』日本歌人クラブ近畿ブロック優良歌集賞、『奇麗な指』『 ゴダールの悪夢』。他にセレクション歌人12『尾崎まゆみ集』、『尾崎まゆみ歌集』現代短歌文庫132。歌書『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』、共著『塚本邦雄論集』など。 著者 塚本邦雄 編者 尾崎まゆみ 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月1日 四六判 400ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
往信【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 朗読をかさねやがては天国の話し言葉に到るのだろう ぼくの街、森、湖辺(うみべ)から きみの駅、埠頭、観覧車へと 連絡橋を渡っていく切手たち。そして鳩。 ──────飛浩隆 【収録歌より】 はるのゆめはきみのさめないゆめだからかなうまでぼくもとなりでねむる いちめんに銀杏つぶれラブコメの最後はかならずラブが勝つこと 関係を名づければもうぼくたちの手からこぼれてゆく鳳仙花 にしんそばと思った幟はうどん・そば 失われたにしんそばを求めて 香港の十分おきに雨が降る映画のなかの雨の香港 【栞】 川野芽生「過誤に殉じて」 榊原紘「あこがれ」 平岡直子「風穴」 【目次】 湖辺で 春睡綺譚 良い旅を あのひとに ラブ・コメディ そのあとの 夏の日記 ベリー・サマー 走る セオリー パーリデイ pro(f|c)essor 到達 rain radar 往信 探偵と天使 草津、湯畑のそば 具象と灯籠 まちあるき たばかり 橋と水/ペテルブルク 早春賦 百年前 【著者プロフィール】 佐々木朔(ささき・さく) 1992年生まれ。神奈川県横浜市出身。早稲田短歌会を経て、現在「羽根と根」同人。 著者 佐々木朔 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年2月28日 四六判 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
花のうた【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2025年3月12日 四六判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
光は瞳をさがして【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 アンパンマンのあんは、つぶあんだったのですね!後藤さんの短歌で初めて知りました。(長野まゆみ) 「視る」「診る」「看る」……、「見る」ことのバリエーションが、これらの歌の中でどこまでも広がってゆく。それは世界へのアプローチの広さと深さに繋がっている。(穂村弘) 眼科医、歌人の後藤克博による第一歌集。長野まゆみによるイラストも多数掲載。 解説:小島なお/東直子/穂村弘 〈収録短歌より〉 見えるもの見えないものも見てほしい アンパンマンのあんはつぶあん 虹彩(アイリス)は花と女神の名を持ちて人の窓なる瞳をつくる 〈視細胞は日に十四個自然死す〉神の定めに抗いて〈視る〉 レンズ越しに診る視神経は神の色 百万粒の結晶のごと 一日に二万回視界が閉じること 瞬きと人は呼ぶこととする 糸でんわかけてほしいなきみがもしひみつのそうだんしたい時には 白夜の地〈夏〉と名付けたチョコレートもう売り切れているのだろうか 玉手箱もらう予言をされてても太郎は亀を助けてほしい 【目次】 1章 例えばひとみ 2章 相聞 3章 例えばひかり 解説 ひとみとひかり、ふたつの目 小島なお 見えるもの、見えないもの 東直子 「見る」ことを巡って 穂村弘 あとがき 【著者プロフィール】 後藤克博 (ゴトウ・カツヒロ) 眼科医。千葉大学附属病院、お茶の水・井上眼科病院等に勤務。将棋アマチュア6段。 著者 後藤克博 発行所 左右社 発行日 2025年1月29日 A5判 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
万華鏡 対訳寺山修司短歌集【古本】
¥1,000
SOLD OUT
【状態】 カバー帯付 カバー:スレ小 帯:折れ有 本体:良好 著者 寺山修司 訳者 鵜沢梢、アメリア・フィールデン 発行所 株式会社北星堂書店 発行日 2008年4月30日(初版第一刷) A5判 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
なんでそんなこと急に言うん?【新本】
¥1,320
【著者内容紹介】 〜くすっと笑えてぎゅっと切ないエッセイ&短歌集〜 一度しゃべりはじめると止まらない著者が大切な記憶をあれこれ語るエッセイ&短歌集です。 幼い頃の思い出、好きなもの、きらいなもの、得意なこと、苦手なこと、うれしかったこと、切なかったこと、出会った人々や風景、ままならないけれどたまに面白い気もする日常、なんでこうなったんやと自分でもよくわからない人生……。 大切な思い出や笑い話を詰め込みました。 【著者プロフィール】 奥村 真帆 富山県富山市出身、沖縄県那覇市在住。執筆・編集を軸にフリーで活動中。SNSでは文章や短歌、絵を発表している。好きな食べ物は甘味とカレー、好きな乗り物は飛行機とモノレール。 著者・発行 奥村 真帆 発行日 2024年12月1日 文庫判 242ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
すごい短歌部【新本】
¥1,760
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできている。人気歌人の思考回路を明かし、投稿者と腕を磨きあう。 全く新しい短歌エッセイ 入部希望殺到の好評連載、「群像短歌部」待望の単行本化! 選歌+講評+競作による すごい一首の解体新書 短歌の詠み/読みの補助線を引く 短歌部発足にあたって 1.テーマを決めて短歌を募集。僕もみなさんと同じテーマで短歌をつくります。 2.採用歌のなにが「すごい」のかを言語化します。 3.僕の短歌の発想→推敲→完成までを詳細に記録します。 4.選者として、プレーヤーとして、腕を磨きながら投稿の場を楽しみます。 著者 木下龍也 発行所 講談社 発行日 2024年11月28日 四六判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955