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散歩依存症 / 究極Q太郎【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 無力さという重力を担ぎ 歩け、歩け、歩け――。 八方塞がりの中にあるのは 私か、あるいは世界か。 「飲酒欲求をなんとか紛らせようとして歩きはじめたのだったが、それは身体に気を遣おうなどという、前向きな健康的な理由からではなく、度々起こしていたすんでのところのボヤ騒ぎをこれ以上繰り返すまいと思ったためだった」 介助者、アナキスト、詩人……。究極Q太郎さんにはこのような貌(かお)がある。 19歳、浪人時代に飯島詭理(いいじま・きり)名義で「第24回現代詩手帖賞」を受賞。が、その後、大学ではノンセクト運動と介助者としての生活を送る(その後退学)。 介助者としては、金井康治さんや新田勲さんの介助にも入り、機関誌『タビットソン』(金井康治命名)の編集に参加したり、「グループもぐら」の活動に参加して機関誌『グループもぐら』通信の編集に加わる。そして、『現代思想 特集=身体障害者』(1998年2月号)の編集にもたずさわった。 アナキスト界隈では、「3A(スリーA)の会」に加わり機関誌『Actual Action』に参加したり、『Anarchist independent Review』にも参加した。 その間、早稲田に交流スペース〈あかね〉を立ち上げ、詩作との距離は都度、広がったり縮んだり。ミニコミ詩集を作品の主な発表の場としてきた。 本書『散歩依存症』は、究極Q太郎という人が、アルコールとの関係がのっぴきならないものになったとき、華麗に依存対象を「散歩」に置き換えたことに端を発して書かれた「詩」の塊である。 しかし問題は散歩の中身のほうで、このような具合なのだ。 「仕事の帰り道四時間かけ、休みの日には最大一日十時間も歩くようになっていた。毎日毎日、『雨ニモマケズ』のように。体に負荷をかけると、そのことに気をとられ、いらぬことを思う余力が削がれると信じ、両肩に重い荷物を担ぎ、坂道や階段、歩道橋に出遭えば登る、そしていらぬことが心に浮かびそうになったらそれを振り払うように思い切り歌をうたう。(略) いつしか私は、変性意識状態に入っていた。十時間歩いても全く疲れず、全てがクレイアニメのように見えるようになったのである」 「私が散歩するうちに見いだした「極意」に、「この道は通り抜けられないだろう」と見える路地にあえて入っていくというものがある。本当に抜けられなければ戻ればいい」(いずれも本書「あとがき」より) こうして路地へ、狭いほうへと向かう足取り。まるで迷うために、八方塞がりになるための散歩? ミラクルへと反転するための助走? もしかするとこの詩を読んでいるひとは、「この詩人は狂っているのではないか」という想いを、一度はいだくかもしれない。だが、詩人の散歩はそれを反転させるものなのだ。 本書には「にしこく挽歌」「散歩依存症」「ガザの上にも月はのぼる」ほか、39篇を所収。写真とドローイング、詳細な年譜も付した。 【著者紹介】 究極Q太郎(きゅうきょく・きゅうたろう) 1967年生まれ、埼玉県出身。 詩人、介助者、アナキスト。 1986年、19歳のときに飯島詭理名義で第24回現代詩手帖賞を受賞。明治大学文学部中退。その後、脳性麻痺等の身体障害者介助に就く。 以降、『Anarchist independent Review』『新しい天使』などの発刊にたずさわりつつ、自身の詩をミニコミとして「詩アレルギー詩集」「おれたち愚劣な俗物」など多数刊行。 1998年、早稲田に交流スペース〈あかね〉をオープン。「だめ連」と行動をともにする。 『現代思想』『ユリイカ』等に、障害者問題や詩論などを多数寄稿。 著者 究極Q太郎 発行所 現代書館 発行日 2024年12月25日 A5判変型 上製 264ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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(特典付)『星のゆらぎに火を焚べて』刊行一周年記念対談 時里二郎×星野灯【七月堂・新本】
¥1,100
星野灯『星のゆらぎに火を焚べて』(七月堂)の刊行一周年を記念した時里二郎×星野灯による対談冊子。 対談後の余韻の中で綴られた書き下ろし詩を一篇ずつ収録。 冊子購入特典として対談動画のQRコード付。 <対談内容> 詩の中の「私」と書いている「私」/授かったもの/詩に関わる活動について/詩を書き始めた頃のこと/詩の伴走者/移りゆく詩の書き方/詩が書けない、そんな時は/詩の中に残り続けるもの 判型┆B6 頁数┆40頁 発行┆1月17日
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あなたをかく / インカレポエトリ叢書32【新本】
¥990
あなたのことを書こうとして わたしの指がとまる 【作品紹介】 保湿 あなたの肌は乾いている 鋭い冬の風に永く曝されても 柔らかい肉の体温を守るために また重い鞄を抱えても 獣の尖った爪が食い込んでも 痛みに耐え、それらを抱き続けるために あなたの唇は乾いている 唇の内側を知らせまいとして 外側の脱水された優しい言葉を語るために また濡れた言葉を与えるために 善きことのために、遍く与えるために 無意識に唾液で湿された あなたの唇は渇いている 何度でも潤そう あたたかいわたしの部屋で わたしの両の手であなたの背を 胸を 腹を 腰を 腕と脚を 手足の先を 首を 顔を もちろん唇を 衣で隠されるところ 顕になるところ 何度でも潤そう あなたの内から溢れる水を あなたの肌に守られていた水を ただ広げてやるだけでよい わたしの部屋はあなたのあってあたたかく あなたの水で湿度が保たれる それであなたはすでに潤う しかしわたしはさらに油を擦りこもう あなたはじきにこの部屋から出ねばならないから あなたはすぐ冷たい風に当たらねばならないから あなたはまた乾いた言葉を言わねばならないから うるおいが少しでも保たれるよう 念入りに塗りこもう 甘く芳しい香油を 潤ったあなたは新生児のように去る 誰かにまた水を与えるために 次にあなたが訪れる時まで 乾いた肌と唇を携えて来る時まで あなたの体温と湿度を 何度も追憶する この部屋は保たれる 著者 草野海子 発行所 七月堂 発行日 2026年1月25日 四六判 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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白い火、ともして / 西尾勝彦【七月堂・新本】
¥1,320
本作『白い火、ともして』は、芸術方面に進もうとする若い人たちに「創作基礎」の話をする機会があって、その講座の内容を随筆詩の形をとってまとめたものです。 創作に携わって生きている人、生きようとしている人、またその家族や友人の方へ。また、自分らしく創造的に生きるすべての人へ贈ります。 【作品紹介】 縁あって芸術方面に進もうとしている若い人たちに「創作基礎」の話をする機会がありました。創作そのものを教えることはむずかしいですが、創作をつづけていくにあたって知っておいた方がよいことなら少しは伝えられるとおもい、講座を担当しました。 その内容をより非実用的な方向にあらためて、随筆詩のようなかたちにまとめたのがこの小冊子です。ほとんど役に立つものではありませんが、創作を志すひとのささやかな支えになるかもしれません。本棚の片隅にそっと置いていただき、ときおりまぼろしをかんじるように読みかえしていただけたらうれしいです。 2026年1月 西尾勝彦 創造する、生きること 創造する 生きること その永遠のゆらぎに やすらかな つながりをかんじます しなやかで ほのかなものが まばたきのあいだに ゆれています 創造することは 無からなにかを生みだすこと まぼろしをうつつにすること ゆさぶられるあわい記憶 ひらめきの春風 小鳥のはばたく光 天使の裳裾にふれている 無限のなつかしさ そのけはい 生まれた日のかけら 倒れている人に手をさしだす ながれる水のゆらりゆらり 夢のしっぽを追いかけている 台所でのびゆく豆苗 あのひとに伝えそこねたおもい 自分を見失うことができる場所 霊感の理想郷 生きることそのもの 著者 西尾勝彦 発行所 七月堂 発行日 2026年1月30日 105mm×135mm 74ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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藤井稔詩集 / インカレポエトリ叢書別冊【新本】
¥1,650
藤井さんが書きつけた言葉の奥に、わたしは時々、あー、うー、おおーと、人間であることを超越した生きものの鳴き声を聞く。胸がかきむしられる。そして、わたしも人間をやめて、いっしょに鳴きたくなるのだった。 ――小池昌代 【作品紹介】 わずらう 恋人よ あの音を聞いているか 僕という織布がよれていく音を 有線のインディーズ JR大阪駅裏のラブホテル シルクのシャツは雨に弱いから ぬれた右腕はもう動かない その火照り、及び齟齬を返せ 恋人よ 僕たちの恋は ワンタイムパスワードでもよかった その意味を決めつけるには あまりにも早すぎた 僕がずぶずぶと泥を漕いでいたとき きみは初恋をしていたのだろう すべてを知ることができればよいと思う もしくは、何も知らずにいられたら きみがおかしならば食べてしまいたいくらいですという のっぺりとした言葉を口にしたとき コソヴォでは悲鳴と空爆が絶えなかったらしい その火照り、及び齟齬を返せ 街では小さな蜂が何匹も 僕らの知らぬ記号をはこぶ 僕もまた、黄色い羽を揺らしつづけて とにかくへとへとだった 何もかもが 千切れた蜂の涙だ きみが僕の手を握り返す感覚が確かにしたが 隣町では、路地裏で犯されるきみを見た奴が バケツいっぱいのねばついた絵の具を振り蒔き きみはそれを『きらきらひかる』にはさみ、みにくい押し花にした! 恋人よ、僕らの生活は 十六才の耳鳴りのせいで破裂しそうな あのかがやきが全てだったか 黒々とした光に照らされたあのあぜ道で ふたりは立ち尽くしたはずだ 「復讐は済みましたか?」 荒々しく それでいてさわやかな ギターの音 著者 藤井稔 発行所 七月堂 発行日 2026年1月10日 四六判 124ページ 【関連】 インカレポエトリ / インカレポエトリ叢書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2851576 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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メキシコ(サイン本) / 三角みづ紀【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 中原中也賞、萩原朔太郎賞の受賞詩人、三角みづ紀の10冊目の詩集。 2023年と2024年、2度のメキシコでの滞在中に書かれた37篇の詩と17篇のエッセイを収録しました。 ===== 知らない土地で言葉を綴る行為は、生まれかわるための行為だとおもう。 過去の自分を模倣するように表現することが、わたしにとってはもっともおそろしいことだ。 なので、何度でも手放して、何度でも死ぬ必要があった。 ―「二〇二四年七月初旬、メキシコシティにて」より ===== 一冊ごとにあたらしい自分と出会い、詩を書き続けてきた三角みづ紀のメキシコでの日々。 「詩の第一行みたいに、そこにある」と、詩人が捕まえた世界の美しさを一冊に留めました。 ●あとがきより 二〇二三年の十月より三カ月、二〇二四年の三月末より四カ月。わたしはメキシコにいた。一回目の滞在ではエッセイをたくさん書いて、二回目の滞在では詩をたくさん書いた。(中略) ノートをひらき、線を引く。デッサンをするように、大切な瞬間をとらえて描いていく。わたしにとって入口は同じだった。質感や感情のかたちによって、余白の多い詩になったり、物語をはらんだエッセイになったりする。 本著は十冊目の詩集であり、わたしのメキシコの日々そのものでもある。 ●詩「乾季のおわり」より 水分をはらんだ空気と この身体が天気を予報する 砂漠が靴にとどまって わたしたちは たしかに失ったのだが なにを得たのか知らない 【著者プロフィール】 三角みづ紀(みすみ・みづき) 1981年生まれ。第1詩集『オウバアキル』で中原中也賞受賞。第2詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。第5詩集『隣人のいない部屋』で萩原朔太郎賞を受賞する。 著者 三角みづ紀 発行所 ナナロク社 発行日 2025年11月18日 B6変形 並製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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響音遊戯5 都市に河童のいませり【CD】
¥1,650
都市に河童のいませり 岡島俊治/原作:山口孝美 原作 山口孝美詩集 「水取り男」 1. ハガキ 2. 腹話術師の悩み 3. 都市に河童のいませり 4. 白ワイシャツを返す 5. ~interlude1~ 6. 庭を掘る 7. 重し 8. ~interlude2~ 9. 水取り男 10. やがてそれも忘れ去られる 11. 寓話 都市に河童のいませり(昭和都市伝説あるいは寓話) 決して着かない手紙があると聞いた。や行からま行へ宛てたものである。 暮れ方、暑い日、地下道、人の群れにまぎれ、きわめて背の高い男。疲れた目をした男は駅のホームに立つ。電車が入ってくる。と、男は……!。 「永らくつきあった女に、言った 結婚しようか」喜んだ女は道端で重そうな石を拾って部屋のあちこちに石を積む。部屋は「重し」でどっしりと落ち着くが…… 雨のあがった空地にテント小屋がたてられた。サーカスだ、と人々は思った……しかし、何も起こらぬままに月日は過ぎてゆく…… 昭和の中頃にはこんな物語が繰り広げられていた。 作曲・編曲・制作 岡島俊治 朗読 岡島俊治・一純悠人・岡島亜紗美 美術 竹中想 装丁 御厨裕平 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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響音遊戯4 ゲーセンじょうのアリア【CD】
¥1,650
ゲーセンじょうのアリア 岡島俊治/原作:川口晴美 原作 川口晴美詩集 「ガールフレンド」 1.ゲーセンじょうのアリア ゲーセンじょうのアリア(私と彼女との日々) 冷蔵庫の電気音だけが響く部屋で「わたし」は震える。「わたしは冷蔵庫だけを愛している」。 「息苦しいほどたくさんの人が乗っていても地下鉄は死んだ獣のように静か」だ。 「こんなところでしか眠れないなんて不幸ね」そういう彼女にも濃い「くま」が出来ている。しかしそれは良く似合い美しい。 彼女に会える場所…「もうひとつはゲームセンター」。彼女が私を探して地下鉄を乗り継ぐように、私もゲーセンをはしごする。コインゲームの台と私の顔を見比べる彼女。 「…ねぇ、ゲーセンっておかしい、おかしいわ そう思わない?」ただ減ってゆく。 彼女は笑う、私も笑う。「薄く、冷たく、軽くなって、幸せそうに」 作曲・編曲・監修 岡島俊治 企画・制作 七月堂 声の出演 一純悠人・川口晴美 装丁 御厨裕平 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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響音遊戯3 ガールフレンド【CD】
¥1,650
ガールフレンド 作曲・監修:岡島俊治/原作:川口晴美 原作 川口晴美詩集 「ガールフレンド」 1. 夏の部屋 2. ブルーなシーツ 3. ペーパープール 4. レッスン 5. 濁った朝 6. 夜中にコンビニエンスストアへおにぎりを買いに行く 7. 寒気 ガールフレンド(私ともう一人の私の物語) 彼女と私の付き合いが始まったのは何時からだったか思い出せない。 彼女は突然前ぶれもなく現れる。 雨の日にやってきて「帰るところがわからなくなった」と言う。雨の音で彼女の声は途切れ途切れだ。暗い床に水溜りが出来ている。着替えを済ませた彼女は「この部屋は夏の真ん中に置き去りにされたようね」とつぶやく。ひとつのベッドで赤ん坊のようになって二人は眠る。外では落雷の音がかすかに響いている。下界は風速4.7メートル。私の中でも風は吹いている。彼女の中でも風は吹いているのだろうか。夏の残酷な朝日が昇る頃彼女はスリップを残したまま姿を消す。 作曲・編曲・監修 岡島俊治 企画・制作 七月堂 声の出演 一純悠人 装丁 御厨裕平 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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響音遊戯2 爪物語【CD】
¥1,650
爪物語 岡島俊治/原作:岩佐なを 原作 岩佐なを詩集 「狐乃狸草子」 1. 天女の血 2. 長橋 3. 寒船 4. 鴫男 5. 虚ろ首 6. 煙草 7. 身親な散歩 8. 爪物語 爪物語(兄妹夢物語) 登場人物 「狐乃狸」(このり)・・・他者の夢と記憶の中で生きることが出来る色白の美少女。 「孤狗狸」(こくり)・・・狐乃狸の兄。異母兄妹のようだが赤の他人という噂もある。声が美しく「みょうおん」と名乗ることあり、落ち着いた男に見えるが虚言癖がある。A型、双子座。 「鴫男」(しぎお)・・・あの世とこの世を行き来できる男。鳥を一羽飼っているが、その鳥が自分であることに気づいていない。血液は鳥のそれに近く「撃たれて死にたくない」が口癖。 「紀魚」(のりお)・・・自称人魚の息子。「誰の弟にでもなれる」とつぶやき、したたかに都会で生きている。2003年、神田川で死亡。その後も「紀魚を見かけた」という話をよく聞く。 作曲・編曲・監修 岡島俊治 企画・制作 七月堂 声の出演 小笠原玄・岡島亜紗美 表紙絵 岩佐なを 装丁 岡島俊治 スペシャルサンクス 庄山晃 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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響音遊戯1 微水【CD】
¥1,650
微水 岡島俊治/原作:白鳥信也 原作 白鳥信也詩集 「ウォーター、ウォーカー」 1. あっ 2. ひびわれることがある 3. さらわれる 4. 最後の水カマキリ 5. 微水 6. 魚が飛んでいる 7. 僕はコウモリの鳴き声を聞いたことが無い 8. 夕焼けを泳ぐ豆腐 微水(サラリーマン哀歌) サラリーマンの日常の心象風景。彼は自転車通勤。緑道を抜け、暗渠の上を走っている。走りながら昔を思い出し、なぜか心がひび割れてゆく。突然の雨は彼を水の世界へと連れてゆく。幼い頃、田んぼや小川で水カマキリやゲンゴロウを見つけて追いかけまわしたことを思い出す。あれはいつだったのか……。 会社で会議が始まろうとしているのだが、窓の外にビニールの魚が飛んでいる! 妄想は次から次へととどまるところを知らない。そんな日はまっすぐ家には帰れない。回り道をして河原で夕焼けを眺めてしまう……。 夕焼けは幼い頃聞いていた豆腐屋さんのラッパを思い出す。鈴木さんは国道に出る細い道で車に轢かれた。あたり一面豆腐が散らばり、夕焼けの中を豆腐は泳いで行った。 作曲・編曲・監修 岡島俊治 声の出演 岡島亜紗美 美術 Noriko Yoshikawa 装丁 岡島俊治 スペシャルサンクス Shiori Yamaki ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ぼくがヒーローになる日 / 著者:星野灯、挿絵:kayo【新本】
¥1,200
【著者内容紹介】 「ヒーロー」をテーマに10篇の詩をまとめた詩集。 一つ一つの詩は独立しているけれど、一冊を通しで読むと物語のように緩やかに繋がっている構成も特徴的。 絵描きのkayoによる挿絵が静かに寄り添う特別な一冊。 遠くに見える灯りのなかで 君が暮らしているということを 知れてよかった 心を動かす夜には 灯りが必ずある 本を読む灯り 仕事を続ける灯り 大切なひとを見つめる灯り 君の暮らす街に 灯りがたくさんある それだけで豊かだった 胸の奥が眩しかった 収録作品「夜景」より 著者 星野灯 装画・挿絵 kayo 発行日 2025年12月25日 148mm×148mm 30ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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あわいの旅人 / 真名井大介【新本】
¥2,200
【著者作品紹介】 『わたしたちを生かしているものの正体とは』を主題に、詩集やライブ、インスタレーション作品の制作を行う詩人・真名井大介による写真エッセイ集。 古代の祈りが今も満ちている石造りの教会跡や、異界への扉と呼ばれる精霊の土地・アイルランド。そこで真名井さんが見つめた、私たちの意識の奥底に広がる「たましいの原風景」が写真と散文で綴られています。 第一詩集にも流れる世界観がまた違った形で、その輪郭を新たに更新しています。 「自分自身を空にして、自分を越えたものの「うつわ」となること。教会跡の場に充満していていたあの気配は、そうやって創られ育まれたものにこそ、はじめて宿るちからなのだろう。」(本書より) 著者 真名井大介 発行日 2025年11月30日 110mm×155mm 136ページ 無線綴じ フルカラー ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ふきのとう / 詩:工藤直子、絵:くすはら順子【新本】
¥1,540
【出版社内容紹介】 『ふきのとう』は春のはじまりを描いた詩です。 雪の下で、あたまを出そうとふんばっているふきのとう。 「よいしょ、よいしょ、そとがみたいな」 雪も、竹やぶも、春風がくるのをまっています。 空の上で、お日さまがわらいました。 そして、ねぼうしている春風をおこすとーー? ◆ ◆ ◆ この作品は、小学2年生の国語の教科書(光村図書)に、 1986年から現在まで掲載され、親しまれています。 言葉にできなくても、気持ちをたくさん感じているお子さんに。 子どもの小さな成長を大切に思っている親御さんに。 見えないところで育つ心に、そっと寄り添う絵本です。 詩 工藤直子 絵 くすはら順子 発行所 夏葉社 発行日 2026年1月9日 206mm×206mm 上製 24ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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カフェオレ広場season6【新本】
¥700
【著者内容紹介】 season6は「色」がテーマ。ゲストは長年ネットで人気の「たもつ」こと、たけだたもつ! メンバーたちはぐいぐい来てるし、楽しくなってきたー 【参加詩人】 たけだたもつ(ゲスト) 入間しゅか ことぶき 木葉 揺 角 朋美 でおひでお 能美政通 星野 灯 横尾憲孝 よしおかさくら 主宰 木葉揺 表紙画 でおひでお 発行所 カフェオレ広場編集室 発行日 2025年10月10日 四六判 72ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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すきがいっぱい / 谷川俊太郎、西加奈子【新本】
¥1,870
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 詩人・谷川俊太郎さんと、作家・西 加奈子さんが交互に詩を贈り合う。保育雑誌PriPriに連載されていた「詩のこだま」が1冊になりました。 言葉に初めて触れる子どもたちが声に出して楽しみ、大人たちの心に響く、ということをテーマにして始まり、2年以上にわたってやり取りは続きました。 西さんのあとがきと挿画とともに、ひろがっていく詩の世界をお楽しみください。 著者 谷川俊太郎、西加奈子 発行所 世界文化社 発行日 2025年12月12日 B5変形判 56ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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雪の詩集 / 福嶋伸洋 編訳【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 雪が あらゆるものに沈黙の布を被せた。 感じられるのは 家のなかの物事だけ。 わたしはシーツにくるまり 何も考えずにいる 考えることさえ。 動物のように寛ぎ おぼろな想いに耽り 世界のどんな行いより無為に 眠りに就く。 --アルベルト・カエイロ 日本翻訳大賞受賞作、クラリッセ・リスペクトル『星の時』の訳者による翻訳詩アンソロジー。フェルナンド・ペソーアの異名アルベルト・カエイロから、ハイネ、リルケ、ガブリエラ・ミストラル、ディキンソン、ボードレール、シェイクスピアまで。ヨーロッパおよび南北アメリカの詩人たちによる、「雪」をめぐる詩のことばを集成。不朽の名作を原文で味わえる多言語対訳詩集。 【目次】 雪があらゆるものに沈黙の布を被せた アルベルト・カエイロ 樅の木がぽつんと立っている ハインリヒ・ハイネ 雪のひと ウォレス・スティーヴンス 山並み アルフォンシーナ・ストルニ 初雪 ジェイムズ・ラッセル・ローウェル 忘れさせよう サラ・ティーズデール 雪 シャルル・フュステール 時は移り、心は移り ルイス・ヴァス・デ・カモンイス 雪片 ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー 雪の妖精 クロード・マッケイ 雪 レミ・ド・グールモン 遠い山々の雪に陽は当たる リカルド・レイス 冬の夜 ゲオルク・トラークル クリスマス テオフィル・ゴーティエ 夜の帷がわたしを包む エミリー・ブロンテ 高い樅の木は掠れた息を漏らす ライナー・マリア・リルケ みなしご ジョヴァンニ・パスコリ 雪が降るあいだ ガブリエラ・ミストラル 雪のようにわたしは純潔であり続ける ルネ・ヴィヴィアン 声高に戦うのは勇気あること エミリー・ディキンソン 曇り空 シャルル・ボードレール 火と雪 ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン 虚しい言葉 オラーヴォ・ビラッキ 冬 ルベン・ダリオ ぼくたちの家の戸口に…… エミール・ヴェルハーレン 霧と雪みたいに狂っている ウィリアム・バトラー・イェーツ 果てしない ポール・ヴェルレーヌ 降り募る雪 エイミー・ローウェル 一匹の狼 ポール・エリュアール 吹きだまることのない雪 エミリー・ディキンソン 雪が消えると遠ざかってゆく アントニオ・マチャード ソネット五番 ウィリアム・シェイクスピア 白い雪 ギヨーム・アポリネール 雪について フロルベーラ・エスパンカ 白い枝々の下に座って ハインリヒ・ハイネ 言葉たち ウンベルト・サバ * 解説 編訳者 福嶋伸洋 発行所 サウダージ・ブックス 発行日 2025年12月22日 A5判変形 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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INDIAN SUMMER / 平山昭一【七月堂・新本】
¥2,200
余命宣告の極限で編まれた魂の詩篇 【作品紹介】 第三詩集として準備されていた遺稿詩集。彼が遺した詩に描かれた美しい海、八丈島の自然。詩人の魂は今もそこに遊ぶだろう。 穹と海 まぐわう/ひかりとやみの はざまに/浜万年青 かげろい/蝶 ひとひら/たは とひ/とは たひ/あたしは 羽化の/悦楽に 酔い/しおかぜ まかせ/まひるの銀河 さすらい/日輪 オーロラ/氷河 珊瑚礁 めぐる/ひと夏の 恋うる/あつき ことの葉/せいひつの 水ぎわを/さやかにわたる/碧い翅音 美しく/たは とひ/とは たひ/短命なので/ことさら はなやかに/きららめき (「蝶」) 著者 平山昭一 発行所 七月堂 発行日 2014年12月26日 A5判 並製 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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こころの底荷 / 原章二【七月堂・新本】
¥1,650
とめどなくあふれる言葉 「『喪服』と同じく、これも妻に捧げるほかはない。「お馬鹿さん」とまた言われることだろう」(あとがきより)著者第二詩集。悲しみの先に進むには、美しい思い出と寄り添って行くしかない。二人の出逢い、その輝きは今も続いている。 ぼくたちはいつまでも/この生活がつづくと思っていた/だって/ぼくたちの愛がつづくのだから/この生活はつづくに決まっている/愛ってなんだろう?/そんな定義はいらない/愛の定義など/スポーツのルールよりも劣弱だ/文字通り劣って弱い/それなのに愛を抑圧している/ぼくたちは恋人時代/ある休日の昼下がり/近所の空地でバドミントンをした/いつまでもいつまでも/ラリーがつづいた/青空を羽根が舞った/ぼくたちがそうしようと/意志したからだ/愛とはその意志のようなもの/宙を舞う羽根を見たいのだ/ラリーを百回まで数えて/「首が疲れたからやめようか」と/ぼくが言って/きみが笑った/そう 疲労が襲って/僅かなヘマで/羽根が地に落ちることもあるのだ/いや それはいずれ必ず地に戻るのだ/だがこころに残るものもある/宙を舞う羽根のたのしさ/空に描かれた愛のかたち (「愛のかたち」) 著者 原章二 発行所 七月堂 発行日 2017年11月30日 四六判 並製 カバー付 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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アルケースの話 / 松原立子【七月堂書籍・新本】
¥1,650
【内容紹介】 さあ、広いところへ出る。 さりげない瞬間に、人間の感情を、不思議を、人生の奥深さを端整に描く。著者がふと気付いたように、この詩集を読むと今の自分を少し離れた場所から見ることができる。菅原克己から受けた大いなる遺産であるかもしれない。 起き抜けに、朝の冷たい風になぶられて/赤児に戻ったように、ぼんやりしていると/ふと、忘れていた/なんでもない光景がよみがえった/三年前の夏、田舎道をどこまでも歩き/数本の丈高い向日葵を見たことを そのとき、私は幸せだったわけではない/不幸せだったわけでもない/ただ何も考えずに歩いていた/またあの道を歩きたいのでもない/ただ向日葵の見える道を歩いた そのことを思い出しただけで/今、生きていることの不思議な幸福感が湧いてきた/冷たい風に当たった/肌は、私を違う季節に追いやったけれど/今しばらくは、ここに座っていよう それにしても/あの数本の向日葵は/三年前の私を知っていたのだろうか/私も気がつかなかった私のことを(「秋の向日葵」) 著者 松原立子 発行所 七月堂 発行日 2017年12月10日 A5判 80ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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言語宝石群 あるいは星座群 / 大沢青生【七月堂・新本】
¥2,200
現職の牧師である大沢青生の紡ぎだす耽美な言語空間。それは徹底した美への奉仕である。 ルビや当て字の多用によって構築される重層的な言語空間。それは単なる言葉遊びではなく、軽やかに絡み合う主旋律と副旋律のような宝石のきらめきである。 著者 大沢青生 発行所 七月堂 発行日 2020年11月24日 B5判 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩誌「アンリエット 」2号(Henriette)【新本】
¥1,000
SOLD OUT
【著者内容紹介】 詩誌「アンリエット」「窓と罪」 髙塚謙太郎と峯澤典子による詩誌「アンリエット」。 2号のタイトルは「窓と罪」。 二人の書き手がそれぞれ、数か月かけて執筆した作品を収録。 ・髙塚謙太郎の論考4作品、散文1作品。 ・峯澤典子の詩12篇(連作も含む)。 扉とタイトル、目次、奥付ページも含めて、108ページのボリュームです。 二人の書き手の合同の「作品集」とも呼べる読み応えのある一冊。 「窓と罪」、お楽しみいただけましたら幸いです。 ◆コンテンツの一部 ・格子 ・馬淵美意子の諦念 ・転居 ・紅 ・藤村「初恋」という抒情 ・刺繡 ・山本沖子の夢 ・Villa ・「蝶々」小考 ……など。 一冊全体のデザインは、峯澤典子の詩集『あのとき冬の子どもたち』『微熱期』や詩誌「hiver」の装幀を手がけた吉岡(片桐)寿子が担当。 「窓」や「薔薇窓」のイメージから優雅に広がる、色使いも細部も洗練されたデザイン。表紙の光の反射に包まれる本文は雪のようでもあり。この本のために選んだ繊細な書体も作品を引き立てています。 ※初版限定部数での発行となります。再版の予定はありませんので、この機会にぜひお手に取っていただけましたら幸いです。 ◆執筆者&デザイナープロフィール ◇髙塚謙太郎(たかつか けんたろう) 詩集に『さよならニッポン』(思潮社)、『カメリアジャポニカ』(思潮社/中原中也賞、鮎川信夫賞でともに最終候補)、『ハポン絹莢』(思潮社/中也賞最終候補)『sound & color』(七月堂)、『量』(七月堂/H氏賞)、『哥不』(ヰ層楽器/西脇順三郎賞候補)。 詩集以外の著書に、『詩については、人は沈黙しなければならない』(七月堂)、『散文の連なりについて』(同)がある。 ◇峯澤典子(みねさわ のりこ) 2008年に月刊誌『ユリイカ』の詩の投稿欄の新人に選ばれる。 詩集に『水版画』(ふらんす堂)、 『ひかりの途上で』(七月堂/H氏賞)、『あのとき冬の子供たち』(七月堂)、 『微熱期』(思潮社/歴程賞)。共著に『空気の日記』(書肆侃侃房)。 ◇吉岡寿子(よしおか ひさこ) 広告や雑誌のデザイナーとして、さまざまな販促物のほか、雑誌『ELLE DECOR』『ELLE A TABLE』『GQ JAPAN』などのデザインを手がける。現在は片桐寿子の名で活動。 ◆仕様 ・表紙周り+本文108ページ ・持ち運びやすいB6サイズ。 ・表紙には、上品な光沢のシャインフェイスシルバーを使用。 ・本文には、手触りも優しい真っ白なコミック紙ホワイトを使用。 ・本文の前後にブルーの色上質紙の遊び紙付き。 著者 髙塚謙太郎、峯澤典子 発行 峯澤典子 発行日 2025年1月11日 B6判 108ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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Fragment of Nara 10short poem 奈良のかけら / 西尾勝彦【新本】
¥1,100
西尾勝彦による幻の私家版詩集 【書店内容紹介】 「奈良のかけら」はこれまで西尾さんが作ってきた「奈良にまつわる詩」を集めたものです。 日本有数の悠久の時が流れる奈良。 「奈良の雰囲気」を持ち帰っていただければ、とのこと。 10の詩が載せられていて今作は日英語両併記で2倍楽しめます。 西尾さんの詩は英語のために書かれたのではないかと思うほど。 著者 西尾勝彦 訳者 松嶋友紀 発行日 2018年1月3日 148mm×160mm 36ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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半濁音に咲く花を / ケイトウ夏子(サイン入り)【七月堂・新本】
¥2,090
ケイトウ夏子詩集 行きつ戻りつする季節―― 痕跡の記憶に花びらを降らすように 【作品紹介】 揺籃期 踏切を待つ間に夜を洗う風が吹く 通り過ぎる電車に浮かぶ 方々へ別れる予定の人々は 灯台の顔をして揺れている 遮断機があがると道が生まれた 真っ直ぐに進むことをこばむ足は 敷き詰められた小石に触れる それは 未完の寄り道 いつか水底で ねむっていた時間に繋ぐ 渡れる川を横断する 遠景にころがる果実に映された、いくつもの呼びかけ 皮を剥くように 拡がるとばり 手招きする一歩手前で止めて 転写される系譜を追う 見ない人の分まで空をみている 著者 ケイトウ夏子 発行所 七月堂 発行日 2025年12月15日 四六判 68ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
