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ひらいてみたら / 道山れいん【七月堂書籍・新本】
¥1,980
予約商品
はじめまして、エッセイ詩。 れいんさんは、オトナのニンゲンなのに、いつも世界に向かってほ ほえんでいる。どうしてそんなことができるんだろう。詩のような エッセイのような、べつに最初からどっちだっていいような言葉の つらなりに、そのひみつが隠れている。 ―― 向坂くじら(詩人) いろいろとむずかしい時代、でも時代のせいにはしたくない。 むしろ今まででいちばん自由に。 ぼくなりに、人生のすべてを書きました。 道山れいん このエッセイ詩『ひらいてみたら』には、道山れいんのことばに宿るぬくもりの秘密が隠されている。 どんな人や、風景、ものごととの出会い、どんな風に感じ取って熟成させているのか。 コの字カウンターの居酒屋で、偶然となり合わせたれいんさんから、少しずつ、ゆっくりと話を聞かせてもらうような、そんなエッセイ集です。 できるだけネガティブをポジティブに変換しようとする。でもそれにはちょっとしたコツが必要なのだ。 れいんさんが持っているそんなコツが育まれた場所には、家族や友人、仲間、尊敬する人、会ったことのない祖父や猫。ぬくもりに溢れる存在がある。 大切なものを大切にする。 そんな、シンプルで一番むずかしいことのコツを、このエッセイ詩はお裾分けしてくれる。 たいせつな毎日と、それぞれの愛すべき人生のために。 時に怖いときもあるかもしれないけれど、ひらいてみたら、あなたも思わぬ出会いやぬくもりと触れ合えるかもしれない。 あかり バイバイ、を返したら 生き生きと「おっしゃー」という顔になった 通りすがりの一歳くらいの赤ちゃん。 橋から船に手を振る人。 観光列車に手を振ってくれる沿線の人。 人と別れたあと、 振り向いた後も笑顔の女性。 人間は不機嫌である必要がない。 だれだかわからないゆきすがりのひとに、 手を振りたくなるのはみんな一歳の頃から同じ。 そしてその余韻でにこにこしてしまうことは宝石のように ぼくにはあかるく見える。 そんなひとりひとりが 暗い宇宙のこの星の こころをあかるく照らしている。 著者 道山れいん 装画 カトウトモカ 発行所 七月堂 発行日 2026年4月19日 110×178mm 並製 166ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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こんこん / 水沢なお(サイン入り)【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 触れられないから、愛おしい──? テーマパークのきつねのきぐるみ・「こんこん」を愛するまど。その愛は次第に「中の人」への執着へと変わってゆき……。気鋭詩人の言葉きらめく傑作小説 【著者プロフィール】 水沢なお (ミズサワ ナオ) 1995年静岡県生まれ。初詩集『美しいからだよ』で中原中也賞受賞。第二詩集『シー』。小説集『うみみたい』。 著者 水沢なお 発行所 河出書房新社 発行日 2026年3月30日 四六判 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ハード・ポップス / 広瀬大志【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【内容紹介】 道徳心の欠片もない恋愛詩「ハード・ポップス」、そして純然たるモダンホラー「ストリート・オブ・ザ・デッド」。対となる二つの詩篇群が過剰な現実を織りなしていく。愛と恐怖が蠢くあまりに危険な最新詩集。 目次 1 ハード・ポップス(ハード・ポップス;それから;ホット・スタッフ;デスペラード;刎ねられる汎神論 ほか) 2 ストリート・オブ・ザ・デッド(ドリーム・カム・トゥルー;ラスト・ショー;ストリート・オブ・ザ・デッド1;ストリート・オブ・ザ・デッド2;ストリート・オブ・ザ・デッド3 ほか)
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髑髏譜 / 広瀬大志【新本】
¥2,420
SOLD OUT
【帯文紹介】 死んでいるのか? いやそれ以上だ 完璧な三日月型の鳴き声で見上げている施設が、空だ。 しおれた警句に誠実であることの陳述が、光だ。 膝をすりむきそうな芝生に照りかえった断層の臭いが、風だ。 亀裂の散在する封印された瞑想を定期的に脱輪する剃刀が、水だ。 詩のアンダーグラウンドへようこそ! 著者 広瀬大志 発行所 思潮社 発行日 2003年8月30日 94ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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伎須美野 / 時里二郎【新本】
¥2,640
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 息の器に おとも かたちも なも わすれられた 宙の 野 (「伎須美野 Ⅳ」) 「母はここでふたりのおまえを産んだ。ふたりだと、祖父ははっきり言った。《累代の祖父》の作る人形はそのように作られている」(「月森」)。私という波打ち際にたどり着いた漂流物。言葉を運ぶ容器としての詩へ。『名井島』からの新展開を明かす、7年ぶり待望の新詩集。装幀=水戸部功 著者 時里二郎 発行所 思潮社 発行日 2025年3月25日 A5判変型 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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エリカについて / 小野絵里華【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 私たちの、新しい詩集登場。小野絵里華待望の第一詩集刊行! 【第73回H氏賞受賞/第11回エルスール財団新人賞現代詩部門受賞】 身を任せる。揺られる。 そこで持ち続けるべきは自分の信念などではなく、 言葉で作られた世界をどこまでも漂おうという、純粋な好奇心。 だと思う。──玉城ティナ 地球上の生活がぜんぶエリカで、エリカが詩だった──伊藤比呂美 朝がくるたび、 わたしたちは生まれる。 苦しみを抱えながら、ただ静かに呼吸している。 生まれてくることは しんどいことだ。 それでも朝焼けがきて、 わたしたちはやわらかな光に包まれている。 今日もせかいは、透明なかなしみがきらめいている。 不確かで、それでも透明でキラキラした朝を私たちは待ってる── ユリイカ新人賞で鮮烈にデビューした小野絵里華、注目の第一詩集! 夜になると、わたしは言葉をひとつずつ殺していくことに夢中になる。本当には殺さない。睡眠薬を投与していくのだ。ゆるり、骨をなくして。輪郭をなくして。 彼らはどこかに帰っていく。もとあった場所に収まる。せかいの表面はさざ波だ。そんな時、わたしはいつもひとりだ。 「あとがき 喋りすぎた朝」 著者 小野絵里華 発行所 左右社 発行日 2022年08月31日 四六判 上製 116ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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高橋睦郎詩作集成Ⅰ【新本】
¥8,800
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【出版社内容紹介】 見果てぬ夢、その出発 落ちてゆく ただよう花のような深淵 鎗のように みずからの重さに かがやきながら 落ちる (「眠りと犯しと落下と」) 永遠に捉え得ぬ詩を、それでも求めつづけねばやまぬ行為が詩作だ。信念の詩人七十余年の見果てぬ夢の集成全五巻の第一巻。十四歳から二十歳代終わりまで。幻の第一詩集全篇、第二、第三、第四詩集の谷川俊太郎、三島由紀夫、澁澤龍彦の跋文すべて収録。月報として井上隆史との対話を付す。 【収録詩集】 ミノ あたしの雄牛/薔薇の木 にせの恋人たち/眠りと犯しと落下と/汚れたる者はさらに汚れたることをなせ/頌/巨人伝説/舊詩篇 さすらひといふ名の地にて 著者 高橋睦郎 発行所 思潮社 発行日 2025年10月 A5判 上製布クロス装貼函入 308ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ぼくの鎌倉散歩 / 田村隆一【新本】
¥2,080
【出版社内容紹介】 酒を愛し、自由を愛した詩人、田村隆一。そして詩人が愛した鎌倉。 第一詩集『四千の日と夜』で鮮烈なデビューを飾り、「荒地派」の中心的存在として戦後の現代詩を牽引した詩人・田村隆一。鋭利な詩句は詩壇をこえて、文学、芸術一般へも影響を与えたと言われる。また酒や銭湯を愛し自由を実践する飄々とした生き様、ファッションブランドのモデルを務めるほどの風貌で、広く人気を集めた。 本書は、47歳から75歳まで、材木座、稲村ヶ崎、二階堂と居を移しながら終生暮らし、愛した鎌倉を題材にした作品を厳選。詩人ならではの眼を通した鎌倉の姿が浮かび上がってくる。 ◎収録作品33点(詩21点・エッセイ12点) ◎モノクロポートレイト3点収載 写真:山田愼二 ◎「田村隆一散歩図」(作品に登場する地名の地図)付き ◎解説 宮崎真素美(愛知県立大学教授) ■著者 田村隆一(たむら・りゅういち) 1923‒1998。東京生まれ。1947 年、鮎川信夫、北村太郎らと『荒地』創刊、戦後の現代詩を牽引する。第一詩集『四千の日と夜』、『言葉のない世界』(高村光太郎賞受賞)が高い評価を受ける。1970 年に東京から鎌倉へ転居し、終の住処となる。死の直前に刊行された『1999』に至るまで生涯にわたって詩作を続けるほか、評論、随筆、翻訳なども数多く手がけた。 ■目次 春/見えない春/さかさ川早春賦/咲く/偕楽/鎌倉山のダンディなライオン/滑川午睡歌/ヒグラシ/海の言葉/一品香/わが町/白い波頭/鎌倉──ぼくの散歩道/十三秒間隔の光り/鎌倉の人──大佛次郎『敗戦日記』/夏至から冬至まで/朝 ぼくはなぜ/鎌倉逍遙/滑川哀歌/小路と小路をつなぐ秋/七里ケ浜より夕陽を見る/秋の黄金分割/洋館という不思議なお化け屋敷/亀が淵ブルース/ぼくの野原/路地と生きるヒト・文化/鎌倉の枕/夜の江ノ電/海へ出る小路/鳥・西風/牡蠣/新年の手紙(その一)/色 解説 宮崎真素美 著者 田村隆一 発行所 港の人 発行日 2026年1月23日 四六判変型 並製 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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龍に呑まれる、龍を呑む 詩人のヨーロッパ体験 / 四元康祐【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 「26年前、僕はヨーロッパという龍に吞みこまれた」、以来ヨーロッパの腹のなかで暮らし、各地を探訪してきた詩人の傑出したヨーロッパ体験記。 中心と辺境、パブの話、サンティアゴへの巡礼路、頑固で饒舌な人々、難民とヨーロッパの普遍性、フィンランドにみるヨーロッパの本質、戦後ドイツの良心と覚悟、トイレの尊厳、薬局のシンボル、1848年は「諸国民の春」、言葉の話……。 ゆたかな感性と深い思索によってヨーロッパという龍を見事に生け捕るヨーロッパ詩文集。ヨーロッパ、そして世界のこれからの行方を知るために、龍を呑む。 『日本経済新聞』連載の好評エッセイ24篇、詩31篇、コラム7篇(いずれも書き下ろし)、写真18点(著者撮影)を収録。 著者 四元康祐 発行所 港の人 発行日 2022年6月28日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩脳講義 / 野村喜和夫【新本】
¥2,970
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 詩人・批評家の野村喜和夫が東京大学教養学部で行った「現代詩」の講義録の書籍化。 詩とはなにかを、自作「デジャヴュ街道」「エデンホテル」を取り上げながら、具体的に語る、実践的現代詩入門。 詩はなぜ書かれるのか、詩はだれに宛てて書かれるのか、ふつうの言葉と詩の言葉はなにが違うのか、隠喩にはどのような力があるのか。作り手の思考を明かしながら、どのように読めばよいのかを明晰に案内する一冊。巻末には表象文化論の桑田光平との対談を収録。 著者 野村喜和夫 発行所 左右社 発行日 2026年3月17日 四六判 並製 248ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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萩原VS西脇――二十世紀日本語詩の可能性 / 野村喜和夫【新本】
¥3,740
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 世界=言語のこわばりを解くアナーキーな言葉の技法、それが西脇的諧謔であり、萩原から西脇へと渡された「二十世紀日本語詩」の可能性そのものである。 (「44 西脇的諧謔の射程」) 萩原朔太郎から西脇順三郎へと渡された「二十世紀日本語詩」の可能性とは何か。両詩人を徹底的に比較検討し、21世紀へと文学的連続性を展開する、実験的・多孔的評論集。装幀=中島浩 著者 野村喜和夫 発行所 思潮社 発行日 2025年11月30日 A5判 上製 312ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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地面の底のわれわれの顔――わが近未来近代 / 野村喜和夫【新本】
¥3,970
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 20世紀日本語詩を解き放つ 詩集・評論集同時刊行 プロジェクトは完了だ、私はもう詩は書かないが、 その沈黙をこのタワーに巻きつけて、黒い繭、 朔太郎の黒い繭としてそびえる、 断乎、そびえるのだ、 (「コクーン市逍遥――朔太郎をサンプリングしながら」) 蒲原有明から吉増剛造まで――20世紀日本語詩の豊饒な可能性を、多彩な書き換え行為によって解き放つ、時間錯誤的・近未来近代的新詩集。装幀=中島浩 著者 野村喜和夫 発行所 2025年11月30日 A5判上製 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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Agend'Ars / 菅啓次郎【新本】
¥5,500
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 地水火風、その四大の自然力に私たちは生きているすべての瞬間でつらぬかれている。 意識しようとしまいと、それがあらゆる種の生命、生命現象の根源である──。 2010年から4年間にわたって連続刊行された詩人・管啓次郎の出発点、連作詩集シリーズ「Agend’Ars」の新装版。 海岸と海岸は海岸として特に似ていなくても、それぞれの海岸で見る海はその場の固有の海であり同時にひとつにつながったおなじ海だ。地球の海に孤立はない。海は荒れている時もおだやかな時も力そのもののように感じられる。雨は激しい時もしずかな時もそれぞれに心を育ててくれる。そしてどちらの水も水はひとつ、循環のサイクルにおいて、私たちの中を流れてゆく。私たちの個々の存在や生涯の限界をはるかに超えて。 第三冊「海に降る雨」刊行時のあとがきより(本書再収録) 著者 菅啓次郎 発行所 左右社 発行日 2025年9月21日 四六判 並製 400ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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FULL L / 水無田気流【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 待望の第三詩集 うみわり草をつみにゆくのです おもちかえりの水圧 かかえて うみゆき道のはて にわかまち すいろ電車をめざしてゆきます そろそろ神離れが必要です 詩において人間の生が更新される。そのとき生じるものを抒情と呼ぶことは可能だろうか。私は可能だと考える。 (蜂飼耳「振動という基底に降りる」2022/6「現代詩手帖』より」) 【目次】 count5:FULL LIFE 世界モニタ count4:FULL LOCKED FULL LOCKED(デグチナシ) 偽振動(ふるるるる) 太陽視覚 浮遊期 破線史 count3:FULL LENGTH FULL LENGTH(トーシンダイ) ソーラー・ブック増補改訂版 虚色(ソライロ)マーケット テイジョウヘイワノタメニ 幸福装置 count2:FULL LOADED FULL LOADED(ゲンカイ) 世界幻夜行 パンダ令 忘レ月 ソラナミダ・ソーダ 空層ガイド ボオフラ・ロード 文字スクイ count1:FULL L FULL L ヒゴオル 虚音(ソラミミ) 始点(カミバナレ) ニセモノガエリ まつりびとれいこんま 白絶(シロタヘ) 0 暴虐の春 カミワスレ 火凍り 動宴 はいぱーでみっく/いんなーりりっく(みにまむ) -1 ナギノハラ あとがき 初出一覧 【著者プロフィール】 水無田気流(みなした・きりう) 1970 年、神奈川県生まれ。2003 年、第41 回現代詩手帖賞受賞。 2006 年、第1詩集『音速平和』(2005 年、思潮社)で第11 回中原中也賞受賞。 2008 年、第2詩集『Z境』(2008 年、思潮社)で第49 回晩翠賞受賞。 著者 水無田気流 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年6月11日 四六判並製 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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氷見敦子全詩集【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 <没後40年> 生命の火が燃え尽きる直前まで、詩の高みをめざして闘い続けた夭折の詩人、氷見敦子。 没後40年の今ここに甦り、新たな詩の未来を開示する。 ここが わたしにとって 最終的な場所なのだ という記憶が 静かに脳の底に横たわっている 氷見敦子は1985年、30歳の若さで皆に惜しまれつつ逝去した。七回忌に刊行された『氷見敦子全集』掲載の詩に、このたび発見された未発表詩2篇、小説2篇を加え、新たな一冊として現代に問う。その硬質な詩の言葉を読み解く8人の詩人の寄稿・解説と、弟・氷見進氏による貴重な証言も併せて収録。 氷見敦子の壮大な悪夢・異夢には暗黒を噛み砕き、呑み込んでいこうとする意思がちらついている (井坂洋子) 詩人の生きた航跡を詩の言葉で辿るのは、私自身が生きてやがて死んでいくことを辿る感覚に等しかった (川口晴美) 詩と死とを向かい合わせる場で格闘した詩人の足跡が、消えるどころか、むしろ鮮やかさを増して改めて出現する (蜂飼耳) 詩人は見えない何かを察知し、飲み込み、超現実的な言葉にそれを乗せて送り出しているのではないか (氷見進) ━寄稿「氷見敦子のこと」より 解説・近藤洋太 年譜・解題も収録 【目次】 詩篇 詩集『石垣のある風景』 詩集『水の人事』 詩画集『異性の内側』 詩集『パーティ』 詩集『柔らかい首の女』 没後詩集『氷見敦子詩集』 未刊詩篇 小説 潜む女 飛ぶ女 氷見敦子のこと 寄稿 井坂洋子 氷見敦子、あるいは憑存するスピリット 添田馨 想念のゆくえ 須永紀子 想念の宇宙 野木京子 姉氷見敦子の思い出︱光と魚そして夢 氷見進 街はたったひとりの「わたし」たちを銀河のように光らせているか 川口晴美 生きている「女」 杉本真維子 苛烈な追求 蜂飼耳 解説 生の完遂 近藤洋太 資料 年譜 添田馨 解題 参考文献 【著者プロフィール】 氷見敦子(ひみ・あつこ) 1955年2月16日、大阪府寝屋川市生まれ。1971年、神奈川県逗子市に転居。1978年3月、フェリス女学院大学文学部英文科卒業。当時、フェリス講師だった中桐雅夫に詩をみてもらい、本格的に詩を書きはじめる。卒業後はフリーライターなどをして生計をたてながら同人詩誌「SCOPE」を中心に旺盛な作品活動を続けるが、1985年10月6日、胃がんのため死去。享年30。詩集に『石垣のある風景』『柔らかい首の女』『氷見敦子詩集』など。1991年、七回忌を機に、エッセイや日記なども併せ収録した『氷見敦子全集』が刊行された。 著者 氷見敦子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年12月20日 四六判 並製 520ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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光をつたって / 川上雨季【新本】
¥2,530
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 第2詩集 ハロー海 そちらの世界はどうですか そちらの世界は (「いくつもの海」) 詩集『光をつたって』にある言葉は、 今を生きるその生の断片をあざやかに切りとる。だけでなく、そこにひそむ不安や痛みを生の言葉で浮き彫りにする。川上雨季の詩はこの不安や痛みを光のようにまとってステップを踏みだしてゆく。──朝吹亮二 「せかい」にひらかれたことばは、「光」を伝って、たゆたい、つらなり、はがれ、うつろう。語り手はときに言い澱み、文体は自ずと変化を希いながら、「わたし」と「あなた」との硲を、時明かりのように照らし出す。──井上法子 北陸での生活、能登の大地震、たくさんの傷みを引き受けながら、それでも世界はうつくしい。インカレポエトリ叢書の第2弾として刊行された『節節』から5年ぶり、第2詩集。装画=齋藤春佳 撮影=上野則宏 組版・装幀=佐野裕哉 川上雨季(かわかみ・うき) 1999年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。第1詩集に『節節』(インカレポエトリ叢書2、2020年、七月堂)、責任編集として『とある日 詩と歩むためのアンソロジー』(2023年、とある日編集部)、同作にて第12回エルスール財団新人賞現代詩部門を受賞。 著者 川上雨季 発行所 思潮社 発行日 2025年11月 四六判 上製 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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海洋性 / 城戸朱理【新本】
¥2,750
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【出版社内容紹介】 蒼ざめた鯨に 世界の果ては自分の背中にしかなく 終わりと始まりが衝突しては 時間が死ぬときが近づいている (「血の日曜日」) 「その歌声から「52」と呼ばれる彼は、世界でもっとも孤独なクジラであり、三十年の間、誰も応えてくれない歌を歌い続けている。その歌は人間にしか聞こえない」(「誰にも聞こえない歌」)。この世界は人間のためにあるのではない。人新世に近代的な人文主義の超克をはかる叙事詩への試み。新詩集2冊同時刊行!装幀=井原靖章 著者 城戸朱理 発行所 思潮社 発行日 2025年8月 A5判変型 上製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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火山系 / 城戸朱理【新本】
¥2,860
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 列島の底に揺らぐ かなしみばかりが積もってゆく 誰かが泣いていた 夜の底を震わすように。 (「ユーラシア書簡」) 「荒ぶる神、素戔嗚尊もまた、火山神としての相貌を持っている。私は大地に立って、地の底からの震度を感得する。そして、そこから、詩を書き始める。「そして、始まりは火に包まれていた」と」(「Elements」)。人新世、終わりの始まりに、私たちはどこに立っているのか。詩の新生に向けて、抒情から叙事に架橋する連作。新詩集2冊同時刊行!装幀=井原靖章 著者 城戸朱理 発行所 思潮社 発行日 2025年8月 A5判変型 上製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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落下の夢――vergissmeinnicht / 小林坩堝【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 第41回詩歌文学館賞受賞! たったひと言云って欲しい 「朝焼けがきれいだよ」 と (「風船」) 小林坩堝の詩は、時代から追われるもの、抹殺されるもの、瘡蓋として忌避されるものに執着する。それが言語器官としての詩の言葉の揺るがない使命だとでもいうかのように。新しい詩集では、落下――すなわち羽と言語(重力)とのせめぎ合いに、あの《歴史の天使》を召喚する。鮮烈な第一詩集『でらしね』の紅い言語が「魔子」を呼び出したように。――時里二郎 犯罪でない生はない。愚行でない美はない。地上的なものどもは、その足にまとわりつく錘ゆえに、重力を信じてやまず、墜落のために飛ぶ。「もっと醜く」「いちばん美しく」——いま、この詩集を倫理と呼ぶことに躊躇いはない。――五所純子 第1詩集『でらしね』から作品集『小松川叙景』を経て、12年間書き継がれた詩篇からなる最新詩集。組版・装幀=佐野裕哉 装画=高澤伸雄 著者 小林坩堝 発行所 思潮社 発行日 2025年4月28日 A5判変型 並製 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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飛ぶ練習 / 一海槙【七月堂書籍・新本】
¥2,090
一海槙 第2詩集 ああ いってしまった もう いってしまった 【作品紹介】 祖父 大空を鳥がゆくのを見ると 僕も 鳥であればよかったと思う ちいさな子どもが街の角をまがるのを見ると 僕も あの角であればよかったと思う 誰かがいっしんに本を読んで ときおり涙をうかべているのを見ると 僕はこの身体が 文字であればよかったと思う くちびるを閉じて つよい心で道を歩く祖父のように もうこの世にはなくても しずかに思いをつたえている あたたかい無名のものに 僕は なりたいと思う 著者 一海槙 発行所 七月堂 発行日 2026年3月11日 A5判 並製 91ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ぜんいんでしゅくふくせよ / 西プネウマ【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 それで思わずにいられなかった、わたし おまえと親友になって良かったです 「オストラシズム」より ジャック・ロメロとは、ガチャンゴとは、俺とは、前髪の七之丞とは──。 わたしとわたしたちの世界から、遠い時代、遠い場所まで、 〈ぜんいん〉を飲み込むスタイルと想像力の24篇。 大注目の詩人のデビューを告げる充実の第一詩集。 著者 西プネウマ 発行所 左右社 発行日 2025年7月30日 四六判変形 並製 240ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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葬世記 / インカレポエトリ叢書33【新本】
¥1,430
やけに星が輝く 認められなくても存在は続く 【作品紹介】 友達になれなくてごめんなさい(普通になれなくてごめんなさい) 友達になれなくてごめんなさい(普通になれなくてごめんなさい) 要するに、ぼくは嘘つきなのです(一つでも本当なら助けてくれますか) きみとは三年間同じクラスで、教室の中では親友同士を演じていましたが、ぼくが卒業式前日に飲んでいた水筒の中に、きみの唾液が満杯に入っていたことを知っていた人は、あの学校に誰もいなかったことでしょう。きみにとっては朗報なのでしょうが、きみがぼくに掘った無数の穴は令和□年になっても空洞のままです。あの時と同じく、ぼくの穴にはきみが入れたいものなら何でも入るに違いありません。というより、まだぼくはきみが望むままに入れてみせるのでしょう。まずは試しにポケットの消しゴムでも入れてみますか。 あの頃の男子校の閉塞感と言えば、生と性が交錯したゴルディアスの結び目で、自分が男性であることを証明すべく快速電車に飛び込んだ隣町の真性包茎の男子高生には同情してもし切れません(ぼくも証明が苦手だったので)。ぼくは教室を多頭飼育崩壊させた教員達を責め立てましたが、その時にはもう既に、PTAが育児放棄してしまう程に、絶えず臀部を揺らす猛禽類の吐瀉物と精液で教室の床は常に濡れていて、全校生徒全員が互いの首輪を自慢し合っていました(もちろんぼくも含まれます)。そして「座ってて良いよ」と言われて座る側の人生を呪いながらも謳歌してきたぼくは、きみに首輪を力尽くで引っ張られ、強引に立たされた時に一変したのです。きみの刹那的な等しい暴力性に魅了されたとでも言えばいいのでしょうか。その日の六限目が終わった後の掃除時間に、きみの胸鎖乳突筋が映えた太い首を、雑巾絞りみたいにしてやりたいと思いました(ただ、きみの首が象徴する男性という生き地獄を破壊したかっただけなのかもしれませんが)。 ――「溺死」より一部抜粋 著者 花房歩夢 発行所 七月堂 発行日 2026年2月28日 四六判 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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石垣りん詩集 表札など【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 「永いこと詩を書いてきたように思いますが、振り返ってみると単行本としての詩集は今までのところ四冊、すべて絶版になっていました。こんど童話屋、田中和雄さんから出版のお話があり、その需要を案じながら有り難く諒承いたしました。「表札など」は1968年思潮社刊。私は48歳でした。本書は装丁をかえて復刊されるものです。石垣りん」 本書収録 付記より ◆目次 シジミ/子供/表札/くらし/夜毎 旅情/海辺/花/幻の花/島/えしゃく 崖/健康な漁夫/仲間 …ほか全37編 著者 石垣りん 発行所 童話屋 発行日 2000年5月17日 A5判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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石垣りん詩集 表札【新本】
¥1,650
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 詩人・石垣りん(1920~2004)の詩文庫サイズ・詞華集です。 子どもの時から詩を書くのが好きだった石垣りんさんは、働いたお金で自由に本を買い、 詩の投稿もしたいという一心で 早くより 東京・丸の内の銀行に就職しました。 勤めのかたわら詩を書き、一家六人の家族の暮らしを支え、太平洋戦争の頃に 多感な二十代を過ごしました。そうした生活苦さえも 詩作の糧にしてしまうしたたかさを発揮して、 「表札」など文学史にのこる名詩を生んだのです。 世の中を鋭く観察した詩 や反戦詩は、今を生きる私たちに 勇気を与え、また反省をも促します。 童話屋の詩文庫にはかつて『空をかついで』『レモンとねずみ』(品切)といった ロングセラーがありましたが、2020年に生誕100年を迎え、装いもあらたに、 これぞ石垣りんという作品を厳選した 童話屋の詩文庫・決定版です。 目次 表札/雪崩のとき/挨拶/弔詞/崖/赤い紙の思い出/いじわるの詩 その夜 貧乏/家/夫婦/私の日記/落語/すべては欲しいものばかり シコタマ節/くらし 私の前にある鍋とお釜と燃える火と/洗たく物 儀式/脊椎の水/レモンとねずみ 用意/空をかついで/かなしみ シジミ/花/村/太陽の光を提灯にして/幻の花 …全29編 「石垣さん」 谷川俊太郎 「弔辞」 茨木のり子 編者あとがき「石垣りん小伝」 田中和雄 著者 石垣りん 発行所 童話屋 発行日 2021年9月10日 文庫判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
