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夢深くから、あふれる / 詩 古井フラ、画 nao【新本】
¥2,420
【著者サイト紹介文より】 naoの顔彩画を中心に、古井フラの詩を添えた詩画集。 これまでの共作詩集2冊に続く、3冊目となります。 原画の雰囲気が伝わるよう、表紙に金箔押しをしています。 本文の絵の再現にもこだわり、金刷り・銀刷り可能な特殊印刷を用いました。 巻末には二人の創作対談を収録。ふだんの感じで、ゆるく話しています。 著者 nao / 古井フラ 編集・発行 二日月文通社 発行日 2025年4月10日 B6判変形 72ページ 著者サイト:https://furufura.com/ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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七月堂ZINE「AM 4:07」vol.4【新本・七月堂書籍】
¥1,100
予約商品
七月堂ZINE「AM 4:07」vol.4 発行いたします! 〈内容紹介〉 【第4号ゲスト】 詩| 向坂くじら 短歌| 小津夜景 エッセイ|〈テーマ:冬、AM 3:10〉 浅生鴨 青柳菜摘 【連載】 詩| 西尾勝彦 エッセイ| 全12回 Pippo/近現代詩紹介 西尾勝彦/マーホローバだより 第4回 池上規公子(葉ね文庫)/中崎町2番出口で考え中 第4回 後藤聖子(七月堂)/なんだかうまく眠れない。 第4回 全4回 城下康明(ひとやすみ書店)/ぼく、おつりもらいましたっけ? 最終回 選書│テーマ〈ある冬の午後、ちいさなブーケといっしょに自分のために買って帰りたい詩歌本〉 吉川祥一郎 / blackbird books 辻山良雄 / Title 加賀谷敦 / あんず文庫 カバー写真| 寺岡圭介(紙片) 「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月 七月堂 後藤聖子 発行人┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 写真┆寺岡圭介(紙片) 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行日┆2025年12月5日 発売┆11月23日 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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散文の連なりについて / 髙塚謙太郎【新本・七月堂書籍】
¥2,530
予約商品
これが小説なのだとしたら、時代への完全なる抵抗だと思う。 ファストな時代のファストな読書への回答として。 人生はカタルシスのための物語ではないことの表明として。 そして、詩的なるものへの復権として。 ――梅﨑実奈 髙塚謙太郎『散文の連なりについて』は詩だ。 散文の連なりではあるものの、詩の水がひとしずく滴り落ち、やがてしとしとと連なっていくように、ここにある言葉ははじまり、つづいていく。 髙塚謙太郎の行分け詩は、語りの構造が裁断され細分化、複数化され緻密に再構成されていく極めて高度な書法に到達したが、ここの歩みは水の滴りのようにしとしとと進みやがて読者を詩の歩み、詩の呼吸そのものに同化させていく。 いつまでも。詩に終わりはない。 ――朝吹亮二 詩とは韻律だ。では散文は? 髙塚謙太郎は、ありふれた物語も愛も信じてはいない。信じるのは、書くという情熱と虚無とともに流れる言葉だけだ。 雨や光や人や文字に初めて触れ、離れて思うようなこまやかさと緩やかさで言葉はたゆたい、流れ、記されたどの瞬間も互いに似ていない個別の愛しさとなり瞬く。やがて日常の方がこの言葉の瞬きを写し、生き直すだろう。 比類ない詩の書き手による、散文という時間との本気の戯れ。その連なりは切ないほどに美しい。 ――峯澤典子 そういえば机上の時計が動かなくなって久しい。電池は、どこかにあったかな。それでも時針や秒針がいつかの時を刻んだ瞬間のままだということに、私は新たに驚いてもよかっただろう。そしてたぶん、そのときの私は時計の前にはいなかった。私だけがその瞬間を生きていないような、逆説的だけれど、そのくらい愛しい時間というものの深さを喩として書いていることが多いように思う。その証拠のように動きやめた時計だとしたら、この部屋はそれだけで完璧ではないか。 (本書より) 著者 髙塚謙太郎 発行所 七月堂 発行日 2025年12月1日 四六判 140ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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人の森 / 関中子【新本・七月堂書籍】
¥1,980
関中子詩集 席を立つ前に 人は何を大切にしたいだろう 退屈と快楽か 人である優しさか 【作品紹介】 水縁(みずえん) 池に礫を投げ入れる 人は縁をめぐって 礫は沈んで 生まれる波 円を描けばそれぞれに 尽きるまで 水は 遠い旅に出る 視線がたどって重なっても その旅は暑くやわらかに遠い 今度は礫を池で走らせる 希望を置く知恵を 時をすり抜けるだまし絵を 水の縁に水の円 著者 関中子 発行所 七月堂 発行日 2025年10月20日 四六判 78ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩なのかもしれない / 大島健夫【新本・七月堂書籍】
¥2,200
大島健夫詩集 小さな声を探す 聴こえない声に耳を澄ます そんなときの自分の声は いつもだんだん大きくなってしまう 【作品紹介】 今日で地球は滅びるけれど 今日で地球は滅びるけれど 明日は久しぶりに外食しようか 今日で地球は滅びるけれど 今年の夏こそ、西表島に行こうよ 今日で地球は滅びるけれど 次の車検のタイミングで、新車を買おうと思うんだけどどうかな? 今日で地球は滅びるけれど お母さんの誕生日プレゼント、何をあげたら喜ぶかな? 今日で地球は滅びるけれど 受験生、がんばれ 今日で地球は滅びるけれど 空手の稽古に行く時間だよ 今日で地球は滅びるけれど ちょっと資源ごみ出してくるね 今日で地球は滅びるけれど 洗濯物たたんでくれてありがとう 今日で地球は滅びるけれど おやすみ、また明日ね 著者 大島健夫 発行所 七月堂 発行日 2025年10月10日 A5判 80ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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唇に磁石 / 渡辺八畳【新本・七月堂書籍】
¥2,200
渡辺八畳詩集 渡辺は「そのものへと、成って」いくことを、 言葉で彫刻するかのように、 独特の大胆さと繊細さで、 彫刻の刀ならぬ筆を鋭く振るっている。 ―― 和合亮一 【作品紹介】 皿が溶ける日 頭上にある点滅灯が さして主張せずに独立を果たすから 今日はその下を無毒の鉛が流れていく 正午前の日差しはいい感じに焼いてきて 一歩 二歩 夜には雨が降ることをまだ知らない 少し前まで全世界は静止していたのに それを全く感じさせない正常な日だ 見ない見なーい 見ない 腹を擦って道を作る 陶器が土に戻らぬまま溶けて 上へ上へと垂れ流れて 絶妙な硬さを視覚から感じさせて 最後のひと液は 量が足りなくてかすれ残った 途端全てが緋色に変わり重力が増す 著者 渡辺八畳 発行所 七月堂 発行日 2025年10月3日 A5判 120ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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草子2 「評伝オルフェ」の試み / 天沢退二郎【古本】
¥1,000
【状態】 <本体> ヤケ、ややイタミ有 著者 天沢退二郎 発行所 書肆山田 発行日 1973年10月10日 四六判 13ページ __________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩誌 透けやすい 4号【新本】
¥800
【内容紹介】 川窪亜都、田村奏天、源川まり子、今宿未悠による詩や、合評録を収録しております。 第4号のテーマは「検討中」 【作品】 「ボタンホール」 川窪亜都 「ちゃく」 田村奏天 「屠る」 今宿未悠 「距離について」 源川まり子 企画「検討エッセイ」 透けやすい人々(編集後記) 発行者 今宿未悠 発行所 透明愛好会 発行日 2024年12月1日 A5判 32ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩誌 透けやすい 3号(特典付き)【新本】
¥1,500
【内容紹介】 川上雨季、佐藤悠花、川窪亜都、田村奏天、源川まり子、今宿未悠、柳川碧斗による詩や、合評録を収録しております。 3号のテーマは「セラピー」。 企画「一緒に聞いてください」(共同詩) 合評録 作品 「通勤路」 川窪亜都 「高円寺にて。」 田村奏天 「ensemble(01)」 栁川碧斗 「水を動かす」 今宿未悠 「定位置について」 源川まり子 「爪だけ」 佐藤悠花 透けやすい人々(編集後記) 封入特典:透けやすいセラピーステッカー 発行者 今宿未悠・柳川碧斗 発行所 透明愛好会 発行日 2024年5月19日 A5判 80ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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原子野 / 吉田文憲【古本】
¥1,200
【状態】 カバー、帯付 <カバー> シミ、小汚れ、上部ヨレ有 <本体> 天シミ有 著者 吉田文憲 発行所 砂子屋書房 発行日 2001年6月30日 180mm×257mm 上製 92ページ __________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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NATIVE VOID / 小倉尚子【新本】
¥500
小倉尚子さんによる私家版詩集です。 【目次】 ぶらんこ Dead end-川崎港廃油処理場 空所ターミナル うまみ マイ・時空 工場夜景 たまがわスカイブリッジ 水分 ネイティブ・ボイド 雲は粘膜 太陽やわく桃色の肌 に包まれる錆びた 工場の朝礼おはようございます 七時くらいかなパン屋で あんドーナツとカレーパン 揚げたてが食べられる休日 海中道路の窓から湧き上がる 背中からぶらんこ駆けあがるように 技術に自然の新芽を譲った羽田川崎にも みどりの深呼吸が透き抜けます 飛行機がありとあらゆる 「上空を通過しました」 顕微鏡でしか見たことがない 緻密な工場の配管 てらてら腹をすかせた海 もっとも孤立できた一瞬の隙 いまだれよりも幸せ それがわかちあえる喜びでないことを 次の瞬間おもいきり吸い込む 前に漕ぐ 商店街の音楽が流れはじめ 目を開くと落ちる さあ 川崎港廃油処理場、引き返す (「ぶらんこ」より) 著者 小倉尚子 発行日 2025年10月1日 A5判 40ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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カフェオレ広場season5【新本】
¥700
【著者内容紹介】 今日の夜は、カフェオレ飲みながら「癒し」について詩で語り合うよ。 ゲストに第2回秋吉久美子賞(ココア共和国)の森崎葵さんを迎えました! 異なる感性を持つ10人の詩人による多彩な作品を収めた一冊です。 【参加詩人】 森崎葵 入間しゅか 尾崎ちょこれーと ことぶき 木葉揺 角朋美 でおひでお 能美政通 星野灯 横尾憲孝(ねねむ) よしおかさくら 主宰 木葉揺 表紙画 でおひでお 発行所 カフェオレ広場編集室 発行日 2025年3月10日 四六判 74ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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カフェオレ広場season4【新本】
¥700
【著者内容紹介】 鐘が鳴って詩人たちが広場に集まってるよ。今回「音」がテーマだって。 ゲストは宮城の詩人やまうちあつし。 ちょっと新しくなった詩誌カフェオレ広場をよろしく! 【参加詩人】 やまうちあつし 尾崎ちょこれーと ことぶき 木葉揺 角朋美 でおひでお 能美政通 星野灯 横尾憲孝(ねねむ) よしおかさくら 主宰 木葉揺 表紙画 でおひでお 発行所 カフェオレ広場編集室 発行日 2024年8月31日 四六判 70ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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茨木のり子全詩集 新版【新本】
¥9,020
【出版社内容紹介】 生前に刊行された全ての詩集、没後刊行の『歳月』、単行詩集未収録詩篇百余篇、新発見の日本語の詩と尹東柱の詩の翻訳、代表的エッセイ「はたちが敗戦」「「櫂」小史」、さらには口絵写真数十枚を収録し、戦後の現代詩でもっとも人気のある詩人茨木のり子(1926-2006)の全詩業を展望する、決定版全詩集。 著者 茨木のり子 編者 宮崎治 発行所 岩波書店 発行日 2025年9月26日 A5判・上製函入・546ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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約束にしない / 山内優花【新本】
¥1,650
SOLD OUT
【著者内容紹介】 第二詩集です。 『きせつきせつ』以降に書いたもののなかから25篇をまとめました。 【収録作品】 約束にしない TETRIS できるだけすなおに ひねくれる 寄せ集めの羽 わたしのきりん座 曇りの日 ひとりでできる 筆跡 観察 白い部屋 再現 朝に鳴く鳥 リバー 薔薇物語 Ciao 流星群 匿名 余白 どうしてどうして 家出するなら犬を連れて ひときわ明るい傷 いなくならないでいい nothing else 夕星占い 著者 山内優花 デザイン 外山央 発行所 和中書店 発行日 2025年9月30日 四六変型 86ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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七月堂の詩集アンソロジーZINE(vol.1~)【新本】
¥880
【七月堂詩集アンソロジーvol.1 『やさしくてらす』】 このたび七月堂刊行書籍より、西尾勝彦、海老名絢、佐々木蒼馬、佐野豊、古溝真一郎5人の詩を一篇ずつ、『やさしくてらす』のテーマに収録した七月堂初めてのスペシャルオムニバスZINEを刊行いたします! 七月堂スタッフ手作業、印刷と糸綴じ製本で限定部数を発行。 今後もテーマを変えて発行してまいりますので楽しみにお待ちください。 発行日 2024年8月23日 ―――――――――――――――――――――――――――― 【七月堂詩集アンソロジーvol.2 『音』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第二弾のテーマは「音」。ふだん耳でしか聞くことのできない『音』をポケットサイズの詩集のかたちにしてお届けいたします。著者は、髙塚謙太郎、萩野なつみ、尾形亀之助、うるし山千尋、小島日和、黒田夜雨。 発行日 2024年10月5日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.3 『暮らし』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第三弾のテーマは「暮らし」。さまざまな事が変動する日々のなか、選択し、取捨することもふえてきたように感じます。そんななかでも変わらずにある暮らしの光景。営みのなかで生まれたアンソロジーをぜひご覧くださいませ。 著者は、一方井亜稀、佐々木蒼馬、江戸雪、國松絵梨、川上亜紀。 発行日 2024年11月1日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.4 『花』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第四弾のテーマは「花」。 今回は、峯澤典子、菊石明、西尾勝彦、星野灯、暁方ミセイ、梁川梨里 6人の詩を『花』をテーマに収録しました。 珠玉の詩編との新たなる出会いをお楽しみください。 発行日 2025年9月18日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.5 『幽か』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第五弾のテーマは「幽か」。 今回は、西尾勝彦、たかすかまさゆき、一方井亜稀、デイヴィッド・イグナトー、高嶋樹壱、小川三郎 6人の詩を『幽か』をテーマに収録しました。 それぞれの詩や詩集との新たなる出会いとなることを願い制作しています。 発行日 2025年10月5日 印刷・製本・発行 七月堂 ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ズボンを穿いて消える / 藤井晴美【七月堂書籍・新本】
¥1,650
藤井晴美詩集 【作品紹介】 案山子の曲率 分析と称して破裂音。 ptkbdg シラミの行列で夜な夜な街はまぶしい。 人はいなかったかもしれないし、ある時いなくなったのかもしれない。殺されたのか、病死なのか。事実性は時間とともにもの凄い破裂音で変身する。それが未来だ。しっかりしろ他者。 虫や鳥が裏返っている。不正でもしているように泳いでいる魚のようだ。 黒体の仏頂面禿げた宇宙の総天然色がべら棒。が並ぶおもちゃ屋の食卓。クラゲの作り笑い。 ぼくは歯も生えて、肉を齧れるようになりました。 著者 藤井晴美 発行所 七月堂 発行日 2025年9月15日 四六判 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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藤田文江全集【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 戦前・鹿児島の知られざる詩人・藤田文江。 わずかな生涯の中で、その身の内に躍動する漆黒を見つめた藤田の「聲」を、いま呼び起こす。 左川ちか、永瀬清子と同時代を生き、中野重治に高く評価された詩人の初の全集。 唯一の詩集『夜の聲』全篇と未収録詩篇、散文、書簡、編者による解説、妹・林山鈴子氏へのインタビューを収録。 装幀=稲川方人 夜の聲は何故こゝまでやつて来た。 おまへの咳を聞いてゐると 私はたまらなく寂しくなる。 然し私は私の里おまへに媚びるよ 私はおまへと共にある時 ほんのわづか富んでゐるのだから。 (『夜の聲』より) 著者 藤田文江 編者 谷口哲郎 発行所 書肆子午線 発行日 2024年11月29日 四六判 上製 460ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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港の人 付単行本未収録詩【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 ◎現代詩を代表する詩人・北村太郎は、近年、エッセイ集『光が射してくる』『樹上の猫』、北村太郎の日常風景を淡々と素朴な筆致で描いた『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』4刷、橋口幸子著、小説『荒地の恋』ねじめ正一著などで知られる。ファンからながく待望されていた、読売文学賞受賞の名詩集『港の人』を復刊する! ◎『港の人』には33篇の作品が収められ、詩人独自の死生観から社会を穿ち、根源的な生のあり方を照射する。 ◎巻末には、あらたに発見された単行本未収録詩4篇を収録。北村太郎のやさしさに触れる詩篇でたまらなくいい。 ◎解説は、詩人・平出隆。『港の人』についての解説のほか、詩人が目撃した北村太郎の生きようを丁寧に描き、北村太郎の魅力を語り尽くす。 ◎函の装画は、岡鹿之助作「古港」。端正な装本がひときわ美しく輝いている。 ◎港の人創立20周年記念出版 ■収録作品より 1 暑い朝 たくさんの観念が 鼠いろになって目の前を通りすぎていく それらは とっても淋しい響きを残すわけでもないのに 音の幻としては いつまでもうつ向いていたいくらいの 囁きである 色としては 濃淡がなさすぎて もうすこしで 影になりそうに思える そうやって ほとんど観念が消えかかっているのに 〈ほら 〈もっと 〈早くしないと 汗をかきながら促しているんだから 観念は 別れを惜しみつつ この世ならぬ 音と色とを考えないわけにはいかず ツタの這う窓べに ■目次 港の人 1~33 単行本未収録詩 少年の夢/ある男の肖像/ねこ/水たまり 解説 平出隆 ■著者 北村太郎(きたむら・たろう) 詩人。1922年、東京の谷中に生まれる。戦前に同人誌「ル・バル」に参加。47年鮎川信夫、田村隆一らとともに「荒地」を創刊。66年第一詩集『北村太郎詩集』を刊行。以後数多くの詩集を上梓し、繊細な感性をもとに生と死を凝視した独自の詩世界をひらいた。その傍ら翻訳家としても活躍する。92年秋に死去。 おもな著書に、詩集『ピアノ線の夢』『犬の時代』『港の人』(読売文学賞)、エッセイ集『パスカルの大きな眼』『樹上の猫』『光が射してくる』ほか多数。著作集に『北村太郎の仕事』(全3巻)『北村太郎の全詩篇』がある。 著者 北村太郎 発行所 港の人 発行日 2020年12月4日(第2刷) 四六判 函入 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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左川ちか モダニズム詩の明星【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 いま熱い注目を浴びる夭折の天才詩人・左川ちか。その出自や時代を検証しつつ、鮮烈な魅力の起源と未来をさぐる待望の一冊。対談=井坂洋子+松浦寿輝、寄稿=堀江敏幸、柴田元幸、他 責任編集 川村湊、島田龍 発行所 河出書房新社 発行日 2023年10月30日 A5判 200ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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薔薇色のアパリシオン / 瀬戸夏子【新本】
¥6,600
【状態】 新本ではございますが経年によるヤケがあります。 ご了承いただけましたら幸いです 【出版社内容紹介】 詩誌『薔薇・魔術・學説』『衣裳の太陽』などで1920~30年代文化を牽引しながら、志なかばで戦没した“幻の詩人”の再評価を試みる、初の全作品集。 著者 瀬戸夏子 発行所 書肆子午線 発行日 2019年3月20日 四六判並製 筒函入り 416ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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パンケヱキデイズ / ひだり手枕【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 「ひだり手枕の語り口は多様に展開する。さらにはそれぞれの言葉が強い身体性を持ち、まるで一体の肉体を形作るように物語へと集合する。 そのようにして認められた詩の肉体はどこに向かうのか。あらゆる局面で対比構造を持つこの詩集の中で。 「食う」か「食われる」か、「羽化」から「無化」への変容の時にか、「エクソン(翻訳配列)」と「イントロン(介在配列)」のあわいへか、「佐藤耳彦」と「ひだり手枕」の虚構の詩劇の中にか。 この稀有なる迷宮を持つ詩集の幕は上がった。」 詩人 広瀬大志 著者 ひだり手枕 発行所 ライトバース出版 発行日 2023年11月11日 四六判 100ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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星の身体 / 福島直哉【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 かさなりあうことのないわたしとあなたの瞳に映る記憶の故郷、彼方の岸辺。 涙を失くし、季節を失くし身体を失くしても、生まれくる無名のまたたきが次々にこぼれ落ちる。 待望の福島直哉第二詩集ついに刊行。深き抒情の森へ! 装幀=稲川方人 からだをなくして それでも生きているさびしさをいのちと呼んで わたしはもう二度と 誰かに会うことはなくなって そのことに少しほっとしながら 溜息をこぼすようにそっと空を見上げて ひかりとかげが一つの音のように 雲の中を流れてゆくあいだ わたしはこえやことばを使うことに 激しくかなしみながら そこで流れてゆく多くの景色を 故郷のように眺めている (「椿の葉は鉛色の光を含み」より) 著者 福島直哉 発行所 書肆子午線 発行日 2025年3月31日 A5変形 上製 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ホール・ニュー・ワールド / 村松仁淀【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 多彩なスタイルを駆使して描き出す新しい世界の息づき。 共同詩集『過剰』で注目された村松仁淀、登場! 栞=藤本哲明/稲川方人 彼の罅割れた詩の器は、矩形の軽トラとなって海を渡っていく。 藤本哲明 潰れかかった想いがひとつ、酒に火照った身がひとつ、雨のなか傘もささずに、四天王寺まで、と嬉しくもまるで歌謡曲のように書き出される傑作「リズム・ネーション」が描く、天空の幾多の星ほども遥か彼方に息づいている「まぶしい光の大きな町」で、僕は(僕らは)たったひとりになったとしても、愛しく懐かしい世界のことを忘れずに思い、やがて到来するだろう、心に沁みてくるものを待とう! 稲川方人 著者 村松仁淀 発行所 書肆子午線 発行日 2020年11月17日 四六判 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
