-
散文の連なりについて / 髙塚謙太郎【新本・七月堂書籍】
¥2,530
予約商品
これが小説なのだとしたら、時代への完全なる抵抗だと思う。 ファストな時代のファストな読書への回答として。 人生はカタルシスのための物語ではないことの表明として。 そして、詩的なるものへの復権として。 ――梅﨑実奈 髙塚謙太郎『散文の連なりについて』は詩だ。 散文の連なりではあるものの、詩の水がひとしずく滴り落ち、やがてしとしとと連なっていくように、ここにある言葉ははじまり、つづいていく。 髙塚謙太郎の行分け詩は、語りの構造が裁断され細分化、複数化され緻密に再構成されていく極めて高度な書法に到達したが、ここの歩みは水の滴りのようにしとしとと進みやがて読者を詩の歩み、詩の呼吸そのものに同化させていく。 いつまでも。詩に終わりはない。 ――朝吹亮二 詩とは韻律だ。では散文は? 髙塚謙太郎は、ありふれた物語も愛も信じてはいない。信じるのは、書くという情熱と虚無とともに流れる言葉だけだ。 雨や光や人や文字に初めて触れ、離れて思うようなこまやかさと緩やかさで言葉はたゆたい、流れ、記されたどの瞬間も互いに似ていない個別の愛しさとなり瞬く。やがて日常の方がこの言葉の瞬きを写し、生き直すだろう。 比類ない詩の書き手による、散文という時間との本気の戯れ。その連なりは切ないほどに美しい。 ――峯澤典子 そういえば机上の時計が動かなくなって久しい。電池は、どこかにあったかな。それでも時針や秒針がいつかの時を刻んだ瞬間のままだということに、私は新たに驚いてもよかっただろう。そしてたぶん、そのときの私は時計の前にはいなかった。私だけがその瞬間を生きていないような、逆説的だけれど、そのくらい愛しい時間というものの深さを喩として書いていることが多いように思う。その証拠のように動きやめた時計だとしたら、この部屋はそれだけで完璧ではないか。 (本書より) 著者 髙塚謙太郎 発行所 七月堂 発行日 2025年12月1日 四六判 140ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
熟柿 / 佐藤正午【新本】
¥2,035
【出版社内容紹介】 取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。 第20回中央公論文芸賞 受賞 本の雑誌が選ぶ2025年度上半期 ベスト10 1位 激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。 著者 佐藤正午 発行所 角川書店 発行日 2025年9月25日 四六変形判・368ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
涙の箱 / ハン・ガン,きむふな 訳【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。 幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。 2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。 「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。 怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。 ……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、ある瞬間、きみの涙は 純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、 いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」 ―本文より― 涙をめぐる、あたたかな希望のものがたり。 著者 ハン・ガン 訳者 きむふな 発行所 評論社 発行日 2025年9月5日 四六判 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
スノードームの捨て方 / くどうれいん【新本】
¥1,705
【出版社内容紹介】 10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。 『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『湯気を食べる』がロングヒット&話題沸騰!! ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも――。 エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきたくどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。 著者 くどうれいん 発行所 講談社 発行 2025年6月24日 四六判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
Cloud on the 空き家 / 小池昌代【新本】
¥2,475
【出版社内容紹介】 幾千年の時を超えて、あなたと恋をしている奇跡。 生き死にの極限に迫る、著者渾身の恋愛小説。 ひと月前に兄を亡くして天涯孤独の身となったわか子は、週に三日、空き家管理の仕事をすることになった。趣味の和歌を思い浮かべながら、何かが死んでいるような腐敗臭のする家で掃除をしていると、「なびかじな……」という藤原定家の和歌がきっかけとなって不意に景色が反転し、気を失ってしまう。目が覚めると、空き家の持ち主の河原さんと見たことのない青年がわか子を心配そうに見下ろしていた。それは時間のなかを旅してきたような、不思議な感覚で――。 雲=クラウド=記憶の保存庫 若さを失うことは、少しも寂しいことではないの―― 過去の恋を思い出しながら、わか子は『源氏物語』の朝顔の君に自身を重ねてみる。 前世か先祖か幻か、わか子のなかに眠っていた女たちの記憶が動き出す。 著者 小池昌代 発行所 講談社 発行日2025年7月22日 四六判 216ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
帰れない探偵 / 柴崎友香【新本】
¥2,035
【出版社内容紹介】 最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。ーー斎藤真理子 『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」 「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。 急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。 著者 柴崎友香 発行所 講談社 発行日 2025年8月4日 四六変型判 304ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
サーカスナイト【新本】
¥715
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 バリで精霊の存在を感じながら育ち、物の記憶を読み取る能力を持つさやかのもとに、ある日奇妙な手紙が届いた。「庭を掘らせていただけないでしょうか」。それは左手が動かなくなった悲惨な記憶をよみがえらせ……。愛娘の世話や義母との交流、バリ再訪により、さやかの心と体は次第に癒えていく。自然の力とバリの魅力に満ちた心あたたまる物語。 著者 吉本ばなな 発行所 幻冬舎 発行日 2017年8月5日 文庫判 390ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
愛蔵版 宮澤賢治童話集(サイン付)【新本】
¥4,950
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 日下明の幻想的な美しいカラー絵で、選りすぐりの賢治作品に新しくふれることができる<豪華愛蔵版>。ハードカバー・箔押し・ケース入り、サイトウヒデユキの装丁による至極のデザイン。 子どもから大人まで一生のうちに読んでおきたい、宮沢賢治の選りすぐりの代表作14話と詩歌3編を一冊に収録。 repair 制作、賢治作品をイメージした<音楽3曲>を巻末に特別収録。また、注釈・年譜、小埜裕二による各話解説、あとがきを掲載。10歳ぐらいからシニアまでお楽しみいただける一冊に。 著者 宮沢賢治 発行所 世界文化社 発行日 2025年3月25日 B5判変型 448ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ポップアップ絵本<コンパクト版> 星の王子さま【新本】
¥5,940
【出版社内容紹介】 永遠の名作『星の王子さま』が「ポップアップ(しかけ)絵本」として生まれました。 ページをめくると作者の絵が繊細かつ巧みに動き出し、作品の詩情がより深まります。読んで、絵を見て、しかけも楽しめる魅力満載。池澤夏樹訳(集英社刊『星の王子さま』を全文収録)による美しい日本語をお楽しみ下さい。 『星の王子さま』を愛するすべての人に、そして、はじめて『星の王子さま』に出会う人にもぴったりの贈り物です。 著者 サン=テグジュペリ 訳者 池澤夏樹 発行所 岩崎書店 発行日 2016年10月31日 B5変形判 64ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
オリジナル版 星の王子さま【新本】
¥1,100
【出版社内容紹介】 作者の生誕100年を記念して,従来から論争のあったさし絵の色調を,初版本に合せて再現したオリジナル版. 著者 サン=テグジュペリ 訳者 内藤濯 発行所 岩波書店 発行日 2000年3月10日 B6変形判 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
星の王子さま【新本】
¥572
【出版社内容紹介】 「おとなは,だれも,はじめは子どもだった.しかし,そのことを忘れずにいるおとなは,いくらもいない」――.サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と,「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作を,一九五三年以来,日本じゅうの読者を魅了してきた,内藤濯氏による歴史的名訳で.〔カラー版〕 著者 サン=テグジュペリ 訳者 内藤濯 発行所 岩波書店 発行日 2017年7月14日 文庫判 222ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
星の王子さま【新本】
¥638
【出版社内容紹介】 本当の「王子」に出会える、新訳決定版!! 砂漠のまっただ中に不時着した飛行士の前に現れた不思議な金髪の少年。少年の話から、彼の存在の神秘が次第に明らかに……生きる意味を問いかける永遠の名作、斬新な新訳で登場。 著者 サン=テグジュペリ 訳者 菅啓次郎 発行所 KADOKAWA 発行日 2011年6月25日 文庫判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
皿をまわす うつわ小説 その2【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 鎌倉のうつわギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」プロデュースによる「うつわ小説」シリーズの第二作め。 DJとうつわ作家の不思議な出会い。レコードプレーヤーのターンテーブルと轆轤(ろくろ)にそれぞれ向き合い、ほんとうに大切なことから目をそらさずに、それぞれの世界を生きてきたふたりが「皿」を通して交錯する奇跡を描く。 「一度うまれたろ、それが大事なんだよ。うつわってものは、いつか、必ずこわれる。けど、まずうまれなきゃ、なんにもはじまらない」(本書より) 小説の内容に合わせ、紙製レコードケース入り。 「うつわ小説」シリーズは全部で四話、それぞれ独立したストーリーになっています。「その3」は来春刊行予定となっています。 プロデュース うつわ祥見 KAMAKURA ブックデザイン 吉岡秀典+及川まどか+権藤桃香(セプテンバーカウボーイ) ■著者 いしいしんじ 作家。1966年大阪生まれ。1994年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で織田作之助賞大賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『ぶらんこ乗り』『プラネタリウムのふたご』『海と山のピアノ』『みさきっちょ』『マリアさま』など多数の著書をもつ。現在京都在住。 ■プロデュース うつわ祥見 KAMAKURA 2002年にオープン、現在は「うつわ祥見onari NEAR」「うつわ祥見KAMAKURA」「うつわ祥見KAMAKURA concierge」(いずれも鎌倉)と「SHOKEN IZU」(伊豆高原)を拠点に、全国および海外のギャラリー、美術館等でうつわ展を開催する。2010年高知県立牧野植物園にて開催した「樹と言葉展」をきっかけに、いしいしんじ氏と親交を深めてきた。 著者 いしいしんじ 発行所 港の人 発行日 2024年11月 A5変型 36ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
からっぽの光 うつわ小説 その1【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 牧野マキ先輩がアンデス高原に行く1年間、留守を預かることになったアユコ。植物や食器とともに先輩のマンションに住み、押しかけてきた弟のソウとの暮らしが始まる。日常の何気ない景色を描きながら、私たちを取り巻くさまざまなうつわと、そこに注がれ、あふれる光や音の姿を描き、私たちの生の輪郭を照らし出す……「うつわ」をモチーフに、読む者を根源的な場所へと誘う力強い物語。 私たちは、自然からいただいたものを「うつわ」に盛っていただきます。「うつわ」に注がれた水で、からだとこころを潤します。家という「うつわ」の中で日々を過ごし、この世に別れを告げたのち、私たちの体は焼かれて「うつわ」に収められます。 本書は、鎌倉のうつわギャラリー「うつわ祥見KAMAKURA」プロデュースによる「うつわ小説」シリーズの第一作めです。装丁は、本を大きな紙で包みシールどめしてあり、外側の紙は青色とベージュ色の2種類があります。 器はみな土でてきています。きのうふと開いた、ものすごく古い聖書のページに、お前達は塵として生まれ、塵にかえるのだ、という有名な文言があり、あ、人間も器だな、と、思いを改めた次第でした。うつわを書くのは小説の基本なのかもしれません。 ──いしいしんじ うつわ小説をずっと夢に描いていました。大ファンのいしいさんに思い切ってご相談したのは何年も前のことのように思います。光栄です! と一言、すぐにご快諾いただき、それから夢のような時間が過ぎました。京都で、鎌倉で、伊豆でも……。 いしいさんの描き出すうつわ小説に胸が高まり、ワクワクが止まりません。 ──祥見知生(うつわ祥見KAMAKURA) プロデュース うつわ祥見 KAMAKURA ブックデザイン 吉岡秀典+及川まどか+権藤桃香(セプテンバーカウボーイ) ■著者 いしいしんじ 作家。1966年大阪生まれ。1994年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で織田作之助賞大賞、2016年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『ぶらんこ乗り』『プラネタリウムのふたご』『海と山のピアノ』『みさきっちょ』『マリアさま』など多数の著書をもつ。現在京都在住。 ■プロデュース うつわ祥見 KAMAKURA 2002年にオープン、現在は「うつわ祥見onari NEAR」「うつわ祥見KAMAKURA」「うつわ祥見KAMAKURA concierge」(いずれも鎌倉)と「SHOKEN IZU」(伊豆高原)を拠点に、全国および海外のギャラリー、美術館等でうつわ展を開催する。2010年高知県立牧野植物園にて開催した「樹と言葉展」をきっかけに、いしいしんじ氏と親交を深めてきた。 著者 いしいしんじ 発行所 港の人 発行日 2024年7月 A5変型 36ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
世界でいちばん幸せな屋上 ミルリトン探偵局【新本】
¥880
【出版社内容紹介】 ビルの屋上にあるレコード屋とコーヒーの香りがする音楽。黒猫シンクが旅する先で幸せな光景が浮かび上がる。全面改稿のうえ、描き下ろしイラストを収録。 著者 吉田音 絵 吉田篤弘 発行所 中央公論新社 発行日 2025年2月21日 文庫判 272ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
箱舟【古本】
¥1,000
SOLD OUT
【状態】 新聞切り抜き入り カバー:パラフィン付き 本体:天シミ、小口汚れ、地汚れ 著者 ピエール・ガスカール 訳者 有田忠郎 発行所 書肆山田 発行日 1987年3月5日(初版第一刷) A5判 252ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
湖畔地図製作社【新本】
¥2,970
【出版社内容紹介】 湖をわたって異世界へ――雨、波紋、等高線、球体、大航海時代 博物学的指向をともにするふたりが響きあう、 なんとも摩訶不思議な書物が誕生! スコープオブジェ×短篇小説 幸福なコラボレーション! 水辺のほうへ―― 〈おおよそ15分で対岸の桟橋につきます。そこへボートをつなぎ、道なりにお進みください。微高地のうえの建物が当社です〉 スコープオブジェ51点収録。 横長の函入り美麗本! 【スコープ scopeとは】 桑原弘明が手がける唯一無二の金属性の〈覗き箱〉的オブジェ。スコープをのぞけば、ほのかに人の気配が漂う部屋や廃墟や、庭が見えてくる。箱のなかにわずか数ミリの机や家具が設えられた、超微小の博物学的世界。 【著者プロフィール】 長野まゆみ (ナガノマユミ) 東京生れ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞受賞。『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』『鳩の栖』『箪笥のなか』『チマチマ記』『デカルコマニア』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『さくら、うるわし』『カムパネルラ版銀河鉄道の夜』『45°ここだけの話』などがある。 近著は『長野まゆみの偏愛耽美作品集』『ゴッホの犬と耳とひまわり』 公式HP http://www.mimineko.co.jp 公式X(Twitter)耳猫風信社 桑原弘明 (クワバラヒロアキ) 1957年茨城県生れ。多摩美術大学油画科卒業。1980年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展。2000年ギャラリー椿で個展。2001年種村季弘の序文を得てスパンアートギャラリーで個展以降、毎年年末にギャラリー椿とスパンアートギャラリーで交互に個展を開く。その他グループ展、美術館での展示多数。著書に『スコープ少年の不思議な旅』(巖谷國士・文)、『Scope 桑原弘明作品集』。 著者 長野まゆみ 発行所 国書刊行会 発行日 2024年1月25日(2刷) 四六判横 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
下町サイキック【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 サイキック能力を持つ中学生のキヨカと、近所に住む友おじさんの、ささやかだけれどかけがえのない連帯。人がそれぞれの力を発揮して生き抜くための、知恵と哲学が詰まった最新長編! 「友おじさん、どうして人は色とかお金とかに目がくらむの?」 「人はいつだって、今の人生をとにかく変えたいと思ってるからだよ。」 下町で生まれ育ったキヨカは幼いころから、目に見えないものが見える能力を持っていた。中学生になって、ご近所に住む友おじさんが運営する「自習室」の空間を、その力で清めるアルバイトをしていた。そんなある日、母と離婚して家を出た父が、自殺未遂を図ったという連絡が入って――。人と違う能力を持つ少女が世界を生き延びるための、暮らしの知恵が詰まった最新長編! 【著者プロフィール】 吉本 ばなな (ヨシモト バナナ) 1964年東京生まれ。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。著作は海外三十数カ国で翻訳出版され、国内外問わず多くのファンに支持されている。近著に『はーばーらいと』など。 著者 吉本ばなな 発行所 河出書房新社 発行日 2024年9月30日(3刷) 四六判 264ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
この世の喜びよ【新本】
¥660
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 第168回芥川賞受賞作! 娘たちが幼い頃、よく一緒に過ごした近所のショッピングセンター。 その喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。 言葉にならない感情を呼びさましていく芥川賞受賞作「この世の喜びよ」をはじめとした作品集。 ほかに、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描く「マイホーム」、 父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公の「キャンプ」を収録。 【著者プロフィール】 井戸川 射子(イドガワ イコ) 1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。’19 年、同詩集にて第 24 回中原中也賞を受賞。’21 年、『ここはとても速い川』で第 43 回野間文芸新人賞受賞。'23年、本書で第168回芥川賞受賞。著書に『する、されるユートピア』(青土社)、詩集『遠景』(思潮社)、『この世の喜びよ』(講談社)がある。 著者 井戸川射子 発行所 講談社 発行日 2024年10月16日 文庫判 288ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
無形【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 確かにそこにあった生活を、形には残らない喜びを、悲しみを、少しずつ取りこぼしながらも生きていく。 気鋭の芥川賞作家・井戸川射子、待望の初長編。 過ぎゆく歳月の中で、変わらないものは何と呼ばれるのだろう――。 立ち退き勧告が進む団地を舞台に、ほころびと希望、息づく日々を描き切る傑作群像劇。 年老い病を患う祖父と、彼の面倒を見る孫娘。 親が失踪した姉弟。 夫に先立たれ、近所の犬の世話をする老女。 友情以上の感情を育む少女たち。 守りたい兄と、それを疎ましがる弟。 海辺の団地に集う人々に流れる、季節と記憶――。 【著者プロフィール】 井戸川 射子(イドガワ イコ) 1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。’19 年、同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。’21年に小説集『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞を、’23年に『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞を受賞。他の著作として、詩集に『遠景』、小説に『共に明るい』がある。 著者 井戸川射子 発行所 講談社 発行日 2024年10月24日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
雷と走る【新本】
¥1,540
【出版社内容紹介】 幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして――。 【著者プロフィール】 千早 茜 (チハヤ アカネ) 小説家。1979年生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。23年『しろがねの葉』で直木賞を受賞。その他受賞多数。著書に『あとかた』『透明な夜の香り』『グリフィスの傷』など。 著者 千早茜 発行所 河出書房新社 発行日 2024年8月22日 四六判 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
連作短編小説集 ことばあつめの夜 第一話~第四話【新本】
¥1,000
【著者内容紹介】 ことばあつめの夜をとりまく短い物語。 第一話は「終電」 第二話は「春」 第三話は「ビー玉」 第四話は「詩人」 【著者プロフィール】 利根川風太 小説家・製本家・音楽家。 オンラインショップ「紙とゆびさき」を運営。 書籍・製本雑貨の販売、製本の受注、イベント運営などを主な活動とする。著作に『胎内の雪』『沈黙者』『いい感じのパン』など。 著者 利根川風太 発行所 紙とゆびさき 発行日 2024年12月14日 A6判 20ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
すべての、白いものたちの【新本】
¥935
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。 ノーベル文学賞受賞! ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。 詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です ーー岸本佐知子 生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。 文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。 著者 ハン・ガン 訳者 斎藤真理子 発行所 河出書房新社 発行日 2023年2月7日 文庫判 200ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
スモールワールズ【新本】
¥825
【出版社内容紹介】 2022年本屋大賞第3位 第43回吉川英治文学新人賞受賞! 共感と絶賛の声をあつめた宝物のような1冊。 夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。 ままならない、けれど愛おしい 「小さな世界」たち。 【著者プロフィール】 一穂 ミチ(イチホ ミチ) 2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。『イエスかノーか半分か』などの人気シリーズを手がける。『スモールワールズ』(本書)で第43回吉川英治文学新人賞を受賞し、2022年本屋大賞第3位となる。『光のとこにいてね』が第168回直木賞候補、2023年本屋大賞にノミネート。『パラソルでパラシュート』『うたかたモザイク』『砂嵐に星屑』など著作多数。 著者 一穂ミチ 発行所 講談社 発行日 2023年10月13日 文庫判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
