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ぼくの伯父さん【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 仏映画の巨匠ジャック・タチによる名作映画『ぼくの伯父さん』の小説版。大人になった少年が変わり者の伯父さんとの日々を回想する物語。タチ映画のポスターイラストを手がけたピエール・エテックスによる線画イラストも魅力。 【著者プロフィール】 ジャン=クロード・カリエール(JEAN-CLAUDE CARRIÈRE) 1931年生まれ。フランスの作家、劇作家、脚本家。高等師範学校を中退後、映画監督ジャック・タチの弟子で本書の挿絵も担当したピエール・エテックスの監督デビュー作となった短編映画『破局』で脚本家としてデビュー。手がけた脚本は約60本で、主な脚本に『昼顔』等のルイス・ブニュエルの後期傑作群、フォルカー・シュレンドルフ『ブリキの太鼓』、大島渚『マックス、モン・アムール』などがある。自身の著書も約80点あり、邦訳としては、ウンベルト・エーコとの共著の『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(CCCメディアハウス)などがある。2021年に逝去。享年89歳。 ピエール・エテックス(PIERRE ETAIX) 1928年生まれ。フランスの映画監督、俳優、道化師、イラストレーターなど。5歳のときに行ったサーカスに魅せられ、道化師の道を志す。ジャック・タチに弟子入りし、『ぼくの伯父さん』でアシスタントを務める。その時、イラストレーターとしての才能も買われ、ポスターデザインと、ノベライズ版の挿絵を手がける。そこで知り合ったカリエールと、自身も映画を制作するようになり、『恋する男(女はコワイです)』『ヨーヨー』『大恋愛』など長編・短編合わせ7本以上の映画を撮る。2016年に逝去。享年87歳。2022年末より「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」が全国にて順次公開される。 小柳帝(こやなぎ みかど) 1963年福岡県生まれ。ライター、編集者、フランス語翻訳。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論(映画史)の修士課程修了後、映画・音楽・デザインなどをテーマに執筆活動を続けている。主な編著書に『モンド・ミュージック』(リブロポート)『ひとり』『ROVAのフレンチカルチャー AtoZ』(ともにアスペクト)『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書』(woolen press)。主な翻訳書に『ぼくの伯父さんの休暇』『サヴィニャック ポスター A–Z』(ともにアノニマ・スタジオ)。フランス語教室「ROVA」を主宰し、2022年に23周年を迎えた。 作 ジャン=クロード・カリエール 絵 ピエール・エテックス 訳者 小柳帝 発行所 アノニマ・スタジオ 発行日 2022年12月8日 四六判 256ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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サウナのぷりンセス【新本】
¥1,100
【出版社内容紹介】 たちまち重版出来! 清水みさとの見ている世界はこんなだったんだ! 岩田リョウコ(文筆家) 人生、熱すぎるのは、サウナだけで充分。 冷たすぎるのは、水風呂だけで充分。 著書初の書籍はまさかのサウナ私小説!? 清水みさと「サウナのぷりンセス」 清水みさと初の著書「サウナのぷりンセス」 サウナから30歳の女性が新たな自分を発見する。わたしたちはどこにだってどこへでもいける。自ら決めて、自らの道を切り開くことができる。第一弾の「酒場のぷりンス」に続く第二弾はまさかのサウナ小説!? 誰もがプリンスにもプリンセスにもなれる。 【あらすじ】 毎日のようにサウナに通う主人公みさとは一人きりで早朝のサウナにいた。まだ寝ぼけた皮膚が一生懸命、汗を出している。じわりじわり。控えめな玉の汗が汗腺から遠慮がちに顔を出し、ちょっとずつ育っていく様子を健気だなぁ、とぼんやり見つめる。でも、どうして、隣り合う汗の粒は、均一な距離感を保っているんだろう? サウナの内と自分の内は似ている。外に出て水風呂に飛び込む。内/外。自己と他者の距離感。みることとみられること。感性豊かなみずみずしい文体で描かれるサウナの描写や体調の変化はサウナ好きにも新たな発見があるだろう。 いつも新しいことに挑戦していこうとする大胆さとうまくいくだろうかと戸惑う臆病さ。すべての悩みはサウナで解決できる! 【著者プロフィール】 清水 みさと(しみず みさと) 女優、タレント。サウナ好きが高じて、いつの間にかサウナの人に。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティー、TBS「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターに挑戦するなど、多方面で活躍中。365日、サウナ通いを続ける毎日。 著者 清水みさと 発行所 トラツグミ出版 発行日 年月日 A5判 64ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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終わりなき不在(サイン本あり)【新本】
¥1,210
【出版社内容紹介】 "科挙ガチ”『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』(集英社)、『シン・サークルクラッシャー麻紀』(破滅派)、『アドルムコ会全史』(代わりに読む人)などで、いま文芸界で熱い注目を集めている才能の一人、佐川恭一。多くのファンから渇望されながらも長らく入手困難となっていたデビュー作『終わりなき不在』を、装いも新たに文庫版としてリリース。 これは、魂のベスト本である。―― 純文学Youtuberつかっちゃん 自堕落男が小説家になることをひとつ心に決めたとき、彼は自分の人生の行き先を予見できたのだろうか。現代の青年期におけるモラトリアムの果てる瞬間を、京大卒の若き才能が描いた問題作。 就職した銀行を一年で辞め、仕事も恋人も失った自堕落な青年は小説家を目指す。その果てに何が待っているかも知らずに……。「文章を書くためだけに脳をカスタマイズされ他の能力を全てスポイルされた俺という怪物の書く小説が、なぜ他者の作品に劣るのか?」 迷走する自意識、崩壊するモラトリアム。これは悲劇か? それとも喜劇なのか? 泣いた方がいいのか? 笑っていいのか? 渦巻くような自意識の階層構造に、やがて読者の意識も翻弄されていく……。 第3回日本文学館出版大賞ノベル部門大賞受賞作。 【目次】 CASE1・吉川雅樹 CASE2・上村麻衣子 CASE3・『仕舞』 CASE4・宮田章吾 CASE5・宮田麻衣子 【著者プロフィール】 佐川 恭一 (サガワ キョウイチ) 滋賀県出身、京都大学文学部卒業。2012年『終わりなき不在』でデビュー。『無能男』(南の風社)、『ダムヤーク』(RANGAI文庫)、『舞踏会』(書肆侃侃房)、『シン・サークルクラッシャー麻紀』(破滅派)、『アドルムコ会全史』(代わりに読む人)、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』(集英社)など著書多数。2019年『踊る阿呆』で第2回阿波しらさぎ文学賞受賞。 著者 佐川恭一 装画 奈良明日渦 発行所 ネコノス 発行日 年月日 文庫判 ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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目をあけてごらん、離陸するから【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 穂村弘さん絶賛! 「驚くべき希望の書。 頁を開くと、無表情な自分の胸に何かが熱く流れ込んできた。 その優しさとめちゃくちゃさに、びっくりして笑ってしまいました。 そうか、私も、どこで何をしてもいいのか。」 (オビ文より) あなたの言葉よ、どうか無事で──。 会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。 地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。 中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。 一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。 あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。 詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。 心に火を灯す言葉の、詰め合わせギフト。 〈初の小説!傑作3篇を収録〉 誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、 きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。 その風について正確に書き記すことができたら、もしかしてそれは詩なのかもしれない。 (「意味の明晰な欠け方について」より) 【目次】 目をあけてごらん、離陸するから ・ヘミングウェイたち ・シューレースのぐるぐる巻き ・フラニー、準備を整えて(小説) ・雷鳥と六月(小説) ・呼ばれた名前(小説) 歌う星にて、フィールドワーク ・アメリカ大陸を乗り継ぐ ・あなたの言葉よ ・航海する古書店 ・音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で) ・広州の鱈 ・はじめてのフェスティバル ・神様の庭は円い ・意味の明晰な欠け方について ・おうちへ帰る人 ・うれしい山 ・プラネタリウムが星を巡らせるとき ハバナ日記 少し長いあとがき かっこいい女に呪われて 【著者プロフィール】 大崎清夏(おおさき・さやか) 1982年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 2011年、ユリイカの新人としてデビュー。第二詩集 『指差すことができない』で中原中也賞受賞。 著書には詩集『地面』(アナグマ社)、『新しい住みか』(青土社)、『踊る自由』(左右社)、絵本『うみの いいもの たからもの』(山口マオ・絵/福音館書店)ほか。 ダンスや音楽、美術といった他ジャンルとのコラボレーションも多数手がける。 ロッテルダム国際詩祭をはじめ世界各地の 国際詩祭への参加を通じて出会った海外現代詩の翻訳・紹介を少しずつ推し進めている。 著者 大崎清夏 発行所 リトルモア 発行日 2022年11月13日 四六判変形 216ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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あとは切手を、一枚貼るだけ【新本】
¥770
【出版社内容紹介】 交わす言葉、愛し合った記憶、離ればなれの二人の哀しい秘密――互いの声に耳を澄まして編み上げたのは、純水のように豊かな小説世界。著者特別対談収録。 著者 小川洋子、堀江敏幸 発行所 中央公論新社 発行日 2022年6月22日 文庫判 312ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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くたかけ【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 海辺の町に暮らす三世代の女たち。 一家にからみつく奇妙な男。 男の持ち込んだ三羽の鶏。 彼は宗教者か犯罪者か。 家族のねじが狂い始めて。 ―ゆるやかに解体される家族の物語。 おとうさん、おかあさんのいないせかい じゆうで、ひろびろとして、あたまのうえに真っ青な空がある 好きなところへ、いつでもいける かえってこなくていい 死んでしまってもいい もうだれも、ほんきでわたしを待っていない 季刊文科連載作、待望の単行本化! 著者 小池昌代 発行所 鳥影社 発行日 2023年1月26日 四六判 256ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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月面文字翻刻一例【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 誰もが探していたのに見つからなかったお話たちが、 こうして本に育っていたのをみつけたのは、あなた。 ────────円城塔 第65回現代歌人協会賞を受賞した歌集『Lilith』など、 そのみずみずしい才能でいま最も注目される歌人・作家、川野芽生。 『無垢なる花たちのためのユートピア』以前の初期作品を中心に、 「ねむらない樹」川野芽生特集で話題となった「蟲科病院」、 書き下ろしの「天屍節」など全51編を収録した待望の初掌編集。 【著者プロフィール】 川野芽生(かわの・めぐみ) 1991年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科在籍中。2017年、「海神虜囚抄」(間際眠子名義)で第3回創元ファンタジイ新人賞の最終候補に選出される。2018年、「Lilith」30首で第29回歌壇賞を受賞し、2020年に第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房)を上梓。同書は2021年に第65回現代歌人協会賞を受賞。2022年、短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社)を刊行した。 著者 川野芽生 装丁 ミルキィ・イソベ+安倍晴美(ステュディオ・パラボリカ) 発行所 書肆侃侃房 発行日 年月日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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クラウド・コレクター〈手帖版〉【新本】
¥1,045
【出版社内容紹介】 クラフト・エヴィング商会の先代である祖父が愛用していた古い皮トランク。その底から古ぼけた手帖がでてきた。そこには、不思議な国アゾットに関する、驚くべき旅行記が記されていた。読み進むうちに、孫にあたる三代目は、奇妙な物の数々に出会うことになる。得体の知れない機械、判読不能の書物やポスター、奇妙な譜面や小箱、そして酒の空壜らしきもの。壮大なスケールの冒険ファンタジー。1995年単行本版に加筆し、イラスト満載の手帖版。 著者 クラフト・エヴィング商會 発行所 筑摩書房 発行日 2004年4月7日 文庫判 304ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ゴットハルト鉄道【古本】
¥1,400
【状態】 帯:キズ カバー:少ヨレ 天:少ヤケ、少シミ 地:少ヨゴレ 著者 多和田葉子 発行所 講談社 発行日 1996年5月30日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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テーゲベックのきれいな香り【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 西暦2028年・東京。その地で「わたし」は語り出す――学生時代のこと、神戸の祖父母のこと、愛犬パッシュのこと、溺死したR、あるいはLのこと、虎子のこと、ハウザー三世のこと、愛すべき「ことば」たち……。 〈わたしは他者によって形成される。わたしの悲しみも、わたしの喜びも、他者によって形成された概念を追体験しているに過ぎない。であるなら、わたしがわたしを語るとき、わたしの知覚している範囲で書くことに何の意味があるのだ。(……)わたしはあくまでも反射装置、書いているのは他者であるのだから。〉(本文より) 繰り返される「わたし」――わたしの「記憶」、わたしの「ことば」、わたしの「触覚」――その先に浮かび上がるのは、「わたし」という徹底的なる虚構。そして「わたし」が「今」を取り戻すとき、「わたし」の「五感」は消失し、「わたし」は「記号」となる。 物語も、詩も、批評も、呪いも、祈りも、呻きですらも包括する「小説」という表現形態に、いま、気鋭の詩人が挑む、小説という「自由」。 圧倒的「未知」な小説、誕生! 著者 山﨑修平 発行所 河出書房新社 発行日 2022年12月22日 四六判 260ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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製本屋と詩人【新本】
¥2,750
【出版社内容紹介】 20世紀初頭のチェコを代表する革命詩人、イジー・ヴォルケル(1900-24)が、その短い生涯に遺した数多くの童話と詩から精選した、日本初の作品集。子どもや虐げられた者たちの低い視線に映し出される社会を描いた童話5篇に、故郷モラヴィア地方や性愛をうたった詩や社会的バラッド24篇、さらにカレル・タイゲと共同執筆したマニフェスト「プロレタリア芸術」を収録。この稀有な詩人の姿が、ついにあきらかになる! 「本書には、二十世紀のチェコを代表する革命詩人、イジー・ヴォルケル(Jiří Karel Wolker, 1900-24)が、二十四年足らずという短い生涯のうちに数多く遺した物語や詩などから、訳者が選んで収録しました。日本でヴォルケルの作品がまとまって紹介されるのは本書が初めてのことでしょう。 いまから三十年ほど前、自分が子ども時代を過ごしたプラハがむしょうに懐かしくなり、チェコに行きたい、チェコの児童書をまた読んでみたいと思うようになりました。チェコの絵本が何か残っていないかと実家に父を訪ねたときに渡されたのが、ヴォルケルが子ども向けに書いた五つの物語でした。チェコ語を学び始めた時期でもあり、辞書を引きひき読んでみると、五つの作品それぞれに話の展開も面白く、人間が抱くさまざまな感情がみずみずしく表現されていて、興奮を覚えました。 二十世紀初頭という時代的な制約はありますが、作品の根底に流れている世界の不正をただしたいという、ごまかしのない強い願いにひかれ、これはぜひ日本でも読んでもらいたい、その価値のある作品だと考えて訳し始めました。それがようやく形になったのが、本書です」 ――「訳者あとがき」より 著者 イジー・ヴォルケル 訳者 大沼有子 発行所 共和国 発行日 2022年10月20日 菊判変形 188ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ポエトリー・ドッグス【新本】
¥1,760
【出版社内容紹介】 「このバーでは、詩を、お出ししているのです」 今夜も、いぬのマスターのおまかせで。詩人・斉藤倫がおくる、詩といまを生きる本。 『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』につづく、31篇の詩をめぐるストーリー。 「詩っていうのは、おもい出させようと、してくれてるのかもね。このじぶんだけが、じぶんじゃなかったかもしれないことを。このせかいだけが、せかいじゃなかったかもしれないことを」 T・S・エリオット 吉岡 実 ガートルード・スタイン アメリカ・インディアンの口承詩 萩原朔太郎 ボードレール 杉本真維子 宮沢賢治 石原吉郎 ウォレス・スティーヴンズ 石牟礼道子 アルチュール・ランボー ……ほか全31篇の詩をめぐる物語 著者 斉藤倫 発行所 講談社 発行日 2022年10月31日 四六判変形 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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中庭のオレンジ【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 やすらぎのひとときに、心にあかりを灯す21話の物語。◇オオカミの先生の〈ヴァンパイア〉退治◇ギター弾きの少女の恋◇予言犬ジェラルドと花を運ぶ舟◇天使が見つけた常夜灯のぬくもり……他〈中公文庫創刊50周年記念刊行〉 著者 吉田篤弘 発行所 中央公論新社 発行日 2022年12月20日 四六判変形 320ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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六月二一日【新本】
¥600
【出版社内容紹介】 制作集団「いぬのせなか座」のメンバーとして活動するhが、2012年5月(19歳)のときにはじめての小説として書き、その後おおやけにされないままとなっていた作品。 透き通ったシロップのような女の人がいたので、足をかけると、うしろのスーツの男の人は私のくつのかかとを踏み、すみませんと雑踏にまぎれていうと、私は駅の階段をあがっています。時間は三ヶ月分の記憶がない私にもわかるくらいの日の長さで六月を告げています。どこかの外国の言葉で電話をしている女の人はいきなり立ち上がり、身振り手振りでなにかに怒っている。いつか見た映画の中の女の子は大人になり、電車の広告の中からこちらを気にしています。目のわるい私はあの子に会うたびに顔をすこしずつ忘れてしまい、一緒に行ったお祭りの屋台に並んだキャラクターのお面が邪魔をします。 「そんな顔じゃない」 あの子は怒りましたが、とてもよく似ている気がするのです。 (本文より) 著者 h 発行所 いぬのせなか座 発行日 2019年11月24日 横190×縦130mm 16ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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浅生鴨短篇小説集 たった二分の楽園(サイン入り)【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 空気が汚染され、人類は地下に移住した。寿命までも管理される社会に嫌気がさした男は、命が尽きる最期の瞬間に“本物の空”を見上げるため地上を目指すが…… (表題作『たった二分の楽園』)。 街中の見知らぬ人々から恋人と別れることを執拗に迫られる「顔」、浮気の腹いせに毎日二十枚の宅配ピザが送られてくる妄想に取り憑かれた「強烈な仕返し」、人類と寿司の四百年戦争「革命の旗」ほか。 ありえないほど滑稽なのに、笑い飛ばせない“何か”が残る。風刺に彩られた奇妙な50の物語。 著者 浅生鴨 発行所 左右社 発行日 2022年12月21日 四六判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり(サイン入り)【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語! 「いやあ、年明け早々に本当に申しわけないんだけどね。ちょっとばかり問題が起きて」 「年明けって、まだ明けてませんよ」 「それが問題なんです」 ーー表題作「すべては一度きり」より 初日の出の操作ミスで起きた元旦の奇跡を描く表題作「すべては一度きり」、社会格差が具現化した世界で4階から11階への異例の昇進が決まった男の末路「ジャイアント・コーン」、持て余した土曜日を引き取る時給2万円の「悪くない仕事」、見知らぬ女性から執拗にイカリングをすすめられる「特殊な環境」など、明らかにおかしな世界でフツウの人々のエモーショナルが爆発する。 妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語! 羽海野チカさん推薦! 「何度も胸がざわついてページをめくる手が止まる ありふれたはずだった日常の奇妙な横顔」 《収録作》 三百の罵倒 永遠の虚空 名前はまだない 箱船 モの二九 出口 ヤップ虫 ポテトサラダ 幻影街 足しかやろうとしない 区画 新人研修 次の数秒に プロの対応 王様は裸だった ニッケル 欲望の暴走 視力検査 ジャイアント・コーン 踏んではならなかった コミットの結果 入れ替わったら たおやかせば おふくろの味A おふくろの味B 悪くない仕事 過去 乾杯 即・日本沈没 罰・日本沈没 バイオリン 雑・日本沈没 再・日本沈没 上と下のモダン・ダンス 通知 同じときに同じ場所で 地球なう ラストシーン 専門店ならでは 遅延 これが我々 すべては一度きり 特殊な環境 抗いの徒 ブロッコリー ノリのいい音 交代劇 今夜、うちは とてつもない物語 重大発表 著者 浅生鴨 装幀 名久井直子 装画 ナミサトリ 発行所 左右社 発行日 2022年5月30日 四六判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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鏡のなかの鏡【新本】
¥1,386
【出版社内容紹介】 鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる、30の連作短編集。ひとつずつ順番に、前の話を鏡のように映し出し、最後の話が最初の話へとつながっていく。このめくるめく迷宮世界で読者が出会うのは、人間存在の神秘と不可思議さである。『モモ』『はてしない物語』とならぶ、大人のためのエンデの代表作。 著者 ミヒャエル・エンデ 訳者 丘沢静也 発行所 岩波書店 発行日 2001年1月16日 文庫判 382ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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都電物語 ~荒川線 Photos&Novels~【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 あの発車ベルが今日も鳴る――。 都電は今年で111周年。 交通事情などにより次々と路線が廃止される中、 唯一残った荒川線(東京さくらトラム)は観光客からの人気を集めながら、今日も地元住民の足として東京のまちをのどかに走っています。 そんな都電荒川線へのリスペクトを込めた本書『都電物語 ~荒川線 Photos&Novels~』。 都電の写真と、六人の作家が沿線のエリア別に描いた書下ろし小説を、一冊に収録しました。 都電に乗りながら読み進めれば、目の前の景色がより鮮やかに。 乗っていなくてもこの一冊を開けば、どこか懐かしく親しみやすい都電模様が心に広がることでしょう。 ぜひ、それぞれの〝都電物語〟をお楽しみください。 【目次】 都電荒川線路線図 〝都電の旅〟の始まりに ●三ノ輪橋~町屋駅前 写真館 三ノ輪橋 荒川一中前(ジョイフル三ノ輪前) 荒川区役所前 荒川二丁目(ゆいの森あらかわ前) 荒川七丁目 町屋駅前 ●三ノ輪橋~町屋駅前 小説 たゆたうだけでなく 熨斗 克信 ●町屋二丁目~小台 写真館 町屋二丁目 東尾久三丁目 熊野前(東京都立大学荒川キャンパス前) 宮ノ前 小台 ●町屋二丁目~小台 小説 熊野前まで 齋藤 圭介 ●荒川遊園地前~飛鳥山 写真館 荒川遊園地前 荒川車庫前 梶原 栄町 王子駅前 飛鳥山 ●荒川遊園地前~飛鳥山 小説 夏の街から 長谷川 美緒 ●滝野川一丁目~大塚駅前 写真館 滝野川一丁目 西ヶ原四丁目 新庚申塚 庚申塚 巣鴨新田 大塚駅前 ●滝野川一丁目~大塚駅前 小説 まだ曇り 長藤 彬 ●向原~鬼子母神前 写真館 向原 東池袋四丁目(サンシャイン前) 都電雑司ヶ谷 鬼子母神前 ●向原~鬼子母神前 小説 チェック・アラウンド 栗山 直樹 ●学習院下~早稲田 写真館 学習院下 面影橋 早稲田 ●学習院下~早稲田 小説 ここは春 上條 和佳奈 おわりに 参考文献 著者 熨斗克信、齋藤圭介、長谷川美緒、長藤彬、栗山直樹、上條和佳奈 発行所 虹色社 発行日 2022年8月20日 四六判変形 272ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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本の幽霊【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 電子書籍で生まれた「1篇」が、奇妙で美しい「本」に生まれ変わりました。 多岐にわたる活動で知られる作家・西崎憲の「本にまつわる」6篇の物語を、桃山鈴子さんの装画作品、大島依提亜さんによる造本で一冊としました。 【収録作】 本の幽霊 あかるい冬の窓 ふゆのほん 砂嘴の上の図書館 縦むすびのほどきかた 三田さん (全6篇) 【あとがきより】 「(本書収録の)「ふゆのほん」はまず電子書籍で刊行された。それが今回紙の本に転移したわけであるが、物語が電子と紙を往還することにはすこし心躍るところがある。(ほかの5篇は)紙への移行の過程で自然に生まれてきた。本が登場するものが多いので本にかんする本ということになるかもしれない。」 「作者や編集者とちがって本は孤独ではない。本を手にする読者も孤独であるが、ひとり本だけはつねに孤独ではない。本はいつも流れのなかにある。本とはどこかからどこかへ向かうものであり、向かう場所があるということは孤独ではないのだ。」 【著者プロフィール】 西崎憲(にしざき・けん) 作家、翻訳家、編集者、ミュージシャンとジャンルを横断して活躍する。文芸誌「たべるのがおそい」では編集長をつとめ、掲載作の今村夏子「あひる」が芥川賞にノミネートされるなど話題となる。著書に『世界の果ての庭』(創元SF文庫、第14回日本ファンタジーノベル大賞受賞)、『未知の鳥類がやってくるまで』(筑摩書房)、『ヘディングはおもに頭で』(KADOKAWA)など。訳書に『郵便局と蛇 A・E・コッパード短篇集』(ちくま文庫)、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)、ほか多数。フラワーしげる名義で歌集『世界学校』(短歌研究社)などを刊行。 著者 西崎憲 装丁 大島依提亜 装画作品 桃山鈴子 発行所 ナナロク社 発行日 2022年9月30日 B6判変形 124ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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それでも世界は回っている 2【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 発売から3年で15刷のロングセラー 『月とコーヒー』に連なる 〈インク三部作〉待望の第二弾! 「奇妙な惑星」博物館の保管室に 勤務する十四歳のオリオ。 師匠のベルダさんと二人、 世の中のあらゆるものを記録し保管すべく 作業に勤しんでいた。 そんなある日、ベルダさんが死んだ。 自殺か、病気か、事件か。 原因がわからぬまま、 オリオは保管室の責任者を 引き継ぐことになる。 ところが――。 ベルダさんが記録に使用していた 万年筆のインク、 〈六番目のブルー〉の在庫がない。 あれなくして記録作業はできない。 旅するギタリスト、ジャン叔父さんとともに 幻のインクを求める旅に出るオリオ。 ところが、行く先々で奇妙な人たちに出会い、 インク探しは前途多難。 行方を探るうち、インクの秘密は ある奇妙な「唄」に 隠されているとわかるが……。 著者 吉田篤弘 発行所 徳間書店 発行日 2022年9月29日 四六判変形 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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あなたのことが知りたくて 小説集 韓国・フェミニズム・日本【新本】
¥990
【出版社内容紹介】 べストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュによる、夫と別れたママ友同士の愛と連帯を描いた「離婚の妖精」をはじめ、人気作家12名の短編小説が勢ぞろい! 「韓国・フェミニズム・日本」というテーマの元に寄稿された、日本&韓国文学の最前線がわかる豪華アンソロジー。 著者 チョ・ナムジュ 松田青子 デュナ 西加奈子 ハン・ガン 深緑野分 イ・ラン 小山田浩子 パク・ミンギュ 高山羽根子 パク・ソルメ 星野智幸 発行所 河出書房新社 発行日 2022年8月20日 文庫判 288ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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出帆【新本】
¥2,860
【出版社内容紹介】 「画(か)くよ、画くよ。素晴しいものを」 大正ロマンの旗手が、その恋愛関係を赤裸々に綴った自伝的小説。評伝や研究の基礎資料にもなっている重要作を、夢二自身が手掛けた134枚の挿絵も完全収録して半世紀ぶりに復刻。ファン待望の一冊。 解説:末國善己 「なかなか画けない。こんどはすっかりモデルを使わずに、頭と感覚だけで画いて見ようとおもっているんだが、どうもやはりぼくには写実の手掛りがないと構図がつかないんだ。そう言えばぼくの生活にもその傾向があるね」 「どういうことなの」 「つまりひとりでは寂しくていられない人間なんだね」 三太郎は吉野の顔を見ないで、それを言った。吉野は黙っていた。そして、暫(しばら)くして言った。 「これからはお出来になるわ、きっと」 それは三太郎に対する愛の最初の言葉でもあり、遠く家を捨て、男の許へ身を寄せた娘の、自分に言いきかせる、誓言(せいごん)でもあった。(…) 「画くよ、画くよ。素晴しいものを」(本書より) 著者 竹久夢二 発行所 作品社 発行日 2022年7月30日 A5判 288ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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こちらあみ子【新本】
¥704
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。 著者 今村夏子 発行所 筑摩書房 発行日 2014年6月10日 文庫判 240ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい【新本】
¥1,760
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 僕もみんなみたいに恋愛を楽しめたらいいのに。大学二年生の七森は“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がれるのかな? ポップで繊細な感性光る小説4篇。 恋愛を楽しめないの、僕だけ? "男らしさ""女らしさ"のノリが苦手な大学二年生の七森。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。 ジェンダー文学の新星! 鋭敏な感性光る小説4篇を収録。 著者 大前粟生 発行所 河出書房新社 発行日 2020年3月14日 四六判 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955