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神歌 水天に舞ふ――続・古今琉球風物歌集【新本】
¥2,420
湊禎佳歌集 琉球弧(九州南部から台湾まで連なる弧状列島)に眠る魂と語らうようにして生まれる歌は、短歌と琉歌を行き来しながら琉球の自然や習俗、王朝史の幻想、戦中・戦後のできごと、家族や暮らしを描き出してゆく。 琉球を寿ぐ幾筋もの光として私たちの目の前に現れる、『古今琉球風物歌集』の続編。 【作品紹介(3首)】 海原をさすらふ風と潮鳴りにゆくへ問へなきさだめ待ちわぶ 朝明けの磯間の浦を朱に染む珊瑚の卵あまた打ち上ぐ 蒸し暑き市場に日除けの影が舞ふ とろめく夢見 うたた寝の午後 著者 湊禎佳 発行 七月堂 発行日 2024年9月20日 A5判 192ページ 前作『古今琉球風物歌集』 https://shichigatsud.buyshop.jp/items/31554979 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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360【新本】
¥2,200
【内容紹介】 360度の第一歌集 この「新たな具体」………、その具体としての 空虚を「生」の実感、そして「生」の実体として 彫り出さなければならないのだ。 田野倉康一氏(栞文より) 駈けるべき夏かたわらに置きしまま揺れる捲毛の君へ崩れむ ひびけ罅 微けきそばに立ちおればわれらよろこびかなし稲妻 光射す夏の水際にきらり立つ老いこそ神まぼろしの宴 はじまりは生まれ生まれて空の青、はじける泡よ―電影の生 (本書より4首) 著者 吉田広行 発行所 七月堂 発行日 2023年9月8日 四六判 ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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声を聞きたい【新本】
¥1,650
声が聞こえてくる歌を作りたい。 そして、私の歌の言葉が声となって 誰かのなかを流れる日があるなら、うれしい。 2014年に単行本で発行し絶版となっていた江戸雪歌集『声を聞きたい』が、七月堂叢書シリーズ第二弾として復刊しました! たわたわとまぶしい朱欒こえあげて泣いた私はきのうのわたし いま空がね、風がね、などと言いながら言葉がなにを伝えてるだろう あさがおの蔓あちこちにぶつかって夏にはいつも自転車なくす この窓をすぎて地上に下りていく雨は雨だよ比喩にはしない くらくらと飛んでる鳥を見ていたら誰かに云ってしまいそうな恋 未知の場所 声にしたことない言葉 雨にぬれつつ考えている なんでこう伝わらないかと見あげたる夕べの雲はぜんぶ紫陽花 そこにいてそこで見ていて立ち上がることがどういうことか見せるから わたしには言葉があるとよろこんで海にむかって歩いたずっと 著者 江戸雪 発行所 七月堂 発行日 2021年5月20日 四六判変形 110×160 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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俳句航海日誌 清水昶句集【新本】
¥2,200
此の暑き日に 現代詩書く 馬鹿独り 現代詩を牽引した男、清水昶。 死の前日まで書き続けた<詩人の俳句>11年間の集大成。 ネット上に公開された俳句は三万句以上。毎日書かれた俳句は、葛藤する詩人の日記でもある。なにより清水昶という人物の人間性がこれでもかと凝縮された本著は、詩人という生物の晩年を克明に記録したドキュメントである。 題字:吉増剛造 写真:星野勝成 装丁:倉本修 著者 清水昶 発行所 七月堂 発行日 20年5月30日 A5変型 上製 カバー付製 177ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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朱欒ともして【新本】
¥1,980
シュールな句群。和歌のような文との併記で表出する抒情 鳴門奈菜主宰『らん』の編集者の一人である。 『らん』は永田耕衣が没した翌年、耕衣の題字と絵を表紙に1998年に創刊された。 虫籠の闇はこぼさぬように運ぶ 夕暮れは鏡しずかに発熱す はればれと凍蝶ふかれいる永遠 光ひとつぶここに埋めておいたから忘れたころにきっと咲くから 泪わく沼より春は来るものか 隠れ家と呼ぶには明るすぎるから窓は大きく開け放つべし 拾いたり雀がくれの蝶番 著者 皆川燈 装画 司香奈 装丁 三宅政吉 発行所 七月堂 発行日 2020年1月20日 A5判変形 並製 カバー付 142ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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歌集 高遠 【新本】
¥2,530
生き抜いた言葉 敗戦後、今はもう地図にない国「満州」から引き揚げて来た折の体験を 現代のこういう不安な時世だからこそと、一冊にまとめました。――著者 歌集『高遠』の中心をなす「満州」は、この地から引き揚げてきた少女期の、過酷な体験の記憶を詠ったものである。それは作者の生の原点として高遠での日々を支え、詠う力となってきた。そのまなざしは暖かくやさしい。しかし同時に、われわれは平和とは何かという今日的な問題をしずかに問われてもいるだろう。―中西洋子 湿原を駆けもどりゆく母親が捨てたる吾子の亡骸求めて 自決せり。佳木斯の二千三百余名、方正ロシア軍捕虜収容所にて 二千体焼きし満州の湿原に姫百合の朱わが目を射ぬく 八歳のわれは身体に土を塗り髪をおろして暴徒に備ふ あかつきの空に向かひてこぶし咲く木の下をゆくわれを照らして 著者 市川八重子 発行所 七月堂 発行日 2018年3月27日 A5判 上製 カバー付き 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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いのちゆいのちへ【新本】
¥1,980
【内容紹介】 寝たきり歌人、今を生く、ただいまを生く。 仮死状態で生まれ、脳性麻痺と診断される。養護学校から大学へ。やがて母校の養護学校の教師となり、現在は「遠藤滋&介助者グループ(えんとこ)」の場で一人暮らしをしている。介助者のネットワークは35年間で2000人を超えた。 2002年より短歌を始める。 2019年ドキュメンタリー映画『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋』(伊勢真一監督)は毎日映画コンクールドキュメンタリー部門グランプリ、文化庁文化記録映画優秀賞を受賞した。 【作品紹介】 海中に入れば不思議や出でざりし右足前に軽く運べり 遠慮がちにカーテンを閉め世話するを声を掛くれば話弾めり わがいのちあまさず活かすその姿世人に見えぬ世界なるべし 地獄絵もかくはあらざれ生と死と入り混りたるその光景は 鉛筆の芯を折りつつ手にて字を書かさむとせし母の厳しさ ものを言ふその引きつれる表情を真似さるること心に痛し 君なくて何ぞこの身のあるべきや一途に思ふわが心かな 以後われを障害者とは括るまじ受くる差別は重くあれども 群青の空残しつつ明け初めて黒き海よりいま陽は昇る この痛みこの苦しみをいかにせむわが肋骨の裂くるがごとき ふたつなきいのちを生かし生かしあふ世界つくらむわれらが手にて 著者 遠藤滋 発行所 七月堂 発行日 2021年12月10日 A5判変形 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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東京湾岸 歌日記【新本】
¥1,980
日記×短歌×古本×異界 日記と銘打つ以上、まあまあ事実といっていいエピソードが多いわけであるが、簡単に信用してはならない。(後書きより) 2005年の創刊より現在も発行されている、エッセイを中心とした同人誌『モーアシビ』で連載された、『風船乗りの汗汗歌日記』を編集した一冊。 「×月×日」に表される日記の在り処は自由軸上。 曜日にいたっては実在するもしないも織り交ざった鳥の名前。 大橋弘の描き出す、日常と異界の合間でたゆたう幻想世界をご堪能あれ。 ×月×日(ヒガラ) 毎年恒例、神保町の古本祭りに参戦。八重洲地下街で飯を食い、中央線経由でお茶の水から会場に乗り込む。すずらん通りは新刊本のディスカウントが主体。猛烈な人出。ちっとは覗いてみるが、案外こういう本に触手は伸びない。靖国通りに出るが混雑ぶりに拍車が掛って本すら見られず。仕方なく信山堂の裏、というかみずほ銀行の裏にあたるのか、とにかくあの辺りでまず小林信彦・文、荒木経義・写真『私説東京繁盛記』を、靖国通りに戻ってけやき書房で中里恒子『土筆野』と加藤克巳『青の六月』を。さらに「コミガレ」に入って二週間ほど前に買いそびれた尾崎雅嘉『百人一首一夕話(上)』を入手。一応三省堂にも入って新刊を物色するが琴線に触れるものなし。夜、藤岡忠美『紀貫之』を読了。すぐさま大学の同窓、守屋淳氏の『論語に帰ろう』をスタート。学究肌一辺倒ではなく、適度に砕けた感じもあって、脱帽。 東京都渋谷区笹塚三丁目、味噌こんにゃくは元気だろうか (本文より抜粋) 著者 大橋弘 発行所 七月堂 発行日 2018年6月1日 B6判変形 262ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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弥勒下生【新本】
¥2,200
SOLD OUT
詩人、河村悟。 初の句集。 『鹿首』創刊号と第二号に掲載された作品に、あらたに未発表の句を加え、改訂と整序をほどこした三百句を収録。 ことばの奈落は怖ろしい。殺伐とした斬り合いのようなことばと肉声の〈私戦〉のあと、深い沈黙と闇がわたしを覆い尽くす。舞踏の闇のなかで百句詠みあげれば、わたしは百度斬り殺された。読み了ったとき、ことばはどこにもいない。神々は跡形もなく飛び立った。わたしの残身を置き去りにしたままで。 (著者「あとがきにかえて」より) 著者 河村悟 句集 2017年9月8日発行 発行所 七月堂 A5変形 並製カバー付 本文190ページ
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古今琉球風物歌集【新本】
¥1,650
琉歌、詩、短歌へと新たなる調べは深い祈りと命への讃歌 湊さんのこの歌集は、五七五七七の短歌の韻律の作品を主としつつ、八八八六の琉歌の音数律の作品も編み込まれている特殊な一冊である。 冒頭の章「天のことぶれ」には、「太陽」を「ていだ」と発音するなど、沖縄固有の言葉や風俗が編み込まれ、沖縄の風景を想起させるおおらかな韻律の作品が並んでいる。(東直子) 「歌」の文字(哥+欠)は人が口をあけてうたう様をあらわすけれど、琉球の歌の伝統は十六世紀から十七世紀に首里王府によって編纂された最古の歌謡集『おもろさうし』がよく伝えている。歌謡「おもろ」のゆったりとした文体、リズムが美しいのは、かつては節をつけ、手拍子でうたわれたことにもかかわるとされるが、この伝統文芸は現代の沖縄民謡の詞にも引き継がれてきたといえよう。(与那原恵) 【作品紹介】 うすれゆく太陽(てぃだ)のひかりは夕星(ゆふづつ)のまたたく際にか海に溶け入る りんりんと原野(はらの)に虫がしきり鳴く星を招ぶがに冴えとほるかな 天の川 波立つ雲間に月の舟 寄り添ふ思ひ星合ひの岸に 硝煙のにほひ立ち込む月映えのけしき苦しや 死屍散る原の ガジュマルの天を遮る枝ぶりと葉むらの暗がり ふと蝶の舞ふ モクマオウの林に散らばる骨と肉 敵味方なき戦野のけしきに 青蜥蜴の波打つ腹のリズムよし 酷暑の昼にへばる風なく うなそこの疎開船のふなぞこの幼きみたまは浮かばるるなく ガジュマルの根瘤に丸まる白き猫 地より出でたる精霊(むん)のごとある 水よまさやかに さ鳴れひそやかに あかれとことはの 夢をちぎり うなばらを燃ゆるはがねの龍がゆく 煽る荒波 みなも煮え立つ 著者 湊禎佳 発行所 七月堂 発行日 2020年7月1日 A5判 157ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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島に生きる 季語と暮らす【新本】
¥1,650
園田靖彦俳文集 この一文は、敗戦から二年目、四歳の少年である私が、両親のふるさとである壱岐の島に引き上げて来て、高校を卒業するまでの十四年間、見て、聞いて、体験した暮らしの様を記したものです。更にいえば、日本の辺境、玄界灘の一孤島、壱岐の島の、敗戦から経済成長期の前夜までを、少年の眼でみた点描といえるかもしれません。 (「あとがき」より抜粋) 著者 園田靖彦 発行所 七月堂 発行日 2021年4月20日 A5判 105ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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いつでも二人【新本】
¥2,750
本歌集の中心をなすのは、両親の長期にわたる介護生活から生まれた作品である。そして、この表現はきわめて素朴に素直に歌われている。歌の身上は実はここにあると言っても過言ではない。(中西洋子) 化粧水を顔にぽんぽんうちつけて朝のこころをふるひたたする 車椅子になじめる母と押す我といづこにもゆくいつでも二人 まどかなる月降りて来てスカイツリーの展望階に腰かけてゐる (本書より3首抜粋) 著者 杉浦加代子 発行所 七月堂 発行日 2020年10月1日 A5判 201ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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新編 星の雫【新本】
¥2,200
新編 星の雫 バイリンガル俳句集 青山夕璃 バイリンガル俳句集 国際的に活躍する著者の英訳付き句集。 天上の星のように輝く作品群を収録。 長編に泣き短編に笑う秋 ― crying over long stories laughing over short stories autumn 長月や暑き東京寒きパリ ― september― Tokyo is hot Paris is cold 遠ざかるロンドンの薔薇街の音 ― roses in London and the sounds of the town disappear from sight (カリブの眠れぬ夜に)波と来て波と去りゆく星月夜 ―(on a sleepless night in the Caribbean) coming with waves leaving with waves a bright starry night 青山夕璃 著 句集 2017/01/12 発行 七月堂 四六判 上製カバー付 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955