-
banana flavored chewing gum / 篠原仮眠(サイン入り)【新本】
¥1,980
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 「ナナロク社 第3回 あたらしい歌集選考会」で、岡野大嗣 選として刊行が決まった篠原仮眠の第1歌集。「虚構にさらに虚構を重ねることで、元々あった虚構が逆に本物になる」(青松輝)、「スノードームをひっくり返してキラキラ光らせているような連作」(初谷むい)と、同時代の歌人からの熱い注目を集める待望の一冊。本文中には鈴木千佳子によるカラーイラスト多数。 ✶岡野大嗣 推薦文 虚構の中で仮眠している世界を、おだやかでない熟睡へ。不安で危険だけれど、ここでは深く息を吸い込める。本作を読んでいると、自分にとって短歌の定型は縛りではなく、じゃれあっているあいだは不安だらけの息苦しい浮世を忘れさせてくれるぬいぐるみのようなものだったことを思い出す。(「あたらしい歌集選考会 選出理由」より) ✶本書より5首 安心と安全を図にしたときの、その円の重ならないエリア 翻訳は古い光を新しい影に連れてくみたいにするの? 真剣に、葉っぱの中に緑の実いっぱいあるの見つける気持ち 車中泊 人の心がわかるから自分の心が信じられない 花びらを強くつまんで半透明にするのが好きだ 今初めて言う 著者 篠原仮眠 発行所 ナナロク社 発行日 2026年3月24日 B6変形判 上製 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
短歌探偵タツヤキノシタ / 舞城王太郎(サイン入り)【新本】
¥1,980
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 「短歌×謎解き」舞城王太郎、最新刊 『短歌探偵タツヤキノシタ』 小学三年生の〈短歌探偵〉タツヤキノシタ、誕生! 事件のあるところ、必ず現れる「短歌一首」。 短歌を読み解くことで真相に迫る、前代未聞の探偵小説。 「僕は《ミソヒト》。《三十一文字の使い》。その神様は僕を《短歌探偵》にしたんだ。」 5首の短歌と、5つの事件を収録。 各話でカギとなる短歌は、歌人・木下龍也による書き下ろしです。 【目次】 第一首 ぼくのあたまに4が舞いおりる 第二首 EYEのヤニ見抜かれないでほしいから 第三首 目張りをはいでDIVEしていく 第四首 勝算は気に入ることの通算の 第五首 毒を代わりに飲み込むあなた ※本作では短歌の数え方にならい「1話」を「1首」としています。 【著者プロフィール】 舞城王太郎(まいじょう・おうたろう) 1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』『短編七芒星』など著書多数。近年は小説に留まらず、漫画原作、翻訳、長編アニメ『龍の歯医者』やアニメシリーズ『ID:INVADED』の脚本などをつとめている。 著者 舞城王太郎 短歌提供 木下龍也 発行所 ナナロク社 発行日 2026年3月17日 四六判 240ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
水界園丁 / 生駒大祐【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 第3回摂津幸彦記念賞、第5回芝不器男俳句新人賞を受賞した新進気鋭の俳人生駒大祐、待望の第一句集。季語のまだ見ぬその先の世界をこじ開けて、すがすがしい抒情の極みをみせてくれる傑作。俳句界の風雲児のつくった全266句の『水界園丁』は、「冬」の寒さからはじまる。 第11回田中裕明賞受賞 ■推薦のことば 上田信治(俳人) 「ゐて見えぬにはとり鳴けば唐辛子」 季節と感情。 ていねいに言い間違える。 ある景色とない景色の二重表示。 俳句について、とても多くのことを考えた若い人の、尊敬すべき句集です。 鴇田智哉(俳人) あなたは絵の中にいたことがあるか。 絵の中が現実であり、やわらかくうっすらとして深い。 だからあなたは、気づくとそこに生きてしまう。 このおそろしげな優しさは、 またとない五つの章の巡りに、すでに立ち表れている。 水界園丁――なんて、はかなくて遙かなことよ。 ■収録作品より 水の世は凍鶴もまたにぎやかし 蜜蜂や夢の如くに雑木山 白昼を鯉にまみえし泥煙 蚊遣の火消えゐる波の響きかな 輪の如き一日が過ぎ烏瓜 ■著者 生駒大祐(いこま・だいすけ) 1987年三重生まれ。「天為」「オルガン」「クプラス」などを経て現在無所属。第三回攝津幸彦記念賞、第五回芝不器男俳句新人賞。共著に「虚子に学ぶ俳句365日」(草思社)「天の川銀河発電所」(左右社)など。 ■目次 冬 春 雑 夏 秋 あとがき 著者 吉田篤弘 発行所 岩波書店 発行日 2026年1月23日 120mm×172mm 上製 206ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
夢のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょうーー穂村弘 どこから開いても〈夢〉につながる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夢の入り口、いつもみる夢、叶わなかった夢、満ち足りた夢、夢のなかの街、夢から醒めるとき……100人の歌人がうたった、わたしだけの夢のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/飯田有子/井口可奈/石川美南/伊舎堂仁/伊勢谷小枝子/伊藤紺/伊波真人/井上法子/今橋愛/上坂あゆ美/宇都宮敦/江戸雪/大田美和/大橋なぎ咲/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎まゆみ/小野田光/加賀田優子/笠木拓/加藤治郎/金田光世/椛沢知世/川谷ふじの/川野芽生/北山あさひ/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/黒瀬珂瀾/古賀たかえ/小島なお/斉藤斎藤/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹公人/佐藤弓生/菅原海春/菅原百合絵/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/染野太朗/谷川電話/谷川由里子/田村元/俵万智/千種創一/千葉聡/知花くらら/寺井奈緒美/堂園昌彦/橙田千尋/戸田響子/toron*/永井祐/永井亘/永田和宏/中村美智/中村森/ながや宏高/なべとびすこ/仁尾智/錦見映理子/野口あや子/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱田友郎/早月くら/東直子/平岡直子/藤本玲未/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/水野葵以/水原紫苑/三田三郎/睦月都/望月裕二郎/盛田志保子/安田茜/山川藍/山崎聡子/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/米川千嘉子/渡辺松男 (あいうえお順・敬称略、全100名) 編者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2025年9月8日 B6判変形 上製 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
眠りの市場にて / 笹川諒【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 とうめいな野原にとうめいな野原を 痛むのは縫い合わすときだけ 第一歌集『水の聖歌隊』で現代歌人集会賞を受賞した著者待望の第二歌集。 「この歌集は夢と同じ言葉で書かれている。ここまで徹底して静かな、酸素のうすい夢の言葉で綴られた歌集が、かつてこの世にあっただろうか」(大森静佳さん/栞より) 「ちぐはぐとおもわれた言葉たちはおそらくあるべくしてそこにある。少なくともこれは笹川さんによってちからを吹き込まれた表現なのだとわかる」(江戸雪さん/栞より) 「この歌集で提示される鮮やかな詩情には驚かされる。(略)歌人は、言葉の鮮度の生命線として、敢えて「詩の痛み」に手を伸ばし、自らの詩を精錬する」(石松佳さん/栞より) 【収録歌より】 いつだって造語のようなすずしさで秋は来るのださびしくはない 簡潔な雨の降るなか思い出す〈時間〉には助手がいたことなどを 春はなおさらあなたの中に教会が二つ見えその小さめの方 沐浴と古地図、それからうつくしい草の作法のひとだあなたは 空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと 【目次】 Ⅰ 素描 絵葉書 風の花嫁 春霖 眠りの市場にて 炎天の鳥 Ⅱ 流動 テレーゼ メゾン野放図 二月の果て 修復 紫犬 梅田 カンタベリー echo 白く複雑な街 ピカソ展 紙の船を待つ Ⅲ 銀河の音 まっさらな蜂 ボトルシップ 画商 年表 grace 柚子のゆうれい 須磨 猫の髭 紫陽花抄 ルリケール 窓辺のヴァイオリニスト レモンと巡礼 【著者プロフィール】 笹川諒(ささがわ・りょう) 長崎県生まれ。大阪大学文学部卒業。2014年より「短歌人」所属。歌集『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)で第47回現代歌人集会賞受賞。 著者 笹川諒 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月23日 四六判 上製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
百人一首バトル【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 今を生きるあなたにとって 一生忘れられない歌が ここにあります。 短歌をこよなく愛する5人がお届けする 「現代短歌 百人一首×5」 百人一首 栗木京子選 意味としらべのマリアージュ ホメロスを読まばや春の潮騒のとどろく窓ゆ光あつめて 岡井隆『鵞卵亭』 百人一首 穂村弘選 アヴァンギャルドの夢 ポオリイのはじめてのてがみは夏のころ今日はあついわと書き出されあり 石川信雄『シネマ』 百人一首 佐藤弓生選 遠い年、遠い地図 閉ぢられてある鏡にて白鳥は漆黒の夜をわたりの途中 渡辺松男『牧野植物園』 百人一首 千葉聡選 失われた名歌を求めて 永遠に忘れてしまう一日にレモン石鹼泡立てている 東直子『青卵』 百人一首 石川美南選 加速する時間/膨らむ時間 わたしたちの避難訓練は動物園のなかで手ぶらで待ち合わせること 平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』 【目次】 はじめに この本について 百人一首 栗木京子選 意味としらべのマリアージュ 百人一首 穂村弘選 アヴァンギャルドの夢 百人一首 佐藤弓生選 遠い年、遠い地図 百人一首 千葉聡選 失われた名歌を求めて 百人一首 石川美南選 加速する時間/膨らむ時間 作者情報 現代短歌の世界へ、ようこそ! おわりに 編者プロフィール 【編者プロフィール】 栗木京子(くりき・きょうこ) 1954年生まれ。歌人。「塔」短歌会選者。読売新聞、西日本新聞などの歌壇選者。歌集に『夏のうしろ』(読売文学賞)、『けむり水晶』(迢空賞)、『新しき過去』など。歌書に『現代女性秀歌』『短歌をつくろう』など。 穂村弘(ほむら・ひろし) 1962年生まれ。短歌をはじめとして、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手がける。『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『水中翼船炎上中』『世界音痴』『蛸足ノート』『短歌の友人』『短歌ください』等著書多数。伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、若山牧水賞他を受賞。 佐藤弓生(さとう・ゆみお) 1964年生まれ。歌人。第47回角川短歌賞を受賞。著書に歌集『世界が海におおわれるまで』『眼鏡屋は夕ぐれのため』『薄い街』『モーヴ色のあめふる』のほか、掌編集『うたう百物語』、歌画集『花やゆうれい』(画・町田尚子)などがある。 千葉聡(ちば・さとし) 1968年生まれ。歌人。横浜サイエンスフロンティア高校教諭。國學院大學講師。二十代の終わり、「かばん」に入会し、本格的に短歌を詠み始める。第41回短歌研究新人賞を受賞。著書に『微熱体』『飛び跳ねる教室』『短歌は最強アイテム』『90秒の別世界』『はじめて出会う短歌100』など。作曲も手がける。 石川美南(いしかわ・みな) 1980年生まれ。同人誌poolおよび[sai]の他、さまよえる歌人の会、山羊の木などで活動中。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』『架空線』『体内飛行』。2020年、第1回塚本邦雄賞受賞。最近の趣味は「しなかった話」の蒐集。 編者 栗木京子・穂村弘・佐藤弓生・千葉聡・石川美南 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年1月19日 四六判 上製 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
現代短歌クラシックス13 さよならバグ・チルドレン / 山田航【新本】
¥1,540
【出版社内容紹介】 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく 現代歌人協会賞を受賞した山田航の第一歌集を新装版で復刊! 【収録歌より】 靴紐を結ぶべく身を屈めれば全ての場所がスタートライン ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた カントリーマァムが入室料になる美術部室のぬるめのひざし 張りつめる水平線は彼方から彼方へつながれる糸電話 りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型 【著者プロフィール】 山田航(やまだ・わたる) 1983年札幌生まれ。札幌在住。歌集に『さよならバグ・チルドレン』『水に沈む羊』『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』。編著に『桜前線開架宣言』、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』。 著者 山田航 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月23日 四六判変形 並製 20ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ここにきている / ぷくぷく【新本】
¥2,090
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 空のこと一度忘れて空のこと突然見たらすごいだろうな 第7回笹井宏之賞大賞受賞! 自分の理解が及ばない世の摂理を受容し、世界の美しさと不可解さをそのままに受け止めること。「受容」が難しい時代にあって、この一冊の世界への開かれ方はまぎれもない。 ━━━━山崎聡子(栞文「世界を受容する言葉」より) 【収録歌より】 電柱の上のほうにはいろいろな技術がかなり使われている いやらしい気持ちのようにむらさきの紫陽花をだすことがある道 工場でラムネにされてしまうとき水は痛くてこわいだろうか 雪だるまの胸に林檎を埋めるのはとてもいけないあそびとされる 赤ちゃんに不思議がられているときの世界は少しはりきっている 【目次】 第一章 うつくしい窓辺 散歩している 愛じゃなければ 夏休み 第二章 するどい夜 水 月の番組 雲をつかんで 楽器のように かたつむり 第三章 冬の焚き火の ゼログラム 午後っぽい ここにきている 一度忘れて あとがき 【著者プロフィール】 ぷくぷく 1975年名古屋市生まれ。川崎市在住。2021年に作歌を始める。第7回笹井宏之賞大賞。うたの日育ち。 著者 ぷくぷく 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年2月2日 A5判変形 並製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ユニヴェール20 流 / 桜川冴子【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 水俣を離れ続けてほーれ、ほう流民の舟にあれば歌へり 流――水俣を離れて50年。 ふるさとの家はなお水俣にありて歌い続ける著者のこれまでの5冊の歌集から抄出した選歌集 【収録歌より】 頼りない湯豆腐のような君なれば生姜のように座ってあげる 沈黙の会議はつづく 微笑みてをれど開かぬモナリザの唇 大宇宙つくり給へる手を想ふまつ白な雪を転がしながら 言葉より生れたるやうにひいふうみいひいふうみいと丘をゆく蝶 古池や 蛙は何匹ゐるのかと言ひあつた日々よ欠席に○をす 【著者プロフィール】 桜川冴子(さくらがわ・さえこ) 1961年、熊本県水俣市生まれ。 現在、福岡市在住。大学准教授。 「かりん」会員、馬場あき子に師事。 これまでに歌集『六月の扉』、『月人壮子』、『ハートの図像』、『キットカットの声援』、『さくらカフェ本日開店』の5冊を刊行。他に現代短歌文庫『桜川冴子歌集』がある。 歌書は『馬場あき子と読む 無名抄』(共著)、『短歌でめぐる九州・沖縄』(編著)がある。筑紫歌壇賞をはじめ多くの賞の選考に携わる。博報賞、福岡市文学賞、福岡市文化賞等を受賞。 著者 桜川冴子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年9月25日 四六判変形 並製 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
富岡冬野 われを見知らぬ街にきて / 清水あかね【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 〈両脚の無い子が街に這つてゐる空にひそかな三日月のかげ〉 上海にて35歳で客死した伝説の歌人・富岡冬野の知られざる生涯 文人画家富岡鉄斎の孫として1904年に生まれた富岡冬野は、15歳で「心の花」に入り頭角を現した後、プロレタリア運動に関わり、東宝で映画製作に関わる夫とともに上海に渡り、上海事変に巻き込まれた民衆の悲惨を歌に詠んだ。 佐佐木信綱、齋藤瀏、佐藤春夫、五島美代子らが高く評価し、一つ年上の前川佐美雄からライバル視もされた富岡冬野はどのような歌人であったのか? 大正末から昭和初期の激動の時代を生き、35歳で若くして客死した彼女の生涯が、本書で初めて明らかになる。 ◎片山廣子と齋藤史が編纂した遺歌文集『空は青し』から160首余りを抄録 ◎鶴見和子との合同送別会、李香蘭により施された死化粧など、貴重な写真を収録 「高い教養に裏打ちされた社会に対する鋭い眼差しを持ち、それをやわらかい言葉で伝えた女性歌人が戦前にすでに存在していた。富岡冬野の存在が、戦後の女性歌人たちの系譜に繋がることは間違いない。五島美代子をはじめとする「女人短歌」を創刊した歌人たちに繋がり、また現在活躍する、とりわけ鋭い社会詠を詠む女性歌人たちに繋がっているのだと思う」(「おわりに」より) 「女が女を本当に好きになれるといふ事を、私はふゆのさんを得て初めて理解したのだつた。(略)私は女学生のやうに甘やかな気持と、それから烈しい同志愛といふにも似た気持と両方を持つて、ふゆの様に接してゐたのだつた」(五島美代子) 「御一緒に坐つて居る丈で、この方は、私に欠けて居る実に多くのものを教へて下さつた」(齋藤史) ◎富岡冬野の作品の一部 ふるさとの大き樹しげり暗き家にひねもす何もせずゐし娘 楡の樹も空なる雲もかささぎもわれを見知らぬ街にきて住む しどけなく物思ふ春を谷かげの蛇やとかげとわが犬は遊ぶ 南京路(ナーチンル)の夜のカフヱに小猫ゐてすゐつちよと遊ぶ秋となりぬる 両脚の無い子が街に這つてゐる空にひそかな三日月のかげ 【目次】 第一章 京都富岡家での日々 1 富岡家に生れて 2 佐佐木信綱との出会いと父の死 3 「心の花」に登場 4 いちじるしい進歩 第二章 『微風』の世界 1 第一歌集『微風』刊行 2 『微風』の世界 3 歌集の評価 第三章 プロレタリア運動 1 モダンな女学生時代 2 恋愛と結婚 3 新婚生活とマルクシズム 4 三・一五事件 5 松崎流子としての活動 6 東京へ 第四章 砧村時代 1 作歌の再開 2 挫折感、閉塞感 3 夫との齟齬 4 孤独 5 なまけものの妻 6 京都への思い 7 動物や植物からの癒し 8 「試写室」 9 冬野の夢 第五章 同時代の歌人たちとの交流 1 五島美代子 2 前川佐美雄 3 片山廣子 4 栗原潔子 5 齋藤史 第六章 上海時代 1 松崎の映画工作 2 冬野の上海行き 3 上海上陸 4 上海の風景 5 望郷と夫婦愛 6 戦禍の跡 7 突然の死 8 最終歌 第七章 悲しき帰国、その後 1 悲しき帰国 2 遺歌文集『空は青し』 3 考察『空は青し』 4 松崎のその後 5 おわりに 富岡冬野関連年譜 参考文献・図版出典 上海地図 あとがき 富岡冬野『空は青し』抄 【著者プロフィール】 清水あかね(しみず・あかね) 1966年神奈川県生まれ。お茶の水女子大学修士課程人文科学研究科日本文学専攻修了。鎌倉女学院中学校高等学校国語科教諭。大学時代「心の花」に入会、中断を経て2011年「心の花」に再入会する。2014年より「佐佐木信綱研究会」に所属、佐佐木信綱や富岡冬野の研究をする。2020年第一歌集『白線のカモメ』を刊行、ながらみ書房出版賞を受賞する。 著者 清水あかね 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年12月28日 四六判 並製 272ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ユニヴェール27 ドアノブだったら屈んで拾う / 佐藤理江【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 下からのにぶい反射の正体がドアノブだったら屈んで拾う 強現実の片鱗。 超現実でも仮想現実でもない、強現実とでも呼びたい景がこの世にはある。たとえば家屋取り壊し後になお残る生活の跡、たとえば手のひらの火傷に感じる焦土。ドアの向こうに広がる、かつての、そしてこれからの強現実の数々。それらの片鱗を伝える歌集がここにある。――佐藤弓生 【収録歌より】 トンビトンビそこから落ちると痛いってその良く見える目でわからないのか 袈裟懸けに鬼を斬るたびステージの上で子どもは親を探した 坂道の角度にあわせ足首を前に倒してからだを運ぶ 迂回路の隔てる先に谷底の旗を見下ろす切り岸がある 【著者プロフィール】 佐藤理江(さとう・りえ) 1967年1月25日 東京生まれ 2002 第1歌集『虹の片脚』 2005 第2歌集『箱船』 2008 第3歌集『避雷針の先端の銀』 2012 第4歌集『西日が穏やかですね』 2017 第5歌集『あったこともない人々』 2021 第6歌集『最初ギリッとふたを開け』 埼玉県歌人会理事 埼玉新聞歌壇欄選者 まいだーん編集人 未来編集委員 ユニヴェール 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 佐藤理江 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年1月25日 四六判 並製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ユニヴェール25 パーチェム / 水岩瞳【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 パーチェムは平和のことなり 弥撒曲のフォルティッシモに響くパーチェム 歌集の題名はこの一首から取られた。「ドナ・ノービス・パーチェム」(Dona nobis pacem) は、「われらに平和を与えたまえ」という意味のラテン語で、バッハのロ短調ミサ曲にもこの歌詞があるという。初句と結句の二つの「パーチェム」が響き合い、音が耳にくっきりと残る。平和を祈る思いが込められた美しい一首である。 —吉川宏志《解説 結句の飛躍と、平和(パーチェム)への祈り》 学校のレモン石鹼まだあるか網に吊るされ月照る中に 事故なんかなかったように次々と再稼働するザクロの実たち 聖書読むわたしを褒めし父親の右腕にある比島の弾痕 礎(いしじ)の名なでて呟く「忘れたらかわいそうやさ」琉球木槿 あの戦争はつい最近のことなんです千年の樟の時間にすれば 【著者プロフィール】 水岩瞳(みずいわ・ひとみ) 名古屋市生まれ 同志社大学文学部卒業 現在 「塔」短歌会所属 有志の「短歌の会」参加 中部日本俳句作家会会員 現代俳句協会会員 「古志」同人 著書 小説『あの夏のニセコから』(健友館) 第一句集『薔薇模様』(ふらんす堂) 第二句集『幾何学模様』(ふらんす堂) 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 水岩瞳 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月31日 四六版 並製 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ユニヴェール22 空のために飛ぶ鳥 / 宮川聖子【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 夜にはまだ浅き落陽の丘にいて空のために飛ぶ鳥を見ていた 陶片に差す光と出あうとき キラリと歌が生まれ軽やかに空を飛ぶ 【収録歌より】 全部が要らないんじゃない無残だねシュレッダーの見えない刃(やいば) 採血の瓶の日付は整列し同じに見える今日にさよなら 生命はガラスの瓶に納まったいちばん静かな壊れものです ふあんふあんひらがなにしたら軽やかで不安がふあんと無くならないか 繫ごうと思わずふれる夜の手はこたつの足より寂しいんだよ 【著者プロフィール】 宮川聖子(みやがわ・せいこ) 1962年 岐阜県多治見市笠原町に生まれる 1998年 父親の病室で短歌を作り始める 2003年 未来短歌会に入会(加藤治郎に師事) 2019年 第一歌集『水のために咲く花』刊行(書肆侃侃房) ユニヴェール 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 宮川聖子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月2日 四六判 並製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ユニヴェール13 偶然、この官能的な / 笹原玉子【新本】
¥2,310
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 塚本邦雄の歌とともに歩いた歌人のいま 23年ぶりの第3歌集 笹原玉子が塚本邦雄や山中智恵子を強烈に慕うのも、その中にある「とてつもない孤独の空洞」を見いだし、共鳴したからにちがいない。美を選択することは、世界の果てに独り立つことなのだ。 林和清 言葉と言葉がなんらかの共通項に呼ばれて近づき、ふたたび離れてゆく。星の数ほどある言葉の宇宙のなかで、それは偶然の出会いである。偶然を呼びよせ、招きいれる歌が、本書にはたくさんおさめられている。 佐藤弓生 ロマンチックだがどこか人を食ったようなところのある、飄々とした語り。スピード感のある韻律。一ページ目を開いて、嬉しさに小躍りしてしまった。そうそうそう。これです、これですよ! 石川美南 目次 それより空のふかみどり とほき祖鳥も 昼は日ぐらし これの世に 此処は未完のものがたり 書物のなかはからさわぎ 玲にして瓏 わすれられただいじな さざなみ軍記 おやくそく あとのゆふぐれ 儚ごと あめつちほしそら うはのそらこそ 明けは騒ぎぬ あさきみどりを あをざめた系譜のむすめ 露はらひ うたたね 詩歌列島 ヒアシンス 回廊より 流燈がゆく 嵐の夜の 他の名はない 髪のさはだち、眉宇の孤独 兆 花散里 永遠 横顔を見せてください 花ばかり降る 朱夏 美酒ありき うすきみどりの沓にはきかへ 冬の書記 夜物語 Ⅱ 夜物語 あとがき 著者プロフィール 笹原玉子(ささはら・たまこ) 1948年生まれ。「玲瓏」会員。 歌集に「南風紀行」「われらみな神話の住人」、詩集に「この焼跡の、ユメの、県(あがた)」。 【自選6首】 みづうみのなかに小さき墓地ありきいづれの世にか呼ばむ「東京」 氷売りが扇売りとすれちがふ橋たつたそれだけの推理小説 バビロンの宝はひとつ金銀でなく捕囚でもなくそのかみのうはのそらこそ お嬢さん、今宵つくうそはみづいろ。こころはいつもからにしてをく 犬戎の頭目なれば文盲にして星辰の列すべて諳んじ まだことば生まれぬまへに祈りはあつた綺羅めく空に膝を折りし日 著者 笹原玉子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2020年4月9日 四六判変形 並製 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
デデバグ / なべとびすこ【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 間違ったまま、不具合のまま、それでも今日を生きる なべとびすこ、待望の第一歌集 大声で泣きたかったすべての日のために。 ──雲居ハルカ(ハルカトミユキ) 〈収録短歌より〉 ふるさとと呼ぶには騒がしすぎる町 でもふるさとを他に知らない 剥かなくていいにんじんの皮を剥く誰に見せてる人生だろう (苦しいと言っちゃいけない苦しいと言っちゃいけない)とても「 」 再起動して治るバグ 原因を探さないまま打ったEnter 咲く前もさくらだったよ背景になって暮らせる才能もある 〈ご精算は食品レジでお願いします〉食品レジでパンジーを買う Thank you for 動いてくれる JR. 思い出の各所にはハレーション あなたの猫にあなたのライブを見てほしい 晴れ間にジャンプ傘をひろげて うたた寝のあとにカーテン開けて見る朝か夕かもわからん光 トンネルを抜けても僕は僕のままさっき見えなかった海が見える 著者 なべとびすこ 発行所 左右社 発行日 2025年09月22日 四六判 並製 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
ゆきどけ産声翻訳機 Best selection 100 現代川柳アンソロジー / 暮田真名 編【新本】
¥2,530
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 Z世代の川柳人・暮田真名が、いま読むべき100の現代川柳を紹介するアンソロジー。 切れ味鋭い選句と鑑賞文で「現代川柳」のおもしろがり方がわかる、入門書となる一冊。 川柳の歴史や属性川柳と現代川柳の違いなどの基礎知識や、さらに川柳を知りたくなった人のための案内コラムも収録。 想像している川柳の姿と全く違うことに、はじめは驚くだろう。これからあなたは、雪の下に睡っていた川柳という文芸の豊かさを知ることになる。−−暮田真名 我妻俊樹/天根夢草/飯島章友/石田柊馬/伊吹一/岩田多佳子/浮千草/大友逸星/大西泰世/小野寺里穂/小原由佳/川合大祐/木本朱夏/草地豊子/熊谷冬鼓/倉本朝世/黒澤多生/くんじろう/小池正博/公共プール/河野春三/榊陽子/佐藤みさ子/沢田百合子/滋野さち/清水かおり/城水めぐみ/新家完司/添田星人/高瀨霜石/瀧村小奈生/竹井紫乙/千春/時実新子/中西軒わ/なかはられいこ/中村冨二/浪越靖政/野沢省悟/芳賀博子/畑美樹/樋口由紀子/尾藤三柳/兵頭全郎/平岡直子/広瀬ちえみ/古谷恭一/前田一石/松木秀/松永千秋/丸山進/湊圭伍/むさし/八上桐子/柳本々々/吉田健治ほか、100名の川柳を鑑賞。 編者 暮田真名 発行所 左右社 発行日 2026年1月31日 四六判 並製 244ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
抜け出しても抜け出しても変なパーティー / 水野しず【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 著者 水野しず 発行所 左右社 発行日 2024年11月8日 四六判変形 上製 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
眼差から帰還する / 巻上公一【新本】
¥2,970
【出版社内容紹介】 人間は空を飛べる 音楽はオーロラのように舞い こころの奥の奥でうたい出す 「ヒカシュー」のリーダーであり詩人として刺激的な作品を書き続ける著者、待望の最新作。『至高の妄想』(第一回大岡信賞受賞)『濃厚な虹を跨ぐ』(萩原朔太郎賞ノミネート)につづく第三詩集。イリヤ&エミリア・カバコフへのオマージュ、カフカ没後百年、谷川俊太郎追悼詩を含む42篇を収録。 詩が誕生する場所は、いつも意外なところなのだ。油断はできない。ぼくはといえば、「語りかける声」は歌である。それも予想外な歌。歌にもならない歌。誰も歌ったことのない歌をつくってやろうと思っている。(著者あとがきより) 著者 巻上公一 発行所 左右社 発行日 2025年11月30日 四六判変形 上製 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
歌よみに与ふる書 / 正岡子規、永井祐 訳【新本】
¥2,420
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 120年以上前の燃えるようなテキストが今、現代短歌界のトップランナー永井祐によって再生される—— 正岡子規が1898年(明治31年)2月から10回にわたって新聞「日本」紙上に発表した伝説の歌論『歌よみに与ふる書』。俳句の近代化に力を注ぎ、文学者として影響力のあった子規が、つづけて短歌を近代化すべく論じた記事は、それまでの伝統的な和歌から現在まで続く近代短歌への転機となった。 初の現代語訳となる本書では、『歌よみに与ふる書』本編のほか、読者からの質問への回答「あきまろに答ふ」「人々に答ふ」、永井祐による正岡子規10首鑑賞、解説「子規と『歌よみに与ふる書』」を収録。 短歌ブームの現在、改めて短歌という詩型を考え直すきっかけとなる、タイムレスな魅力あふれる批評の書。 紀貫之は下手な歌人であって、『古今和歌集』はくだらないアンソロジーである。(「再び歌よみに与ふる書—『古今和歌集』について」) 前略。歌人のように馬鹿で気楽な人たちはまたとない。歌人たちの言うことを聞いていると、和歌ほどよいものはないといつも誇っているのだが、歌人たちは歌以外のことに無知なため歌が一番だとうぬぼれているだけなのだ。(「三たび歌よみに与ふる書—調について」) 噓を詠むのならまったくありえないこと、とてつもない噓を詠むべきである。そうでなければありのままに正直に詠むのがよいだろう。(「五たび歌よみに与ふる書—噓について」) なるほど、歌は青ざめて息を引き取ろうとする病人のようなものだろう。けれども私の考えはまったく異なる。和歌は精神こそ衰えたものの身体はまだ続いている。今、精神を入れ替えれば、ふたたび元気な和歌となって文壇を駆け巡ることができると保証する。(「七たび歌よみに与ふる書—言葉について」) 『歌よみに与ふる書』は伝説の書だ。しかし改めて読んでみると、なんだかやばい文章だった。実際に『歌よみに与ふる書』では前半から現状の和歌がほとんど全否定され、紀貫之をばっさりいったあとには柿本人麻呂の名歌も「半分いらない」ぐらいのことを言われる。わたしは二十年とか短歌を続けている人だけれど、そもそも人麻呂のこの歌のここがこういう風にダメだ、というようなことを言っている人をほとんど見たことがない。このような否定のかたまりみたいなテキストが次の時代を開いたということに改めて驚いてしまう。(永井祐「解説 子規と『歌よみに与ふる書』」より) 著者 正岡子規 訳者 永井祐 発行所 左右社 発行日 2025年10月29日 四六判 並製 248ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
星のうた【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 落ちてくる星のしぶきに口あけてどこからきたのと問われていたりーー盛田志保子 どこから開いても〈星〉が降りそそぐ、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 星のきらめき、流れる星、見えない星、燃えている星、滅びゆく星、この星の不思議……100人の歌人がうたった、わたしだけの星のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 我妻俊樹/麻倉遥/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石川美南/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/大滝和子/大松逹知/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡本雄矢/荻原裕幸/小野田光/小原奈実/貝澤駿一/香川ヒサ/笠木拓/川野里子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/くどうれいん/九螺ささら/小島なお/斉藤斎藤/斎藤美衣/坂口涼太郎/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐藤弓生/佐藤りえ/篠原仮眠/柴田葵/鈴木加成太/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/鈴木美紀子/タカノリ・タカノ/高柳蕗子/滝本賢太郎/竹中優子/田中有芽子/田中翠香/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/塚田千束/冨樫由美子/土岐友浩/土門蘭/鳥さんの瞼/toron*/なかはられいこ/野村日魚子/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/早坂類/東直子/平岡直子/廣野翔一/枇杷陶子/福山ろか/藤本玲未/穂村弘/堀静香/前田康子/正岡豊/枡野浩一/三上春海/水野しず/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/盛田志保子/もりまりこ/柳原恵津子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2025年12月05日日 B6判変形 上製 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
おめでたい人 / 寺井奈緒美【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 〈書店員さんから絶賛の声多数!〉 日常のなかの悲哀を、おかしみにかえて明るく照らす。うっかりすると「虚無」に飲み込まれてしまいそうな今の世にこそ「おめでたい人」が必要だ。 ーーON READING/ELVIS PRESS・黒田杏子さん 日々の生活を淡々と書きつつユーモアを表出させる名人芸。前作より一編が長くなり面白さの幅も広がった。シメの短歌も最高に効いてる。「こんなに面白いのなら、生きてみようかこの世界」と思える。 ーーREBEL BOOKS・荻原貴男さん ぼんやりしているようでいて、その実態は日常のすぐれた観察者。 のぞいてみたかった寺井さんの生活は、 陽キャじゃないけどほの明るくて、派手でないけどわくわくする。 なんだかちょっと気持ちがふさぐとき、 根拠はなくても〈だいじょうぶ〉と思わせてくれる、おめでたさに満ちていました。 ーーSPBS本店・Mさん 読み進めるごとにテンポ感と音の良い文章に引き込まれて、だんだんこちらもお祭り気分になってきました。読み終わった後も、楽しかったお祭りが終わってしまうような気持ちになってしまい、寂しさともっと読みたい、ずっと続いてほしいという気持ちになります。 ーー青山ブックセンター本店 文芸書担当・青木麻衣さん 著者 寺井奈緒美 発行所 左右社 発行日 2025年04月18日 四六判 並製 212ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ【新本】
¥2,970
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 これは詩集ではない、刺繍です。あなたの心に チクッと刺さる言葉たちが花柄をかたどったり、 大きなタブローで世界を見せてくれる。 音をあやつる人の陰謀に巻きこまれたくなって 困ります。――小池一子 大岡信賞を受賞した第一詩集『至高の妄想』から3年、前人未到の道をゆく音楽家・巻上公一の詩72篇を収録。 ひとたび本を開けば心身が解き放たれる、愉快と危機に満ちた、ことばの玉手箱。 詩というものは心に羽を授けてくれる。 その飛翔は思想を越えてどこまでも上昇する楽しさがある。 (著者あとがきより) 著者 巻上公一 発行所 左右社 発行日 2023年4月26日 四六判 上製 216ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
沼の夢 / 工藤吉生【新本】
¥1,980
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 この歌集には、奇跡の時間が乱暴に折り畳まれている。ゲキツウ。 ――渡辺祐真/スケザネ(書評家) 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』で衝撃的なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。唯一無二のユーモアをたずさえて、過去と現在、そして夢の中の「オレ」をめぐる322首。 〈収録短歌より〉 十一月四日にリリー・フランキー、NOKKO、名倉潤、オレが生まれた 捨て場所を探して歩くビニールのゴミを握ればオレの温度だ ウインカーつけて曲がってゆく車 しずかな夜を眠れずにいる 子供にはちょうど良さげな枝だなあ 構えてもよしつついてもグー あたたかくなってくるのはありがたい母がなにかをゴシゴシしてる なぜならば面倒くさいことを避けラクをしようとしてたからです 工藤にも生きる権利があるという噓みたいだがほんとの話 カーテンに隙間があって景色には足りず表情にはまだ遠い 引き抜いた白髪まとめて捨てるとき羽根を捨ててるみたいだったな スーツ着たままデタラメに歩いたらオレしかいない草原に雲 著者 工藤吉生 発行所 左右社 発行日 2024年2月15日 四六判変形 並製 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
-
宇宙人のためのせんりゅう入門 / 暮田真名【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 Z世代の川柳人・暮田真名による初の〈現代川柳〉入門書。 ある日道で拾った宇宙人に「せんりゅう」と名付け、ふたりの奇妙な共同生活がはじまった――。現代川柳とは? どんな作品がある? どうやって発表する? 俳句とはどう違う? 川柳を作るとなにが起こる? 宇宙人との対話形式で、シュールなのになぜか胸が熱くなる、前代未聞の川柳入門。 「わたしは暮田真名。きみは今日から『せんりゅう』だ」 「せんりゅう?」 「そう、きみの名前はせんりゅうだよ」 (プロローグより) 著者 暮田真名 発行所 左右社 発行日 2023年12月20日 四六判 並製 196ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
