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雪のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2024年11月29日 四六判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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海のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている――五島諭 どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2024年8月26日(第4刷) B6判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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二つの引き出し【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 夜の口のなかで 眠ることができればそれでいい、 僕はそれで満足だ。 ドローイングや水彩画などで表現をつづけてきた作家・丸山零のはじめての詩集。 ことばによって、繊細にひらかれてゆく世界。 その二十篇を収める。 巨岩そしてやまびこ 赤くもあり青くもある山の頂 にそそり立つ一本の筒の先 そう、そこがわたしにとっての まやかしの山 [以下省略] 【目次】 山へ 巨岩そしてやまびこ 風下 水の村 白い布 アンテナ ヤモリの目 もうひとつの空 鳩 クジラ 僕の強盗 浴室の解剖学 手のひら 厚い胸板 スープ 骨格標本 先っぽに宿る大きな灰色のツノ ツチガエル 光り輝く大地 二つの引き出し 【著者プロフィール】 丸山零 (マルヤマ・レイ) 画家、詩人。 著者 丸山零 発行所 左右社 発行日 2024年12月10日 四六判変形 82ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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テリーヌの夢【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 言葉が生き物みたいだ。意志を持って出会い、寄り添い、新しい情感が生まれる。言葉が楽しいと、この世も捨てたもんじゃないんだね。ーー東直子 『オーロラのお針子』で注目の著者による、11年ぶりの第二歌集。 〈収録短歌より〉 書きかけのノートをめくる風があるあさって水族館に行こうよ うっとりとフルーツサンドの金縁のお皿の底をひっくり返す 女の子たちの群れから本体を取り出すように絵筆を濡らす 家系図の今どのあたり植物で分類するとマメ科だろうか あくる朝十八になる玄関の金魚はふっと縦に立ちたり またミラーボールのなかで眠るから雪が降ってもおこさないでね ポワレ、と口にするとき真冬日に隠れる魚が尾をひるがえす 好きなひと、だった、好きな、ひとである、最後に糸が切れるまで見る 魂は2等分にならないか君が滅びるまでのおしゃべり さよならの代わりにどんどん投げている海老の花揚げこれからだから 【目次】 Ⅰ 月光が鳴る メゾン花 一円きれい ガールフレンド 白湯 Ⅱ みえない 君の遺跡 夜の李 天窓 永遠に鰐 Ⅲ テリーヌの夢 銀泥のフリル Fiction シーサイドテラス そういえばオレオ 皇居ラン あとがき 【著者プロフィール】 藤本玲未 (フジモト・レイミ) 1989年生まれ、東京都出身。「かばん」会員。歌集に『オーロラのお針子』(書肆侃侃房)。 著者 藤本玲未 発行所 左右社 発行日 2025年2月28日 四六判変形 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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人のかたち【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 第28回現代俳句新人賞、第63回角川俳句賞受賞の著者・待望の第一句集。 月野ぽぽなはニューヨークに暮らして、俳句という最短定型の民族詩を、日本人である自分の体(私は肉体とも身心とも言う)で消化しようとしている。ーー金子兜太 〈収録句より〉 街灯は待針街がずれぬよう 鳥よりも高きに棲むを朧という ぶらんこの鉄に戦歴あるだろうか 母を地に還し椿の蕊そろう ピッチカート蛍ピッチカート蛍 草の先から夕焼のひとしずく エーゲ海色の翼の扇風機 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月を見るおいしい水を飲むように 途中下車してしばらくは霧でいる 初冬やヘブライ文字は火のかたち 凍つる夜をピアノの音の密ひかる もうすぐで雪のはじまりそうな肌 ゆらゆらと初湯のところどころ夢 待春の自由の女神前のめり 【目次】 序に代えて 金子兜太 Ⅰ 待針 Ⅱ ぶらんこ Ⅲ 一枚の雨音 Ⅳ 前のめり Ⅴ エーゲ海 Ⅵ 見えないもの Ⅶ 鼓膜 あとがき 【別冊栞】 安西篤「翼の記憶も新たに」 こしのゆみこ「雫になる途中」 日下部直起「異郷の幻想」 仲寒蟬「真のコスモポリタン」 鴇田智哉「うつろい、消えるもの」 著者 月野ぽぽな 発行所 左右社 発行日 2024年7月31日 四六判変形 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 この歌集には、普通の人にはまず思いつかないような奇想が充ちている。 怖いからスルーしたい。でも、できない。怖いくせに、いや、怖いからこそ、立ち止まって正体を知りたくなる。その奥にとても大切なものが隠されているように感じるのだ。――穂村弘 奇想に充ちた短歌で「日経歌壇(穂村弘 選)」に100首以上掲載、年間の秀歌にも多数選出のスター歌人として知られる田中有芽子。2019年に刊行し話題を呼んだオンデマンド歌集に、新作「りからん」を加えた新装版。穂村弘による解説も収録。 〈収録短歌より〉 ガラス越し新生児らの歳を足すみんな合わせて56日 ぎっしりとセミの抜け殻詰め込んだ軽いトランク持って野を行く 奇数本入りのパックが並んでる鳥手羽先の奇数奇数奇数 「共用スペースでは必ず犬を抱くこと」買いに行かなきゃ、犬を。 あのアゲハ小さい頃から何回もおんなじやつに会ってるのかも 100年に一言喋る力持つテディ・ベアそっと抱けば「暑イ」と すれ違い多き夫よ何回も帰ってくるが行くのを見ない 海と陸出会うはずない命たち一皿に盛ってシーフードサラダ 君たちは名誉レッサーパンダだよ雨の日の午後通知が届く お母さんはあんたよりもっと殺してる巣に水を入れたりもした 【目次】 私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない 【あ】行 【か】行 【さ】行 【た】行 【な】行 【は】行 【ま】行 【や】行 【ら】行 【わ】行 【を】のかわりに 解説 穂村弘 【ん】のかわりに あとがき りからん 最後に 【著者プロフィール】 田中有芽子 (タナカ・ウメコ) 札幌生まれの埼玉育ち。東京在住。二〇〇九年より短歌を作り始め、歌人集団「かばんの会」に所属。二〇一〇年より日本経済新聞の歌壇に投稿、穂村弘選として一〇〇首以上掲載され、年間の秀歌にも多数選出。二〇一九年三月『BBレポート』、同年六月、オンデマンド版歌集『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』刊行。 著者 田中有芽子 発行所 左右社 発行日 2023年10月6日 四六判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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水中で口笛【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 くどうれいん、待望の第一歌集刊行! 「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや小説作品『氷柱の声』など、作家として活躍する著者、待望の第一歌集。 天性のあかるさとポエジーをあわせ持つ歌の数々は、まるで光そのもののように読み手を照らし出す。16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録。 玲⾳さんの歌は、はばたく⼀⽻、⾛る⼀頭、 ゆらめく⼀尾、そしてそよぐ⼀⽊。ー⼩島ゆかり この歌集の読み⼼地を例えるなら、 ジェットコースターより銀河鉄道です。ー柴⽥聡⼦ 【作品紹介】 水中では懺悔も口笛もあぶく やまめのようにきみはふりむく ガーベラもダリアも花と呼ぶきみがコスモスだけはコスモスと呼ぶ 杏露酒と発声すれば美しい鳥呼ぶみたい おいでシンルチュ 噛めるひかり啜れるひかり飲めるひかり祈りのように盛岡冷麵 ハムカツをげんきに頼むハムカツをげんきに頼むわたしを頼む 無言でもいいよ、ずっと 東北に休符のような雪ふりつもる うどん茹でる わたしを褒めるひとびとを哀れに思う夕暮れもある またいつか狂うのかもね押し花になっていらない栞の四つ葉 著者 くどうれいん 発行所 左右社 発行日 2021年4月12日 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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エリカについて【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 私たちの、新しい詩集登場。小野絵里華待望の第一詩集刊行! 身を任せる。揺られる。 そこで持ち続けるべきは自分の信念などではなく、 言葉で作られた世界をどこまでも漂おうという、純粋な好奇心。 だと思う。──玉城ティナ 地球上の生活がぜんぶエリカで、エリカが詩だった──伊藤比呂美 朝がくるたび、 わたしたちは生まれる。 苦しみを抱えながら、ただ静かに呼吸している。 生まれてくることは しんどいことだ。 それでも朝焼けがきて、 わたしたちはやわらかな光に包まれている。 今日もせかいは、透明なかなしみがきらめいている。 不確かで、それでも透明でキラキラした朝を私たちは待ってる── ユリイカ新人賞で鮮烈にデビューした小野絵里華、注目の第一詩集! 夜になると、わたしは言葉をひとつずつ殺していくことに夢中になる。本当には殺さない。睡眠薬を投与していくのだ。ゆるり、骨をなくして。輪郭をなくして。 彼らはどこかに帰っていく。もとあった場所に収まる。せかいの表面はさざ波だ。そんな時、わたしはいつもひとりだ。 「あとがき 喋りすぎた朝」 著者 小野絵里華 発行所 左右社 発行日 2022年8月31日 四六判 上製 116ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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花のうた【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2025年3月12日 四六判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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光は瞳をさがして【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 アンパンマンのあんは、つぶあんだったのですね!後藤さんの短歌で初めて知りました。(長野まゆみ) 「視る」「診る」「看る」……、「見る」ことのバリエーションが、これらの歌の中でどこまでも広がってゆく。それは世界へのアプローチの広さと深さに繋がっている。(穂村弘) 眼科医、歌人の後藤克博による第一歌集。長野まゆみによるイラストも多数掲載。 解説:小島なお/東直子/穂村弘 〈収録短歌より〉 見えるもの見えないものも見てほしい アンパンマンのあんはつぶあん 虹彩(アイリス)は花と女神の名を持ちて人の窓なる瞳をつくる 〈視細胞は日に十四個自然死す〉神の定めに抗いて〈視る〉 レンズ越しに診る視神経は神の色 百万粒の結晶のごと 一日に二万回視界が閉じること 瞬きと人は呼ぶこととする 糸でんわかけてほしいなきみがもしひみつのそうだんしたい時には 白夜の地〈夏〉と名付けたチョコレートもう売り切れているのだろうか 玉手箱もらう予言をされてても太郎は亀を助けてほしい 【目次】 1章 例えばひとみ 2章 相聞 3章 例えばひかり 解説 ひとみとひかり、ふたつの目 小島なお 見えるもの、見えないもの 東直子 「見る」ことを巡って 穂村弘 あとがき 【著者プロフィール】 後藤克博 (ゴトウ・カツヒロ) 眼科医。千葉大学附属病院、お茶の水・井上眼科病院等に勤務。将棋アマチュア6段。 著者 後藤克博 発行所 左右社 発行日 2025年1月29日 A5判 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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sleeping cloth スリーピングクロス(サイン・ポストカード付)【新本】
¥2,750
【出版社内容紹介】 夢のなかで言葉は糸のように紡がれ、つらなり、無数の物語として手渡されるーー 『ひとりごとの翁』『ノトーリアス グリン ピース』に続く、待望の第三詩集。 毎週ドラマを見ているような感覚だった ホノカの目線は 、 カメラの立ち位置であって、 けっしてその夢の中の登場人物たちと接触をすることはできない、 時々、場面は転回し、物語は数日後に唐突に変わっていたりもした ーー「(green) daphne」より 【目次】 Ⅰ Innocent/水蚕ノ伝 消える花札 キラー・カール・クラップ 百式 Ⅱ パレード 母のうしろ姿 (green)daphne 黒式 Ⅲ 草達磨と残雪 Type-β 火星の植物 月の廃園 Ⅳ under the s(e)wing machine almond paraiso sleep talking 【著者プロフィール】 田中さとみ (タナカ・サトミ) 詩集に『ひとりごとの翁』『ノトーリアス グリン ピース』(ともに思潮社)。 著者 田中さとみ 発行所 左右社 発行日 2024年10月22日 A5判 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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月のうた【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 月を見つけて月いいよねと君が言う ぼくはこっちだからじゃあまたね――永井祐 どこから開いても〈月〉がみつかる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夜をみあげれば、ほそい月、まるい月、あかるい月、みえない月、おおきな月、とおい月、つめたい月、もえる月……うつろう月のもとに100人の歌人がうたった、わたしだけの月のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 相川弘道/相田奈緒/我妻俊樹/左沢森/阿波野巧也/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/今橋愛/魚村晋太郎/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/逢坂みずき/大滝和子/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/椛沢知世/川島結佳子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/鯨井可菜子/くどうれいん/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小島なお/小島ゆかり/斉藤斎藤/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹公人/佐藤弓生/柴田瞳/嶋稟太郎/鈴木加成太/鈴木晴香/鈴木美紀子/瀬口真司/平英之/竹中優子/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/堂園昌彦/toron*/永井祐/中澤系/永田和宏/仲田有里/中村森/錦見映理子/野村日魚子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱松哲朗/早坂類/東直子/兵庫ユカ/平出奔/平岡直子/廣野翔一/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/堀静香/本多真弓/前田康子/枡野浩一/松野志保/松村正直/丸山るい/水原紫苑/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/村上きわみ/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山木礼子/山崎聡子/山階基/山田航/雪舟えま/吉岡太朗/脇川飛鳥 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2024年8月30日 B6判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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地球の恋人たちの朝食【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち 〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より) 【目次】 2001 2001/07/21 地球の恋人たちの朝食 2001/07/22 虹号 2001/07/23 海の底のハイウェイ 2001/07/26 シベリア紀行 2001/07/27 炎の事務 2001/07/28 黒犬の洗濯 まみの洗濯 2001/07/29 スーパーロマンチスト桐壺 2001/07/30 レモンアイズ と 蜜郎 2001/08/01 ゆゆsaid…… 2001/08/02 ラメ 2001/08/03 愛は地味な鳥のすがたで 2001/08/05 いつか恋人になれると思ってる 2001/08/06 よその天使 2001/08/08 愛のあいさつ 2001/08/09 可愛くなるちからを奪うもの 2001/08/10 変態の五つの太陽 2001/08/12 二人の果て 2001/08/15 アニマル モデル クラブ 2001/08/17 星に善悪の区別はつかない 2001/08/19 ビフィーター・ワルツ 2001/08/22 殻彦 2001/08/23 愛の悪魔の矢印 2001/08/24 錦鯉を介抱する男 2001/08/28 世界の果てのレモン農場 2001/09/12 腕 2001/09/20 トリイダシマシタルウサギ の いる午後 2001/09/21 JE T’AIME ...MOI NON PLUS. 2001/10/01 引越しのおしらせ 2001/11/28 アダルト・ハッピー・マンマ 2001/12/13 右手にマグカップ 左手に宇宙 2002 2002/03/14 嵐のまんなかへつづく紐 2002/03/17 ヒルトン姉妹、朝市にゆく 2002/03/29 ウィンテンスプル 2002/03/30 デリケートに好きして 2002/03/31 ワイルドブランケット と ひろ子 2002/04/09 ひろ子の留守電 2002/04/14 ひろ子の冗談 2002/04/15 猯 と ルートヴィヒ ① 2002/04/17 ひろこの留守電 2 2002/04/18 巻尺のひとたち (ひろこ) 2002/04/21 青春の守護神 2002/05/05 鳩くんの鳩 2002/05/25 きゃおりと スウィート・ガーントレット 2002/06/02 猯 と ルートヴィヒ ② 2002/06/04 スイカゼリー 2002/06/05 猯 と ルートヴィヒ ③ 2002/06/19 猯 と ルートヴィヒ ④ 2002/07/27 猯 と ルートヴィヒ ⑤ 2002/07/28 猯 と ルートヴィヒ ⑥ 2002/08/01 なにもない 2002/08/07 ひろ子 と 猯 2002/08/10 岬太郎(試合中) 2002/08/11 可愛いもの 2002/08/13 岬太郎(食事中) 2002/08/23 満月のぼくらは銀河湯のうえ 2002/08/28 インディアンネーム 2002/08/29 マチャマチャ工場の昼休み 2002/08/30 オーヴァドライヴ 2002/08/31 カルクパウダー と ヴァニラウエハー 2002/09/07 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (一) 2002/09/08 ゆめであえたらささきふるゆき ① 2002/09/09 ゆめであえたらささきふるゆき ② 2002/09/11 水まわりより愛を込めて 2002/09/14 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (二) 2002/09/22 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (三) 2002/09/23 四月の愛 2002/09/24 ゆめであえたらささきふるゆき ③ 2002/09/28 ゆめであえたらささきふるゆき ④ 2002/09/29 炭酸星から来た男 2002/09/30 エリーゼのために 2002/10/01 ゆめであえたらささきふるゆき ⑤ 2002/10/05 甘皮先生 2002/10/06 運命はかく扉をたたく 2002/10/09 社団法人の午後 2002/10/27 綺羅、星ノ如シ ① 2002/10/28 綺羅、星ノ如シ ② 2002/10/31 20002年のこの場所で 2002/12/08 うれしそうな死神 2002/12/17 脚のあいだのメガネ 2002/12/19 どんなにか……ことでしょう。 2003 2003/01/02 星団法人餅インザスカイ研究所 2003/01/04 星団法人オニヘイロード研究所 2003/01/14 ミシン と めぐ と わたし と 布 2003/01/24 また行こう。 2003/02/20 夜の果ての うふ 2003/02/21 すべては賭けをする者 2003/03/03 Water for Tea(御茶ノ水) 2003/03/17 レディ・ヤクルト 2003/03/18 ファジーつむ朗 2003/03/31 mami wo aisiteru 2003/04/19 スペースブルー 2003/04/29 バスキア と ヨツヤサン ①② 2003/04/30 バスキア と ヨツヤサン ③ 2003/05/01 結婚式に呼ぶひとの決め方 2003/05/09 バスキア と 豪 ① 2003/05/12 バスキア 2003/05/13 バスキア と ヴァニラウエハー ① 2003/05/15 バスキア と ヴァニラウエハー ② 2003/05/16 ロミオ 4:00am 2003/05/17 サッシャの魚 2003/05/22 モーニング・ソルティー・キッス 2003/05/23 バスキア と ヴァニラウエハー ③ 2003/05/31 真夏の夜のあきめくら 2003/06/06 水曜日のおともだち 2003/07/02 佐藤錦と自由 2003/07/15 金星をくばる 2003/08/25 くちびるにあたるの 2003/09/05 バスキア と 豪 ② 2003/09/06 バスキア と 豪 ③ 2003/09/07 バスキア と 豪 ④ 2003/09/08 バスキア と 豪 ⑤ 2003/09/15 バスキアン・スイート ① 2003/09/24 バスキアン・スイート ② 2003/09/25 ゆめであえたらささきふるゆき ⑥ 2003/10/17 バスキアン・スイート ③ 2003/11/07 バスキアン・スイート ④ 2003/11/24 バスキアン・スイート ⑤ 2003/11/25 ガラスの車 2003/12/19 虚無僧・ミスド・ミネストローネ 2003/12/21 ラジオソープ 2003/12/23 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈上〉 2004 2004/01/03 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈下〉 2004/01/04 豪 と バスキア 2004/01/06 豪 と ヴァニラウエハー ① 2004/01/07 ラ フランス 2004/01/08 ラジオソープの末裔 2004/01/12 豪 と バスキア (続) 2004/01/20 こなゆき。愛する 2004/01/21 BEETHOVENTRILOQISM 2004/01/24 ドライアイスエイジ 2004/02/02 バスキアン・スイート ⑥ 2004/02/12 たまねぎ 2004/02/18 まぐろ 2004/02/22 バスキアン・スイート ⑦ 2004/02/26 苺の腰 2004/03/03 雛祭 2004/03/26 林檎と泥 2004/04/02 アイスクリームの天ぷら 2004/04/03 ネフェルティティ 2004/04/06 モンシロチョウの卵色の夜 2004/04/14 惑星強制給餌 2004/04/15 魚は戻ってきていた 2004/04/28 海 と クリームパン 2004/05/08 バスキアン・スイート ⑧ 2004/05/12 ラムネの舟 飴の舟 鉄の舟 2004/05/23 ワイルドブランケット 2004/05/24 チーズくさい指 2004/06/04 梅サイレントナイト 2004/06/18 ビガロポリスの冷奴 2004/06/24 きらきらはあはあ 2004/07/10 羽のはえた奴との戦い 2004/07/24 心臓からコイン 2004/08/06 ジャイアンの錘 2004/08/27 うさぎの香水 2004/09/01 片羽の道 2004/09/02 台風の兄さん 2004/09/04 わたしの写真 2004/09/06 心臓に住むガブローシュ 2004/09/20 シャービックが冷えるまでの100の質問 2004/10/22 綺麗なひどい力 2004/10/26 臨月第3水曜日 2004/11/01 青い蟹 2004/12/01 地球がくる 2004/12/02 とりにく 2005 2005/01/09 ガラパゴス 2005/01/12 エビテラル・グイの飼い方 2005/01/18 目をこすらない約束 2005/01/31 ウサギちゃん夜のしめしめ 2005/02/06 ツィーザー・ワルツ 2005/03/30 幼な心の君 2005/03/31 マナティー オン ザ プラネット 2005/04/09 他人が心に住んでしまう瞬間 2005/05/04 モリブデンの夜 2005/05/31 梅雨のなかの砂糖 2005/06/09 ユーカラ 2005/06/27 火 と feu 2005/09/04 どんなにか……ことでしょう 2005/09/07 卵をときます 2005/10/29 心を持った落書き 2005/12/03 ぬー太 と ダイヤモンドマン 2005/12/04 銀色の耳 2006 2006/01/06 精緻郎 と 楽子 2006/02/02 精緻郎かく語りき 2006/02/03 楽子かく語りき 2006/03/27 真夜中の洗濯 2006/04/14 シンバルの上でチーズを切った 2006/04/17 オリオン 2006/06/04 猫耳 パイ耳 2006/06/10 ゆんたん 2006/06/15 スイートララバイソースイート 2006/06/24 数ノ森 と 蔵 2006/07/01 蔵かく語りき 2006/07/17 明け方のきゅうり 2006/08/19 すみれくんの夜 2006/08/20 数ノ森 と 蔵 ② 2006/09/15 二つの世界 2006/10/02 明るい崖 2006/11/07 天秤座 2006/11/26 遠野 2006/12/24 去年は月に住んでいた 2006/12/28 からえずきの女王 2006/12/30 両目をハートにしたドラえもん 2007・2008 2007/06/12 ヒヤシンスのケーキ 2007/07/03 心臓の中で 2007/10/07 ちからをあわせよう? 2007/10/08 ラッキョウオパール 2007/10/26 鮭の夜 2007/11/05 魔女とともに 2007/11/11 流氷にのる 2007/12/04 流氷にのる 2 2007/12/11 だんなさん 金魚 2008/01/02 竜●糖を食べにゆく 2008/01/06 無尽蔵ルマンド 2008/01/10 夢中味覚 2008/01/20 にしん漬け 2008/02/14 生まれかわりの遊び 2008/05/31 かれを焼く 解説 言葉の超常現象 穂村弘 あとがき 【著者プロフィール】 雪舟えま (ユキフネ・エマ) 1974年生まれ、北海道出身。歌人・小説家。歌集に『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』『緑と楯 ロングロングデイズ』。小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『緑と楯 ハイスクール・デイズ』、絵本『ナニュークたちの星座』など著書多数。穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても知られる。 著者 雪舟えま 発行所 左右社 発行日 2024年9月27日 四六判 464ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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そんな言葉があることを忘れていた【新本】
¥2,530
【出版社内容紹介】 『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。 枠の中で生きられなかった俳人が定型ではなく自由律を志すことに必然性を感じるが、せきしろさんも平穏無事に社会生活を送れる感性ではない。やはり、せきしろさんも自由律を選んだのではなく、魂の形がすでに自由律だったのだろう。――又吉直樹(解説より) 【収録句より】 走る春の小学生に追い抜かれる シンクで水が跳ねて響く内見 免許証コピーしただけで熱いサドル 盆踊りをやっている気配がすごい 風やんで夏がもうない お湯が沸いて憂鬱が中断 漫画のスカジャンを着た人が怒っている あなたの牡蠣は小さいから二個と仕切る人がいる この静けさは雪だろうと窓へ 死が約束を破る 消える前に一句 誰もいなくなったとしても故郷 【目次】 経年 孤影 叙景 過古 解説 自由律俳句の道標として後世まで残り続ける 又吉直樹 あとがき 【著者プロフィール】 せきしろ (セキシロ) 作家、俳人。一九七〇年、北海道生まれ。A型。北海道北見北斗高校卒。主な著書に『去年ルノアールで』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。また、又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』『蕎麦湯が来ない』などがある。 著者 せきしろ 発行所 左右社 発行日 2024年7月31日 四六判 248ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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水歌通信【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 垂直のガラスを蛸があるいてる雨つよくふる都市のどこかに(東直子) 柳の葉は撫でることしかできなくて小川の街でだれを愛すの(くどうれいん) 結婚を打診されるも、かつての恋人の存在が心にひっかかり、素直に喜べないみつき。 同じ街を浮遊しながら思考する謎の存在・ミメイ。 ひとつの街にふたつの意識が浮かび上がり、淡く交信しながら進む物語。 【著者コメント】 東さんと日常を交信するようにはじめた短歌のやり取りは、次第にわたしの人生を離陸してまったく別の「みつき」の人生になりました。書き終えたいま、雨が降ると、わたしのところへもミメイが来ているような気配がします。(くどうれいん) くどうさんと言葉を空に放って心を分け合っていたら、遠くにいるのにすぐそばにいるような、近づくことのできないところを浮遊しているような、とけあうような心地になりました。えもいわれぬ体験でしたが、その世界の人たちと時々目が合ってドキドキしました。(東直子) 【著者プロフィール】 くどうれいん (クドウ・レイン) 歌人・作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に、第165回芥川賞候補作となった小説『氷柱の声』、エッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』、歌集『水中で口笛』、第72回小学館児童出版文化賞候補作となった絵本『あんまりすてきだったから』などがある。 東直子 (ヒガシ・ナオコ) 歌人・作家。1996年歌壇賞受賞。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、エッセイ集に『千年ごはん』『愛のうた』『一緒に生きる』など。近著に短編集『ひとっこひとり』。 著者 くどうれいん、東直子 発行所 左右社 発行日 2023年12月25日(第2刷) 四六判 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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かわいいピンクの竜になる【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 大人気連載、ついに書籍化 ロリィタ、お姫様、妖精のドレス、少年装、幻獣のような髪、メイク…… 世界と人間に絶望した著者が、ロリィタと出会い「自分らしく装う」ことに目覚めて、本来の姿を取り戻すまで。 気鋭の歌人・小説家、川野芽生が「装いと解放」を綴る、初のエッセイ集。 それほどにその服は私に——私の姿かたちだけでなく、私の精神に——しっくりと馴染んでいた。 あるべき世界では、私はずっとこんな服を着て生きてきたに違いない。間違ったこの世界で、それでも私はようやく、自分の羽衣を取り戻した。 「#1 少女は従わない」より 【目次】 #1 少女は従わない #2 姫は番わない #3 人形は頷かない #4 少年は留まらない #5 ミューズはここにいない #6 魔女は終わらない #7 エルフは眠らない #8 妖精に身体はない #9 幻獣は滅びない #10 天使は汚れない #11 ドリュアスは眼に視えない おわりに 【著者プロフィール】 川野芽生 小説家・歌人・文学研究者。第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)にて第65回現代歌人協会賞受賞。小説集に『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022年)と『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022年)、長編小説に『奇病庭園』(文藝春秋、2023年)がある。 著者 川野芽生 発行所 左右社 発行日 2023年12月30日 四六判 256ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 闘病の不安のなか、専門書や生々しい体験記を読むのが辛いとき、短歌は「31字のお守り」としてそっと心に寄り添ってくれる。 がん当事者の「闘病の不安に寄り添う、女性がんサバイバーによる短歌集を出版したい」という思いから生まれた「あの風プロジェクト」。短歌集を出版し、完成した本をサバイバーや団体、病院へ無料で届けるためのクラウドファンディングはたちまち話題となり、開始から12時間で100%達成、その3日後にネクストゴールも達成した。 本書では、26人の女性サバイバーが歌人・岡野大嗣の特別レッスンを経てつくった300首から厳選された26の短歌に、人気イラストレーター・西淑による描き下ろしカラーイラスト、4つの連作、15人の体験談「サバイバーストーリー」を収録。 サバイバーにはそれぞれ、辛い思いだけでなく、「サバイバーだからこそ感じられたいつまでも忘れたくない想いや情景」がある。ふたりにひとりはがんになる時代、当事者はもちろん、「第二の患者」と言われる家族や友人、がん以外で闘病中の方や不安を抱えている方すべてに「ひとりじゃないよ」と伝える一冊。 いま、同じ時代を生きている、 女性がんサバイバーたちがつくった「口ずさめるお守り」。 一つひとつに異なる祈りが込められて、 そのまなざしはそれぞれに美しい。 ──岡野大嗣 【収録歌より】 またがんと生きる私に十字架を差し込むごとく天窓の陽は 蝉の声まぶしく耳をつんざいて歪んだ脳に「生きろ」と響く 髪の毛と眉毛と睫毛それとそれと目には見えない鼻毛ください 鍵もたず朝の玄関でるように母と別れた手術室前 生まれたての傷をいたわる初めての沐浴に似た戸惑いの手で 学生のはしゃいで歩く群れにまだ病気知らずのわたしが見える 風が吹くにおいがちょっとつめたくて秋の帽子を買いに行かなきゃ 【目次】 Ⅰ 26首の短歌 Ⅱ 連作 猫は連れて行けない 祈りの儀式 ミナオダヤカニスゴセマスヨウ 秋の帽子 Ⅲ サバイバーストーリー 「まさか私が…」の、そのまさか/はろさん 十七歳 失った最後の青春によって得たもの/炭酸水子 揺れる思いと向き合う日々/金塚敬子 嫌な待ち時間も優しい時間に/猫由 空っぽの心に響いた応援歌/佐々木千津 ゴールは先生の診察室/rina においの記憶/中川裕子 ねむりスイッチがみつからなくて/石原裕子 友とわたしの苺一会/ひびの祈り 残したものはたくさんあるのに/yossy 未来よりこの瞬間を生ききる人生/マツイアヤコ がんのせいにしないで私らしく/moe チームと私、いつも一緒に/加藤那津 がんで出会えた仲間が生きる希望に/ヒダノマナミ 今もこれからもこのときを/植田ゆり 忘れても大丈夫 岡野大嗣 あとがき あの風プロジェクト 執筆者プロフィール 支援者一覧 【著者プロフィール】 26人のがんサバイバー あの風プロジェクト (ニジュウロクニンノガンサバイバー・アノカゼプロジェクト) 著者 26人のがんサバイバー あの風プロジェクト 監修 岡野大嗣 発行所 左右社 発行日 2021年2月25日 四六判 108ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ヒューマン・ライツ【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 〈地方〉と呼ばれる北海道の地から、怒りとユーモアをもって絶望を跳ね返し、虚しさを打ち返す。本領発揮の最新歌集、2020年以降に書かれた319首を収録。 最低賃金920円、短歌の総合誌は発売日の二日後に入荷し、東京に出した手紙が届くのは三日後、Amazonで頼んだ商品が当日に届くことなど永遠にない場所で、わたしたちは歌をつくっています。(ブログより) 〈収録短歌より〉 ポプラ、全部滅茶苦茶にせよと願いたる日々もありけり生きているから 〈自己肯定〉できていますか?チャーハンの中のなるとのピンクのかけら 薄暗い水平線を見ていたら〈地方〉という字がのぼってくるぞ 夏空のギンガムチェック九回裏二死満塁からみな立ち上がる 分断が見える/見えない/見る/見ない/見える/見えない/冬の迂回路 「仕方がない」という言葉を振り切れよジャイアント・スラロームのかもめ 仕掛け絵本ひらけば夜の群青に彗星が立つ、立つ 愛は勝て 風が吹く わたしの顔が裏返りあなたの顔になる ひやしんす てのひらに「て」と書いてある私らしい手相でひらけひらけ扉よ 部屋中の箪笥が硝子のビルになる 大人になってまだ3分だ 著者 北山あさひ 発行所 左右社 発行日 2023年10月31日 四六変判 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ぜんぶ残して湖へ【新本】
¥1,980
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 現代俳句界の若手作家として注目される佐藤智子のデビュー俳句集。光りながら読まれるのを待っている、色とりどりの176句。 現代を生きる主体と現代語の文体が抱き合うダイナミズムを感じるにふさわしい、二〇二〇年代を象徴する一冊が出現したことを寿ぎたい——佐藤文香(栞より) 〈収録句より〉 まだパジャマ紫陽花が野菜みたいで あなミントゼリーに毒を盛られたし 桃色の農薬が要る春の納屋 焼いた烏賊そうしていれば終わる日の ブリトーと雲雀の季節切手買う 梅雨を祝う椅子の回転を使って 棗棗夏休みみたいに過ごす ペリエ真水に戻りて偲ぶだれをだれが 穴熊は鼬の仲間眠りましょう 夜の梅水辺のように腰かける お祈りをしたですホットウイスキー 忘れない冬の眼科の造形を 喉きゅっとしまるほど今行きたい橋 著者 佐藤智子 装画 さとうさかな 発行所 左右社 発行日 2021年11月30日 四六判 並製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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歌集triste【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 自在にゆらぐ表記とリズム。 不穏さとユーモアが溶け合う独特の世界観。 伝説の歌人の最新歌集! いつもする音とはちがふ<ふりうす>のえんじん音にまぎるゝおとの [異音] 開かざりしスクリュウキャップなけなしのゆびのちからバンドエードの [わたしのKopf] 噴きいづる白いけむりのバルサンのその浸潤の素早さつたら [ふらながんさん] ぴつたりと重なりあひてspark為。こんにちわ とさやうならと [遠因] まそかがみすけるとんにしてすかるの奥くらきのなかは點るまぼろし[【やま居とかにして もさあ】] ずぶぬれのまいめろでぃの行く末を案じつゝあり松美池のほとり[【といのぞいど】] 杳たりし。何としてもかあいさうな白いワンピースのためのおとむらひ[【山顚】] ■目次 異音 わたしのKopf ふらながんさん 篠ノ井線乗り継ぐ驛の 遠因 點眼 廚裡外 【やま居とかにして もさあ】 【といのぞいど】 【山顚】 ふかきの秋 混線 Psi 更衣 &ゆり農園 其れつて あめあがり のゔむ ■著者プロフィール 川﨑あんな (カワサキアンナ) 歌人。 歌集『あのにむ』(2007)ほか。 著者 川﨑あんな 発行所 左右社 発行日 2023年3月30日 四六判 266ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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出会う日【新本】
¥1,980
【出版社商品紹介】 ゆるやかく、転換してゆく日常風景。折々につづられた作品を編む第三詩集。 【作品紹介】 青猫はうなる (その眉間ときたら) 眉をひそめる の反対語をもとめて、 最終バスは行ってしまった それともまだ来ていないのか 市民には知るすべがなく じじつじょうひじょうじたい うなじに湿気がまとわりつく ふおんなかんじ 前線とか中央とかは 観念なのであり、 ね このにおい このにおい このこのにおい このね このにおい おいてけぼりだ 電話に出るのは とおいあかるい場所 何かのコピーが必要と言われた 墓地のあいだにわたしたちは かろうじて住んでいる 気流がかわると 空白が散乱しはじめ、 硬直した 青猫はうなる 剝製の目をみひらき むおんでうなる 著者 唐作桂子 発行所 左右社 発行日 2022年10月10日 四六判変形 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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浅生鴨短篇小説集 たった二分の楽園(サイン入り)【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 空気が汚染され、人類は地下に移住した。寿命までも管理される社会に嫌気がさした男は、命が尽きる最期の瞬間に“本物の空”を見上げるため地上を目指すが…… (表題作『たった二分の楽園』)。 街中の見知らぬ人々から恋人と別れることを執拗に迫られる「顔」、浮気の腹いせに毎日二十枚の宅配ピザが送られてくる妄想に取り憑かれた「強烈な仕返し」、人類と寿司の四百年戦争「革命の旗」ほか。 ありえないほど滑稽なのに、笑い飛ばせない“何か”が残る。風刺に彩られた奇妙な50の物語。 著者 浅生鴨 発行所 左右社 発行日 2022年12月21日 四六判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり(サイン入り)【新本】
¥1,980
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語! 「いやあ、年明け早々に本当に申しわけないんだけどね。ちょっとばかり問題が起きて」 「年明けって、まだ明けてませんよ」 「それが問題なんです」 ーー表題作「すべては一度きり」より 初日の出の操作ミスで起きた元旦の奇跡を描く表題作「すべては一度きり」、社会格差が具現化した世界で4階から11階への異例の昇進が決まった男の末路「ジャイアント・コーン」、持て余した土曜日を引き取る時給2万円の「悪くない仕事」、見知らぬ女性から執拗にイカリングをすすめられる「特殊な環境」など、明らかにおかしな世界でフツウの人々のエモーショナルが爆発する。 妄想の天才・浅生鴨がおくる摩訶不思議な50の物語! 羽海野チカさん推薦! 「何度も胸がざわついてページをめくる手が止まる ありふれたはずだった日常の奇妙な横顔」 《収録作》 三百の罵倒 永遠の虚空 名前はまだない 箱船 モの二九 出口 ヤップ虫 ポテトサラダ 幻影街 足しかやろうとしない 区画 新人研修 次の数秒に プロの対応 王様は裸だった ニッケル 欲望の暴走 視力検査 ジャイアント・コーン 踏んではならなかった コミットの結果 入れ替わったら たおやかせば おふくろの味A おふくろの味B 悪くない仕事 過去 乾杯 即・日本沈没 罰・日本沈没 バイオリン 雑・日本沈没 再・日本沈没 上と下のモダン・ダンス 通知 同じときに同じ場所で 地球なう ラストシーン 専門店ならでは 遅延 これが我々 すべては一度きり 特殊な環境 抗いの徒 ブロッコリー ノリのいい音 交代劇 今夜、うちは とてつもない物語 重大発表 著者 浅生鴨 装幀 名久井直子 装画 ナミサトリ 発行所 左右社 発行日 2022年5月30日 四六判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ふたりたち【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 踏み込みすぎるちょっとだけ手前で写しとられた人生いろいろ。 こんなふうにまっすぐ人間を見られる南さんがうらやましい。――都築響一 『MATSUOKA!』『島根のOL』で話題の写真家・南 阿沙美による、はじめてのエッセイ集。 友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬……12通りの「ふたり」の気配を、写真と文章で描き出す。 一番小さくて、一番大きな物語。 関係がそうそう切れない親子、誓うつもりもなかったがなんだかずっと一緒にいてしまうふたり、つかず離れずのちょうどいいふたり。別れたはずがまたくっついたふたり。 (中略) 自分はひとりだなあ、という人が、さみしくならないような本を作りたかった。 それは、私のためでもあった。 私もひとり。この本に出てきた人もみんなひとりずつ。 誰かとふたりになった時に、またおもしろい自分に出会えるように。 私は、そんなふたりをひとり自分の位置から眺めて、写真を撮って、思い出す。 ――本書「あとがき」より 著者 南阿沙美 発行所 左右社 発行日 2022年11月22日 四六判 204ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955