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松田ゆか詩集
若苗色の実が熟して
微かに揺れもしなくなったころ
とっくの昔に終わった人の後を追う
わたしの先端にしがみついた水滴は
裂けてこぼれる時に声となる
(帯文より)
【作品紹介】
お客③ 足裏
ガラス越しの陽だまりで
縮こまった足をガーゼで拭く
クリームを塗って軽く揉む
あるときはささくれ
あるときは血が滲み
あるときはむくんだ
埋もれてしまったアーチ橋を行ったり来たり
やすらかになる前に
もっとも称えられるべき足裏は
真っ白な太陽が右の土踏まずから昇り
左のかかとに沈んでいくのを知らないで
オレンジ色のわずかな窪みにも
年輪はテカテカと反射していた
著者 松田ゆか
発行所 書肆子午線
発行日 2023年4月16日
150×150mm 48ページ
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