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植物少女【新本】
¥1,760
【出版社内容紹介】 美桜が生まれた時からずっと母は植物状態でベッドに寝たきりだった。小学生の頃も大人になっても母に会いに病室へ行く。動いている母の姿は想像ができなかった。美桜の成長を通して、親子の関係性も変化していき──現役医師でもある著者が唯一無二の母と娘のあり方を描く。 著者 朝比奈秋 発行所 朝日新聞出版 発行日 2023年8月30日(第4刷) 四六判上製 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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残像に口紅を【新本】
¥817
【出版社内容紹介】 「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。究極の実験的長篇。 著者 筒井康隆 発行所 筑摩書房 発行日 1995年4月18日 文庫判 344ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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真鍋博のプラネタリウム ─星新一の挿絵たち【新本】
¥792
【出版社内容紹介】 星新一の世界を彩った 真鍋博の幻の作品集 名コンビ真鍋博と星新一、2人の最初の作品『おーい でてこーい』他、星作品に描かれた插絵と小説冒頭をまとめた幻の作品集。【解説: 真鍋真 】 「名コンビ」と謳われた2人。雑誌掲載時の作品を中心に「真鍋博の插絵」という視点で集めた唯一の作品集。ショートショートの結末や核心に決して触れることなく、物語の魅力と世界観を最大限に伝えてくれる魔法の插絵の数々。「おーいでてこーい」「ボッコちゃん」「マイ国家」他。 【目次】 悪魔の変光星 迷路の小惑星 遊園地の流れ星 幻想の天の川 未来の超新星 大空のほうき星 【著者プロフィール】 真鍋 博(まなべ・ひろし) 1932ー2000年。愛媛県新居浜市生まれ。多摩美術大学油画科卒。日本SF作家クラブ会員。イラストレーターとして独特でシャープかつ繊細な画風で知られSF小説の挿絵、装幀を多く手掛ける。またSFや未来学に造詣が深く、テレビや新聞、雑誌での文明批評的発言、執筆活動のほか、日本万国博、沖縄国際海洋博、科学博に参画、バイコロジーの提唱など幅広い分野で活躍した。著書に『真鍋博のプラネタリウム 星新一の插絵たち』(ちくま文庫)。 著者 真鍋博 発行所 筑摩書房 発行日 2013年8月7日 文庫判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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palmstories あなた【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんによる掌篇小説アンソロジー。 てのひらpalmにちなんだ版元名から生まれた、ちいさな単行本。 「あなた」と「きみ」をめぐる全5篇、書き下ろしです。 【収録作】 津村記久子『六階を見習って』 岡田利規『一月、生暖かい月曜日の午後のこと』 町田康『言ひ譯』 又吉直樹『行列』 大崎清夏『眼鏡のバレリーナのために』 著者 津村記久子、岡田利規、町田康、又吉直樹、大崎清夏 発行所 palmbooks 発行日 2023年8月30日 文庫判変形 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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吉田篤弘キット 十字路のあるところ【新本】
¥3,850
【出版社内容紹介】 自選短編アンソロジー「十字路のあるところ」とクラフト・エヴィング商會デザインブックジャケットのセット。セット販売価格商品。 〇自選短編アンソロジー「十字路のあるところ」 短編小説作品リフィル7編+ライナーノーツ1編を収録。 【収録作品】 「ライナーノーツ 十字路のあるところ」 「針がとぶ」 「マリオ・コーヒー年代記」 「水晶萬年筆」 「海の床屋」 「永き水曜日の休息」 「黒砂糖」 「明日、世界が終わるとしたら」 著者 吉田篤弘 発行所 田畑書店 発行日 2023年7月31日 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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不知火【新本】
¥3,300
【内容紹介】 「不知火」に導かれて幻想的世界へと誘われる短編小説集 子供のころ世界の七不思議という題の本が家にあった。そこには昔ある天皇が九州を旅していた時に不思議な光が海に湧き出るのを見てあれは何かと漁師に尋ね、漁師が知らぬと答えた故にその火を不知火と名付けられたという話が載っていた。その火がどのようなものかついぞわからぬままに、むしろその響きの持つ玄妙な美しさに魅かれて、それがいつの間にか不思議なイメージとなって心に残った。真っ暗な海、彼方に光のようなものが浮かび上がる。いや、この世の光なのか、眼の裏側にしかないものなのか、いぶかしんでいるうちにそれが次第に広がり始める。沖合全体が輝き始めたと思う間もなくもうそれは思い出のようにふっと消え去ってしまい、そこにそんな光があったと思うのもまたうつつか夢かわからぬあえかなほのめく匂いのようににじんで行ってしまう……横浜に移り住んだ五歳のころから海は日常のものとなり、目にも、体にも親しいものとなり、昼の美しさにも夜の星空にもいつに変わらぬ甘やかな薫りを含んでいて、それに懐かしさを覚え、自分にとって、懐かしいという言葉は聞けば直ちに海の匂いを思い浮かべるものとすらなってしまった。(前書きより) 著者 知火 発行所 七月堂 発行日 2023年2月10日 A5判 379ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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戸川幸夫動物文学全集全15巻【古本】
¥7,000
【状態】 箱付 帯欠、月報欠 箱:ヤケ少 本体:背ヤケ少 著者 戸川幸夫 発行所 講談社 発行日 1976~77年 140mm×210mm ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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デクリネゾン【古本】
¥1,300
【状態】 カバー、帯付 カバー:上部ヨレあり 著者 金原ひとみ 発行所 集英社 発行日 2022年8月30日(第一刷) 四六判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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早稲田文学増刊号 家族【古本】
¥1,300
【状態】 カバー付 本体:上部ヨレあり、地汚れ少 発行所 早稲田文学会 発行日 2022年3月14日(初版) 12.9 x 1.8 x 18.2 cm 301ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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スピン/spin 第4号【新本】
¥330
【出版社内容紹介】 日常に「読書」の「栞」を――オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」4号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 【目次】 [新連載] ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――第1回 呪術廻戦詩集 [短篇] ・坂崎かおる ニューヨークの魔女 ・ワクサカソウヘイ アラビアンナイト [ショートショート] ・大濱普美子 オキヨメ [エッセイ] ・村上仁一 「写真」という名の雑誌 [特別掲載 歌詞の話] ・ピノキオピー 歌詞 内臓ありますか/エッセイ 内臓のない初音ミク [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第4回) ・大森美香 花と葉(第3回) ・尾崎世界観 すべる愛(第4回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第4回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第4回) ・藤沢周 利休残照(第4回) [連載往復書簡] ・最果タヒ ときには恋への招待状――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。(第2回) ゲスト=犬山紙子 [小特集 少女小説/いま、少女小説を読みたい] ・青山美智子 エッセイ 迷宮の出口で ・山崎まどか エッセイ 少女時代のその先としての続編 ・嵯峨景子 いまこそ読みたい少女小説10 [紙の話] ・戸部田誠 本がうまれる [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第4回 「古池や蛙飛び込む水の音」を通して考える俳句鑑賞のカギ [本の話] ・木庭貴信 ♯千葉ルーと私 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・市川春子 本棚の可憐な庭 ・梅﨑実奈 逢わぬ恋 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第4回 「助手席にて」 [コラム 日々] ・出井隼之介 [紙のなまえ] 発行所 河出書房新社 発行日 2023年6月27日 A5判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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地球にちりばめられて【新本】
¥792
【出版社内容紹介】 「国」や「言語」の境界が危うくなった現代を照射する、新たな代表作! 留学中に故郷の島国が消滅してしまった女性Hirukoは、ヨーロッパ大陸で生き抜くため、独自の言語〈パンスカ〉をつくり出した。Hirukoはテレビ番組に出演したことがきっかけで、言語学を研究する青年クヌートと出会う。彼女はクヌートと共に、この世界のどこかにいるはずの、自分と同じ母語を話す者を捜す旅に出る――。 誰もが移民になりえる時代に、言語を手がかりに人と出会い、言葉のきらめきを発見していく彼女たちの越境譚。 「国はもういい。個人が大事。そこをいともたやすく、悲壮感など皆無のままに書かれたのがこの小説である」 ――池澤夏樹氏(文庫解説より) 著者 多和田葉子 発行所 講談社 発行日 2021年9月15日 文庫判 352ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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代わりに読む人1 創刊号【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 思いもよらない人々や異界との出会いを生み、読む/書く人々の試行錯誤の場となる「公園」を目指して、様々な分野のエッセイ・小説・漫画を収録する文芸雑誌がいよいよ創刊。 特集は「矛盾」。矛盾をいかに抱えていくか、矛盾があるからこそ可能になることは? 小説家、コーヒー店店主、数学者、物理学者、など様々なフィールドの書き手が「矛盾」を描く15のエッセイ・小説を集めました。 創刊準備号に引き続き「この1年に読んだ本」では、ジャンル・新旧を問わず、執筆者・制作者が印象に残った全21冊を紹介。 連載・小特集「これから読む後藤明生」では、漫画家・panpanyaが後藤明生の小説を読んで描く漫画をはじめ、エッセイ2編を収録。 すべてのページに画家・佐貫絢郁の書き下ろし挿画掲載。 1年に1冊ずつ、様々なフィールドから、独自の視点、言葉を持つ人々にエッセイ・小説・漫画を寄稿してもらう文芸雑誌の創刊号です。編者は作家でひとり出版社・代わりに読む人代表の友田とんです。 【目次】 巻頭言 ようやく創刊する『代わりに読む人』 この1年に読んだ本 2022-2023 ・panpanya/松尾信一郎/わかしょ文庫/小山田浩子/はいたにあゆむ/松尾模糊/今村空車/佐貫絢郁/蛙坂須美/飯村大樹/二見さわや歌/伊藤螺子/伏見瞬/永井太郎/深澤元/コバヤシタケシ/北村さわこ/牧野楠葉/陳詩遠/友田とん 特集 矛盾 友田とん 「矛盾」が考える はいたにあゆむ 環 感 勘 歓 今村空車 芝生の習作 わかしょ文庫 よみがえらせる和歌の響き 実朝試論 松尾模糊 海浜公園建設予定地 蛙坂須美 幽霊は二度死ぬ、あるいはそこにないものがある話 小山田浩子 こたつ 松尾信一郎 水の滴るような積分記号について 永井太郎 健康 陳詩遠 ありえない秩序 二見さわや歌 骨を撒く 牧野楠葉 瑠衣 伏見瞬 「さみしさの神様」を待ちながら 伊藤螺子 鶴丸さんの分身 友田とん 矛盾指南 連載・小特集 これから読む後藤明生② 細馬宏通 蕨、遡る歌 深澤元 後藤明生を売る panpanya 読み方 コバヤシタケシ dessin 2 ミイラ 著者略歴 読者の声 発行所 代わりに読む人 発行日 2023年7月31日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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餅の国【新本】
¥880
SOLD OUT
【内容紹介】 BOOKSOUNDSさんによる小説です。 のびのび、もちもち、 打ち粉をつけてさらさらと。 放っておけばカビもする! 君を待つ<私>、 町のホールで働く<ゆうれい>、 大事な人の元を離れ一人暮らしをする<モウフ>…… そしてあなたも。 どうぞ「もちの国」へ。 (文学フリマ東京36出店の際の紹介文) 発行所 BOOKSOUNDS 発行日 2023年 文庫判 143ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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雨の四君子【古本】
¥1,500
【状態】 箱付、フィルム付 箱:スレ有 小口:シミ有 著者 塚本邦雄 発行所 六法出版社 発行日 1974年11月15日(初版) 菊判 270ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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うたかた/サンクチュアリ【古本】
¥1,000
SOLD OUT
【状態】 帯付 カバー:ヨレ少、ヤケ少 著者 吉本ばなな 発行所 福武書店 発行日 1988年9月1日(3刷) 四六判 216ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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キッチン【古本】
¥1,000
【状態】 帯付 カバー:ヤケ少 天:シミ少 著者 吉本ばなな 発行所 福武書店 発行日 1988年1月30日(初版) 四六判 232ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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柔らかい土をふんで、【古本】
¥800
【状態】 カバー:ヨレあり 天:シミ少 著者 金井美恵子 発行所 河出書房新社 発行日 1997年11月20日(初版) 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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〈私〉という演算【古本】
¥1,000
【状態】 帯付 カバー:ヨレ少 著者 保坂和志 発行所 新書館 発行日 1999年5月15日(2刷) 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 ────コトバとも分かり合えない著者真骨頂の四篇 たった一音が発音できずに自国から疎外された〝クィ〟が望む真の「故郷」 サッカーからヒトの起源にまで自国をとび出し還っていく「イベリア半島に生息する生物」 ひらがな、カタカナ、漢字……アトラクションさながら文字を乗り越えていく「あカ佐タな」 〝お金を払ってまで覚えないといけないようなモノだっただろうか?〟著者デビュー作「廃車」「LIFE」に登場した猫木豊が子の国語習得の前で立ちつくす「王国の行方――二代目の手腕」 【書評より】 「故郷」 日本語の音声体系を問い、音自体の微細な異なりに集中させる手腕が見事。自分が生まれたのではない言語の中に故郷を見出そうとするクィの姿は母語の外に出る旅はこのような形でもはじまるということを鮮烈に示した。言語をめぐる確かな手応えのある手腕が素晴らしい (岩川ありさ「文學界」) その試みが最良かつ最善の姿で昇華されたのが「故郷」と題された一作だろう。冒頭の数ページのぎこちないやりとりの理由も含め、タイトルの意味を理解したときには思わず立ち上がって声をあげてしまった (倉本さおり「文藝」) 松波さんは、最初にも言いましたけど、どんどんおかしな方向に向かっていることは間違いない。「クィ」が登場するときに、謎の生き物誕生みたいな話になっているところも面白い。それがだんだん人間の形をとっていくわけだけど、最初はもっと不定形の、よくわからない生き物みたいなのに、いつの間にか語り手の分身のようになって展開していきます (佐々木敦「群像」) 最後、滑舌の悪い者たちによる、輪郭がぼやけたままの、身体感覚をともなった言葉の応酬に感動する。とても好き (矢野利裕「文學界」) 「イベリア半島に生息する生物」 松波氏は言葉によってエロス的な身体性を表象にするのに成功しているんだよね。しかも、自分の身体がリビドーに乗っ取られている感じも、かなりキテいる。「頭部はもちあがりたがる。頸部がのびたがる。」なんて書かれているところはまさにそうでしょう (池田雄一「図書新聞」) 「あカ佐タな」 かな、カナ、漢字、画数、部首、音、アルファベットに記号。人の体の内外で言葉が形を変えていく、目にも楽しい奇妙な短篇は特集「ことばとからだ」のための書き下ろし。これが手書きなのか! という驚きが、この作家の作品を読むたびにずっとついてくる (鳥澤光「文學界」) 「王国の行方――二代目の手腕」 もっと複雑で豊かな「先」がある。それを想像=創造する自由がある。前作(「カルチャーセンター」)につづき、よい小説を読んだ (川口好美「週刊読書人」) 【著者プロフィール】 松波太郎(まつなみ・たろう) 1982年三重県生まれ。文學界新人賞、野間文芸新人賞受賞。著書に『よもぎ学園高等学校蹴球部』、『LIFE』、『ホモサピエンスの瞬間』、『月刊「小説」』、『自由小説集』、『本を気持ちよく読めるからだになるための本』、近著に『カルチャーセンター』。 著者 松波太郎 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年5月20日 四六判 320ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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トワイライライト【新本】
¥1,650
【出版社内容紹介】 東京・三軒茶屋を舞台にした小説『トワイライライト』畑野智美を刊行します。 森谷未明は進学のために福島県から上京し、三軒茶屋でひとり暮らしをはじめる。 感染症の影響もあり、憧れていたような学生生活はおくれず、近くに住むいとこで小説家の信一の家に遊びにいくぐらいしかできない。 ある日、思い切って、本屋「twililight」に入ったことから、未明の生活は変わっていく。 友達と出会い、夜の街を歩き、初めてのお酒を飲む。 そして、恋をする。 twililightの屋上から眺める夕暮れに染まる三軒茶屋、未明は何を探し、何を見つけるのか。 きっと誰もが、この物語の中にいる。 【著者プロフィール】 畑野智美 (はたの・ともみ) 1979年東京都生まれ。2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。13年に『海の見える街』、14年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。著書にドラマ化された『感情8号線』、『ふたつの星とタイムマシン』『タイムマシンでは、行けない明日』『消えない月』『神さまを待っている』『大人になったら、』『若葉荘の暮らし』などがある。 著者 畑野智美 発行所 twililight 発行日 2023年3月11日 188mm × 127mm 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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夢と人生 上巻【新本】
¥3,300
ジェラール・ド・ネルヴァル33歳までの物語 ジェラール・ド・ネルヴァルは1808年に生まれ1855年に亡くなった19世紀前半の作家である。 ヴィクトル・ユゴーの演劇の革命と言える『エルナニ』の戦いに参加したことから分かるようにロマン派の作家として出発したが、人生の後期においては町を歩きながらルポとフィクションを織り交ぜていくようなロードムービー的な志向や、内面的な時間の記述、シュールレアリスムを先取りしたような夢、それも壮大な宇宙的なイメージを伴った夢の記述など現代に直接つながるような作品を集中的に発表して短い人生を自殺によって終わらせた。 その転回点となったのが1841年、33歳の時に起きた狂気の発作である。 この伝記小説上巻ではこの時点までが扱われている。 彼の作品中大きなカギとなる女性の存在であるが、女優・歌手のジェニー・コロンとピアニストのマリー・プレイエルの二人であることははっきりしている。 ただ現実の人生に彼女たちとどこまで関係があったのかは分からない。(藤田 衆) 【目次】 一. モルトフォンテーヌ(一八一四年) 二. エリーズ 三. 夢 四. ベレジナ(一八一二年) 五. オウム 六. 老詩人の嘆き(一八七二年) 七. シャルルマーニュ中等学校(一八二四年) 八. ラブリュニー医師 九. 小さな人のいる不思議な部屋 十. ずる休み 十一. タンプル大通り 十二. 木組み回廊 十三. 雨宿り 十四. 留守に届いた手紙 十五. 初出版 十六. 手紙 十七. 帰還(一八五四年) 十八. デュブラン(一八二七年) 十九. ソフィー 二十. 影を失くした男 二十一.森 二十二.ロージュの市 二十三.狩り 二十四.『ファウスト』(一八二七 —— 一八五四年) 二十五.交霊術(一八五五年) 二十六.サゲの女将の店(一八二九年) 二十七.アシール・ドヴェリア 二十八.アトリエ 二十九.若きカリスマ 三十. 『エルナニ』(一八三〇年) 三十一.嵐の前 三十二.栄光の三日間(一八三十年七月二十七日) 三十三.同窓会(一八六八年) 三十四.アルスナル(一八三〇年) 三十五.小セナークル 三十六.伏魔殿 三十七.社会勉強 三十八.タタールの野営地 三十九.コレラ(一八三二年) 四十. 舞踏会(一八三三年) 四十一.祖父の死(一八三四年) 四十二.イタリア旅行 四十三.ナポリ 四十四.ヴェスビオ 四十五.マルセイユ 四十六.ドワイヤネ小路 四十七.「演劇界」(一八三五年) 四十八.乱痴気騒ぎ 四十九.シダリーズ 五十. 破綻(一八三六年) 五十一.ベルギー旅行 五十二.再出発 五十三.『ピキヨ』(一八三七年) 五十四.ドイツへ(一八三八年) 五十五.バーデンバーデン 五十六.フランクフルト 五十七.アレクサンドル・ヴェイユ 五十八.亡命者の村 五十九.発覚 六十. 『レオ・ビュルカール』 六十一.共作者 六十二.ウィーンへ 六十三.ラウール・スピファム 六十四.スイス(一八三九年) 六十五.ドイツ、バヴァリア 六十六.ウィーン 六十七.グリルパルツァー 六十八.大使館 六十九.ウィーンの恋、ローザ 七十. 夜会 七十一.アルバイト 七十二.マリー 七十三.大晦日 七十四.ベッドの中の年明け(一八四〇年) 七十五.帰る 七十六.借金 七十七.ハイネ 七十八.不運の連鎖 七十九.ベルギーミッション 八十. 冬のベルギー 八十一.アントヴェルペン 八十二.三人の美女 八十三.交霊術 八十四.現実生活への夢の侵入(パリ一八四一年) 八十五.ジェラール 八十六.病院 八十七.ジャナンの記事 八十八.ブランシュ医師 八十九.退院 著者 知火 発行所 七月堂 発行日 2023年5月25日 A5判 675ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上・下セット【古本】
¥1,000
【状態】 帯・カバー:ヨレ少し有り 著者 塩野七生 発行所 新潮社 発行日 2013年12月20日 A5判 313ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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猫の文学館2 ─この世界の境界を越える猫【新本】
¥924
【出版社内容紹介】 突然、ふいと姿をくらましてしまう猫達。この世とあの世を行き来する猫の物語やエッセイをぎゅっと一冊に。猫好きに放つ猫好きによるアンソロジー。 「チビや死ぬ時はこっそりと死んでおくれよ…」。佐藤春夫は、愛猫の死に際にこうつぶやいた。愛猫ノラが昨晩帰ってこなかったと知った瞬間に号泣した内田百〓(けん)も、転居を機に痩せてきた猫の最期を見守る夏目漱石も、猫を轢いてしまった男が追いつめられてゆく様を描いた吉行淳之介も、星新一も、武田花も、何の前ぶれもなくあちら側に行ってしまった猫に、涙し、おびえ、悼み、そして書いた。日本の小説、詩、エッセイからえりすぐった、猫好きによる、猫好きのためのアンソロジー。思わずぞくっとして、ひっそり涙したくなる35編。 【目次】 1 死んだ猫のゆくえ 2 ペット・ロス症候群 3 猫の精霊ばかりが住む町 4 化け猫と不思議な話 5 猫の一族 編者エッセイ 日常と異界の往還 著者 和田 博文 発行所 筑摩書房 発行日 2017年6月6日 文庫判 384ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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猫の文学館1 ─世界は今、猫のものになる【新本】
¥924
【出版社内容紹介】 猫たちがいきいきと描かれている短編やエッセイを一冊に。内田百(けん)が、幸田文が、大佛次郎が、川端康成が、向田邦子が魅せられた猫大集合! 大佛次郎、寺田寅彦、太宰治、鴨居羊子、向田邦子、村上春樹…いつの時代も、日本の作家たちはみんな猫が大好きだった。そして、猫から大いにインスピレーションを得ていた。歌舞伎座に住みついた猫、風呂敷に包まれて川に流される猫、陽だまりの中で背中を丸めて眠りこんでいる猫、飼い主の足もとに顔をすりつける猫、昨日も今日もノラちゃんとデートに余念のない猫などなど、ページを開くとそこはさまざまな猫たちの大行進。猫のきまぐれにいつも振り回されている、猫好きにささげる47編!! 【目次】 1 のら猫・外猫・飼い猫 2 仔猫がふえる! 3 猫も夢を見る 4 猫には何軒の家がある? 5 そんなにねずみが食べたいか 6 パリの猫、アテネの猫 編者エッセイ 猫が宿る日本語 著者 和田 博文 発行所 筑摩書房 発行日 2017年6月6日 文庫判 400ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955