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神歌 水天に舞ふ――続・古今琉球風物歌集【新本】
¥2,420
湊禎佳歌集 琉球弧(九州南部から台湾まで連なる弧状列島)に眠る魂と語らうようにして生まれる歌は、短歌と琉歌を行き来しながら琉球の自然や習俗、王朝史の幻想、戦中・戦後のできごと、家族や暮らしを描き出してゆく。 琉球を寿ぐ幾筋もの光として私たちの目の前に現れる、『古今琉球風物歌集』の続編。 【作品紹介(3首)】 海原をさすらふ風と潮鳴りにゆくへ問へなきさだめ待ちわぶ 朝明けの磯間の浦を朱に染む珊瑚の卵あまた打ち上ぐ 蒸し暑き市場に日除けの影が舞ふ とろめく夢見 うたた寝の午後 著者 湊禎佳 発行 七月堂 発行日 2024年9月20日 A5判 192ページ 前作『古今琉球風物歌集』 https://shichigatsud.buyshop.jp/items/31554979 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ZINE『あのコ このコ ねこコ』vol.4【新本】
¥550
【著者による内容紹介】 3年くらいあたためていた『黒猫ミシン』のお話を今号から連載することにしました。 どうぞよろしくお願いします。 今号のラインナップは、 ・ガーブ川は見えなくなっても 橋の名前は ・暗渠の上に市場 忠州川の武学市場(韓国) ・むつみ橋通り 生きもの図鑑 ・アーケードの再整備工事が始まった ・おはなし連載 黒猫ミシン(1) ・ミシンが気になる(3)お直し屋さんのこと ・那覇の市場にて「クレソンの極太束を買う」 ・店番お手伝い日記「ひょうたんからジンまつり」 ・まきや帽子店 見返しの絵は「くもこちゃん」より橋づくしとリトグラフ「糸巻き3兄弟」です。 発行所 音の台所 発行日 2023年11月17日 148×148mm 16ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ZINE『あのコ このコ ねこコ』vol.3【新本】
¥550
【本文より】 那覇市第一牧志公設市場の再オープンからもう半年。 市場の古本屋ウララの「おかえりなさい、公設市場」展に参加するために作りはじめたこのzineも3冊目になりました。 8月のはじめにすごい台風がやって来て、1週間も沖縄に居座りました。人の力ではコントロールできない「自然」を思い知る1週間でした。 沖縄にたくさんの石敢當が設置されているのは、人間にできるささやかなことをコツコツやって来た痕跡で、その積み重ねが街を作ってきたのかもしれません。 台風が去った後、アーケードのあちこちにできた隙間から青空を見上げました。再生の一歩がまた始まるんだな、と思いました。 発行所 音の台所 発行日 2023年9月18日 148×148mm 13ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ZINE『あのコ このコ ねこコ』vol.2【新本】
¥550
【本文より】 2023年3月19日に那覇市第一牧志公設市場が元の場所に戻ってきました。 市場の古本屋ウララの「おかえりなさい、公設市場」展(3月17日~4月15日)の期間中、ひさびさに店番を手伝いました。帳場に座ると、コロナ禍以前のことがいろいろと思い出されました。 今号では台湾・宜蘭の小間書菜の人々がウララにやってきた話とその後日談を書きました。あのころから海外へ行くたびに、市場を見て歩くようになりました。宿をとるときも、市場のそば。そしてミシンを見つけてメモをするようにもなりました。 そんな市場やミシン探訪の記憶も掘り起こしてみたくなりました。 というわけで、vol.3も作ります。 発行所 音の台所 発行日 2023年5月26日 148×148mm 13ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ZINE『あのコ このコ ねこコ』vol.1【新本】
¥550
【著者による内容紹介】 市場の古本屋ウララの「おかえりなさい、公設市場』展(終了しました)のフェアに参加するため、小冊子を作りました。初めてのzineです。 市場(まちぐゎー)のなかの好きなもの、好きだったものを、つらつら並べてイラストと文でまとめました。 【大体の内容】 ・パラソルのある風景〜あたり前すぎてなくなるなんて考えもしなかった ・直書き看板「つくし園」が、気になって仕方ない ・カフェParasol〜「パラソル」はカフェの名前に残っている ・市場ねこピンクみーちゃん〜どこから来て どこへ帰って行くのかな? ・ウララでちょこっと店番(お手伝い)日記 ・スンシーイリチー ・3色パン ・那覇のまちぐゎーの歴史(年表) 市場にまつわるリトグラフ版画2点を載せました。 発行所 音の台所 発行日 2023年4月16日 148×148mm 13ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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Sakumag zine vol.3, Detroit and I Before/After 2013【新本】
¥1,430
SOLD OUT
【著者内容紹介】 自動車業界、モータウン、デトロイト・ハウスなど、かつては商業的・文化的に栄えながら、自動車業界の不振から回復できないまま2013年に財政破綻を経験し、復興の道を歩むデトロイト。デトロイトの過去、現在を「Before」「After」から描く「デトロイトと私」 Sakumag Zine としてシリーズ化第三弾。 デザインは長嶋りかこさん。 著者 佐久間裕美子 発行所 Sakumag 発行日 2019年7月12日 B6判 48ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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Sakumag zine vol.2, Arizona/Okinawa ホピの踊り/沖縄の秘祭【新本】
¥1,430
SOLD OUT
【著者内容紹介】 ネイティブ・アメリカンのホピ族の儀式「ビーンダンス」と、石垣島の秘祭――ある年、奇遇にも、写真も録音も許されない祭りを訪れる好機が訪れた。アルバカーキからホピ族居留区へ、沖縄では宮里千里さんと石垣島へ、忘れられない旅の記憶。 Sakumag Zine としてシリーズ化第二弾。 デザインは長嶋りかこさん。 著者 佐久間裕美子 発行所 Sakumag 発行日 2019年3月1日 B6判 48ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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くもこちゃん まーすけーい歌 ポストカード6種1セット
¥650
音の台所さんによるポストカードです。6種1セット ________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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パラソル通り・古本屋ウララ ポストカード4種1セット
¥600
音の台所さんによるポストカードです。4種1セット 「市場の古本屋」「市場のぬけみち」「市場中央通りのアーケード」「風船とパラソル」 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら【新本】
¥1,650
【著者内容紹介】 2019年6月19日、牧志公設市場が建替えのために一時閉場した日から、2023年3月4日、仮設市場が営業を終えた日までの個人的な記録をまとめました。写真も30点、カラーで入っています。 装丁は未明編集室の外間隆史さんに、レイアウトなどは同じく未明編集室の松本孝一さんにお願いしました。 【目次】 はじめに 序 公設市場と水上店舗 一 公設市場が閉まる 二〇一九年六月十六日 二 仮設市場に行く 二〇一九年六月十七日~七月十一日 三 市場のそばに残る 二〇一九年七月八日~十二月二十七日 四 首里城が燃えた 二〇一九年十月三十一日~十一月七日 五 解体を眺める その一 二〇一九年十二月二十日~二〇二〇年一月六日 六 解体を眺める その二 二〇二〇年一月八日~二月七日 七 シャッターが閉まる 二〇二〇年一月十九日~六月十九日 八 槌音が響く 二〇二〇年六月三十日~十一月十四日 九 地盤が揺らぐ 二〇二〇年九月七日~二〇二二年五月六日 十 空が見える 二〇二二年六月十二日~十一月二十五日 十一 公設市場が現れる 二〇二二年十一月二十六日~十二月三十日 十二 まもなく戻ってくる 二〇二三年一月五日~三月四日 おわりに 【「はじめに」より】 二〇二三年三月十九日、私の目のまえに那覇市第一牧志公設市場が帰ってくる。二〇一九年六月十六日に市場が閉まってから、三年九か月三日、待っていた。 公設市場の建替を見届けて記録したいと、閉場前から口にしていた。本当に見ていたか、と聞かれたら自信はない。工事の終盤まで、公設市場の建物は灰色のシートに覆われていた。アーケードの撤去や屋根の設置は夜間に行われたので、朝、店に来ると風景が変わっていた。だから実際の工事はほとんど見ていない。自分の店の帳場に座っていても、うつむいて本や画面に目を落としている。 そして、風景が一番派手に変わっていった時期、つまり公設市場が更地になってまた建ちはじめる時期に新型コロナウイルスが流行しだして長く店を休んだから、帳場からその様子を見ることもできなかった。 記録したか、と聞かれたらもっと困ってしまう。日記には市場の話題もほかのことも一緒くたに書いていてムラがあり、あれこれ起きて忙しかった日ほど空白になっている。とにかく写真だけ撮っていたり、気まぐれにツイートしたり、たまに雑誌に文章を書いたり、だれかへのメールで近況報告をしてみたり、バラバラに散らばっている。 この三年九か月間、市場のみならず世界が大きく変わっていった。自分の気持ちも考えもどんどん上書きされて思いだせなくなった。書いたものを読みかえしても、そのときのとまどいや悲しみや怒りはもうよみがえってこない。せめてバラバラな文章を切り貼りして、ほんの気分だけでも記録しておこうと思う。 ・・・ 著者 宇田智子 発行社 市場の古本屋ウララ 発行日 2023年3月19日 B6判 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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くもこちゃん まーすけーい歌【新本】
¥1,210
沖縄の空を飛んでみたい人、くもこちゃんが案内してくれますよ。 むかしむかし沖縄が琉球と呼ばれていたころ 「雲子色」という言葉がありました その意味は「美しい色」ということ それしかわかっていません 今は使われなくなってしまった言葉だからです。 むかしむかし「まーすけーい」の歌がありました。 まーすは「塩」、けーいは「交換する(替える)」という意味です。 音の台所の茂木淳子さんは音楽紙芝居として「くもこちゃん まーすけーい歌」を伝えています。 読谷村の口説歌謡、まーすけーい歌(塩替え歌)を知り、くもこちゃんとともに読谷の長浜から泡瀬への空を飛んだのです。 かつてこの道は長浜の娘さんたちが薪を持って泡瀬の塩田へ行き、塩と薪を交換して長浜へ戻ったのです。 くもこちゃんはその道をモンパノキやホウオウボクと声を交わしながらたどるのです。 琉球から沖縄、沖縄から琉球、時を超えるくもこちゃん。 お金でものを買うのではなく、持っているものと欲しいものを交換して暮らしていた人々に出会わせてくれる道を案内してくれます。 物語と絵は茂木淳子さんが描いています。 『くもこちゃん』 https://shichigatsud.buyshop.jp/items/27161352 著者 音の台所(茂木淳子) 発行所 七月堂 発行日 2022年7月4日 160×160mm 24ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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くもこちゃん【新本】
¥990
音の台所さんが2018年に発表した音楽紙芝居「くもこちゃん」を元に製作された絵本です。 『くもこちゃん』のお話を思いつかれたのは、宇田智子さんのエッセイ『那覇の市場で古本屋~ひょっこり始めたウララの日々』(ボーダーインク)を読まれたことがきっかけでした。 沖縄で古くに使われていた言葉で、美しいもの、貴重なものを「くもこ」と呼んでいたそうで、漢字で書くと「雲子」と表されます。 むかしむかし沖縄には くもこ色という言葉がありました 今はもう使われなくなった言葉です くもこ色って どんな色でしょうね? 今日も沖縄の空を飛ぶくもこちゃん 首里の空 ヤンバルの森 島々の海 くもこちゃんは どんな色かしら? 著者 音の台所(茂木淳子) 発行所 七月堂 発行日 2020年3月9日 160×160mm 23ページ
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沖縄島料理 食と暮らしの記録と記憶【新本】
¥2,090
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 第8回沖縄書店大賞・沖縄部門〈優秀賞〉!! 第6回沖縄書店大賞〈沖縄部門〉準大賞受賞作 『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』に続く待望の第2弾! 料理の数だけ、つくってきた人たちの人生がある。 「島」生まれのガチマヤー(食いしん坊)も目から満腹!の一冊です。 ─── ジョン カビラ(ラジオ・テレビパーソナリティー) 沖縄には、辻という遊郭がありました。 そこは現代人がイメージする風俗とはかなり違います。そこは、社会のヒエラルキーに治らない人々、イデオロギーに参加しない人々、また、追い出された・逃げ出した人たちに、女性や子供が、安心して暮らせる居場所だったのです。 最近読んだ松村圭一郎氏の『くらしのアナキズム』(ミシマ社)によると、「昔の市場のような役割を持った「無縁所」は公界であり、債権責務の関係という世俗の縁から切り離され、逃れられる聖域だった」とあります。 1944年10月10日米軍の那覇無差別攻撃で焼かれ、「辻」もまた一夜にしてなくなってしまったのです。 戦前の辻に育った知人によると、家の脇には、沖縄らしく豚が飼われていたそうです。伝統の琉球舞踊を仕込まれ、宮廷料理人を通じて学んだ華やかな料理と、場に応じた昔ながらの家庭料理で温かく客をもてなしていたそうです。 辻には「おはよう」とか「こんにちは」といった挨拶言葉はなくて、だれに出会っても「ご飯食べたか」というのが常の挨拶になっていたそうです。「好き嫌いを言わず食べなさい」と苦いゴーヤーを食べさせられたと笑っていました。 そういった温かい人々の住む沖縄は、料理すること、食べることが暮らしの真ん中にあるんですね。沖縄の自然の食材を丁寧に扱う市場の人の手に、その優しさは今も見られます。沖縄の自然と人と人の間には、いつもお料理があるんですね。沖縄に行きたくなるのは、そうした人の温かさにほかならないと思います。─── 土井善晴(料理研究家) 異国との交流、気候風土、古くから息づく風習や思想、社会情勢 ─── めまぐるしく変化する時代のなかで、独自の食文化を形づくってきた「沖縄の料理」。 食をまかなう人々は何を思い、何を信じ、「食」と向き合ってきたのだろうか。 沖縄の本土復帰から50年を迎える2022年。 暮らしと密接に関わる「食」を通して沖縄の戦前・戦後の歴史をたどるとともに、人々の歩みを記録する。 伝統文化の真髄を伝える琉球料理店、どこまでもこだわりつづける沖縄そば屋、流れるような所作から生まれる首里の豆腐店、戦後米兵向けのレストランからスタートしたステーキハウス、コザの町の移ろいを知るタコス店など、10軒のインタビューを収録。 そのほか本島北部から南部まで、地域に根ざす料理店・場所全42軒を取材し、食に関わる人々の話を聞いた。 沖縄の料理の概要をわかりやすく伝える解説ページや、ガイドマップも充実。 思わずお腹が空いてくるさまざまな料理と聞き書きの生活史から沖縄を知る、新たな視点の一冊。 <取材先店舗の一部> ・琉球料理 美榮 ・本家新垣菓子店 ・首里そば ・長堂豆腐店 ・ROSE ROOM(ローズルーム) ・ジャッキーステーキハウス ・café OCEAN(カフェ オーシャン) ・中国料理 孔雀樓 ・GODIES(ゴーディーズ) ほか 文 たまきまさみ 監修・写真 岡本尚文 発行所 TWO VIRGINS 発行日 2021年10月13日 A5判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 《味なたてもの探訪》シリーズ第2弾は「沖縄の建築」。 木造建築、コンクリート建築、赤瓦、セメント瓦、琉球、日本、アメリカ—— 多様な文化が混ざり合う沖縄のまちと建築を通して、時代の流れのなかを生きた人びとの暮らしの「記録と記憶」をまとめた一冊。 現存する数少ない戦前の建築から戦後アメリカ文化の影響を受けた建築まで、沖縄の歴史をたどる10軒を取材。 沖縄独特の建築意匠やアイデア、地域の商店などを紹介したコラム、沖縄本島4エリアの見るべき建築を、写真と専門的な解説で紹介したマップなど。普通のガイドブックでは物足りない方にもおすすめです。 監修・写真 岡本尚文 建築監修 普久原朝充 発行所 TWO VIRGINS 発行日 2019年12月4日 A5判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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オキナワノスタルジックタウン
¥2,640
【出版社内容紹介】 「いつか無くなってしまうかもしれない風景を ここにとどめておきたくて」 いつもの街で見つけた ノスタルジックなたたずまい。 もう消えてしまった風景。 市場・商店・喫茶店・食堂・映画館・ヴィンテージ品 沖縄レトロ建築物と面白看板…… アメリカ世を思わせる建物まで デザイナー・ぎすじみちが1990年代から撮りためた 沖縄各地をめぐる味わい写真探訪 __________________ 「はじめに」より 2022年、沖縄の風景もすっかり様変わりしてしまった。幼少時を過ごした1970〜80年代には、その頃でも古めかしい看板やお店がまだ多く存在していたが、2000年代頃から急激な開発が進み、古い建物はなくなって高層マンションやホテルが軒並み増えていった。 当たり前の風景がいつかは消えてしまうことを意識したのは、そんな20代後半の頃だったと思う。 更地になった途端、そこに何が建っていたか思い出せなくなり記憶とはなんと儚いものよ…と我ながら愕然とする。ならばせめて写真に記録して記憶を繋いで共有したいと思った。 しかし実際はそんな壮大な計画ではなく、ただただ好きな懐かしい看板風景やお店の佇まいをコレクションして「この書き文字いいよな〜」とニヤニヤ味わいたいだけなのかもしれない。 この本を手にされたということは、きっと貴方もこの気持ちを共感してくださるはず。 日頃はデザインを生業としている私が、日常的に撮りためてきた沖縄各地の看板や建物の風景を(独断と偏見で選び)紹介していく。そんな「ノスタルジックタウン」の風景へようこそ。 【目次】 第一章 那覇編 看板職人の達筆さを味わう市場看板 農連市場 暗渠となったガーブ川に沿って連なる 水上店舗 那覇のシンボルといえばこの巨大タワー 那覇タワー アーチ形の吹きぬけから光がおりてくる商店街 ちとせ商店街ビル 市場のにおいがしみこんだ看板たち 第一牧志公設市場 浮島通りにて、在りし日の床屋の静かな佇まい 理容ナイル 地下の片隅で静かな余生を過ごす土産物の看板たち 浮島マンションの駐車場 国際通りの移り変わりを見てきた理容館 二見理容館 時を忘れて静かにくつろげる老舗の喫茶店 喫茶ルイ オアシスのような憩いの場所だった パラソル通り 心から落ち着く居心地のよい喫茶店 喫茶スワン 木造建築と資生堂マークの味がある組み合わせ 化粧品店モダン バタークリームケーキの美味しさ再発見 末廣製菓 現役でありつづける、城下町の老舗菓子屋 武村松月堂・中村製菓 テント地のひさし看板がかわいい 大衆食堂ミルク 見上げれば白い壁面に美しい立体看板 新田家具店 3文字ですべてが伝わる 津山印房 子供の頃の予防接種がトラウマだった 那覇市役所 スパゲティがパスタへと変わる大人の階段 あるでん亭 市場にマチヤグヮー、友達の家もあった 若松公設市場 仏壇通りで異彩を放つ店頭のインパクト 大城テレビ修理店 手書き文字の看板もかわいい、セメント瓦の美容室 みのり美容室 シーサーが見守る街のバーバーショップ 山城理容館 第二章 中部編 青空に映えるネオン看板がフォトジェニック ホテルライカム あの頃は遊園地もありました 沖縄こどもの国・観覧車 多くの人々に愛され続けた定食屋 定食丸仲 竜宮城の入口だったかもしれない 社交街入口 気品ただよう古き良き中華料理店のおもむき 月苑飯店 創業50年の街のステーキ屋さん ステーキハウス四季 渋みのある立体英文字看板のさびれ具合 空港通りのファザード 個性的すぎて入ってみたい衝動にかられる ラビットビル 高くそびえる巨大ボウリングピン コザボウリングセンター ひっそりと静かな佇まいの珈琲店 コーヒーハウス響 当時の看板が今も鮮やかに残るアーケード商店街 一番街 ポップな宇宙船があらわれた 一番街アーケード・パークアベニュー界隈・ゴヤ中央市場 青いタイル張りと鉄格子がモダン ルーブルホテル さまざまな有名人が訪れたレストラン レストラン平安 ツートーンのひさしがアクセント 宮城理容館 メリーゴーランドのようなゴージャスさが素敵 カラオケパブナウ ガレージのような佇まいの小鳥店 栄小鳥店 つたに覆われたネオン看板が絵になる レストラン跡地 ヤシが似合う昔ながらのホテル外観 ホテルハーバー 曲線のくり抜きが印象的なデザイン キーストン ペットショップの博物館のような歴史ある店内 砂辺水園 58号で大きな存在感を放つ老舗ホテル アジアホテル 一歩入ればスナック街のラビリンス 嘉手納の社交街 年季の入った看板が伝える靴屋の歴史 上運天靴店 最高に密度の濃い老舗薬局 やまびこ薬局 花ブロックまで床屋仕様にカスタマイズ みのる理容館 和風な門構えと大きな木造建築の迫力 吉野 三叉路の風景と老舗食堂 三角食堂 建物とイメージを合わせたデザイン文字が秀逸 回生堂薬局 個性的なスナックビル サンロードビル 飴色の時が流れる喫茶店 ぶどうの木 夜空を彩るネオン看板のあたたかみ パチンコサンシャイン 第三章 北部編 ネオンと電飾の跡に当時の賑わいを想う ROBIN 建物のデザインとネオン文字の迫力 レストラントーミー 町の子どもたちはこの店と共に育った 金武文化堂 東海岸を一望する海のそばのレストラン 漢那ドライブインレストラン 赤瓦屋根の佇まいが美しい商店 屋嘉比商店 名護で長年愛されたボウリングセンター キタボウリングセンター 巨大ペンケースを彷彿 ルルのとなり カッティングシートで筆文字 食事の店 和 個性的な社交街の跡が今も残る 辺野古のスナック跡 あの頃の町の本屋さんの風景がここに ひかり書店 漁港のそばの鮮魚店 儀間鮮魚店 第四章 南部・離島編 今にも動き出しそうな畳工場 糸満のたたみ店跡 文字デザインが卓越した手書き看板 手書き看板類 今では珍しい全面トタンの建物 トゥータンヤー トタン造りの2階部分につながる螺旋階段 勝冷凍 戦後すぐから続く金物店で沖縄の戦後史を知る マルサ 地面に埋まった壁の直書き文字 照喜名商店 フラリと入ってみたくなる喫茶店 喫茶パープル 近づくほど隠れてしまう看板文字 山入端商店・商店看板 緑の中で静かに佇む画廊喫茶 画廊喫茶独楽 港が見える老舗旅館 波止場旅館 在りし日の市場支店と今も残る本店 マルマサ菓子店 市場前店・本店 手書き文字がイカす島の美容室 ビューティーサロンとよみ タイル地のアーチ窓の重なりが印象的 菊栄食堂 歴代の手書き文字が重なる とみや商会 島の風景になじむ手書き看板 なかま理容館 第五章 素敵な看板の世界 そのままの君でいて 直書きの存在感に和む 文字を愛でる直書き看板 個性が光るスナック看板の世界 思い出の細い路地 懐かしいロゴとほのぼのイラスト Machi Art〜ようこそマチアートの世界へ〜 〈特集〉My Favorite things 私のお気に入り 古いタイルと壁/錆びていくものたち/古いゲート/古いブロック/ ビンテージグッズのある風景/レトロなガラス模様など/ あの頃のスイッチとボタン/理容館&美容室看板コレクション 〈コラム〉 思い出の牧志公設市場/あの坂道をのぼれば/ 椿食堂のおもいで/消えた映画館たち 著者 ぎすじみち 発行所 ボーダーインク 発行日 2022年8月1日 A5判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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おきなわ暮らしの雑記帳【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 祖母から教えてもらったいろいろなジンブン(知恵) イラスト付きでわかりやすく教えます この本には、暮らしの中でこれからも受け継いでいきたい沖縄の知恵の数々— 自然を利用した道具や方法、琉球王朝時代から伝わる珠玉の琉球料理、医学知識や技術が乏しいなかで命を守る術、争いを嫌い心豊かに暮らす言霊の傑作「黄金言葉」 を集めました。沖縄のおもしろい、楽しいを詰め込んだので、まるでおもちゃ箱のような賑やかな本になりました。「雑記帳」のネーミングはそんなところからです。 (本書「はじめに」より) 【目次】 その1 おきなわ季節の雑記帳 正月 旧暦1月 お正月メニュー おもてなし料理 東道盆でウトィムチ ■東道盆盛り付け例 おきなわレシピ① 花イカ 縁起物を飾る ■市販の稲穂で亀飾り ナージューシー おきなわレシピ② ナージューシー 節分と厄払い グダンヌウトゥイムチ(五段の御取持) ■グダンヌウトゥイムチの料理 沖縄料理のこつと特徴 かつおだし 豚だし 春 旧暦2月〜4月 冬に南風が吹く時は注意 土地と神様 左縄で厄払い ■左縄の作り方 沖縄の女性の力 おきなわレシピ③ 三月菓子 おきなわレシピ④ 花ぼうる 清明祭 重箱料理 お墓のヒジャイヌ神 必要な「物忌み」の期間 虫を払うアブシバレー おきなわレシピ⑤ ナチョーラ汁 医食同源 おきなわ島やさい ■おきなわ島やさい28品 琉球漆器を使おう ■琉球漆器の使い方 フーチバー/ヨモギ(キク科) おきなわレシピ⑥ フーチバー餅 ■フーチバー(よもぎ)の利用法 花を食べる(エディブルフラワー) ■スミレの砂糖漬け 石敢當 夏 旧暦5月〜7月 沖縄の梅雨明けを知らせる季節風 ユッカヌヒー おきなわレシピ⑦ ポーポー おきなわレシピ⑧ チンビン おきなわレシピ⑨ アマガシ ウマチーとカシチー ニオイショウブ(アヤメ科) 強烈な夏の太陽 お茶 おきなわレシピ⑩ ブクブクー茶 おきなわレシピ⑪ ジージキー(地漬) マツリカ(モクセイ科) おきなわレシピ⑫ ミキ おきなわレシピ⑬ ちんすこう おきなわレシピ⑭ 梅ンス 夏を涼しく タナバタは大忙し 旧盆 シーサーはムンヌキムン(魔除け) アタイの台風、暑さ対策 ゴーヤー/ニガウリ(ウリ科) ナーベーラー/ヘチマ(ウリ科) ヒハツ/ヒハツモドキ(コショウ科) 秋 旧暦8月〜10月 ムンヌキムン 魔除け 妖怪から身を守る ススキと桑の力 貝で魔除け 子どもの守り「マブヤーウー」 ■マブヤーウーの縫い方 おきなわレシピ⑮ 豆腐よう おきなわレシピ⑯ カチューユー 米寿の祝い「トーカチ」 おきなわレシピ⑰ イタミ六十 ジューグヤー(十五夜)パワー ■ジューグヤーの月光 カジマヤーは風車 チクザキ(菊酒) シークヮーサー(ミカン科) ■シークヮーサーの利用方法 アロエ(ユリ科) 冬 旧暦11月〜1月 冬至 ムーチー 12月の屋敷御願 サンニン/月桃(ショウガ科) ■サンニンの茎でヒモを作る シマトウガラシ(ナス科) 大晦日には煮物 おきなわレシピ⑱ ウーニー おきなわレシピ⑲ ジーマーミ豆腐 豚の部位と使い方 おきなわレシピ⑳ ハンチュミ(肉でんぶ) おきなわレシピ㉑ ラフテー おきなわレシピ㉒ スーチキー ■沖縄料理の主な調理法 カラキ/オキナワニッケイ(クスノキ科) クバ/ビロウ(ヤシ科) クバの葉で生活用品を作る ■クバジー(つるべ)の作り方 ■クバオージ(うちわ)の作り方 ■クバハエたたきの作り方 ■大そうじの知恵袋 その2 おきなわ黄金言葉 行逢ば 兄弟 何 隔てぃぬあが 誠しーねー なんくるないさ 慶良間ーみーしが、まちげーみーらん 命どぅ宝 ちゃー世間の上どぅ 家習れー 外習れー 学問ー知っち 物ー知らん クスクェー タックヮーセー マブヤー マブヤー ウーティクーヨー 十ぬ指ー同丈ーねーらん 砂糖ぬ甘さとぅ コーレーグスぬ辛さ取れー 何すが 言葉や銭使い 容姿ー皮どぅやる、肝心第一 体貯ぶとーけー 銭貯ぶとーしとー同ぬむん 立っちゆくらやかー座ちゆくり、座ちゆくいやかー 寝んてぃゆくり 他人ん殺さってー寝んだりーしが、他人殺ちぇー寝んららん 他人んかいうしぇーらってぃん 他人うしぇーてーならん 子一人産せー片手失なゆん 男や肋骨ぬ 一ち足りらーん 御香どぅ孝行 後生や雨垂いぬ下 神畏りーしぇ 物習ぬ元 善人や千貫し買ーてぃん友っし 哀りどぅ素性 放っちゃる屁ぬ香んねーらん 借ぃ八合 成ち一升 寝んとーしぇー起くさりーしが、 寝んたふーなや起くさらん 佳物ぬ 悪物 聞かば 聞ち所に捨てぃり やな口ぬ後や 塩くぇーぶらー うんじゅぬ親ぬ腹ー、黄金腹でぃやる 子や耳し育てぃる。柔らー言葉でぃ 習わーする。ほーちぇーならん 難儀ー わたくし 六十代や年ぬよーい、七十代や月ぬよーい、八十代は日々のよーい、九十代は時ぬよーい 月ぬ走いや 馬ぬ走い 銭ぬ無ん者ー馬ぬ糞心 向けー面ー犬ぬ面、ほーちぇーならん 見んちゃーる世ーどぅ長ーさる 【著者プロフィール】 比嘉淳子(ひが じゅんこ) 那覇市在。 首里系那覇人の祖母から沖縄しきたりを叩き込まれて半世紀以上。薄れていく沖縄文化に危機感を覚えている一男一女の母親。 沖縄のしきたりや子供向け番組の企画、監修、執筆など。 栄養学だけでなく、料理技術にも長けた琉球料理の奥深さに魅了され、琉球料理伝承人を発起し今に至る。 御願から琉球料理、しきたりなど「マーニンネーラン ウチナームン」を世界に広めたいと日夜画策している。 著者 比嘉淳子 イラスト ふくはらさなえ 発行所 ボーダーインク 発行日 2022年4月30日 四六判 162ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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料理沖縄物語【新本】
¥726
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 冬至の日のじゅうしぃ(雑炊)、正月に欠かせないなっと味噌、三月三日の女たちの祭りの重箱、折り目の日に食べるそうきのお汁、お墓の前の宴会・清明祭、祝いの席を彩るあんだぎい、一汁・白飯で肉親の野辺送り・・・戦前の沖縄・首里に生まれた著者が語る、記憶のなかの沖縄の味覚と、それを培った沖縄の心。 著者 古波蔵保好 発行所 講談社 発行日 2022年5月13日 文庫判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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くもこちゃん ポストカード
¥150
音の台所さんのポストカード。 沖縄の空をお散歩するくもこちゃんの様子が描かれています。 絵本『くもこちゃん』はこちらからご覧ください。 https://shichigatsud.buyshop.jp/items/27161352 むかしむかし沖縄には くもこ色という言葉がありました 今はもう使われなくなった言葉です くもこ色って どんな色でしょうね? 今日も沖縄の空を飛ぶくもこちゃん 首里の空 ヤンバルの森 島々の海 くもこちゃんは どんな色かしら? 『くもこちゃん』のお話を思いつかれたのは、宇田智子さんのエッセイ『那覇の市場で古本屋~ひょっこり始めたウララの日々』(ボーダーインク)を読まれたことがきっかけでした。 沖縄で古くに使われていた言葉で、美しいもの、貴重なものを「くもこ」と呼んでいたそうで、漢字で書くと「雲子」と表されます。 制作:音の台所 105×148
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琉球の富【新本】
¥1,320
【出版社内容紹介】 琉球王国として独自の文化を形成した沖縄。1938年に初めて現地を訪れた柳宗悦は、工芸品ばかりでなく、建物や人、暮らしぶりにいたるまで、すべてが美しい島々に魅了される。以来、来島を重ね、調査・蒐集を行い、展覧会などを通じてその魅力を紹介した。しかしその夢のような美の王国は1945年の沖縄戦で灰燼に帰してしまう。本書には表題の「琉球の富」をはじめ、柳が沖縄のすばらしさや沖縄の人々への想いを綴った主な論考を収録。あわせて玉陵や識名宮、首里の町並みなど、失われてしまった美しい風景を記録した貴重な写真も多数掲載。戦前の沖縄がここに蘇る。文庫オリジナル。 【目次】 琉球の富 琉球の風物 琉球学の第一歩 現在の壺屋とその仕事 壺屋の新作 芭蕉布物語 沖縄の民藝 沖縄の文化財保護に 国語問題に関し沖縄県学務部に答うるの書 沖縄の話 沖縄の同胞に 沖縄の思い出 首里と那覇 著者 柳 宗悦 発行所 筑摩書房 発行日 2022年5月10日 文庫判 384ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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つながる沖縄近現代史【新本】
¥2,420
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【出版社内容紹介】 気鋭の若手研究者たちが まったく新しい視点で 沖縄の歴史をつなぐ 待望の「入門書」が登場 復帰50年を迎える今だからこそ知りたい 沖縄近現代の歴史 この本は「教科書」でも、歴史のトリビアを寄せ集めた「歴史ネタ本」でも、専門用語と古文書だらけの「専門書」でもない。世界史や日本史とのつながりを意識し、現代の沖縄社会の課題に向き合う上で必須と思うテーマを選び、最新の研究成果を踏まえ、史料に基づき、時代の流れに沿って配置した沖縄近現代史の「入門書」である。 執筆者は本章とコラム併せて、総勢25名。多彩なバックグラウンドを持つ研究者たちが、知恵や知識を出し合って、沖縄に興味をもつ幅広い読者へむけてまとめた。 【目次】 はじめに 近くて遠い、近現代史へのミチシルベ 前田 勇樹・古波藏 契 ■第一部 狙われた島々 第一章 ペリーが琉球にやってきた時代 前田 勇樹 第二章 「琉球処分」の一四〇年 前田 勇樹 【コラム①】旧慣期宮古・八重山地域の女性たち 伊佐 知弥子 第三章 甘いけど苦い、黒糖と沖縄近代 前田 勇樹 【コラム②】農村の人口増加とイモ・ソテツの話 比嘉 吉志 【コラム③】旧慣期の先島と人頭税 平良 勝保 ■第二部 「日本人」への扉 第四章 沖縄を変えたふたつの戦争 前田 勇樹 【コラム④】島嶼性と島嶼制 高江洲 昌哉 【コラム⑤】戦前の「SNS」・新聞投書 上里隆史 第五章 沖縄の人々にとって「日本人」になるってどういうこと? 萩原 真美 【コラム⑥】七〇年にわたる沖縄の方言札 近藤 健一郎 【コラム⑦】八重山女性の手から消えたティーツキ 山城 彰子 第六章 「ヤマト化」に翻弄される沖縄 高江洲 昌哉 【コラム⑧】人類館事件 大里 知子 ■第三部 「沖縄戦」に潜むもうひとつの歴史 第七章 エスニック・マイノリティの沖縄戦 北上田 源 【コラム⑨】沖縄戦における御真影奉護と志喜屋孝信 萩原 真美 【コラム⑩】朝鮮半島出身者と沖縄 成田 千尋 第八章 読谷・旧軍飛行場用地問題から何を学ぶか 北上田 源 【コラム⑪】サイパン・テニアンの地上戦と再基地化のなかで 森 亜紀子 第九章 語りなおされる沖縄戦体験 秋山 道宏 【コラム⑫】「集団自決」と向き合う 石川 勇人 【コラム⑬】沖縄の地域史編さん 濵地 龍磨 ■第四部 アメリカ世と日本復帰にひきさかれて 第十章 アメリカ膨張史のなかの沖縄 池上 大祐 【コラム⑭】「沖縄県公文書館」とアメリカ資料 仲本 和彦 第十一章 何が人々を「島ぐるみ闘争」へと駆り立てたのか 古波藏 契 【コラム⑮】米国統治下の「外国人」について 土井 智義 第十二章 復帰運動を「総括」する 古波藏 契 【コラム⑯】沖縄アイデンティティーにとってコザ蜂起とは? ウエスリー 上運天 【コラム⑰】 アメリカ世から日本世を貫く《沖縄を返せ》 栫 大也 ■第五部 沖縄社会を編みなおす 第十三章 ウチナーンチュの世界帝国 古波藏 契 【コラム⑱】本土就職と「キセツ」のあいだ 岸 政彦 第十四章 日本復帰と「開発の時代」 秋山 道宏 【コラム⑲】市場の戦後史 新 雅史 第十五章 くりかえす沖縄ブームと基地問題 古波藏 契 【コラム⑳】一九九二年の沖縄ブーム 新城 和博 おわりに 出会いなおし続けるために 秋山 道宏・前田 勇樹 参考文献一覧 執筆者一覧 編者 前田勇樹、古波藏契、秋山道宏 発行所 ボーダーインク 発行日 2021年11月30日 A5判 232ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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御願の道具と供えもの事典【新本】
¥2,420
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【出版社内容紹介】 くわしい解説、写真でよくわかる。『沖縄しきたり歳時記』の著者が、沖縄の年中行事やしきたりに欠かせない道具や供えものの手引書を刊行しました。 丁寧でわかりやすく、かつ道具と供物についての専門的な知識にもとづいて書かれた本書は、なにかと迷うことの多いウユミシチビ(年中行事)やウスーコー(法事)の指針となることでしょう。 【目次】 「もの」の形式は心のあらわれ — 上梓にあたって — 第一章 仏壇・ヒヌカン・床の間 【仏壇】 仏像を祀らないことが最大の特色/近年では換気扇やコンセントも 【ヒヌカン】 家庭の台所に祀る神/日々の祀り方とチータチ・ジューグニチ/ウコールの掃除と道具の取り替え 【床の間】 トゥクヌカミは男の神/床柱とトゥハシル 第二章 位牌 【位牌の形式と種類】 地域により普及には数百年の差/さまざまなよび方/神主が最も古い形式/格式の高いガーナーイーフェー/本島地域では屏主が主流/宮古・八重山に多い繰出位牌/四十九日まで使われる白位牌/位牌をおさめる厨子 【位牌に記される文字】 首里や那覇地域に多い法名/農村地域では俗名が主流/屏主の中央の札に記される文字 第三章 道具 【ウコール】 神や祖霊を象徴する道具/色と文様による使いわけ/あとづけされた意味/ウコールヤ マギマギートゥ 【ハナイチ】 仏壇には一対、ヒヌカンには一つが基本/ハナイチに生ける草花 【茶湯器】 沖縄では焼物の湯呑が一般的/湯呑をのせる茶台/茶の湯呑と水のコップ 【盃・盃台】 本来は瓶などと対をなす盃/仏壇の盃は位牌の前に/格式を高める盃台 【灯明具】 燭台は仏壇の中段か下段に/近ごろでは電気による照明も 【三方・ジューニゴー】 三方は孔のない面を神仏の側に/コンポートはもともと洋食器 【膳・高台盆】 さまざまな供物をのせる膳/膳と盆/格式の高さをもつ高台盆 【重箱】 日本と沖縄で異なる用途/近年は小さめのものが好まれる傾向に 【ビンシー】 中におさめる瓶が語源/本来の姿をとどめる「仮のビンシー」/庶民の知恵の詰まった携行用の御願道具/神拝みの「実印」説の真相 【ンチャビバーチ】 専用の道具と生活用具の転用/芭蕉の葉の茎で作る焼網 【酒台】 沖縄の位牌祭祀の特色を示す/ウサンデーを想定して作られた道具 【煙草盆】 煙草と茶はもてなしの基本/豪華な高煙草盆が主流 【金花・龍蝋燭】 めでたい植物をかたどった金花/中国趣味あふれる龍蝋燭/王府の儀礼にも用いられた格式ある道具 【扁額・聯】 扁額は木彫のものが主流/左右一対で掛けられる聯/格式と教養の高さを示す役割も 【軸物】 ほぼみられない掛け替えの習慣/中国から伝わった福禄寿と関帝/日本が発祥の高砂と七福神 第四章 供物 【ジューバク】 器の名が供物のよび名に/品数や個数は奇数/年中行事も法事もほぼ同じ/ジューバクとウサンミ/嗜好に合わせ変化した形式 【ウチャヌク】 もともとは鏡餅と同じもの/数え方と三段の意味/ウチャヌクとムチの区別 【酒】 ハナグミとセットをなす供物/古来の習俗と中国式の祭祀の影響 【ハナグミ】 「花」は初を意味するもの/洗うか洗わないかで異なる意味合い/供える量によるよび名も 【ウブク】 炊きたてのご飯を供える/一本足の器は近年の流行/米飯以外のウブクも 【線香】 沖縄独自のヒラウコー/本数をめぐるルールと意味付け/燃え方による吉凶判断も/さまざまな種類を使い分け 【ウチカビ】 あの世のお金のさまざまなよび名/一組は五枚と三枚の二パターン/焼くことのできる条件 【シルカビ】 多様な意味付けとよび方/切り整え方と使い方 第五章 年中行事と供物 【ソーグヮチの飾り物】 三色の紙にさまざまな意味や重ね方/金運に恵まれる縁起物/「たん」とよろ「こぶ」縁起物 【ミグイドゥールーとコードゥールー】 死者を弔う華やかな灯籠/渦巻型のコードゥールー 【サングヮチウジューとシンムイ】 厄災を払う赤い色とよもぎの香気/高く積み上げたシンムイ 【ミキ】 ウマチーの最も重要な供物/姿を消した口噛みの酒 【シチグヮチの供物】 中心となるのは多彩な果物類/ウンケーからウークイまでのお供えさまざま 【トゥンジージューシー】 供物とされるのは主にクファジューシー/高級な食材を多用したご馳走/行事や地域による特色も 【ムーチー】 サンニンのほかにクバの葉なども/邪気を払う植物の香気 【コラム 冗説閑話】 ① ウミチムンは三つの門か/② 床の間の三線は平和の象徴か/③ ウコールの三つの足/④ 美御前御揃と聞得大君加那志のビンシー/⑤ ウコールの代金をウチカビで払う/⑥ バナナとりんごとみかん 「もの」の形式は心のあらわれ(「上梓にあたって」より抜粋) なぜ、行事やしきたりには、一定の形式が存在するのでしょうか。 これは、祭祀儀礼という行為自体の根幹にもかかわる問いですが、ごく簡単に答えるなら、神仏や祖霊を崇めたり、他者を敬ったりする「心」は目に見えないことから、これを道具や供物、儀礼といった目に見える「かたち」に置き換えて表しているため、ということができるでしょう。 時代を経るに従い、伝統的なしきたりはその多くが非合理的として退けられ、あるいは簡素化される傾向にありますが、例として挙げた礼装に限らず、行事やしきたりをめぐるさまざまな「もの」の形式はすべて「心のあらわれ」であり、本書で紹介する沖縄の祭祀や信仰をめぐるさまざまな「もの」もまた、これとまったく同様の精神のもとに、長い歴史の中で先人たちがその形式をととのえてきたものなのです。 研究書からマニュアル本まで、沖縄の祭祀や信仰を扱った書物はこれまでにかなりの数が世に出ているものの、道具や供物といった「もの」について詳述したものは少ないうえ、また、たとえ書かれていてもまったくの付会の説や、霊能者が神の啓示と主張するような怪しげな説を堂々と紹介したものも一部にみられ、筆者はこの点についてもつねに気に掛かり続けていました。 沖縄で用いられる代表的、あるいは特徴的な祭祀の道具や供物について、可能な限り偏りのないよう多くの情報を盛り込むとともに、つとめて平易に説明することを心掛けつつ執筆しました。また、「百聞は一見に如かず」ですから、できる限り豊富に「もの」の写真を掲げ、目で見てもわかりやすい本となるよう配慮しました。 著者 稲福政斉 発行所 ボーダーインク 発行日 2018年1月7日 A5判変形 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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沖縄のデザインマンホール図鑑【新本】
¥1,760
【出版社内容紹介】 デザインマンホールとは、JIS模様やメーカー模様とは別に、各市町村が地域の特色を独自にデザインしたマンホール蓋のこと。発祥は、なんと沖縄・那覇市だと言われています。 デザインマンホールには、その地域の特徴が色濃く表れています。 ●名産品や伝統芸能はだいたいマンホールになる ●琉歌をうたう! マンホール文学館の魅力 ●謎!?那覇なのに足元には「読谷」… その魅力のとりこになり、沖縄中を歩き回ったマンホール博士が撮りためた写真を多数収録しました。そこに描かれている名産品や伝統芸能、名所などの解説も充実。 今日からあなたも、下を向いて歩こう! 【目次】 まえがき 【南部】南城市/与那原町/八重瀬町/南風原町/糸満市/豊見城市 【那覇】那覇市 【中部】西原町/浦添市/宜野湾市/中城村/北中城村/沖縄市/北谷町/うるま市/嘉手納町/読谷村 【北部】恩納村/金武町/宜野座村/名護市/本部町/東村/大宜味村 【離島】伊平屋村/伊是名村/座間味村/渡名喜村/粟国村/久米島町/宮古島市/石垣市/竹富町/与那国町/南大東村 あとがき 参考文献・ウェブサイトなど 【コラム】 1 他地域で見つかったマンホール 2 マンホール探訪記 3 マンホール博覧会 パビリオン①「魚」 4 マンホール博覧会 パビリオン②「一般的なマンホール」 5 マンホール博覧会 パビリオン③「綱引き」 6 思い出深いマンホール 7 マンホール博覧会 パビリオン④「足元に何かいる」 8 マンホール博覧会 パビリオン⑤「動物」 著者 仲宗根幸男 発行所 ボーダーインク 発行日 2016年4月15日 四六判 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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沖縄文学史の外延【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 沖縄外の場所で活躍した近代沖縄の作家たちや、沖縄を題材とした作品についての考察。 付:明治・大正期の「沖縄の投稿者たち」一覧表 本書に登場する作家たち 与謝野晶子、佐藤惣一郎、広津和郎、矢田弥八、火野葦平、上野英信、雑誌『改造』、島尾敏雄 〈明治・大正期の「沖縄の投稿者たち」一覧表〉には明治・大正期に刊行された雑誌で、沖縄出身者の作品が掲載されている雑誌をとりあげ、主な雑誌の投稿者がまとめられている。 赤い鳥、解放、学生、学生文芸、金の星、芸苑、現代、現代詩歌、心の花、詩歌、詩聖、秀才文壇、趣味、白百合、新小、新進詩人、新声、新文壇、新文林、スバル、青年文壇、創作、炬火、中央公論、中央文学、中学生、中学文壇 、天鼓、日本詩人、日本及日本人、ハガキ文学、文芸界、文芸倶楽部、文章世界、文庫、ホトトギス、三田文学、明星、早稲田文学 〈本書「あとがき」より〉 補遺篇の「明治・大正期の『沖縄の投稿者たち』一覧表」は、一九九一年から九五年まで「沖縄近代文学資料発掘」として発表してきたものの概説ともいえるものである。当初『沖縄の投稿者たち 沖縄近代文学資料発掘』に収録するつもりでいたのを、頁数の関係もありとりやめにしたものである。いまさらという思いもあったが、「一覧表」を作るために、数多くの雑誌を見てまわったことの記念にはなるかと思い収録することにした。 収録するにあたっていくつかの問題が見つかった。再調査の必要もあったが、それができなかった。不備のままで心苦しいのだが、どなたかに埋めてもらいたい。 沖縄の近代文学は、沖縄を出て行った者たちからはじまり、沖縄を離れた場で花開いたようにみえる。『明星』や『詩之家』は、そのことをよく示す事例であった。そしてまた、沖縄の文学を膨らみのあるものにしたのに、沖縄出身ではない作家たちが書いた沖縄に取材した作品があった。 沖縄文学史の中で、触れられてこなかったということはないが、際立つほどではなかった事例を個別に取り上げて紹介したのを集めて編んだのが本書である。「外延」とした由縁である。 (後略) 【目次】 Ⅰ 沖縄文学史の外延 与謝野晶子と沖縄の新派歌人たち―『明星』を中心に 佐藤惣之助と沖縄の詩人たち―『詩之家』を中心に 広津和郎「さまよへる琉球人」をめぐって―抹殺宣言から復刻へ 矢田弥八の南洋文学『群島(ばんさ・ばるう)』試論 ―「小使い」の位置 火野葦平の絶筆「悲恋瓦屋節」考 上野英信の流儀 ―『眉屋私記』を中心に Ⅱ 報告・講演・講義録 『改造』と沖縄の表現者たち 島尾敏雄 『琉球文学論』について 上野英信の足跡―炭鉱から沖縄へ Ⅲ 補遺篇 明治・大正期の「沖縄の投稿者たち」一覧表 あとがき 著者 仲程昌徳 発行所 ボーダーインク 発行日 2022年2月10日 四六判 267ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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琉球塩手帖【新本】
¥1,540
【出版社内容紹介】 ひと塩から始まる味覚の冒険 ひと塩から沖縄の海が見える ー奥田政行(「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ) 塩の味わいや個性、製塩所の紹介、相性のいい食材とレシピ…… 沖縄の〈塩文化〉を人気のソルトコーディネーターがやさしく解説します。 【目次】 はじめに 製塩所マップ 沖縄の塩を知る(沖縄の塩の歴史/塩の種類/塩の成分と味の違い/製造工程について/塩の形/商品パッケージの見方) 沖縄本島編 昔ながらの塩の復活に向けて 糸満市・青い海/自然の力を借りた塩作り 浜比嘉島・浜比嘉島の塩工房/目指すは“人類を救う塩” 宮城島・ぬちまーす/自然塩をもっと使ってほしい 北谷町・沖縄北谷自然海塩/母なる海に感謝を込めて 本部町・ティーダ・サイエンス/素晴らしい伝統を次世代へ 屋我地島・塩田/目指すは一大ソルトリゾート 屋我地島・沖縄ベルク 【コラム】塩の雑学 塩の熟成について 塩の活用法 塩が湿気てしまったら/オリジナルシーズニング 【コラム】塩の雑学 おいしい塩加減の秘訣 離島編 伊江島の特産品を目指して 伊江島・伊江島製塩/手間暇かけて作りたい 久米島・LOHAS沖縄/生命の源としての塩作り 粟国島・沖縄海塩研究所/満月のパワーを閉じ込めて 宮古島・大福製塩/人に優しい塩を作りたい 多良間島・多良間海洋研究所/手塩にかけた塩作り 石垣島・石垣の塩/感謝の気持ちが塩を育てる 与那国島・蔵盛製塩 沖縄県内の製塩所一覧 あとがき 著者 青山志穂 発行所 ボーダーインク 発行日 2013年7月31日 四六判 100ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955