雪ひとひら、ひとひらが妹のように思える日よ【新本】

河口夏実詩集


今朝
早いうちに飛び立っていった小鳥が降らせた
雪が中空に舞い、滞る
その雪の塊が落ちながらひらいていくのを見ていた
僕らは
道の途中で立ち尽くしていたんだ
いつか偶然に満天の星の下で見つけた
星と星とがオリオン座を結び
祖母が昔話をしていた父、母の家系図のような宇宙で
下萌えるものを覆う
雪ひとひら、ひとひらが
妹のように思える日よ
数枚の
さざんかの花びらがてのひらを零れ、雪に
雪に埋もれていく
(「咲きつぐ花」)


著者 河口夏実
発行所 書肆子午線
発行日 2016年7月25日
A5判変形 120ページ

¥ 2,592

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