社会(社会学、政治学、経済学など)

  • ¥ 3,080
  • 【出版社内容紹介】 動物の解放と障害者の解放の、深くて大切な結びつき アメリカン・ブック・アワード(2018年度)受賞作品!  スナウラ・テイラーは、一人の障害当事者として、障害者運動と動物の権利運動の担い手として、そして一人の芸術家として、読者に問いかける。もし動物と障害者の抑圧がもつれあっているのなら、もし健常者を中心とする制度と人間を中心とする倫理とがつながっているのなら、解放への道のりもまた、交差しているのではないか、と。  彼女は考えつづける。デモに参加しながら、絵を描きながら、対話しながら、食べながら。いったい何が、動物たちから人間を、障害者ではない人たちから障害者を、区別しているのだろうか、と。  彼女は考えつづける。身体的・精神的な能力の有無や高低(世界の中でどのように動いたり、動けなかったりするか)を基準にして、私たちは、自分を「人間」として意識し、他なる者を「動物」として値踏みしてしまっているのではないか、と。「人間」としての自分という自負を保つために、私たちは、「動物」との違いを際立たせることに、どれほど血道をあげているのだろうか、と。  この『荷を引く獣たち』には、「障害」と「動物」という、これまで対立すると見なされてきた問題が、実際には深く結びついているということが、テイラー自身の体験にもとづいて、丁寧に書かれている。  そのうえで彼女は、もっと風通しのよい、ゆたかな経験と共感にくつろぐ未来を、読者に語りかける。目前の世界の姿を、荷車や車椅子の輪のように、ぐるりと回転させ、しなやかに変えてみせるのである。おおらかに、エレガントに。   壊れやすく、依存的なわたしたち動物は、ぎこちなく、不完全に、互いに互いの世話をみる。本書は、そのような未来への招待状である。 【目次】 プロローグ 鶏〔にわとり〕が積まれたトラック Ⅰ いくつかの閃き〔ひらめき〕 1 奇妙だけれどほんとうの 2 障害とは何か? 3 動物の不具〔かたわ〕たち Ⅱ 動物倫理を不具〔かたわ〕にする 4 話すことのできたチンパンジー 5 健常者中心主義と動物 6 動物とは何か? 7 憶えていたチンパンジー Ⅲ わたしは動物だ 8 猿みたいに歩く子 9 動物侮辱〔ぶじょく〕 10 動物を主張する Ⅳ すべて自然だ 11 生まれながらのフリーク 12 あらゆる動物は平等だ(だがもっと平等な動物もいる) 13 新たな団欒〔だんらん〕に向けて 14 肉の浪漫〔ロマン〕化 15 肉という天災 Ⅳ すべて自然だ 11 生まれながらのフリーク 12 あらゆる動物は平等だ(だがもっと平等な動物もいる) 13 新たな団欒〔だんらん〕に向けて 14 肉の浪漫〔ロマン〕化 15 肉という天災 Ⅴ 相互依存 16 必要の衝突 17 種〔しゅ〕と能力を超えるケア 18 サービス・ドッグ 謝辞/ 註/ 訳者あとがき/ 索引 著者 スナウラ・テイラー 訳者 今津有梨 発行所 洛北出版 発行日 2020年9月10日 四六判 444ページ

  • ¥ 2,200
  • 【出版社内容紹介】 「世界がじわじわと雑貨化している気がする。これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。それまでは雑貨とみなされてなかった物が、つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ」 雑貨について考えれば、いまの消費社会が克明に見えてくる。 西荻窪の雑貨屋「FALL」店主が書き下ろした、消費文化論的雑貨考。 著者 三品輝起 発行所 夏葉社 発行日 2017年4月 四六判 288ページ

  • ¥ 1,980 SOLD OUT
  • 【出版社内容紹介】 これを読めば、日本で今「語るべきこと」がわかるーー 哲学、政治学、社会学、文学、芸術など、 最先端で活躍する講師陣による、超豪華講義録最新版! 働き方、ジェンダー問題、デジタル社会……混沌の時代に生きる私たちは、どこを目指すべきなのか? 過去に学び、現在地から明るい未来を描くための、思考レッスン21講。 著者 出口治明、沢木耕太郎、会田誠、青栁貴史、赤坂真理、入江昭、温又柔、菅野聡美、    岸政彦、郡司ペギオ幸夫、島内景二、鈴木一誌、巽孝之、夏井いつき、西田亮介、    沼野恭子、藤谷治、本郷和人、水無田気流、吉川浩満、渡辺一史 発行所 左右社 発行日 2020年3月25日 A5判 322ページ

  • ¥ 1,980
  • 【出版社内容紹介】 広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京……。世界に大量に存在する戦争博物館と平和博物館。僕たちは本当に戦争のことを知らないのか? それとも戦争のことが好きなのか? 若き社会学者が「戦争」と「記憶」の関係を徹底的に歩いて歩いて考える! ももいろクローバーZとの1万2000字対談も収録した決定版! 著者 古市憲寿 発行所 講談社 発行日 2013年8月27日(第2刷) 四六判 346ページ

  • ¥ 2,640 SOLD OUT
  • 【出版社内容情報】 相手が女性と見るや、講釈を垂れたがる男たち。そんなオヤジたちがどこにでもいること自体が、女性たちが強いられている沈黙、世界の圧倒的な不公正そのものだ。今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなったソルニットの傑作、待望の邦訳! 女性は日々、戦争を経験している。 どんなに頑張っても、話すこともできず、自分のいうことを聞いてもらおうとすることさえ、ままならない。 ここはお前たちの居場所ではない。 男たちは根拠のない自信過剰で、そう女性を沈黙に追い込む。 ソルニット自身がその著者とも知らず、「今年出た、とても重要な本を知っているかね」と話しかけた男。 彼にそんな態度を取らせている背景には、男女のあいだの、世界の深い裂け目がある。 性暴力やドメスティック・バイオレンスは蔓延し、それでいて、加害者の圧倒的割合が男性であることには触れられない。 女性たちの口をつぐませ、ときに死に追いやる暴力の構造をあばき出し、 想像力と言葉を武器に、立ち上がる勇気を与える希望の書。 著者 レベッカ・ソルニット 訳者 ハーン小路恭子 発行所 左右社 発行日 2018年9月10日 四六判 208ページ