窪島誠一郎

  • ¥ 2,200
  • 夭折した画学生の作品などを展示する「無言館」や、閉館した「キッド・アイラック・アート・ホール」、「信濃デッサン館」の館主として尽力し、また実の父親である水上勉氏や実母、養父母や妻との暮らしのなかで、ただひとりの人として、窪島誠一郎が抱えつづけた孤独の軌跡。 宿題を忘れた子のように 私はもう 何年も前から 波間にうかぶ小さな机に かじりついている 机の上には 使い古した万年筆 ちびた消しゴム 何本ものカートレッヂが 港に停泊する小舟みたいに 所在なげに ちらばっている なのに 私は私宛の手紙を 一行も書けないまま もう何年も 白い便箋をみつめているのだ この机から 身体を離したら 私はきっと 海に沈んでしまう 鋭いキバの魚たちに 食われてしまう 机の上の 使い古した万年筆 ちびた消しゴム 何本ものカートレッヂが 港にうかぶ浮標(ブイ)のように ゆらりゆらり ゆれている なのに 私は私宛の手紙を 一行も書けないまま もう何年も 白い便箋をみつめているばかり (「港」) 窪島誠一郎(くぼしま・せいいちろう) 略歴 1941年、東京生まれ。 美術館館主・作家。 長野県上田市在住。 著書 『信濃デッサン館』(平凡社) 『詩人たちの絵』(平凡社) 『わが愛する夭折画家たち』(講談社現代新書) 『無言館 - 戦没画学生「祈りの絵」』(講談社) 『無言館ものがたり』(第四六回産経児童出版文化賞受賞・講談社) 『「明大前」物語』(筑摩書房) 『父・水上勉』(白水社) 『「無言館」にいらっしゃい』 (ちくまプリマー新書) 『くちづける 窪島誠一郎詩集』(アーツアンドクラフツ) 『日暮れの記 ―「信濃デッサン館」「無言館」拾遺 』(三月書房) 他多数 著者 窪島誠一郎 発行所 七月堂 発行日 2019年3月11日 四六判 103ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,760
  • 【帯文より】 昭和二、三十年代の東京山の手「明大前」。悩み多き少年を包みこんでくれた町を舞台に綴る、もうひとつの青春物語。『父への手紙』から二十余年の新境地。 著者 窪島誠一郎 発行所 筑摩書房 発行日 2007年8月20日(第4刷) 四六判 264ページ 【関連本】 明け方の若者たち:https://shichigatsud.buyshop.jp/items/31526631 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,760
  • 【出版社内容紹介】 作家・水上勉氏の実子として話題をよんだ著者の、ついに父に出会うまでの年月をつづった自伝。やむにやまれぬ気持ちから幼い頃に別れた実父を探し続けた記録。 著者 窪島誠一郎 発行所 筑摩書房 発行日 1981年12月17日 四六判 244ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,980
  • 【出版社内容紹介】 信濃デッサン館・無言館の館主クボシマの目下の悩みは「とにかく痒い乾癬」の症状。原因は遺伝か、ストレスか? 治療先で出会う同病の有志たち。深刻かつユーモラスな闘病エッセイ。 著者 窪島誠一郎 発行所 平凡社 発行日 2008年4月 四六判 272ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 2,200
  • 【出版社内容紹介】 異才の能楽師と異彩の美術館々主。歩んだ道のりに接点はないが運命的に出会った同い年。戦後それぞれを生き抜いて通じ合い認め合い気心知れた二人の気ままな放談録。 著者 窪島誠一郎、武田志房 発行所 三月書房 発行日 2017年12月20日 B6判 158ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,980
  • 【出版社内容紹介】  「信濃デッサン館」「戦没画学生慰霊美術館・無言館」の館主として、信州・上田在住30余年になる著者・窪島誠一郎氏が、自身の原点に立ち返り、「上田」への尽きぬ思いを、命ほとばしる言葉と、詩情豊かな塩田平の美しい写真で綴ったフォトエッセイ集。小社から刊行の『鼎と槐多』から8年。再びたどる山本鼎(美術運動家)、村山槐多(夭折の詩人画家)への旅は、“自分への旅”でもあり、半年の休館を経てこの7月に再出発する「信濃デッサン館」への著者の“決意の書”でもある。塩田平周遊案内&ウォークマップ付き。 著者 窪島誠一郎 写真 矢幡正夫 発行所 信濃毎日新聞社 発行日 2007年6月15日 四六判 192ページ 【状態】 天・地・小口:少ヤケ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,980
  • 【出版社内容紹介】  夭折画家の作品を集めた「信濃デッサン館」、戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主・窪島誠一郎が、自らの原点に立ち返って綴った渾身の評伝小説。  自由美術教育のパイオニア・山本鼎と、火だるまのように生きた放浪画家・村山槐多は従兄弟同士であり、ともに信州上田を愛し、同地を舞台に活動した。同書は、その二人の生の軌跡を追うことによって、二人が求めた芸術と風土の問題を、著者自らの活動に重ね合わせながら問い掛けた労作。美術館建設20年になる著者の信州に寄せるラブコールでもある。 著者 窪島誠一郎 発行所 信濃毎日新聞社 発行日 1999年12月 四六判 392ページ 【状態】 帯:破れ 天:少シミ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 1,760
  • 【出版社内容紹介】 「信濃デッサン館」「戦没画学生慰霊美術館・無言館」の館主として、信州・上田在住四半世紀余になる著者が、当地で出会った忘れ得ぬ絵画や、自然、人々との交流を綴った、いわば「信濃ヨソ者暮らし」歳時記とも言うべき書。華やかに活動しながらも、孤独な素顔を見せて急逝した池田満寿夫氏との交流や、信州での“身元引受人”となって見守り続けている理論社顧問・小宮山量平氏ら、さまざまな人々との出会いや日常が、飾り気のない文章で綴られている。戦後30年余経って奇跡的にめぐり合った実父で作家の水上勉氏との、つかず離れずの親子関係もほほえましく、著者の知られざる素顔や日常がしのばれるエッセー集である。最終章の「お隣美術館探訪記」は、著者ならではの美術評であり、美術界の今を切り取った評論としても興味深い 著者 窪島誠一郎 発行所 信濃毎日新聞社 発行日 2002年03月 四六判 296ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 2,640
  • 【出版社内容紹介】 立原道造、宮沢賢治、富永太郎、小熊秀雄、村山槐多……5人の夭折詩人が描いた油彩、パステル、デッサン。詩絵のふたつ道をさまよう詩人たちによりそう詩画集。カラー図版39点を収め、図版目録を付す。 著者 窪島誠一郎 発行所 平凡社 発行日 1985年1月 A5判変形 200ページ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151

  • ¥ 300
  • 著者 窪島誠一郎 発行所 講談社 発行日 1997年8月1日 170×182mm 67ページ 【状態】 カバー:キズ、少ヨゴレ 【関連本】 窪島誠一郎著書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2661151