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透明ディライト【新本】
¥1,870
前作『青色とホープ』より5年ぶりとなる新詩集。 窓越しにゆらめく景色に浮かんでみえる人や物の影。 そこにいるのはもう一人の自分なのかもしれない。 もう会えない人のことをゆっくりと思い出すひと時。 ふと立ち止まってみる。 【帯文より】 たったひとつの断片が強烈な印象をもたらす時、それは記憶ではなく、たったいま夢から覚めたような、世界の裂け目が現れる。 著者 一方井亜稀 発行 七月堂 発行日 2024年10月4日 四六判 110ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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詩誌「アンリエット」(Henriette)【新本】
¥1,000
【内容紹介】(著者BOOTHより) 詩誌「アンリエット」 「湖底に映されるシネマのように」 まず、それぞれが篇数もページ数も書き方も自由に作品を仕上げ、一枚の音楽の「アルバム」を作るようにそれらを並べました。 この一冊のタイトルは、「湖底に映されるシネマのように」。 論考2篇、詩は散文詩、改行詩合わせて17篇を収録。 余白のページも含めて、100ページのボリュームです。 二人の書き手の合同の「詩集」「作品集」とも呼べるような、読み応えのある充実の内容となりました。 「湖底に映されるシネマのように」…お楽しみいただけましたら幸いです。 ◆コンテンツの一部 ・一通 ・筆のあとさき ・雨季 ・あさきゆめみし ・茉莉 ・Malva sylvestris ・甘い香り ・朝 ・森川葵村『夜の葉』について ・三井葉子の詩について ……など。 一冊全体のデザインは、峯澤典子の個人誌や詩集『あのとき冬の子どもたち』『微熱期』の装幀を手がけた吉岡(片桐)寿子さんが担当。 「雨」や「水面」をイメージした、表紙のニュアンスのある色使いと、ヨーロッパのある街を上空から撮った写真……。控えめでありながら上質かつ洗練されたデザインも魅力です。 ◆執筆者&デザイナー プロフィール ◇髙塚謙太郎(たかつか けんたろう) 詩集に『さよならニッポン』(思潮社)、『カメリアジャポニカ』(思潮社/中原中也賞、鮎川信夫賞でともに最終候補)、『ハポン絹莢』(思潮社/中也賞最終候補)『sound & color』(七月堂)、『量』(七月堂/H氏賞)、『哥不』(ヰ層楽器)。 詩集以外の著書に、『詩については、人は沈黙しなければならない』(七月堂)がある。 ◇峯澤典子(みねさわ のりこ) 2008年に月刊誌『ユリイカ』の詩の投稿欄の新人に選ばれる。 詩集に『水版画』(ふらんす堂)、 『ひかりの途上で』(七月堂/H氏賞)、『あのとき冬の子供たち』(七月堂)、 『微熱期』(思潮社/歴程賞)。 ◇吉岡寿子(よしおか ひさこ) 広告や雑誌のデザイナーとして、さまざまな販促物のほか、雑誌『ELLE DECOR』『ELLE A TABLE』『GQ JAPAN』などのデザインを手がける。現在は片桐寿子の名で活動。 ◆仕様 ・表紙周り+本文100ページ ・持ち運びやすいB6サイズ。 ・表紙には、手漉きの和紙のようなやわらかな手ざわりの「波光」を使用。 ・本文には、やさしい風合いと温かみのある白さの「フロンティタフW」を使用。 ・見返し付。NTラシャの、雨の空や湖を思わせる「うす青」を使用。 著者 髙塚謙太郎、峯澤典子 発行 峯澤典子 発行日 2024年10月1日 B6判 100ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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神歌 水天に舞ふ――続・古今琉球風物歌集【新本】
¥2,420
湊禎佳歌集 琉球弧(九州南部から台湾まで連なる弧状列島)に眠る魂と語らうようにして生まれる歌は、短歌と琉歌を行き来しながら琉球の自然や習俗、王朝史の幻想、戦中・戦後のできごと、家族や暮らしを描き出してゆく。 琉球を寿ぐ幾筋もの光として私たちの目の前に現れる、『古今琉球風物歌集』の続編。 【作品紹介(3首)】 海原をさすらふ風と潮鳴りにゆくへ問へなきさだめ待ちわぶ 朝明けの磯間の浦を朱に染む珊瑚の卵あまた打ち上ぐ 蒸し暑き市場に日除けの影が舞ふ とろめく夢見 うたた寝の午後 著者 湊禎佳 発行 七月堂 発行日 2024年9月20日 A5判 192ページ 前作『古今琉球風物歌集』 https://shichigatsud.buyshop.jp/items/31554979 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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旅の心を取り戻す【新本】
¥2,090
柊有花 詩画集 このたび柊有花さんによる、「絵」と「言葉」の本を刊行いたします 明け渡してしまった 自分の心を取り戻すには 目的のない旅が必要だ 【作品紹介】 「呼吸」 人が去ったあとの海は 清らかに 打ち上げられた星は 浜一面にまたたく しなやかに編まれた 太陽の光は 海の底を明るく 照らしている 水面はやわらかに逆立ち 一枚の葉を 浜へ運んでゆく 一艘の白い舟が 岸を目指し進み かもめは追いかけ飛んでゆく 白い半月のかなた 昼の まぼろしのように浮かび ひとり 夜を待っているのか 濃い青と ブルーグリーンのあいだ 海は 海はたえまなく 呼吸している 【著者からのメッセージ】 絵と言葉の本を作りたいとずっと思っていました。わたしにとって絵は仕事でもあり、ライフワークでもあります。けれど言葉もまた欠かすことのできない大切なものです。絵と言葉は分かちがたくつねに影響しあっていて、それを自分らしい形で統合していきたいといつも考えてきました。けれど絵本や詩集など、自分の思うものを収めるにはすこし形が違うように思えて、自分が作りたいものはなんなのかさえわかりませんでした。作りたいと思うものを形にできないことは、わたしにとってとてもつらいことです。そのことが恥ずかしく、自分に対して怒りと悲しみを感じていました。 コロナ禍の内省の時間を経て、わたしがものを作ることへの意識はずいぶん変わったように思います。そのなかで2020年に作った画文集『花と言葉』に背中を押され、もっと遠くへ旅に出たいと思うようになっています。けれど同時に不安があります。家にいることに慣れてしまった自分はそんな旅へ出られるのかしら、と思うのです。 今回刊行する本が、そんな自分のなかの葛藤を打破するようなものになっているかはわかりません。けれど、自分の現在地をあらわしたものであることはまちがいないと確信しています。旅の途上の、悩み、怒り、悲しみ、進みたいと願う、未完成で等身大の自分です。 旅は楽しく面倒なもの。わたしたちにはかけがえのない日常があり、コントロールできない環境があり、いつでも旅に出られるわけではありません。けれど旅と日常のあわいに立って自分の心を眺める時間、それもまたひとつの旅なのだと思います。わたしが誰かの本を通じて自分の心をたしかめているように、この本も誰かにとってのちいさな旅への扉となることがあったら。そんな願いをこめながら、力を貸してくださるみなさまとこの本を届けられたらと思っています。 著者・装画・挿絵 柊有花 発行所 七月堂 発行日 2024年10月5日 138×148mm 88ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ハルカゼ舎 日めくりカレンダー2025(特製箱入り版)
¥2,360
世田谷にある文房具店、ハルカゼ舎さんのオリジナル日めくりカレンダーです。 【ハルカゼ舎商品情報】 うれしい日、元気のない日、待ち遠しい 日、季節を楽しむ日。毎日がほんの少し 楽しくなるような、小さなコトバをひと こと添えた日めくりカレンダーです。 リビングやデスク、玄関などにちょこっ と置いて楽しんで頂けると嬉しいです。 ハルカゼ舎 カレンダー本体 約50×50×33mm 表紙+扉+365枚+台紙/天糊製本 紙パッケージ 箱仕様/内径55×55×35mm チップボール/ ステープル留め / かぶせ蓋 / Himekuri HARUKAZESHAエンボスロゴ入り ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ハルカゼ舎日めくりカレンダー2025(紙パッケージ版)
¥1,980
世田谷にある文房具店、ハルカゼ舎さんのオリジナル日めくりカレンダーです。 【ハルカゼ舎商品情報】 うれしい日、元気のない日、待ち遠しい 日、季節を楽しむ日。毎日がほんの少し 楽しくなるような、小さなコトバをひと こと添えた日めくりカレンダーです。 リビングやデスク、玄関などにちょこっ と置いて楽しんで頂けると嬉しいです。 ハルカゼ舎 カレンダー本体 約50×50×33mm 表紙+扉+365枚+台紙/天糊製本 紙パッケージ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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榎本櫻湖 遺稿詩集『Hanakoganei Counterpoint』【新本】
¥3,520
【内容紹介】 2014年~20年前後の間に書かれ、生前に構想された未刊のテクスト群。永遠に読み終わらない書物の夢。 【目次】 道へ/沸騰した水がお湯と呼ばれるまでにかかった時間/冬の旅/群島S./環礁、あるいは《星月夜》/Poème Symphonique for 100 fragments Un texte en hommage à LIGETI GYÖRGY/metamusik/( Tehi)llim/Chaconne pour violoncelle seul/Credo in US、または〈道化師の勝利〉/ビニール傘と地下鉄のいない手紙/(郵便的)、それ以外の犬たち/Sept Papillons/Hanakoganei Counterpoint、もしくは〈群(ancien-ambiant)島〉成仏 remix A version/豚小屋はブリザードに見舞われて ―〈群(ancien-ambiant)島〉成仏 remix B version ―/Bagatelles/Le Tombeau de Tombaugh - Autogynephilia Edit/十字架の蔭から鹿を覗いている男/絹と石、その他の単調な材質のもののための(ton)kraftwerk/コンセルヴァトワールの叔父/Helvetica Activity、(浜辺で、あの頃のわたしたちはいつも溺れていた)/Botanical Music Lesson/睡蓮の覚醒、または〈الكتاب〉へのつめたい憧れとméditation 著者 榎本櫻湖 発行所 七月堂 発行日 2024年9月16日 A5判 240ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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雑誌『cygnifiant』0号【新本】
¥1,320
【内容紹介】 作品:榎本櫻湖 Ophélie's mad scene カニエ・ナハ(共作) Oświęcim 他 菊地利奈+ジェン・クロフォード(翻訳) fishwortHEALTHchannel 対談:朝吹亮二+榎本櫻湖 詩が書かれる今、詩が読まれる今 論考・エッセイ:朝吹亮二、野村喜和夫、関口涼子、古怒田望人/いりや 詩:広瀬大志、高貝弘也、藤原安紀子、小林坩堝、望月遊馬、髙塚謙太郎、石松佳、十田撓子、紫衣 追悼:小笠原鳥類、山田亮太、吉田アミ、滝口悠生、樫田祐一郎、樋口塊(古書ソオダ水)、伊藤幸太(忘日舎)、平田潤子(Edge)、出町考平(元・四軒茶屋店主) 装幀・組版:佐野裕哉 編集:藤井一乃 校正:唐作桂子/しまい編集室 発行所 archaeopteryx 発行日 2024年9月16日 A5判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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言祝ぐ【新本】
¥1,760
中村梨々詩集 イノチへの賛歌 機知に富む短詩の名手である。冒頭の詩「雨上がり」からして、なんだか可笑しい。「玄関あいとる」と奥にいる家人に声をかけたところ、「血管浮いとる」と聞こえたなんて。そして、それを詩のモチーフにしてしまうなんて。(井坂洋子栞より) 【作品紹介】 冠水 穏やかな晴れの日、ビデオでバイクが走るのを見ている 『木陰に光るとかげの口元は迷わない』 それが合図 黒い影がわさわさと遡上 子どもたちはジェラートになって いつの時も空から降りてくる 雨は友達だね 穀物の声が歌う 風鈴を持って、誰か来たのと母が出てくる 時間をかけて見つめ合ったような埃が鏡台に積もり 格子柄のカーテンが揺れている 窓枠の隅にとかげの足が細く七色になびいた どこへ行くの 百日紅 むきだしの幹に 昼の月が掛かる 見てるだけじゃぁ いつの間にか届かなくなってしまう 口に含んだままの意味 記憶の木陰で涼やかな通り道になる きしむ樹皮 ないものがくるぶしにあたってよろける 出したほうは逃げる 後ろは遠い山々に囲まれ青く澄んで こんこんと水がおぼれてゆく 来ないから行ってみる 背中から清流をひたひた流しながら出ていく こぶた記 それは最初耳に聞こえず カーテンがかすれて吠えた 黒くてぶ厚い布の裏側は 大量の深紅に大人が埋まっていた 小声を飛ばそうとして高く投げると 布がべろになってくり返し迫ってきた それどころじゃない 目と目がちょっとちくちくする ちいさなこぶたはそのたびに身をかわした 一番上の兄さんのわらでできた家 二番目の兄さんの木の家も おおかみに吹き 飛ばされてしまった ふたりはぼくの家に来て 木杓子でおっきな鍋を混ぜてい る 畑でできたじゃがいもと人参と葉っぱのスープ 湯気のなかで怖さはふやけ るどころか どんどん煮詰まってくる感じ おおかみのひと吹きにいつこのレン ガの家も吹き飛んでしまうかと心配して さっきから何もしゃべらないことに なっている 大丈夫だよ この家は時間をかけて積んだレンガだからね おおか みの息なんかにびくともしない 練習一回目で壊れた段ボールの煙突は張り直さ れていた それにしても おおかみのふぅふぅが止まらない 二回くらいでびくともしない とあきらめて、煙突へと向かうはずなのに 窓からのぞくとおおかみは 見られていると気づきもしないで 腰を手に 上半 身を上向けにしたあと 一気に前に倒れ込んだ 何度も何度も何度も、だ ぼくが思っていたより必死に おおかみは息を吹き出していた 弓のようにからだを反らすとしっぽが風になってなびいた そのきれいなしっぽを見ているうちに、だんだん腹が立ってきた 扉をあけ 肩で息をしているおおかみへと前進 じぶんの丸い肩をできるだけ広げて立ちはだかった おおかみは一瞬きょとんとしたが、気を取り直して息を吸う まだやる気だ ぼくはおおかみに飛び掛かった 兄さんたちが驚きと恐怖であえぐ 母さんの「やめんちゃい」が紅のべろを動かす 著者 中村梨々 発行所 七月堂 発行日 2024年7月24日 四六判 104ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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乳既 / インカレポエトリ叢書28【新本】
¥990
寺道亮信詩集 ペニスタワーにひとひらのかげ 間伐 ※かつて森にて メトロノーム、ひとさじ 言葉は現実を変革するためのもので しかない、という臆見、がのさばる 現実 を確変するためのものでしかないっ たらない言葉が、 昼と夜を空費させる 開かれを秘匿させる 孤独、にして ことごとく 祖国、にして そっこくに 散歩と呼ぶには生温い 当社比の森林浴で川のセレナーデを 無視しよう 自由意志死すとも尿意は 死せず しがない、という臆見、がのさばる 歯間ブラシを いとも丁寧に磨く これからの これまでの 街の突撃 星のくすめき 犬の断食……。 擲ってもしゃぶりつけない骨々があるだけであろうと なかろうと 孤独、にして ことごとく 露骨、にして おそまつに 幼時、ほくろをけんめいに剝がそうとした 偶然性は必然性を 必然性は 剥がそうとした 人口のまばらな集落で 私はひとり、三千人になる カーキ色の教科書は口唇時代から始まったきり 冀う 孤独、にして ことごとく 旦那、にして たんねんに メトロノーム、ひとさじ 矯正施設でつくられた いろとりどりのクッキー缶 木々はさっぱり間伐された ひとり でに なかったことは なかったことにさえならない 渡る世間は鬼ですか らに 孤独、にして ことごとく いい加減、にして 「砲弾!」「」「砲弾!」 メトロノーム、ひとさじ 木々はさっぱり間伐された ひとりで に なかった こと は な かっ たこと に (冴え) ならない メトロノーム、ひとさじ 孤独、にして ことごとく いい湯加減、にして 「あほんだら!」 「」「あほんだら!」 著者 寺道亮信 発行所 七月堂 発行日 2024年8月31日 四六判 96ページ 【関連】 インカレポエトリ / インカレポエトリ叢書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2851576 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ちいさなゆめがあったなら【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 「いたばし国際絵本翻訳コンクール」第30回英語部門大賞受賞作 アメリカのベストセラー絵本作家でもある著者と絵本、挿画、装丁など幅広く活躍し注目されるイラストレーターの初コラボ絵本。 リズミカルなテキストと伸びやかで明るいイラストレーションが、子どもの想像力の豊かさを存分に描き出している。 小さな丘があったなら、なんと名前をつけましょう? 小さな女の子は、自分の身近なものたちに名前をつけて慈しみます。 子どもの目で改めて名付けられるものたちは、そのものの役割や可能性を生々と語りかけてきます。 優しくリズミカルなテキストと、伸びやかで明るいイラストレーションがおやすみ前のひと時を豊かに彩る絵本です。 【著者プロフィール】 ニーナ・レイデン (ニーナ レイデン) (著/文) 1962年生まれ。ニューヨーク州出身。 両親ともに芸術家という家庭で育つ。シラキュース大学でイラストレーションを専攻。『Peek-a Who?』、『Who Loves You, Baby?』(共に未邦訳)などの人気絵本の作家・イラストレーターである。 アメリカ、ワシントン州にあるルミ島に夫と住んでいる。 メリッサ・カストリヨン (メリッサ カストリヨン) (イラスト) 1986年生まれ。 イギリス人の母とコロンビア人の父のもと、ロンドン郊外に育つ。ケンブリッジ・スクール・オブ・アートでイラストレーションを専攻、修士号取得。シルクスクリーンやリソグラフを使った鮮やかな色使いを特徴とし、絵本や挿絵、装幀など幅広い分野で国際的に活躍している。本作が絵本デビュー作となる。 邦訳絵本に『すてきってなんだろう?』(きじとら出版)がある。英国ケンブリッジ在住。 よしざわたまき (ヨシザワマキ) (翻訳) よしざわたまき(吉澤珠紀):茨城県出身。 大学では主にアメリカ文学を、英国の大学院では児童英語教育を学ぶ。留学中に絵本への興味を深め、現在は英語講師としてことばの楽しさ、面白さを伝えている。 第30回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞。 文 ニーナ・レイデン 絵 メリッサ・カストリヨン 訳 よしざわたまき 発行所 工学図書 発行日 2024年8月26日 A4判 30ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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七月堂の詩集 1 『やさしくてらす』【新本】
¥880
このたび七月堂刊行書籍より、西尾勝彦、海老名絢、佐々木蒼馬、佐野豊、古溝真一郎5人の詩を一篇ずつ、『やさしくてらす』のテーマに収録した七月堂初めてのスペシャルオムニバスZINEを刊行いたします! 七月堂スタッフ手作業、印刷と糸綴じ製本で限定部数を発行。 今後もテーマを変えて発行してまいりますので楽しみにお待ちください。 発行日 2024年8月23日 印刷・製本・発行 七月堂 発行部数 200部 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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星の嵌め殺し【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 優美さに内包する痛み、気高く眩い光を放つ言葉の乱反射。第一歌集『Lilith』から4年、いま最も注目される歌人・作家の第二歌集、ついに刊行! 【著者プロフィール】 川野 芽生 (カワノ メグミ) 1991年生まれ。連作「Lilith」で第二九回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』で第六五回現代歌人協会賞受賞。著作に『無垢なる花たちのためのユートピア』、『奇病庭園』、『Blue』など多数。 著者 川野芽生 発行所 河出書房新社 発行日 2024年7月30日 四六判 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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注文の多い注文書【新本】
¥946
【出版社内容紹介】 サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」、村上春樹の「貧乏な叔母さんの話」、内田百閒の「冥途」など、5つの物語に登場する“この世にないもの”を小川洋子が注文し、クラフト・エヴィング商會が探し出す…。はたして「ない」はずのものは、注文主に届けられるのか?現実と架空が入り混じる世界で、2組の作家が想像力の火花を散らす前代未聞の小説。 著者 小川 洋子、クラフト・エヴィング商會 発行所 筑摩書房 発行日 2019年6月10日 文庫判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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うつくしいってなに?【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 きみの だいじなものは なに? 女の子が部屋から窓の外を眺めています。窓から見えるいろいろな景色。夕暮れ、海、船、夜空、星、都会の明かり。部屋の中の家具やおもちゃ。ネコ。やがて女の子は自分の世界に包まれて、眠ります。 詩人最果タヒと絵本作家荒井良二が紡ぐ、夢のような物語。 作 最果タヒ 絵 荒井良二 発行所 小学館 発行日 2024年7月30日 A4判 32ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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小さな窓【新本】
¥1,100
SOLD OUT
【内容紹介】 小さな窓から外を見る。 漫画のコマは小さな窓。 近所のあれこれと おかしなフィクションを 1冊にまとめました。 【目次】 1 小さな窓 2 おなじみの青い合羽 3 大都会警備 4 外ブッチブッチ 著者 手差ユニッツ 発行所 手差ユニッツ 発行日 2024年7月3日 A5判 72ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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シューゲイザーの青い星【新本】
¥1,100
SOLD OUT
【内容紹介】 手差ユニッツさんによる漫画短編集 キョーコちゃんは学校でいつもヘッドホンで何かを聴いている。それを耳にした、ものすごい轟音が聴こえてきた!「シューゲイザー」と呼ばれる音楽だった。鹿が活躍する『しからば』ほか、すこしおかしな漫画短編集。 著者 手差ユニッツ 発行所 手差ユニッツ 発行日 2024年7月3日 182mm×128mm 114ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ことばを育む手のなかで【新本】
¥700
【著者内容紹介】 星野灯、4冊目のミニ詩集。 「冬眠し損なった私たち」をはじめ、「手に」「ことば」など10篇収録。 A6サイズ、28ページ。 空っぽの筒から声らしき音が 漏れて 届かないでほしくて 口を塞ぐ 手袋の毛羽立ちがむず痒い 冬がくすぐったい 物哀しさは 冬を耐え忍ぶ 宿命 のようなもの 冬眠し損なった生物にのみ与えられた 手では触れないギフト もうすこし 生き永らえたら また 会える 収録作品「冬眠し損なった私たち」より 著者 星野灯 発行日 2024年1月14日 A6判 28ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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戦略などなかった【新本】
¥880
【著者内容紹介】 エッセイと日記の本です。 *著者サイン入りです。 【目次】 戦略などなかった 水無瀬のこと 旅が好き 出会いときっかけ 投稿欄とその後の話 詩集を作る 詩を書く道具 詩が「終わり」と言うまで 日記の抜粋(2022/10~2024/5) 著者 海老名絢 発行所 パレオパラドキシア 発行日 2024年9月8日 A6判 92ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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浅き眠りは地上に満ちて【新本】
¥2,200
吉川彩子詩集 世界に満ちるすべての音も光も/ 被子植物のようにしずかに実るのだろう 夜の縁をなぞって吹き抜けるやわらかな風に似て 繊細で静かな詩の言葉が 今ここにいる〈わたし〉の内深く埋もれているいくつもの時間に触れ ひそやかな別れの記憶にみずみずしい痛みの光を瞬かせる その先を ここから生きていけるように 川口晴美 【作品紹介】 朝 いつのまにか三人称で話している ここにはわたしとあなたしかいないのに 伏線を回収するたびに 言葉が行き違いつづけて まるで失望の落雷 別れは惜しまない 欺瞞として過去は眠っていて 確かに受け取りましたと すんなり送ってくれない 青みどり色のオーラみたいなこだまは橋の下をくぐって 凍りついた空気の中を響きながら どこか知らない土地へ しじまの中へと帰っていく ゆっくりと前を見る かんたんな結論より前を見るほうが難しい 悲しみにみせかけた暗がりに 強く風が吹く 満ちる前に欠けて ひとすじの光が飛ぶ あなたの背中が燃えている 抱いた背中がしっとりとあまりの重さにたじろぐ ほんとうに好きだったのはこの人だった もうだれもいない朝 ゴミを出しにいく つっかけたサンダルがパタパタと鳴って 空には名残りの月 世界に満ちるすべての音も光も 被子植物のようにしずかに実るのだろう 帰り道 いつも帰り道だった 測れない天気予報と空の距離 投函した欠席連絡ハガキも 図書館に返却した芥川賞の単行本も 改札でかざした残高不足のICカードも キャリーオーバーにつられて買ったロト6も 暗号のようにうつくしい カフェの不在のテーブルに飲み残しの紅茶 だれかと別れて振り返らない いつも帰り道だった 風邪でも花粉でもなく涙が出る 自転車はすぐにキックボードに追い越された まだ恋は改行していない 雪がちらつき始める 浅く眠る街並みはどこまでも点描画みたいだ 前髪を直そうと バッグから鏡を取り出し映ったもの 角度が変わればそこは崖 そこはぬかるみ 降りつもるような 夜の合図は 大気をしずかな眠りにつかせ だれかの傷や痛みを消そうとする わたしはまだあなたと出会っていない いつも帰り道だった 自販機からジュースを取り出して 放電してしまった空のゆくえ 粉々になった飛行機雲が舗道に落ちている 月は太陽とみせかけて翻弄する コンタクトレンズがずれて沁みた いつも帰り道だった ほこりをかぶったスノードームの中にだけ この冬らしい雪を降らせて 今夜は眠ろう 著者 吉川彩子 発行所 七月堂 発行日 2024年8月20日 A5判 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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月の領域【新本】
¥2,200
くりはらすなを詩集 外を覗くと/青白い地球が/すっと魂のように消えていった ほどいた後のやさしさの贈り物 【作品紹介】 鏡 ときには なぞときのような 〈黄金虫〉や 〈メルツェルの将棋差し〉 夢の中で君はよく笑っていたけれど ポーの使う ひとつひとつの算術の中には きっと空と空の間にあるという 鏡のようなものがあって (木原孝一が言っていた) (池田克己だったかな) それは死を前に引き返した者にしか見えないもので たぶん もうじき 私の前にもあらわれる 似たような風景 それはどこかで見た風景だ 浄瑠璃かしら ある時突然女の 亭主が現われ 女の顔を張り倒す 見ていた私はついその仲 間に入りたくなり 男の腕を後ろから押さえてしまう もち ろん男の力など どうすることもできないが たしかにそれ は 保育園の中庭でのことで私も女もこの先どうしたらいい のかわからない この時子供たちは一列に並んでこっちを見 ていたのだろうか 女はただ殴られるままになり ほおって おいてくれと言う もちろん女と他の男の関係を亭主が知っ たためだったがあとのことは覚えていない 似たようなことはたしか子供の時分にもあったはずだ 母が 妹を連れて逃げて行こうとしている 父は怒鳴りながら二人 の乗った車を抑えている それはやはりどこか芝居じみて その日 食事を済ませていたのかよく覚えていない 私は翌 日の学校の時間割をランドセルに詰め直す 母と一緒に行か なかった私に父はいつもより優しかったような気がした 著者 くりはらすなを 発行所 七月堂 発行日 2024年8月20日 A5判 84ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ふっとこわばる / インカレポエトリ叢書27【新本】
¥990
神田智衣詩集 抜いてしまった祖母と抜けなかった祖母におびえながら 【作品紹介】 二階 赤い服を着ている人がいる 赤い服の裾を引きずって歩いていく後を私はついていく 階段をのぼった先には待合所があってむこうに飛行機が見える 私はその人のとなりに並ぶ その人が見ている方をみようとして寒さと強風の話をする それにはす向かいの人が答える 待合所ではありとあらゆる二足歩行の人と数多くのそうではない人が 奥へ奥へとにじりよる 入口近くに立つ人は血管が浮き出して肌が薄緑に染まっている 戸の開いた籠を持っている人は 飛んでいった鳥が帰ってくるのを待っている 空のベビーカーにもたれている人がいるのは 中の子どもがとっくに出ていったからだ 私は隣に立つ人に向かってひっきりなしに話し続ける 私の言葉と声を美しいとほめるのは いつもはす向かいに立つ人たちで あの人たちは私に感心があるわけではなくて 私が聞き返したいことは一つもない (請求書が踏みつけられている) 赤い服を着た人は少しも動かずに立っている いつになっても私には目の色がわからない きっとレンズでおおわれているからなのに 覗いても覗いてもわからないのは まつ毛のせい、で まぶたのせい、だ すべて引き抜いてしまいたいと私が言うのも聞かずに その人はずっと遠くを見ている 私がその人の服をはぎ取っても 首に手をかけてそのまま引き上げても こめかみを強く突いてさえも その人がこちらを見ることはない 待合室の中で次々やって来る人たちが 待っているのは遅延か欠航の知らせで 私達は少しずつ縮んで待合室は近いうちに底が抜ける それまで私は下を向いて その人の赤い服が擦り切れていくのを見ている 著者 神田智衣 発行所 七月堂 発行日 2024年8月20日 四六判 94ページ 【関連】 インカレポエトリ / インカレポエトリ叢書:https://shichigatsud.buyshop.jp/categories/2851576 ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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野ばら【新本】
¥2,640
【内容紹介】 1920年、小川未明が38歳の時に発表した童話「野ばら」。不朽の名作であるこの作品に2024年、作家・松村真依子さんが絵を添え、よもぎBOOKSが造本を担い、1冊の絵本をつくりました。 大学の卒業制作で一度「野ばら」を題材に私家版絵本を作ったことのある松村真依子さん。その後幅広い活動を経て、改めて今回展示のテーマとして「野ばら」に取り組むこととなりました。 朱色と藍色の2色で2つの国を描いたり、袋とじの手製本で和綴じ仕様という鮮やかかつ和洋折衷な一冊に仕上がりました。 「野ばら」をよくご存知の方も、初めて「野ばら」に出会う方も。 この1つの舞台のような絵本で、童話に没頭していただけたら嬉しいです。 *「童話と飲むダージリン」は数量限定のため、なくなり次第終了します 文 小川未明 絵 松村真依子 発行所 よもぎBOOKS 発行日 2024年6月27日 150mm×138mm×8mm ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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もうひとつの陶淵明試論【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 陶淵明の使う詩語「慷慨」に着目し<脱田園詩人>として陶淵明を捉え直す試み。詩人の「生きるべくして生きる」その姿を浮き彫りにする。 学業を終え、人生の波をくぐりながら、古希を迎える頃から本格的に陶淵明に向かう。 恩師を訪ね、指導を仰ぎ、多くのつまずきに耐えながらこの『もうひとつの陶淵明試論』は仕上がった。 未来の命へ届けてほしい。 目次 まえがき 第一部 陶淵明《飲酒》其の二 考 はじめに 第一章 淵明《飲酒》其の二「百世當誰傳」訓読 再考 (一)仮説 訓読「百世 当に誰か伝へんや」に依り淵明を読む (二)淵明《会ること有りて作る 幷びに序》が示唆する淵明の覚悟 (三)《会ること有りて作る 幷びに序》の詩作年代を探る (四)淵明の詩語――「慷慨」と「慨然」――から読む詩作年代 (五)淵明《雑詩》其の十「慷慨して綢繆を憶う」を詠じた時期とその思い 第二章 《飲酒》其の二「百世 当に誰か伝へんや」の含意 (一)異文化を併せもつ隠者 淵明 (二)「百世 当に誰か伝へんや」立ち位置の社会性 (三)魯迅が触発する陶淵明《述酒》評 (四)淵明《述酒》に登場する「陶朱公」 おわりに 第二部 陶淵明詩 大澤静代 訳 はじめに 《歸去來兮辭》幷序 《飮酒》二十首 幷序 《有會而作》幷序 《雜詩》其十 おわりに 書誌 あとがき 著者 大澤静代 発行所 七月堂 発行日 2024年5月17日 四六判 155ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955