西尾勝彦『白い火、ともして』
発行:1月30日
草野海子『あなたをかく(インカレポエトリ叢書32)』
発行:1月25日
藤井稔『藤井稔詩集(インカレポエトリ叢書別冊)』
発行:1月10日
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ひらいてみたら / 道山れいん【七月堂書籍・新本】
¥1,980
予約商品
はじめまして、エッセイ詩。 れいんさんは、オトナのニンゲンなのに、いつも世界に向かってほ ほえんでいる。どうしてそんなことができるんだろう。詩のような エッセイのような、べつに最初からどっちだっていいような言葉の つらなりに、そのひみつが隠れている。 ―― 向坂くじら(詩人) いろいろとむずかしい時代、でも時代のせいにはしたくない。 むしろ今まででいちばん自由に。 ぼくなりに、人生のすべてを書きました。 道山れいん このエッセイ詩『ひらいてみたら』には、道山れいんのことばに宿るぬくもりの秘密が隠されている。 どんな人や、風景、ものごととの出会い、どんな風に感じ取って熟成させているのか。 コの字カウンターの居酒屋で、偶然となり合わせたれいんさんから、少しずつ、ゆっくりと話を聞かせてもらうような、そんなエッセイ集です。 できるだけネガティブをポジティブに変換しようとする。でもそれにはちょっとしたコツが必要なのだ。 れいんさんが持っているそんなコツが育まれた場所には、家族や友人、仲間、尊敬する人、会ったことのない祖父や猫。ぬくもりに溢れる存在がある。 大切なものを大切にする。 そんな、シンプルで一番むずかしいことのコツを、このエッセイ詩はお裾分けしてくれる。 たいせつな毎日と、それぞれの愛すべき人生のために。 時に怖いときもあるかもしれないけれど、ひらいてみたら、あなたも思わぬ出会いやぬくもりと触れ合えるかもしれない。 あかり バイバイ、を返したら 生き生きと「おっしゃー」という顔になった 通りすがりの一歳くらいの赤ちゃん。 橋から船に手を振る人。 観光列車に手を振ってくれる沿線の人。 人と別れたあと、 振り向いた後も笑顔の女性。 人間は不機嫌である必要がない。 だれだかわからないゆきすがりのひとに、 手を振りたくなるのはみんな一歳の頃から同じ。 そしてその余韻でにこにこしてしまうことは宝石のように ぼくにはあかるく見える。 そんなひとりひとりが 暗い宇宙のこの星の こころをあかるく照らしている。 著者 道山れいん 装画 カトウトモカ 発行所 七月堂 発行日 2026年4月19日 110×178mm 並製 166ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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伎須美野 / 時里二郎【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 息の器に おとも かたちも なも わすれられた 宙の 野 (「伎須美野 Ⅳ」) 「母はここでふたりのおまえを産んだ。ふたりだと、祖父ははっきり言った。《累代の祖父》の作る人形はそのように作られている」(「月森」)。私という波打ち際にたどり着いた漂流物。言葉を運ぶ容器としての詩へ。『名井島』からの新展開を明かす、7年ぶり待望の新詩集。装幀=水戸部功 著者 時里二郎 発行所 思潮社 発行日 2025年3月25日 A5判変型 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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エリカについて / 小野絵里華【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 私たちの、新しい詩集登場。小野絵里華待望の第一詩集刊行! 【第73回H氏賞受賞/第11回エルスール財団新人賞現代詩部門受賞】 身を任せる。揺られる。 そこで持ち続けるべきは自分の信念などではなく、 言葉で作られた世界をどこまでも漂おうという、純粋な好奇心。 だと思う。──玉城ティナ 地球上の生活がぜんぶエリカで、エリカが詩だった──伊藤比呂美 朝がくるたび、 わたしたちは生まれる。 苦しみを抱えながら、ただ静かに呼吸している。 生まれてくることは しんどいことだ。 それでも朝焼けがきて、 わたしたちはやわらかな光に包まれている。 今日もせかいは、透明なかなしみがきらめいている。 不確かで、それでも透明でキラキラした朝を私たちは待ってる── ユリイカ新人賞で鮮烈にデビューした小野絵里華、注目の第一詩集! 夜になると、わたしは言葉をひとつずつ殺していくことに夢中になる。本当には殺さない。睡眠薬を投与していくのだ。ゆるり、骨をなくして。輪郭をなくして。 彼らはどこかに帰っていく。もとあった場所に収まる。せかいの表面はさざ波だ。そんな時、わたしはいつもひとりだ。 「あとがき 喋りすぎた朝」 著者 小野絵里華 発行所 左右社 発行日 2022年08月31日 四六判 上製 116ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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水界園丁 / 生駒大祐【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 第3回摂津幸彦記念賞、第5回芝不器男俳句新人賞を受賞した新進気鋭の俳人生駒大祐、待望の第一句集。季語のまだ見ぬその先の世界をこじ開けて、すがすがしい抒情の極みをみせてくれる傑作。俳句界の風雲児のつくった全266句の『水界園丁』は、「冬」の寒さからはじまる。 第11回田中裕明賞受賞 ■推薦のことば 上田信治(俳人) 「ゐて見えぬにはとり鳴けば唐辛子」 季節と感情。 ていねいに言い間違える。 ある景色とない景色の二重表示。 俳句について、とても多くのことを考えた若い人の、尊敬すべき句集です。 鴇田智哉(俳人) あなたは絵の中にいたことがあるか。 絵の中が現実であり、やわらかくうっすらとして深い。 だからあなたは、気づくとそこに生きてしまう。 このおそろしげな優しさは、 またとない五つの章の巡りに、すでに立ち表れている。 水界園丁――なんて、はかなくて遙かなことよ。 ■収録作品より 水の世は凍鶴もまたにぎやかし 蜜蜂や夢の如くに雑木山 白昼を鯉にまみえし泥煙 蚊遣の火消えゐる波の響きかな 輪の如き一日が過ぎ烏瓜 ■著者 生駒大祐(いこま・だいすけ) 1987年三重生まれ。「天為」「オルガン」「クプラス」などを経て現在無所属。第三回攝津幸彦記念賞、第五回芝不器男俳句新人賞。共著に「虚子に学ぶ俳句365日」(草思社)「天の川銀河発電所」(左右社)など。 ■目次 冬 春 雑 夏 秋 あとがき 著者 吉田篤弘 発行所 岩波書店 発行日 2026年1月23日 120mm×172mm 上製 206ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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龍に呑まれる、龍を呑む 詩人のヨーロッパ体験 / 四元康祐【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 「26年前、僕はヨーロッパという龍に吞みこまれた」、以来ヨーロッパの腹のなかで暮らし、各地を探訪してきた詩人の傑出したヨーロッパ体験記。 中心と辺境、パブの話、サンティアゴへの巡礼路、頑固で饒舌な人々、難民とヨーロッパの普遍性、フィンランドにみるヨーロッパの本質、戦後ドイツの良心と覚悟、トイレの尊厳、薬局のシンボル、1848年は「諸国民の春」、言葉の話……。 ゆたかな感性と深い思索によってヨーロッパという龍を見事に生け捕るヨーロッパ詩文集。ヨーロッパ、そして世界のこれからの行方を知るために、龍を呑む。 『日本経済新聞』連載の好評エッセイ24篇、詩31篇、コラム7篇(いずれも書き下ろし)、写真18点(著者撮影)を収録。 著者 四元康祐 発行所 港の人 発行日 2022年6月28日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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萩原VS西脇――二十世紀日本語詩の可能性 / 野村喜和夫【新本】
¥3,740
【出版社内容紹介】 世界=言語のこわばりを解くアナーキーな言葉の技法、それが西脇的諧謔であり、萩原から西脇へと渡された「二十世紀日本語詩」の可能性そのものである。 (「44 西脇的諧謔の射程」) 萩原朔太郎から西脇順三郎へと渡された「二十世紀日本語詩」の可能性とは何か。両詩人を徹底的に比較検討し、21世紀へと文学的連続性を展開する、実験的・多孔的評論集。装幀=中島浩 著者 野村喜和夫 発行所 思潮社 発行日 2025年11月30日 A5判 上製 312ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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地面の底のわれわれの顔――わが近未来近代 / 野村喜和夫【新本】
¥3,970
【出版社内容紹介】 20世紀日本語詩を解き放つ 詩集・評論集同時刊行 プロジェクトは完了だ、私はもう詩は書かないが、 その沈黙をこのタワーに巻きつけて、黒い繭、 朔太郎の黒い繭としてそびえる、 断乎、そびえるのだ、 (「コクーン市逍遥――朔太郎をサンプリングしながら」) 蒲原有明から吉増剛造まで――20世紀日本語詩の豊饒な可能性を、多彩な書き換え行為によって解き放つ、時間錯誤的・近未来近代的新詩集。装幀=中島浩 著者 野村喜和夫 発行所 2025年11月30日 A5判上製 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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眠りの市場にて / 笹川諒【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 とうめいな野原にとうめいな野原を 痛むのは縫い合わすときだけ 第一歌集『水の聖歌隊』で現代歌人集会賞を受賞した著者待望の第二歌集。 「この歌集は夢と同じ言葉で書かれている。ここまで徹底して静かな、酸素のうすい夢の言葉で綴られた歌集が、かつてこの世にあっただろうか」(大森静佳さん/栞より) 「ちぐはぐとおもわれた言葉たちはおそらくあるべくしてそこにある。少なくともこれは笹川さんによってちからを吹き込まれた表現なのだとわかる」(江戸雪さん/栞より) 「この歌集で提示される鮮やかな詩情には驚かされる。(略)歌人は、言葉の鮮度の生命線として、敢えて「詩の痛み」に手を伸ばし、自らの詩を精錬する」(石松佳さん/栞より) 【収録歌より】 いつだって造語のようなすずしさで秋は来るのださびしくはない 簡潔な雨の降るなか思い出す〈時間〉には助手がいたことなどを 春はなおさらあなたの中に教会が二つ見えその小さめの方 沐浴と古地図、それからうつくしい草の作法のひとだあなたは 空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと 【目次】 Ⅰ 素描 絵葉書 風の花嫁 春霖 眠りの市場にて 炎天の鳥 Ⅱ 流動 テレーゼ メゾン野放図 二月の果て 修復 紫犬 梅田 カンタベリー echo 白く複雑な街 ピカソ展 紙の船を待つ Ⅲ 銀河の音 まっさらな蜂 ボトルシップ 画商 年表 grace 柚子のゆうれい 須磨 猫の髭 紫陽花抄 ルリケール 窓辺のヴァイオリニスト レモンと巡礼 【著者プロフィール】 笹川諒(ささがわ・りょう) 長崎県生まれ。大阪大学文学部卒業。2014年より「短歌人」所属。歌集『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)で第47回現代歌人集会賞受賞。 著者 笹川諒 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月23日 四六判 上製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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百人一首バトル【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 今を生きるあなたにとって 一生忘れられない歌が ここにあります。 短歌をこよなく愛する5人がお届けする 「現代短歌 百人一首×5」 百人一首 栗木京子選 意味としらべのマリアージュ ホメロスを読まばや春の潮騒のとどろく窓ゆ光あつめて 岡井隆『鵞卵亭』 百人一首 穂村弘選 アヴァンギャルドの夢 ポオリイのはじめてのてがみは夏のころ今日はあついわと書き出されあり 石川信雄『シネマ』 百人一首 佐藤弓生選 遠い年、遠い地図 閉ぢられてある鏡にて白鳥は漆黒の夜をわたりの途中 渡辺松男『牧野植物園』 百人一首 千葉聡選 失われた名歌を求めて 永遠に忘れてしまう一日にレモン石鹼泡立てている 東直子『青卵』 百人一首 石川美南選 加速する時間/膨らむ時間 わたしたちの避難訓練は動物園のなかで手ぶらで待ち合わせること 平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』 【目次】 はじめに この本について 百人一首 栗木京子選 意味としらべのマリアージュ 百人一首 穂村弘選 アヴァンギャルドの夢 百人一首 佐藤弓生選 遠い年、遠い地図 百人一首 千葉聡選 失われた名歌を求めて 百人一首 石川美南選 加速する時間/膨らむ時間 作者情報 現代短歌の世界へ、ようこそ! おわりに 編者プロフィール 【編者プロフィール】 栗木京子(くりき・きょうこ) 1954年生まれ。歌人。「塔」短歌会選者。読売新聞、西日本新聞などの歌壇選者。歌集に『夏のうしろ』(読売文学賞)、『けむり水晶』(迢空賞)、『新しき過去』など。歌書に『現代女性秀歌』『短歌をつくろう』など。 穂村弘(ほむら・ひろし) 1962年生まれ。短歌をはじめとして、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手がける。『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『水中翼船炎上中』『世界音痴』『蛸足ノート』『短歌の友人』『短歌ください』等著書多数。伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、若山牧水賞他を受賞。 佐藤弓生(さとう・ゆみお) 1964年生まれ。歌人。第47回角川短歌賞を受賞。著書に歌集『世界が海におおわれるまで』『眼鏡屋は夕ぐれのため』『薄い街』『モーヴ色のあめふる』のほか、掌編集『うたう百物語』、歌画集『花やゆうれい』(画・町田尚子)などがある。 千葉聡(ちば・さとし) 1968年生まれ。歌人。横浜サイエンスフロンティア高校教諭。國學院大學講師。二十代の終わり、「かばん」に入会し、本格的に短歌を詠み始める。第41回短歌研究新人賞を受賞。著書に『微熱体』『飛び跳ねる教室』『短歌は最強アイテム』『90秒の別世界』『はじめて出会う短歌100』など。作曲も手がける。 石川美南(いしかわ・みな) 1980年生まれ。同人誌poolおよび[sai]の他、さまよえる歌人の会、山羊の木などで活動中。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』『架空線』『体内飛行』。2020年、第1回塚本邦雄賞受賞。最近の趣味は「しなかった話」の蒐集。 編者 栗木京子・穂村弘・佐藤弓生・千葉聡・石川美南 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年1月19日 四六判 上製 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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FULL L / 水無田気流【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 待望の第三詩集 うみわり草をつみにゆくのです おもちかえりの水圧 かかえて うみゆき道のはて にわかまち すいろ電車をめざしてゆきます そろそろ神離れが必要です 詩において人間の生が更新される。そのとき生じるものを抒情と呼ぶことは可能だろうか。私は可能だと考える。 (蜂飼耳「振動という基底に降りる」2022/6「現代詩手帖』より」) 【目次】 count5:FULL LIFE 世界モニタ count4:FULL LOCKED FULL LOCKED(デグチナシ) 偽振動(ふるるるる) 太陽視覚 浮遊期 破線史 count3:FULL LENGTH FULL LENGTH(トーシンダイ) ソーラー・ブック増補改訂版 虚色(ソライロ)マーケット テイジョウヘイワノタメニ 幸福装置 count2:FULL LOADED FULL LOADED(ゲンカイ) 世界幻夜行 パンダ令 忘レ月 ソラナミダ・ソーダ 空層ガイド ボオフラ・ロード 文字スクイ count1:FULL L FULL L ヒゴオル 虚音(ソラミミ) 始点(カミバナレ) ニセモノガエリ まつりびとれいこんま 白絶(シロタヘ) 0 暴虐の春 カミワスレ 火凍り 動宴 はいぱーでみっく/いんなーりりっく(みにまむ) -1 ナギノハラ あとがき 初出一覧 【著者プロフィール】 水無田気流(みなした・きりう) 1970 年、神奈川県生まれ。2003 年、第41 回現代詩手帖賞受賞。 2006 年、第1詩集『音速平和』(2005 年、思潮社)で第11 回中原中也賞受賞。 2008 年、第2詩集『Z境』(2008 年、思潮社)で第49 回晩翠賞受賞。 著者 水無田気流 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年6月11日 四六判並製 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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氷見敦子全詩集【新本】
¥3,300
【出版社内容紹介】 <没後40年> 生命の火が燃え尽きる直前まで、詩の高みをめざして闘い続けた夭折の詩人、氷見敦子。 没後40年の今ここに甦り、新たな詩の未来を開示する。 ここが わたしにとって 最終的な場所なのだ という記憶が 静かに脳の底に横たわっている 氷見敦子は1985年、30歳の若さで皆に惜しまれつつ逝去した。七回忌に刊行された『氷見敦子全集』掲載の詩に、このたび発見された未発表詩2篇、小説2篇を加え、新たな一冊として現代に問う。その硬質な詩の言葉を読み解く8人の詩人の寄稿・解説と、弟・氷見進氏による貴重な証言も併せて収録。 氷見敦子の壮大な悪夢・異夢には暗黒を噛み砕き、呑み込んでいこうとする意思がちらついている (井坂洋子) 詩人の生きた航跡を詩の言葉で辿るのは、私自身が生きてやがて死んでいくことを辿る感覚に等しかった (川口晴美) 詩と死とを向かい合わせる場で格闘した詩人の足跡が、消えるどころか、むしろ鮮やかさを増して改めて出現する (蜂飼耳) 詩人は見えない何かを察知し、飲み込み、超現実的な言葉にそれを乗せて送り出しているのではないか (氷見進) ━寄稿「氷見敦子のこと」より 解説・近藤洋太 年譜・解題も収録 【目次】 詩篇 詩集『石垣のある風景』 詩集『水の人事』 詩画集『異性の内側』 詩集『パーティ』 詩集『柔らかい首の女』 没後詩集『氷見敦子詩集』 未刊詩篇 小説 潜む女 飛ぶ女 氷見敦子のこと 寄稿 井坂洋子 氷見敦子、あるいは憑存するスピリット 添田馨 想念のゆくえ 須永紀子 想念の宇宙 野木京子 姉氷見敦子の思い出︱光と魚そして夢 氷見進 街はたったひとりの「わたし」たちを銀河のように光らせているか 川口晴美 生きている「女」 杉本真維子 苛烈な追求 蜂飼耳 解説 生の完遂 近藤洋太 資料 年譜 添田馨 解題 参考文献 【著者プロフィール】 氷見敦子(ひみ・あつこ) 1955年2月16日、大阪府寝屋川市生まれ。1971年、神奈川県逗子市に転居。1978年3月、フェリス女学院大学文学部英文科卒業。当時、フェリス講師だった中桐雅夫に詩をみてもらい、本格的に詩を書きはじめる。卒業後はフリーライターなどをして生計をたてながら同人詩誌「SCOPE」を中心に旺盛な作品活動を続けるが、1985年10月6日、胃がんのため死去。享年30。詩集に『石垣のある風景』『柔らかい首の女』『氷見敦子詩集』など。1991年、七回忌を機に、エッセイや日記なども併せ収録した『氷見敦子全集』が刊行された。 著者 氷見敦子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年12月20日 四六判 並製 520ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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現代短歌クラシックス13 さよならバグ・チルドレン / 山田航【新本】
¥1,540
【出版社内容紹介】 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく 現代歌人協会賞を受賞した山田航の第一歌集を新装版で復刊! 【収録歌より】 靴紐を結ぶべく身を屈めれば全ての場所がスタートライン ありつたけの奇跡集めて春の野にぶちまけたらやつと笑つてくれた カントリーマァムが入室料になる美術部室のぬるめのひざし 張りつめる水平線は彼方から彼方へつながれる糸電話 りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型 【著者プロフィール】 山田航(やまだ・わたる) 1983年札幌生まれ。札幌在住。歌集に『さよならバグ・チルドレン』『水に沈む羊』『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』。編著に『桜前線開架宣言』、エッセイに『ことばおてだまジャグリング』。 著者 山田航 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月23日 四六判変形 並製 20ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ここにきている / ぷくぷく【新本】
¥2,090
【出版社内容紹介】 空のこと一度忘れて空のこと突然見たらすごいだろうな 第7回笹井宏之賞大賞受賞! 自分の理解が及ばない世の摂理を受容し、世界の美しさと不可解さをそのままに受け止めること。「受容」が難しい時代にあって、この一冊の世界への開かれ方はまぎれもない。 ━━━━山崎聡子(栞文「世界を受容する言葉」より) 【収録歌より】 電柱の上のほうにはいろいろな技術がかなり使われている いやらしい気持ちのようにむらさきの紫陽花をだすことがある道 工場でラムネにされてしまうとき水は痛くてこわいだろうか 雪だるまの胸に林檎を埋めるのはとてもいけないあそびとされる 赤ちゃんに不思議がられているときの世界は少しはりきっている 【目次】 第一章 うつくしい窓辺 散歩している 愛じゃなければ 夏休み 第二章 するどい夜 水 月の番組 雲をつかんで 楽器のように かたつむり 第三章 冬の焚き火の ゼログラム 午後っぽい ここにきている 一度忘れて あとがき 【著者プロフィール】 ぷくぷく 1975年名古屋市生まれ。川崎市在住。2021年に作歌を始める。第7回笹井宏之賞大賞。うたの日育ち。 著者 ぷくぷく 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年2月2日 A5判変形 並製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユニヴェール20 流 / 桜川冴子【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 水俣を離れ続けてほーれ、ほう流民の舟にあれば歌へり 流――水俣を離れて50年。 ふるさとの家はなお水俣にありて歌い続ける著者のこれまでの5冊の歌集から抄出した選歌集 【収録歌より】 頼りない湯豆腐のような君なれば生姜のように座ってあげる 沈黙の会議はつづく 微笑みてをれど開かぬモナリザの唇 大宇宙つくり給へる手を想ふまつ白な雪を転がしながら 言葉より生れたるやうにひいふうみいひいふうみいと丘をゆく蝶 古池や 蛙は何匹ゐるのかと言ひあつた日々よ欠席に○をす 【著者プロフィール】 桜川冴子(さくらがわ・さえこ) 1961年、熊本県水俣市生まれ。 現在、福岡市在住。大学准教授。 「かりん」会員、馬場あき子に師事。 これまでに歌集『六月の扉』、『月人壮子』、『ハートの図像』、『キットカットの声援』、『さくらカフェ本日開店』の5冊を刊行。他に現代短歌文庫『桜川冴子歌集』がある。 歌書は『馬場あき子と読む 無名抄』(共著)、『短歌でめぐる九州・沖縄』(編著)がある。筑紫歌壇賞をはじめ多くの賞の選考に携わる。博報賞、福岡市文学賞、福岡市文化賞等を受賞。 著者 桜川冴子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年9月25日 四六判変形 並製 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユニヴェール27 ドアノブだったら屈んで拾う / 佐藤理江【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 下からのにぶい反射の正体がドアノブだったら屈んで拾う 強現実の片鱗。 超現実でも仮想現実でもない、強現実とでも呼びたい景がこの世にはある。たとえば家屋取り壊し後になお残る生活の跡、たとえば手のひらの火傷に感じる焦土。ドアの向こうに広がる、かつての、そしてこれからの強現実の数々。それらの片鱗を伝える歌集がここにある。――佐藤弓生 【収録歌より】 トンビトンビそこから落ちると痛いってその良く見える目でわからないのか 袈裟懸けに鬼を斬るたびステージの上で子どもは親を探した 坂道の角度にあわせ足首を前に倒してからだを運ぶ 迂回路の隔てる先に谷底の旗を見下ろす切り岸がある 【著者プロフィール】 佐藤理江(さとう・りえ) 1967年1月25日 東京生まれ 2002 第1歌集『虹の片脚』 2005 第2歌集『箱船』 2008 第3歌集『避雷針の先端の銀』 2012 第4歌集『西日が穏やかですね』 2017 第5歌集『あったこともない人々』 2021 第6歌集『最初ギリッとふたを開け』 埼玉県歌人会理事 埼玉新聞歌壇欄選者 まいだーん編集人 未来編集委員 ユニヴェール 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 佐藤理江 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年1月25日 四六判 並製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユニヴェール25 パーチェム / 水岩瞳【新本】
¥2,640
【出版社内容紹介】 パーチェムは平和のことなり 弥撒曲のフォルティッシモに響くパーチェム 歌集の題名はこの一首から取られた。「ドナ・ノービス・パーチェム」(Dona nobis pacem) は、「われらに平和を与えたまえ」という意味のラテン語で、バッハのロ短調ミサ曲にもこの歌詞があるという。初句と結句の二つの「パーチェム」が響き合い、音が耳にくっきりと残る。平和を祈る思いが込められた美しい一首である。 —吉川宏志《解説 結句の飛躍と、平和(パーチェム)への祈り》 学校のレモン石鹼まだあるか網に吊るされ月照る中に 事故なんかなかったように次々と再稼働するザクロの実たち 聖書読むわたしを褒めし父親の右腕にある比島の弾痕 礎(いしじ)の名なでて呟く「忘れたらかわいそうやさ」琉球木槿 あの戦争はつい最近のことなんです千年の樟の時間にすれば 【著者プロフィール】 水岩瞳(みずいわ・ひとみ) 名古屋市生まれ 同志社大学文学部卒業 現在 「塔」短歌会所属 有志の「短歌の会」参加 中部日本俳句作家会会員 現代俳句協会会員 「古志」同人 著書 小説『あの夏のニセコから』(健友館) 第一句集『薔薇模様』(ふらんす堂) 第二句集『幾何学模様』(ふらんす堂) 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 水岩瞳 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年8月31日 四六版 並製 184ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユニヴェール22 空のために飛ぶ鳥 / 宮川聖子【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 夜にはまだ浅き落陽の丘にいて空のために飛ぶ鳥を見ていた 陶片に差す光と出あうとき キラリと歌が生まれ軽やかに空を飛ぶ 【収録歌より】 全部が要らないんじゃない無残だねシュレッダーの見えない刃(やいば) 採血の瓶の日付は整列し同じに見える今日にさよなら 生命はガラスの瓶に納まったいちばん静かな壊れものです ふあんふあんひらがなにしたら軽やかで不安がふあんと無くならないか 繫ごうと思わずふれる夜の手はこたつの足より寂しいんだよ 【著者プロフィール】 宮川聖子(みやがわ・せいこ) 1962年 岐阜県多治見市笠原町に生まれる 1998年 父親の病室で短歌を作り始める 2003年 未来短歌会に入会(加藤治郎に師事) 2019年 第一歌集『水のために咲く花』刊行(書肆侃侃房) ユニヴェール 新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、 短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。 そして今、新しいレーベルが生みだされる。 ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。 これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。 著者 宮川聖子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月2日 四六判 並製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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素面のダブリン市民 ゆるふわアイルランド紀行 / 北村紗衣【新本】
¥1,980
【出版社内容紹介】 ダブリンは世界で一番すてきな街です! 大学のサバティカル(在外研究)で1年間ダブリンに住むことになった英文学者のアイルランド滞在記。 文学、ことば、劇場から、最悪の住宅事情に、紅茶論争、ポテトチップス文化まで。 1年間住んで、心の故郷と思えるくらいダブリンが好きになりました。家賃がバカ高い以外は最高の街です。ロンドンに比べて住民はフレンドリーですが、そんなに干渉されることはありません。素晴らしい劇場や映画館があり、値段さえ我慢すれば美味しいお茶やコーヒーが飲めます。全体的に文化とか芸術を尊重する雰囲気があり、ロンドンや東京に比べて金儲け主義的なところが少なくて大学ものんびりしています。(略)アイリッシュ海に浮かぶ複雑な歴史と豊かな文化を持つエメラルドの島に、ぜひ興味を持ってほしいと思っています。 (エピローグより) もくじ プロローグ エメラルドの島へようこそ アイルランド全土マップ/ダブリン中心部マップ アイルランドあれこれ ダブリンの住宅事情 ブルームの日 ダブリンの銅像 ダブリンお茶事情 アイルランドのことば 実在するアイルランド語ヒップホップトリオを題材にした新作映画『KNEECAP/ニーキャップ』 クリスプスことポテトチップス 少数言語がテーマのウィキメディア会議「ケルティック・ノット」 ウェクスフォード・フェスティバル・オペラ ダブリンの劇場 クリスマス~パントマイムとホリデイ気分 リトル・クリスマスと小正月~アイルランドと日本の女性の新年 ダブリンの「付属カフェ」 ショーン・オケイシー『銀杯』に出てくる「フットボール」とは? ドラキュラの正体は? アイルランドを離れて イギリスでの調査 ボウイはベルファストじゃなく、ベルリンに行った 『ゲーム・オブ・スローンズ』の故郷、北アイルランド デリー・ガールズを訪ねて ラスベガスでのバーレスク・ホール・オブ・フェイム・ウィークエンド 地球最後のオンラインユートピアの祭典、ウィキマニア シスター、大丈夫ですか?~イギリスでヘイトクライムにあって エピローグ 聖パトリックの日、さよならダブリン サバティカル中の業績 参考資料一覧 画像出典一覧 初出一覧 【著者プロフィール】 北村紗衣 (きたむら・さえ) 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。1983年士別市生まれ。旭川東高校卒業後、東京大学教養学部表象文化論にて学士号及び修士号を取得し、2013年にキングス・カレッジ・ロンドンにて博士号を取得。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』(白水社、2018)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(筑摩書房、2021)、『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(筑摩書房、2025)、『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』(書肆侃侃房、2024)、『学校では教えてくれないシェイクスピア』(朝日出版社、2025)など。日本語版ウィキペディアで活動するウィキメディアンでもある。 著者 北村紗衣 発行所 書肆侃侃房 発行日 2026年3月17日 四六判 並製 184ページ+口絵カラー8ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユニヴェール13 偶然、この官能的な / 笹原玉子【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 塚本邦雄の歌とともに歩いた歌人のいま 23年ぶりの第3歌集 笹原玉子が塚本邦雄や山中智恵子を強烈に慕うのも、その中にある「とてつもない孤独の空洞」を見いだし、共鳴したからにちがいない。美を選択することは、世界の果てに独り立つことなのだ。 林和清 言葉と言葉がなんらかの共通項に呼ばれて近づき、ふたたび離れてゆく。星の数ほどある言葉の宇宙のなかで、それは偶然の出会いである。偶然を呼びよせ、招きいれる歌が、本書にはたくさんおさめられている。 佐藤弓生 ロマンチックだがどこか人を食ったようなところのある、飄々とした語り。スピード感のある韻律。一ページ目を開いて、嬉しさに小躍りしてしまった。そうそうそう。これです、これですよ! 石川美南 目次 それより空のふかみどり とほき祖鳥も 昼は日ぐらし これの世に 此処は未完のものがたり 書物のなかはからさわぎ 玲にして瓏 わすれられただいじな さざなみ軍記 おやくそく あとのゆふぐれ 儚ごと あめつちほしそら うはのそらこそ 明けは騒ぎぬ あさきみどりを あをざめた系譜のむすめ 露はらひ うたたね 詩歌列島 ヒアシンス 回廊より 流燈がゆく 嵐の夜の 他の名はない 髪のさはだち、眉宇の孤独 兆 花散里 永遠 横顔を見せてください 花ばかり降る 朱夏 美酒ありき うすきみどりの沓にはきかへ 冬の書記 夜物語 Ⅱ 夜物語 あとがき 著者プロフィール 笹原玉子(ささはら・たまこ) 1948年生まれ。「玲瓏」会員。 歌集に「南風紀行」「われらみな神話の住人」、詩集に「この焼跡の、ユメの、県(あがた)」。 【自選6首】 みづうみのなかに小さき墓地ありきいづれの世にか呼ばむ「東京」 氷売りが扇売りとすれちがふ橋たつたそれだけの推理小説 バビロンの宝はひとつ金銀でなく捕囚でもなくそのかみのうはのそらこそ お嬢さん、今宵つくうそはみづいろ。こころはいつもからにしてをく 犬戎の頭目なれば文盲にして星辰の列すべて諳んじ まだことば生まれぬまへに祈りはあつた綺羅めく空に膝を折りし日 著者 笹原玉子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2020年4月9日 四六判変形 並製 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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光をつたって / 川上雨季【新本】
¥2,530
【出版社内容紹介】 第2詩集 ハロー海 そちらの世界はどうですか そちらの世界は (「いくつもの海」) 詩集『光をつたって』にある言葉は、 今を生きるその生の断片をあざやかに切りとる。だけでなく、そこにひそむ不安や痛みを生の言葉で浮き彫りにする。川上雨季の詩はこの不安や痛みを光のようにまとってステップを踏みだしてゆく。──朝吹亮二 「せかい」にひらかれたことばは、「光」を伝って、たゆたい、つらなり、はがれ、うつろう。語り手はときに言い澱み、文体は自ずと変化を希いながら、「わたし」と「あなた」との硲を、時明かりのように照らし出す。──井上法子 北陸での生活、能登の大地震、たくさんの傷みを引き受けながら、それでも世界はうつくしい。インカレポエトリ叢書の第2弾として刊行された『節節』から5年ぶり、第2詩集。装画=齋藤春佳 撮影=上野則宏 組版・装幀=佐野裕哉 川上雨季(かわかみ・うき) 1999年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。第1詩集に『節節』(インカレポエトリ叢書2、2020年、七月堂)、責任編集として『とある日 詩と歩むためのアンソロジー』(2023年、とある日編集部)、同作にて第12回エルスール財団新人賞現代詩部門を受賞。 著者 川上雨季 発行所 思潮社 発行日 2025年11月 四六判 上製 112ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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海洋性 / 城戸朱理【新本】
¥2,750
【出版社内容紹介】 蒼ざめた鯨に 世界の果ては自分の背中にしかなく 終わりと始まりが衝突しては 時間が死ぬときが近づいている (「血の日曜日」) 「その歌声から「52」と呼ばれる彼は、世界でもっとも孤独なクジラであり、三十年の間、誰も応えてくれない歌を歌い続けている。その歌は人間にしか聞こえない」(「誰にも聞こえない歌」)。この世界は人間のためにあるのではない。人新世に近代的な人文主義の超克をはかる叙事詩への試み。新詩集2冊同時刊行!装幀=井原靖章 著者 城戸朱理 発行所 思潮社 発行日 2025年8月 A5判変型 上製 128ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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火山系 / 城戸朱理【新本】
¥2,860
【出版社内容紹介】 列島の底に揺らぐ かなしみばかりが積もってゆく 誰かが泣いていた 夜の底を震わすように。 (「ユーラシア書簡」) 「荒ぶる神、素戔嗚尊もまた、火山神としての相貌を持っている。私は大地に立って、地の底からの震度を感得する。そして、そこから、詩を書き始める。「そして、始まりは火に包まれていた」と」(「Elements」)。人新世、終わりの始まりに、私たちはどこに立っているのか。詩の新生に向けて、抒情から叙事に架橋する連作。新詩集2冊同時刊行!装幀=井原靖章 著者 城戸朱理 発行所 思潮社 発行日 2025年8月 A5判変型 上製 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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落下の夢――vergissmeinnicht / 小林坩堝【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 第41回詩歌文学館賞受賞! たったひと言云って欲しい 「朝焼けがきれいだよ」 と (「風船」) 小林坩堝の詩は、時代から追われるもの、抹殺されるもの、瘡蓋として忌避されるものに執着する。それが言語器官としての詩の言葉の揺るがない使命だとでもいうかのように。新しい詩集では、落下――すなわち羽と言語(重力)とのせめぎ合いに、あの《歴史の天使》を召喚する。鮮烈な第一詩集『でらしね』の紅い言語が「魔子」を呼び出したように。――時里二郎 犯罪でない生はない。愚行でない美はない。地上的なものどもは、その足にまとわりつく錘ゆえに、重力を信じてやまず、墜落のために飛ぶ。「もっと醜く」「いちばん美しく」——いま、この詩集を倫理と呼ぶことに躊躇いはない。――五所純子 第1詩集『でらしね』から作品集『小松川叙景』を経て、12年間書き継がれた詩篇からなる最新詩集。組版・装幀=佐野裕哉 装画=高澤伸雄 著者 小林坩堝 発行所 思潮社 発行日 2025年4月28日 A5判変型 並製 96ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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飛ぶ練習 / 一海槙【七月堂書籍・新本】
¥2,090
一海槙 第2詩集 ああ いってしまった もう いってしまった 【作品紹介】 祖父 大空を鳥がゆくのを見ると 僕も 鳥であればよかったと思う ちいさな子どもが街の角をまがるのを見ると 僕も あの角であればよかったと思う 誰かがいっしんに本を読んで ときおり涙をうかべているのを見ると 僕はこの身体が 文字であればよかったと思う くちびるを閉じて つよい心で道を歩く祖父のように もうこの世にはなくても しずかに思いをつたえている あたたかい無名のものに 僕は なりたいと思う 著者 一海槙 発行所 七月堂 発行日 2026年3月11日 A5判 並製 91ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
