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リップヴァンウィンクルの詩学【新本】

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宗近真一郎詩論集。第9回鮎川信夫賞受賞作。


 この小さな本では、パララックス(視差)に準え、時間を折り曲げるかたちで、批評の可能性が試行される。パララックスとはファインダーの画像とショットされる写像との二眼的差異のことだが、この差異を、身体感覚から出来事と表象に伏在する「時間」へと敷衍する。つまり、「思考」の事後性の懸崖を方法化する。
〔中略〕
比喩も抒情も、つねにすでにレス・ザン・ゼロである。ヤサグレたそれらの表象がコーナーを背負い、土壇場で、世界に跋扈する「経済」に、いっぱつ、カウンターを食らわす。そんな、あしたのジョーのようなシーンへ錐揉むことが、この一冊の見果てぬ夢である。
(「あとがき」より)

【目次】
Ⅰ Status Quo Poetry "Out"
  アンニュイ・ド・シャルリ
  映像的「叙事」の権能は戦争を「異化」できたのだろうか
  リップヴァンウィンクルの詩学
  「分身の強度」をめぐって
   
Ⅱ Status Quo Poetry "In"
  詩という「怪物」が召喚される
  詩的エクソダスの困難
  反詩のプネウマが「衆夷」を鎮魂する
  常世からの召喚
  「受肉」のアルゴリズム
  畏怖する音律
  タナトスの「詩劇」へ
  全身リビドーの彼岸へ
  国民経済が収奪の犠牲に
  現代社会に臨むための「ラカン的思考」
  「受肉」の啓示的詩劇
  「非詩」の快感の背後

Ⅲ Parallax Critiques
  日本語の臨界あるいは可能的な廃墟へ
  「私」の仮構性が消失するとき―江藤淳の死
  パックス・ジャポニカの終わり

あとがき


著者 宗近真一郎
発行所 響文社
発行日 2017年9月30日
四六判 225ページ


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