
三つ星の頃【新本】
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【出版社内容紹介】
生誕140年を迎える冥王星の名付け親、星のエッセイスト・野尻抱影による唯一の小説集! 自然の息吹を感じる11の短編を収録。
星の随筆家として活躍し、当時太陽系第9番惑星として発見された星の和名を「冥王星」と名付けた野尻抱影。いまなおその功績は輝き愛され続けているが、厖大な著作を世に放った野尻が大正13年に初めて刊行した本はエッセイではなく、若者たちに向けた小説集だった。少年の心を占めるオリオンの光が印象的な表題作「三つ星の頃」ほか自然の息吹を感じる11篇を収録。
【目次】
序にかえて
三つ星の頃
自殺した少年のこと
海恋ひ
悲しい山椒ノ魚
金時計
猿に変った少年の話
職工の子
天狗の罰
追剥団
山羊の声
雪の宿
【著作者プロフィール】
野尻抱影(のじり・ほうえい)
1885年、横浜に生まれる。早稲田大学英文科卒業。甲府中学校・麻布中学校の英語教諭を経て研究社に入社。早くから星に興味をもち、1930年に新発見された第9番惑星Pluto(2006年より準惑星)の和名を「冥王星」とする。『星三百六十五夜 』『星座のはなし』『星と伝説』『新星座巡礼 』『日本の星──星の方言集』ほか翻訳書も含め百点を超える作品がある。作家・大佛次郎は実弟。1977年没。
著者 野尻抱影
発行所 筑摩書房
発行日 2025年1月10日
文庫判 208ページ
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