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『原爆の図』とその周辺 織田達朗評論選【新本】

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【出版社内容紹介】

丸木位里・俊夫妻による『原爆の図』を寸毫の仮借なく批判した表題作、
その他、未だ読み解かれざる美術評論五編を収める。


 戦後、日本美術の状況の背後に隠された問題点を剔抉する批評があまりに辛辣であったがために、その世界に居場所を失い、追放された、織田達朗という評論家がいました。

 この異端の天才の遺した言葉を読めば、私たちは、私たちが今日、大切に胸に抱いてあやしている「アート」というものの眉唾の来歴と、欺瞞的で醜悪な貌つきを根底から問い直さざるをえなくなります。

 ディレッタントも、スノッブも、だれもかれもを浮かれさせるアートシーンによって忘れられたまま、それでもそこに、つねに不吉な影のようにつきまとう〈灰燼の眼差〉。それが見つめる未来から、織田達朗は、鬼にでも、悪魔にでもなって戻ってくるでしょう。身震いとともに彼の存在を思いおこし、この場に真の地獄をたぐりよせるための序章となる五編をお送りします。



目次より

●『原爆の図』とその周辺

●存在の断崖にとどまる

●天皇制美術の実体──その万世一系性の批判的推察として

●火のパプテスマの既存において

●〈黒い魔〉の告知への道──灰燼からの出発


著者:織田達朗(おだ たつろう)

1930年、東京都生まれ。美術評論家、詩人。1958年8月、『美術手帖』(美術出版社)の「第三回美術評論募集」において「『原爆の図』とその周辺」が「第一席入選作」となりデビュー。『美術手帖』『みづゑ』(美術出版社)、『三彩』(日本美術出版)等を中心に評論活動を行う。2007年7月19日逝去。著書に『窓と破片:織田達朗評論集』(美術出版社、1972年)、『鈴は照明す:織田達朗詩片集成』(遠方社、2002年)がある。

著者 織田達朗
発行所 球形工房
発行日 2022年7月19日
A5判 72ページ


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