短篇集 ヘンルーダ【新本】
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【出版社内容紹介】
丸善ジュンク堂書店に勤めている著者の松岡千恵さん。丸善ジュ ンク堂書店と思われる書店を舞台にした「備品奇譚集」や、四人の姉妹の不思議な関係を描く「レーテー」、女の子たちの友情を描く傑作「ヘンルーダ」など、5編を収録。
間違いなく現実の身近な世界を描いているだけれど、どこかたよりなく、いつも現実ではないものが映り込む松岡さんの世界は唯一のものです。
「昔から年寄りがよく言う、ある存在。一日の始まりと終わりに繰り返し見つめるもの。年が替わる澄んだ空気の朝や、もしくはむせかえるような夏の宵、桜が散りゆく雨の午後にひときわ、香り立つもの。「守り神」と呼ばれたものについて考えるとき、なぜだか彼女の姿が私の頭に、思い浮かぶのだ。」松岡さんの小説を読んでいると、そのたびに驚きがあり、小説っていいな、と思います。
装画、挿絵は山口法子さん。「私は書店員としての松岡さんに全幅の信頼を置いているが、知人としては相変わらず「謎」の人であり、更に今後はそこに『変な物語を書くひと」という新たな属性(?)が加わった。」と巻末に解説を寄せてくださったのは佐々木敦さん。持っていてうれしくなる1冊です。
著者 松岡千恵
解説 佐々木敦
発行所 岬書店
発行日 2023年4月25日
ペーパーバック 176ページ
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