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【出版社内容紹介】
故郷をおんでて何十年、他国に流離で十何年、親も夫も子も危機で、死と老いと病とが降りかかる。それでも生き抜く伊藤しろみ。この苦が、あの苦が、すべて抜けていきますように。本書は詩であり、語り物であり、また、すべての苦労する女たちへの道しるべである。単行本未収録とげ抜きスケッチ2篇を巻末収録。
【目次】
伊藤日本に帰り、絶体絶命に陥る事
母に連れられて、岩の坂から巣鴨に向かう事
渡海して、桃を投げつつよもつひら坂を越える事
投げつけた桃は腐り、伊藤は獣心を取り戻す事
人外の瘴気いよいよ強く、白昼地蔵に出遇う事
道行きして、病者ゆやゆよんと湯田温泉に詣でる事
舌切らず、雀は婆を追い遣る事
梅雨明けず、母は断末魔に四苦八苦する事
ポータラカ西を向き、粛々と咲いて萎む事
鵜飼に往来の利益を聴きとる事
耳よ。おぬしは聴くべし。溲瓶のなかの音のさびしさを。の事
秋晴れに浦島の煙立ち昇る事
瘤とり終に鬼に遇い、雀の信女は群れ集う事
伊藤ふたたび絶体絶命、子ゆえの闇をひた走る事
とげ抜きの信女絶望に駆られて夫を襲う事
良い死に方悪い死に方、詩人は死を凝視める事
伊藤病んで、鳥花に変じ、巨木はべつに何にも変わらぬ事
あい子地蔵の火に触れる事
山姥の灯を吹き消すやハロウィーンの事
著者 伊藤比呂美
発行所 講談社
発行日 2022年7月11日
文庫判 352ページ
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