・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥2,530 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
別途送料がかかります。送料を確認する
いきなり夢の過剰投与
独自の美意識が炸裂する、詩で描く絵画。素早く強烈なタッチだけでなく、この詩人の持つ莫大な知識と、それを繊細に織り成す能力に圧倒される。
超高層ビルの自動エレヴェーターのように
プロレスラーの寸足らずの耳から決壊する――すなわち脳天をキーンと南方発祥の
《白熊》アイスの純白のもろ強烈な食感とは異なり
どの動物園でも白熊たちは天下りの
万年雪のようにうす汚れて黄ばんだ毛並み、
もう《新雪》の純白は色彩として
脳内の氷雪上にしか見当たらない。
水族館の目玉のイルカショーの俊敏なドルフィンキックよりも
はるかに華麗で根腐れとは無縁の神経網のダンスを
くらげはゆうやく垂直に披露してやまない、釉薬のように
くらげの透明な暴力性は徹底的に神経のそれぞれの尖端にまで刺創にまで到達している、
あるいはロラン・バルトの指先確認でエルテ誌上の火文字の数々を参照せよ、
同時代のダンスは蛇ダンスでも相次いで文字の踵の発火するのと同時に
毛髪エクラの傘のもとタイポロジックなダンスを
(「[超高層ビルの自動エレヴェーターのように……]second version」より)
著者 たなかあきみつ
表紙画 たなかあきみつ
発行所 七月堂
発行日 2017年9月30日
A5判 小口折 171ページ
________________________________________
※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。
https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
レビュー
(351)
送料・配送方法について
お支払い方法について