

文化人類学の思考法【新本】
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【出版社内容紹介】
「あたりまえ」の外へ
若林恵(編集者・黒鳥社)
世の中はいろんな「あたりまえ」でできている。色んなことを「あたりまえ」に思っているから日常生活を円滑に執り行うことができる。けれども世の中が変わっていくと、その「あたりまえ」が通用しなくなっていったりする。そこで、何かがおかしい、とは感じるけれども、その「おかしい」の正体を突き詰めることはなかなかできない。
これまでの「あたりまえ」が通用しないのなら、その「あたりまえ」を一回外から眺めて検証しないといけない。けれども「あたりまえ」を「あたりまえ」と思っているうちは、その「あたりまえ」を疑うことはできない。
あたりまえを疑う。言うは易しだが、これが思うようにできない。手ぶらでやろうとすると気づかぬうちにかつての「あたりまえ」のなかに囚われてしまう。生活のあたりまえ、男女のあたりまえ、会社や仕事のあたりまえ、経済や文化のあたりまえ、国家のあたりまえが劇的に変わっていこうとしているなか、これまでの「あたりまえ」から出ていくためには、優れた道具が必要となる。
文化人類学は「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」だ。本書はその最先端の道具が一式詰まった心強い「道具箱」だ。こんなに「使える」本は滅多にない。ビジネスマンからクリエイター、学生まで、下手な実用書を買うくらいなら、これを常備しておくことをおすすめする。
【はじめに(抜粋)】
考えるって、めんどうくさい。限られた人生、細かいことは気にせず、ぼぉっと気楽に生きていたい。学問を仕事にしていても、ときどきそう思うことがある。
毎日、テレビやインターネットから、たくさんの情報が降り注いでくる。あきれてしまう報道も多い。なんでそうなるんだ、と怒りが込み上げてくる。そんなとき、どうすれば世の中が少しはましになるのか考えなければ、という気になる。でも同時に、考えてもしかたない、何も変わらない、聞かなかったことにしよう、と誘惑する声も聞こえてくる。
考えるためには、時間の余裕が必要だ。気力や体力もいる。でも、それだけではない。なにより、筋道をたてて思考するための「方法」がいる。うんうんとひとりで頭をひねりまわしても、考えは深まらない。
考えるために役立つ道具箱をつくりたい。しかも、文化人類学というユニークな学問が育ててきた思考の道具がたくさん詰まった道具箱を。この本は、そんな思いで編集された。
編者 松村圭一郎、中川理、石井美保
発行所 世界思想社
発行日 2019年4月30日
四六判 224ページ
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