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本の読める場所を求めて【新本】

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本の読めるお店、「fuzkue」店主阿久津隆さんの著書。
「fuzkue」を開店されるまでのドキュメントです。ご利用のための案内書きとメニューも収録。
ただいま店舗は初台と下北沢にあります。


本を、読む。こんなシンプルなことが、どうして放っておかれているのか。

「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためには
こんなすったもんだが必要なんですね」
――片桐はいり(俳優)


本はあっても、読む場所がない!
家でもカフェでも図書館でも……ゆっくり読めない。街をさまよう。
だから、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思う人たちが
心ゆくまで「本の読める」店、「fuzkue(フヅクエ)」をつくった。
本と、光さえあればできるはずのものが、どうしてこんなに難しいんだろう?
心置きなく、気兼ねなく本を読むためには、なにが必要なんだろう?
なぜか語られてこなかった「読む」「場所」をめぐって、
ストラグルし、考えぬいた先に見えてきたものとは?
大部の『読書の日記』に綴る読書の喜びで人を驚かせた著者が、
ユーモアを織り交ぜた文体で小説のように書き記す。
「読書」を突き抜けて、「場づくり」「孤独」「文化」「公共」まで眼差す。
――きれいごとをちゃんと欲望しよう。

「もし映画館がなくて、小さな画面としょぼい音響でしか映画を観ることができなかったら。もしスキー場がなくて、野山を一歩一歩自分で登ってでしか滑ることができなかったら。もしスケートパークがなくて、注意されたり迷惑顔をされたりするリスクを常に抱えながらしか遊ぶことができなかったら。心置きなく没頭できる場所を抜きに、それぞれの文化の裾野は、今のような広さにはなっていないはずだ。
〔…〕だから読書にも、そういう場所があったほうがいい」(本文より)



目次:

はじめに
第1部 「本の読めない街」をさまよう
 第1章 まずはおうちで
 第2章 いったいなんなのか、ブックカフェ
 第3章 街に出て本を読む
 第4章 長居するおひとりさまとしての本を読む客
 第5章 読書という不気味な行為
  「フヅクエの案内書き」
第2部 「本の読める店」をつくる
 第6章 店を定義する
 第7章 穏やかな静けさと秩序を守る
 第8章 おひとりさまが主役になる
 第9章 誰も損をしない仕組みをつくる
第3部 「読書の居場所」を増やす
 第10章 見たい世界をきちんと夢見る
おわりに


阿久津隆 (アクツタカシ) (著/文)
阿久津 隆(あくつ・たかし)
1985年、栃木県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、金融機関に入社。3年間営業として働いた後、2011年に岡山にてカフェを立ち上げ、3年間店主として一生懸命働く。2014年10月、東京・初台に「fuzkue(フヅクエ)」をオープン。2020年4月には2号店を下北沢にオープン。著書に『読書の日記』『読書の日記 本づくり/スープとパン/重力の虹』(ともにNUMABOOKS)。https://fuzkue.com/


「本の読める音 music for fuzukue」https://shichigatsud.buyshop.jp/items/31243116


著者 阿久津隆
発行所 朝日出版社
発行日 2020年7月15日
四六判 288ページ


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