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オキシトシンスイミング【新本】

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オノツバサ第3詩集


脳内を駆け巡る、彷徨える目を見つけよ

頁を振られていないこの詩集はどこから読んでも良いのだ。
まさに一篇の詩を最後から単語を追って読んでも良いのだ。
単語を、副詞を、文節を飛び越えながら読んでも良いのだ。
タイトルが有るかどうかも気にしなくて読んでも良いのだ。
オノツバサの第三詩集は火星の深い海の底に有るのかもしれない。


さびしさが、とうめいを見つけて、純度の奥行を仕上げていくのに気づきだした頃、意味をなくしたコトバの脱け殻が、余白と、句読点に、揮発する折、微かな発色をもたらすこと、名のつかない気配に、気づいていく体温が、不意に懐かしく思えること、収まりのよい韻律の反芻に、環ろうととしていること
(「さびしさがとうめいを見つけて」より)


著者 オノツバサ
発行所 七月堂
発行日 2018年11月24日
B6判変形 80ページ

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