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虚の栖【新本】
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「人は死者という存在になる」
『LEIDEN 雷電』に書き継がれたものが集結した。
終結ではないことを記したい。
幸いな人間は生まれて家族と共にある。
育ってゆく中で「自分はなぜこの家族といるのか、本当の親はどこかにいるのではないか」と考える子供がいる。
その一人が日下部正哉だ、と思うのは勝手なのだが、父親と祖父の関わりの描写などは冷静かつ暖かい。
実生活の体験記でもあるように感じる小説なのだが、描写の卓越した言葉には思わず引き込まれてしまう。
時間に余裕が有る時に頁を開くことを勧める。
ついめくってしまうと風呂も入らずに朝を迎えてしまう。
著者 日下部正哉
発行所 七月堂
発行日 2019年11月1日
四六判 405ページ
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