父のこけし【新本】

優しさの文学

数奇な工人佐藤誠とその家族。父は芸術の魂をひろい、子はその魂を分析する。工人と物書きとの心の再会ともいうべき小説の一つの典型を示した秀作短編集、復刊。

―こけし職人の名工だった父、その父と離ればなれで暮らさなければならなかった家族。父の生きた途と自分とのかかわりあいをとおして、貧しさは自分のなかの何を傷つけたか。自分はその痛みのなかで、何を超えて生きてきたのか、また生きていこうとしているのか。この作者はその「論理」をつかみだそうと手さぐっているように私には思われる。―山根献(文化評論)


著者 佐藤光良
発行所 七月堂
発行日 2018年3月1日
文庫判変形 221ページ

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