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葛原妙子歌集【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 戦後短歌史に燦然と輝く歌人・葛原妙子。 すべての歌集から1500首を厳選、 葛原の壮大な短歌世界を堪能できる一冊。 著者 葛原妙子 編者 川野里子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2021年11月19日 四六判 296ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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起きられない朝のための短歌入門【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 ストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書 平岡直子さんによる「はじめに」をweb侃づめにて公開中です! <扱われるテーマ> 「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙 推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語 わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍 速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか 「難しいのは、自分の短歌を物足りなく感じはじめたときだ。なにを、どう書くべきなのか。自分の文体とはなんなのか。 ヒントとして、脳をこじあけて強制的にまぶしい光を浴びせてくるような言葉がこの本のなかにひとかけらでもあればいいと思う」 (平岡直子) 「他の入門書を読んでなんだかしっくりこなかったり、短歌で道に迷ってしまったと感じている人がこの本を読んで、なにかしら励まされるところがあったとしたらとてもうれしい」 (我妻俊樹) 2023年11月発売です。 【目次】 はじめに(平岡直子) ←試し読み公開中! 第1部 つくる 第2部 よむ 第3部 ふたたび、つくる おわりに(我妻俊樹) 著者作品二十首 *** ◎コラム 我妻俊樹「かわむきき と かなしい の か」「曖昧さとシンメトリー」「本歌取りについて」「韻律起承転結説」 平岡直子「パーソナルスペース」「雨戸と瞼」「日の字」「心の底で」 【著者プロフィール】 我妻俊樹( あがつま・としき) 1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。 平岡直子( ひらおか・なおこ) 歌人。1984年に神奈川県に生まれ、長野県に育つ。2006年、早稲田短歌会に入会し、本格的に作歌をはじめる。2012年、連作「光と、ひかりの届く先」で第23回歌壇賞受賞。2013年、我妻俊樹とネットプリント「馬とひまわり」( のちに「ウマとヒマワリ」)の発行をはじめる。2021年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を刊行、同歌集で第66回現代歌人協会賞を受賞。2022年には川柳句集『Ladies and』を刊行。現在「外出」同人。 著者 我妻俊樹、平岡直子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年11月13日 四六判 224ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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寂しさでしか殺せない最強のうさぎ【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 雨宿りやめる決意を君はする止んだのか濡れる気かは知らない 小説的な企みのなかに、「ひかりってめにおもい」ことや「夏が動く音」、「手渡し」の危険さといった日常に潜むスリルが散りばめられている。 ふいに出現する口語の息遣いに虚をつかれた。 ――江國香織 【収録歌より】 猫の頭蓋骨は小さい 手に収まるくらいの量の春つかまえる 手渡しは危ないからさテーブルに置くよ紅茶もこの感情も ひかりってめにおもいの、と不機嫌だごめん寝てるのに電気つけちゃって 電線で切り刻まれた三日月のひかりが僕をずたずたに照らす 海、海、海、海が見えるよ僕たちは海に奇跡の投げ売りを見た 著者 山田航 装幀 クラフト・エヴィング商會 発行所 書肆侃侃房 発行日 2022年7月20日 四六判変形 144ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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初恋【新本】
¥2,420
【出版社内容紹介】 悲しみはひかりのやうに降(ふ)りをれど会ひたし夏を生きるあなたに 恋の悲しみも苦しみも嫉妬も ただひたすらに 会いたい 伝えたい 狂おしい胸の裡に吞み込んで、ただ歌を 2023年6月下旬発売 【収録歌より】 ああなんでこんなに傷つけたいのだらうしじみ汁ずずずと啜りたり 恋のやうに沈みつつある太陽が喉をふさいでなほ赤いんだ しあはせのきみにかかはることできず冬が去る雨のすくなかつた冬 四月二日物干し竿を光ごとぬぐつてぼくは布団を干した 嫉妬を投げつけてほしかつた茶碗とか花瓶とか小銭のごとく 【著者プロフィール】 染野太朗(そめの・たろう) 1977年茨城県生まれ、埼玉県に育つ。 歌集に『あの日の海』(本阿弥書店、2011年)、『人魚』(角川書店、2016年)、現代短歌クラシックス『あの日の海』(書肆侃侃房、2021年)がある。 短歌同人誌「外出」「西瓜」同人。短歌結社「まひる野」編集委員。 著者 染野太朗 発行所 書肆侃侃房 発行日 2023年7月11日 四六判 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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青い舌【新本】
¥2,310
【出版社内容紹介】 第3回塚本邦雄賞受賞!! 舌だしてわらう子供を夕暮れに追いつかれないように隠した 子供との時間のなかに 前世のような記憶の翳がさす。 いつか、どこかで、わたしは立っていた 2021年7月刊行。 【自選5首】 君のべろが煙ったように白かったセブンティーンアイスクリーム前 西瓜食べ水瓜を食べわたくしが前世で濡らしてしまった床よ 蟻に水やさしくかけている秋の真顔がわたしに似ている子供 ヒメジョオンの汁でつくったマニキュアでにぶく光っていた爪の先 遮断機の向こうに立って生きてない人の顔して笑ってみせて 【著者プロフィール】 山崎聡子(やまざき・さとこ) 1982 年栃木県生まれ。 早稲田大学在学中に作歌を始め、2010 年「死と放埓なきみの目と」で 第53回短歌研究新人賞受賞。 2013年第1歌集『手のひらの花火』( 短歌研究社) で第14 回現代短歌新人賞受賞。 2022年『青い舌』で第3回塚本邦雄賞受賞。 pool、「未来」短歌会所属。 著者 山崎聡子 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年5月23日(第2刷) 四六判変形 160ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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世界同時かなしい日に【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 世界同時かなしい日に雨傘が舗道の上をころがる制度のような驟雨 2023年に亡くなった山下一路の作品を有志がまとめ、第二歌集『スーパーアメフラシ』(2017年)以降に発表された歌を中心に編まれた遺歌集。 「山下短歌は、人々が日常生活を最優先する中で「考えなくなっている事柄」を寓意的にではありますが伝えようとしています。文体こそ軽みを持っていますが、本人はちっともは面白がらず、溜飲も下げず、深く悲しんでいるようです。それは絶望と紙一重だったかもしれません」(編者あとがきより) 「これからたくさん軽口を叩かれ、笑ったり、苦笑(にがわら)ったりの前に、一回ちゃんと泣かされる。山下さん。(略)軽(かろ)みでもって最後まで駆け抜けた先達には「かばん」だと杉﨑恒夫がいるし、口語の抜け感では岡井隆、暗喩の質感だと平井弘、「この人は本当に、どういうつもりなんだろう」の楽しさからはしんくわが連想される。(略)なんて厄介なものを置いていったんだ」 ─────────伊舎堂仁(栞より) 【栞】 伊舎堂仁「二周目の前に」 坪内稔典「はははぽちゃぽちゃ」 【収録歌より】 この星に投身をする少女のように海底へ降りてゆくレジ袋(題詠: 塵も積もれば山となる) 水銀の海に溺れてユニクロの試着室から出られぬアリス(題詠:鏡) これは食べ物ではありません口から溢れだす倫理です ないよりはだいぶいい虫コナーズ ぶらさげているヒロシマの鐘 ふらふらと母飛んできて蛍光す説明ばかりの映画みたいに 【目次】 Ⅰ 世界同時かなしい日に 世界同時かなしい日に 浜辺 で、蛸になる(抄) プラスチックの米櫃のなかで(抄) Ⅱ 世界同時晴れた日に 昭和レジデンス ぷぷプリン体 そんなところがキライ ぬらりひょんと一緒 ロング・グッドバイ 太陽政策 緘黙教団 We selected a mass suicide エリー・マイラブ 2040年 ビーマイベイビー あらかわ遊園 この国は賛同しません Ⅲ 新しい戦争がはじまる 新しい戦争がはじまる エビデンスがほしいんだよ スワンボート水没ちゅう もうすぐですね きょうも新聞はお休みです カンナとゴジラ ローカルな話しで恐縮ですが 世界同時晴れた日に Ⅳ ジンタカタッタカタン ジンタカタッタカタン 魚の目に花粉症 レーゾン・レプリカ コロナの星でおぼれる あるある公園で エレーンは元気ですか 武勇でんででんでんでん 東京天使病院 お取り寄せの世界 Ⅴ 舟を出す日に サフラジェット記念日 スーパームーンの夜に キューちゃん スーパーアルプスで買い物をした夜にキミと話した ただしい資本主義について ぎなのこるがふのよかと 無呼吸症候群の夜 やがて(外付け) カラフルペイント 舟を出す日に 増強・増強・増強 Ⅵ 全世界同時夕焼け 赤いハンカチの王国 勝鬨橋から 鳥は川面をわたって お持ち帰りにします この星に 全世界同時夕焼け 『あふりかへ』抄 『スーパーアメフラシ』抄 出典一覧 編者あとがき(飯島章友) 山下一路略歴 【著者プロフィール】 山下一路(やました・いちろ) 1950年3月14日生。中央大学在学中に全共闘に参加。闘争中なだれ込んだ校舎の壁に大書された福島泰樹の短歌を見たことが短歌との出会いとなった。氷原短歌会に参加。1976年に第一歌集『あふりかへ』(視原社)刊行。その後は企業戦士となって夜討ち朝駆けの生活を送る。50代なかば、過労によるものか心身を患い退職。短歌を再開。2006年10月号から「かばん」に参加。「かばん」を活躍の場としつつ、並行して2013年にはスワンの会にも参加。また、岡井隆の講座にも通うなど研鑽に努め、独自の表現を究めていく。2017年に『スーパーアメフラシ』(青磁社)刊行。2023年3月28日脳梗塞で緊急搬送され、4月9日永眠。享年73。 著者 山下一路 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月16日 四六判 208ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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大江満雄セレクション【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 ぼくらを感激さすものは ぼくら自身がつくらねばならぬ (「雪の中で」より) ハンセン病療養所の入所者による合同詩集『いのちの芽』を編んだ詩人大江満雄の代表的な仕事を精選した作品集。 プロレタリア詩運動の中心で活躍した後、戦争詩の時代を経て、戦後の激動期を生き抜いた大江満雄。常に混交のなかに身を置き、社会の片隅で生きる人たちへのあたたかいまなざしにあふれた作品群を残した。単行本初収録作品を含む詩63篇と散文8篇を収録する。 「大江満雄は、多様で異質な人たちが、どうすれば互いに理解し合うことができるかを探究した詩人だ。他者との相互理解に至るために、独自の詩の世界を切り拓き、新たな対話思想を展開した。その詩学の輝きは、現在も魅力を失っていない」(編者解説より) 2025年3月上旬発売予定です。 【目次】 詩(「日本海流」「四万十川」「四方海」「癩者の憲章」ほか63篇) 散文(「詩の絶壁」「ライ文学の新生面」「日本思想への転向者フェレイラ」ほか8篇) 編者解説 編者あとがき 大江満雄年譜 【著者プロフィール】 大江満雄(おおえ・みつお) 1906年高知県生まれ。詩人。10代で父とともに上京。原宿同胞教会にて受洗。詩を書き始める。プロレタリア文学運動の中心で活躍。そのため治安維持法違反で検挙、転向。以後、戦争詩を書く。戦後はヒューマニズムを基調とする思想的抒情詩を多数発表した。詩集に『血の花が開くとき』(1928年)、『日本海流』(1943年)、『海峡』(1954年)、『機械の呼吸』(1955年)、『自選詩集 地球民のうた』(1987年)。その他、ハンセン病療養所入所者の合同詩集『いのちの芽』編集、解説。多くの評論、児童文学の作品ものこした。1991 年心不全により死去。享年85。没後、『大江満雄集―詩と評論』(思想の科学社、1996年)が刊行された。 【編者プロフィール】 木村哲也(きむら・てつや) 1971年生まれ。国立ハンセン病資料館学芸員。2023年に企画展「ハンセン病文学の新生面 「いのちの芽」の詩人たち」担当。『詩集 いのちの芽』(岩波文庫、2024年)解説を執筆。著書に『『忘れられた日本人』の舞台を旅する──宮本常一の軌跡』(河出文庫、2024年)、『来者の群像──大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』(編集室水平線、2017年)、編著に『内にある声と遠い声──鶴見俊輔ハンセン病論集』(青土社、2024年)など。 公式オンラインストア Amazon 著者 大江満雄 編者 木村哲也 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年3月13日 四六判 264ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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王国を見にいくと言い残して【新本】
¥2,200
【出版社内容紹介】 失ってはならない涙と 消えない光がある 傷つきやすいこの世界に詩人がいてくれてうれしい わたしは蝦名さんの詩や短歌を読んで生きてこられた ―野樹かずみ ひっそりと生き、亡くなった蝦名泰洋の幻の詩集 『カール ハインツ ベルナルト』ほか、詩人の全貌 王国を見にいくと言い残して もどらない彼のことを パンを食べているとき忘れていた 食べるときは忘れているのだ たえまなく浸食される時間の痛みの中で わたしも一筋の傷口である 黒パンには塩分が含まれており 沁みる 王国はどうだったの? と、もどって来たら訊いてみよう (カムパネルラ忌より) 【著者プロフィール】 蝦名泰洋(えびな・やすひろ) 1956年 5月20日 青森市に生まれる。 青森高校卒業。明治大学卒業。数年東京で働いたのち青森に帰郷。 1985年頃から短歌をつくりはじめる。90年頃から98年頃、短歌や詩を投稿、発表し、注目される。 「短歌研究」新人賞候補、評論賞候補(1991年) 青森県文芸協会新人賞(1992年) 東北デーリー デーリー歌壇年間賞(1993年) 青森県芸術文化奨励賞(1994年) など。 1993年 歌集『イーハトーブ喪失』(沖積舎)刊行。 1994年 詩集『カール ハインツ ベルナルト』(筆名・伊丹イタリア 私家版) 1995年 『現代短歌の新しい風』(ながらみ書房)に「イーハトーブ喪失」から50首掲載。 1999年 青森を離れる。茨城県内に職を得て2009年まで働く。 2010年 東京に移る。台東区に住み職を得る。 2020年 春頃から腰痛。10月駒込病院で尿管癌と診断される。治療後、12月に退院。 2021年 3月、両吟歌集『クアドラプル プレイ』の構想を野樹に伝える。3月から6月にかけて『ニューヨークの唇』180首をまとめる。6月末、杏雲堂病院に入院。 2021年 7月26日 永眠。 2021年 9月 両吟歌集『クアドラプル プレイ』(野樹かずみとの共著 書肆侃侃房)刊行。 2023年 6月 歌集『ニューヨークの唇』(書肆侃侃房)刊行。 『クアドラプル プレイ』の著者略歴から 子供時代、詩を書きたいと願う。書けない。高校生のときに別役実の童話「淋しいおさかな」を知る。影響あり。詩は書けず。安西水丸の漫画「青の時代」、鈴木翁二の影響を受ける。荒地派、櫂派、辻征夫、多田智満子を読む。詩は書けない。あるとき吉岡実の『詩を書きたい人は短歌を勉強してみるといい』という言葉に触れ、短歌を書くようになる。紀野恵、中城ふみ子、相良宏などの作品を好きになり歌を書き重ねる。詩を書けない日々がつづいたがのちに唐突に「カムパネルラ忌」「七夕」を書く。初めて「私」を失くす。もう森へは行かない。笹井宏之、杉﨑恒夫、小原奈実の短歌作品に興味を持ち、作歌をつづけた。 (著者の生前最後の文章 2021年6月24日) 【編者プロフィール】 野樹かずみ(のぎ・かずみ) 1963年愛媛県生まれ。1991年短歌研究新人賞受賞。歌集に『路程記』(2006)『もうひとりのわたしがどこかとおくにいていまこの月をみているとおもう』(2011)詩人の河津聖恵との共著に『christmas mountain わたしたちの路地』『天秤 わたしたちの空』(ともに2009)、蝦名泰洋との共著に『クアドラプル プレイ』(2021)。未来短歌会所属。広島在住。 著者 蝦名泰洋 編者 野樹かずみ 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年2月26日 B6判 192ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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石川信雄全歌集【新本】
¥3,080
【出版社内容紹介】 ポオリイのはじめてのてがみは夏のころ今日はあついわと書き出されあり(『シネマ』) モダニズム短歌の頂きをなす伝説の歌集『シネマ』で颯爽とデビューし、エスプリに満ちた瑞々しい歌で時代を駆け抜けた稀代のポエジイ・タンキスト、石川信雄。没後60年の節目についに明らかになる孤独なマイナーポエットの全貌。 モダニズム短歌を代表する伝説の歌集『シネマ』、トラブルのため50部しか刊行されず幻となった『太白光』のほか、退色した原稿用紙として発見され、今回初めて世に出る『紅貝抄』と歌集未収録歌をおさめる。 「短歌史の中で石川信雄は砂に埋もれていたコーナーストーンのような存在かもしれない。この礎石を発掘することにより、同時代の地層から煌めく鉱石が次々と姿を現すだろう。それらの群像に光が注がれるなら、現代短歌に至る道程の失われた断片が見つかるにちがいない」(編者あとがきより) 「今読んでも、というか、今読むからこそ強く感じる新鮮さは、作者の個性であると同時に、時代そのものの若さに根ざしたものでもあるのだろう。(略)新時代のポエジーへの強い希求が感じられる。現在の読者である私の目には、それ自体が眩しく映る」 ─────────穂村弘(栞より) 「定型に呼吸が寄りそうように置かれた言葉はとても自然で、現代の口語短歌の中に混じっていても違和感はあまりないだろう。(略)多数の歌集未収録作品も収載され、石川信雄が積み上げてきた作品世界が一望できる。その貴重さを喜びたい」 ─────────東直子(栞より) 「石川信雄の歌世界は知的遊戯を超えた詩的格闘の結露として、昭和の詩精神に輝きを添えている。(略)石川信雄の評価を大きく変える作品群であり、昭和モダニズムのひとつの到達であり、そして、新たな研究の出発点である」 ─────────黒瀬珂瀾(栞より) 【目次】 『シネマ』/『太白光』/『紅貝抄』/歌集未収録歌/戦地からの手紙/解題/石川信雄年譜/解説/編者あとがき 【収録歌より】 わが肩によぢのぼつては踊(をど)りゐたミツキイ猿(さる)を沼に投げ込む 『シネマ』 パイプをばピストルのごとく覗(ねら)ふとき白き鳩の一羽地に舞ひおちぬ 『シネマ』 すばらしい詩をつくらうと窓あけてシヤツも下着もいま脫ぎすてる 『シネマ』 人影のまつたく消えた街のなかでピエ・ド・ネエをするピエ・ド・ネエをする 『シネマ』 善よりは惡にかたむける人間(ひと)を載せ我が圓球(えんきゅう)は虚空(こくう)を旅す 『太白光』 磁石持ちて吸はるるごとく分け入ればミサンスロオプと告白すべき 『太白光』 天國のペンキ屋バケツに蹴つまづきニツポンの野山目のさめる秋 『太白光』 貝殻がぼくの胸にはたくさんある恋というはかない音をかなずる 『紅貝抄』 詩才などぼくは生れつき持たなんだ憂鬱(メランコリック)なライナァ・マァリァ・リルケの夢ばかり見き 『紅貝抄』 ひそかにも伝えられ来し言葉なれ我が誕生の夜の灯(ひ)にじむ 『紅貝抄』 【栞】 穂村弘「ポオリイとリュリュ」 東直子「空想と現実を往来する「まはだか」」 黒瀬珂瀾「「点」から「流れ」へ」 【著者プロフィール】 石川信雄(いしかわ・のぶお) 歌人、翻訳家。埼玉県出身。1908年、石川組製糸分家の長男として出生。第二早稲田高等学院・早稲田大学政経学部在学中に植草甚一らと英語劇に熱中し、文学に傾倒する。30年に筏井嘉一らと「エスプリ」を創刊。続いて「短歌作品」と「日本歌人」の創刊に参画。大学中退後、36年に第一歌集『シネマ』を刊行し注目を集める。同年に父が他界し、文藝春秋社に就職する。39年に応召。第五一連隊から江蘇省に派遣され、翌年支那派遣軍総司令部報道部に転属する。汪兆銘政権下の南京で、草野心平と中日文化誌「黄鳥」を発行。44年に土屋文明・加藤楸邨と中国大陸を横断する。戦後は多くの欧米文学者の小説を翻訳した。50年に第二次「短歌作品」を再刊すると同時に、「日本歌人」復刊に参加。54年に第二歌集『太白光』を発行。61年「宇宙風」短歌会創設。64年死去、享年56。 【編者プロフィール】 鈴木ひとみ(すずき・ひとみ) 京都市出身。石川信雄の姪。同志社女子大学卒業。ミネソタ大学、筑波大学大学院人文社会科学研究科、立命館大学大学院先端総合学術研究科で学ぶ。ヘイルストーン英語俳句サークル同人。共編著に『京都まちかど遺産めぐり』(ナカニシヤ出版)、『石川信雄著作集』(青磁社)、『黄鳥』(三人社)、『I WISH』ヘイルストーン英語俳句アンソロジー(代表編集スティーヴン・ギル)など。 著者 石川信雄 編者 鈴木ひとみ 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年12月15日 四六判 392ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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塚本邦雄歌集【新本】
¥2,860
【出版社内容紹介】 2025年で没後20年 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 前衛短歌運動によって新風をもたらし、古典からの流れを辿った博覧強記の知性で、韻律を改革し、独自の比喩を追求した、戦後短歌史を代表する歌人・塚本邦雄。 『水葬物語』『日本人靈歌』を完本で収録、塚本邦雄の短歌世界を一望できる1800首。編者による詳細な解説、年譜を付す。「新編歌集シリーズ」(全4巻)、これにて完結! 「〈魂のレアリスム〉に目覚めたそのまなざしは、誰よりもまっすぐに短歌の「現實」を見据えている。(略)塚本邦雄という方法をめぐって、その作品を一望できる本書の誕生に立ち会えたことを、こころから幸福におもう」 ─────────井上法子(栞より) 「塚本の歌はときに難解ではあるのだが、その先にあるメッセージ自体は、決して難しいものばかりではない。(略)純化ということの象徴としてその「たましひ」は限りなく澄みとおり、冷たい」 ─────────染野太朗(栞より) 「短歌プロパーでないひとが読んでも「前衛短歌」、ことに塚本邦雄はおもしろい」 ─────────吉田隼人(栞より) 【目次】 『透明文法 「水葬物語」以前』抄/『水葬物語』(完本)/『装飾樂句』抄/『日本人靈歌』(完本)/『水銀傳說』抄/『綠色硏究』抄/『感幻樂』抄/『星餐圖』抄/『蒼鬱境』抄/『靑き菊の主題』抄/『森曜集』抄/『されど遊星』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『閑雅空間』抄/『天變の書』抄/『歌人』抄/『豹變』抄/『詩歌變』抄/『不變律』抄/『波瀾』抄/『黃金律』抄/『魔王』抄/『獻身』抄/『風雅默示錄』抄/『泪羅變』抄/『詩魂玲瓏』抄/『約翰傳僞書』抄/解説(尾崎まゆみ)/塚本邦雄年譜 【栞】 井上法子「〈魂のレアリスム〉について」 染野太朗「にくしみとたましひ」 吉田隼人「ポータブル・塚本邦雄」 【収録歌より】 革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(『水葬物語』) 五月祭の汗の靑年 病むわれは火のごとき孤獨もちてへだたる(『装飾楽句』) 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも(『日本人靈歌』) 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ(『感幻樂』) 夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが(『閑雅空間』) 【著者プロフィール】 塚本邦雄(つかもと・くにお) 1920年滋賀県生まれ。43年「木槿」入会「靑樫」同人となる。47年「日本歌人」の前川佐美雄に師事。51年第一歌集『水葬物語』刊行。中井英夫らの賛同を得て岡井隆、寺山修司らと前衛短歌運動を展開し戦後短歌に新風をもたらし、60年に一冊限りの同人誌「極」を創刊。以後も古典から現代短歌までの流れを遡り、美学や技法などを取り入れながら磨き上げ、短歌の可能性を追求。古今東西の文化や芸術などへの深い知識と教養に裏付けられた創作活動は、三島由紀夫に称賛されるなど、分野を超えて広く影響を及ぼした。85年歌誌「玲瓏」主宰となる。現代歌人協会賞、詩歌文学館賞、迢空賞、斎藤茂吉文学館賞、現代短歌大賞などを受賞。01年「塚本邦雄全集」完結。短歌、小説、評論、アンソロジーなど、その著書約300冊。05年6月9日歿。享年86。命日は「神變忌」。09年日本現代詩歌文学館に蔵書および遺品の一部が寄贈された。 【編者プロフィール】 尾崎まゆみ(おざき・まゆみ) 1955年愛媛県生まれ。1977年早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1987年塚本邦雄に出会い師事。「玲瓏」入会。1991年第34回短歌研究新人賞受賞。現在「玲瓏」撰者 編集委員。神戸新聞文芸短歌選者、伊丹歌壇選者。歌集に、『微熱海域』、『酸つぱい月』、『真珠鎖骨』、『時の孔雀』、『明媚な闇』日本歌人クラブ近畿ブロック優良歌集賞、『奇麗な指』『 ゴダールの悪夢』。他にセレクション歌人12『尾崎まゆみ集』、『尾崎まゆみ歌集』現代短歌文庫132。歌書『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』、共著『塚本邦雄論集』など。 著者 塚本邦雄 編者 尾崎まゆみ 発行所 書肆侃侃房 発行日 2024年11月1日 四六判 400ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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往信【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 朗読をかさねやがては天国の話し言葉に到るのだろう ぼくの街、森、湖辺(うみべ)から きみの駅、埠頭、観覧車へと 連絡橋を渡っていく切手たち。そして鳩。 ──────飛浩隆 【収録歌より】 はるのゆめはきみのさめないゆめだからかなうまでぼくもとなりでねむる いちめんに銀杏つぶれラブコメの最後はかならずラブが勝つこと 関係を名づければもうぼくたちの手からこぼれてゆく鳳仙花 にしんそばと思った幟はうどん・そば 失われたにしんそばを求めて 香港の十分おきに雨が降る映画のなかの雨の香港 【栞】 川野芽生「過誤に殉じて」 榊原紘「あこがれ」 平岡直子「風穴」 【目次】 湖辺で 春睡綺譚 良い旅を あのひとに ラブ・コメディ そのあとの 夏の日記 ベリー・サマー 走る セオリー パーリデイ pro(f|c)essor 到達 rain radar 往信 探偵と天使 草津、湯畑のそば 具象と灯籠 まちあるき たばかり 橋と水/ペテルブルク 早春賦 百年前 【著者プロフィール】 佐々木朔(ささき・さく) 1992年生まれ。神奈川県横浜市出身。早稲田短歌会を経て、現在「羽根と根」同人。 著者 佐々木朔 発行所 書肆侃侃房 発行日 2025年2月28日 四六判 176ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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花のうた【新本】
¥2,200
SOLD OUT
【出版社内容紹介】 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名) 著者 左右社編集部 発行所 左右社 発行日 2025年3月12日 四六判変形 136ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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田村隆一全詩集【古本】
¥15,000
【状態】 二重箱、本体パラフィン付 本体:天小口シミ少 著者 田村隆一 発行所 思潮社 発行日 2000年8月26日 175mm×230mm 1500ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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訳詩集 法苑林【古本】
¥4,000
【状態】 蔵書印、パラフィン付 経年劣化による、シミヤケ有 訳者 竹友藻風 発行所 潮人社 発行日 1951年11月1日 128mm×182mm 306ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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カヴァフィス全詩集【古本】
¥7,000
【状態】 箱入り、ビニールカバー 箱:シミ、ヤケ多 本体:ヤケ少 著者 カヴァフィス 訳者 中井久夫 発行所 みすず書房 発行日 1988年9月20日 四六判 434ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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現代ギリシャ詩選【古本】
¥5,000
【状態】 カバー、帯付 カバー:ヤケ少 本体:天シミ有、ヤケ少 訳者 中井久夫 発行所 みすず書房 発行日 1985年11月25日(初版) 四六判 272ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ロジェ・カイヨワ 蛸【古本】
¥1,200
【状態】 カバー、ビニールカバー、帯付 カバー、ビニールカバー:シミ汚れ有 本体:天地小口ヤケシミ多 著者 ロジェ・カイヨワ 訳者 塚崎幹夫 発行所 中央公論社 発行日 1975年4月30日 155mm×200mm 288ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ユルスナール 火 散文詩風短篇集【古本】
¥3,000
【状態】 箱入り、箱帯、パラフィン付 箱、帯:シミ、ヤケ有 本体:天地小口シミ 著者 ユルスナール 訳者 多田智満子 発行所 白水社 発行日 1983年11月10日 四六判 194ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ボードレール全集【古本】
¥60,000
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光は瞳をさがして【新本】
¥1,870
【出版社内容紹介】 アンパンマンのあんは、つぶあんだったのですね!後藤さんの短歌で初めて知りました。(長野まゆみ) 「視る」「診る」「看る」……、「見る」ことのバリエーションが、これらの歌の中でどこまでも広がってゆく。それは世界へのアプローチの広さと深さに繋がっている。(穂村弘) 眼科医、歌人の後藤克博による第一歌集。長野まゆみによるイラストも多数掲載。 解説:小島なお/東直子/穂村弘 〈収録短歌より〉 見えるもの見えないものも見てほしい アンパンマンのあんはつぶあん 虹彩(アイリス)は花と女神の名を持ちて人の窓なる瞳をつくる 〈視細胞は日に十四個自然死す〉神の定めに抗いて〈視る〉 レンズ越しに診る視神経は神の色 百万粒の結晶のごと 一日に二万回視界が閉じること 瞬きと人は呼ぶこととする 糸でんわかけてほしいなきみがもしひみつのそうだんしたい時には 白夜の地〈夏〉と名付けたチョコレートもう売り切れているのだろうか 玉手箱もらう予言をされてても太郎は亀を助けてほしい 【目次】 1章 例えばひとみ 2章 相聞 3章 例えばひかり 解説 ひとみとひかり、ふたつの目 小島なお 見えるもの、見えないもの 東直子 「見る」ことを巡って 穂村弘 あとがき 【著者プロフィール】 後藤克博 (ゴトウ・カツヒロ) 眼科医。千葉大学附属病院、お茶の水・井上眼科病院等に勤務。将棋アマチュア6段。 著者 後藤克博 発行所 左右社 発行日 2025年1月29日 A5判 152ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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Melody【新本】
¥2,750
不在のあなたの生が燦く一瞬、夏の雨のように詩は生まれる。 ――河津聖恵 朝妻誠は彷徨う人だ。 インドを彷徨い、地球を彷徨う。 いや、あの世も彷徨っているのかもしれない。 鳴り止まない孤独なメロディはこの詩集から旅立ってゆく。 Rainy 「レイニー!」とあなたは言った。雨が降り出したのだ と思う。昼間の強くて短い雨の時間が終ると、空に薄い 半円の虹が出て、僕たちはそれをしばらく眺めていた。 それから僕はあなたと何か冷たいものを買いに出かけた はずだ。太陽はまた元に戻っていて、僕たちは歩きなが ら汗をかいていた。夏の陽射しは強い。真夏は太陽の光 の加減で、木立の葉陰が洞窟のように見えてしまうこと がある。僕はその日、その洞窟の中で何かが見えたよう な気がした。そしてそのときなぜか僕は、あなたが僕と 同じものを見たのではないかと思ったのだ。あなたはこ の国に生まれた人ではないのに。 あなたに初めて会ったのはひどい風で朝から雪の降り 続く寒い冬の日だった。夜になると風は治まったけれど、 街は本当に真っ白になった。僕の街の小さな駅の待合室 にいたあなたは、誰かを探している様子だったのだが、 僕の顔を見るなり、「スノー!」と言ったのだ。僕は傘 を持っていたから、あなたを街の小さなホテルまで送っ て行った。湿った雪が僕の傘にひどく重く降り積った。 あなたからの手紙が届いたのは、春になって日差しが暖 かくなってきた日の午後だった。なんだか僕に何を伝え たいのかよくわからない手紙だった。それからしばらく して、あなたは突然僕の街に現れたのだ。 あなたと暮らしたのは何年間だったのだろうか。もう、 はっきり憶えていない。誰にも言わなかったけれど、僕 たちは僕たちにしか見えないものが見えたから、よく二 人でくすくす笑いながら囁き合ったりした。あの人、本 当は小さな女の子と暮らしていたんだよね、とか、本当 にどうでもいいようなことばかりを。僕たちはなんだか おかしな二人に見えたのかもしれないね。いや、僕たち のことなんて、この街の人たちはそんなに興味がなかっ たのかもしれないけれど。 あなたに一度だけ触れたことがある。あなたの白い服 を脱がすと、あなたの温かい乳房はとても柔らかくて、 僕はなんだか安心してしまった。そして熱くて濡れてい て、なんだか懐かしいやさしい性器だった。でも僕たち は性交なんて一度で飽きてしまって、二人でベッドの中 でふざけながら、昨日や一昨日の夢で見た場所や現実に 行った場所のことなど、長い時間をかけて語り合うこと の方が多かったのだ。 あれから何度も夏が来て、何度も秋が来て、季節は変 わり続けて、時間はどんどん経っていった。あなたから 来た手紙はテーブルの上に重なり続けた。最後の手紙に は写真が入っていた。まるであなたの心だけが身体から 抜け出して同封されて僕の街に届いたみたいだった。あ なたはベッドで微笑んでいた。髪の毛は白くなっていた。 僕はまたあなたのサラサラだった長い金色の髪を思い出 してしまう。 あなたのいなくなったこの部屋に、あなたの古い写真 がある。写真はただの切り取られた時間だ。何を話しか けてもあなたはずっと微笑んだままだから。夏の日、雨 が降りそうになると、今でもどこからか「レイニー!」 というあなたの声が聞こえるような気がする。とても会 いたいけれど、僕ももうこの国から出られない身体なの かもしれない。今日もあなたに届くかどうかもわからな い手紙を書き続けている。いま季節は秋だが、もう冬が 近づいているのだ。 著者 朝妻誠 帯文 河津聖恵 ブックデザイン 川島雄太郎/川島康太郎 発行所 七月堂 発行日 2025年2月28日 四六判 124ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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ハルシネーション【新本】
¥1,980
草間小鳥子第3詩集 第75回H氏賞受賞!! 草間小鳥子は誰よりも世界に向き合っている。それがたとえ事後の幻影的現実(ハルシネーション)であろうと、その詩的変容を夢見てやまないのだ。 ――野村喜和夫 生成AIが普及し、ディープフェイクなどが日常に侵入してきたことで、虚構が現実のように現実が虚構のように現れる世界を見つめようとする41篇の詩を収録。 ※ハルシネーション(hallucination) ・幻覚、幻影。 ・AI(人工知能)が誤った情報を生成する現象のこと。 【作品紹介】 みちゆき ほんとうに暗いときにしか 光らない雪が 道行きを仄青く照らしている 光るのはうつくしいからではない 踏み越えられなかった弱さやずるさ すべての塵が ほかの光を さめざめと照り返すから 敷き詰められた雪のうえに 固く目を閉じ汚れた昨日が 道標のように発光している 著者 草間小鳥子 発行 七月堂 ブックデザイン 川島康太郎+川島雄太郎 発行日 2024年10月25日 四六判 168ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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湯気を食べる(初回付録小冊子つき)【新本】
¥1,760
【出版社内容紹介】 最注目の著者による「自炊」エッセイ集 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。 ◆目次 【第一章】湯気を食べる 湯気を食べる ディル? それはまかない 南国の王様 愛妻サンド アイスよわたしを追いかけて 福岡のうどん 鍋つゆ・ポテトチップス 棚に檸檬 白いさすまた すいかのサラダ くわず女房 ぶんぶん 庭サラダバー 手作りマヨネーズ おどろきの南蛮漬け かに玉ごはん いい海苔 すだち 寿司はファストフード シェーキーズってすばらしい ピザは円グラフ 醤油はいずれなくなる 【第二章】風を飲む 萩の月 ほや 菊のおひたしと天ぷら せり鍋 わかめ うーめん 笹かまぼこ お米は貰うもの きりたんぽ たらきく 風を飲む 【第三章】自炊は調律 自炊は調律 たまご丼 パン蒸し 好きな食べもの 献立は大行列 つくりおけぬ ねぎとろ ナッツと言いたかった 柿ピーの短刀 自炊の緑白黒赤 くる スナップえんどう 渡したいわたし お花見弁当 おわりに 初出リスト 著者 くどうれいん 発行所 オレンジページ 発行日 2025年3月18日 四六判 182ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955
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世界でいちばん幸せな屋上 ミルリトン探偵局【新本】
¥880
【出版社内容紹介】 ビルの屋上にあるレコード屋とコーヒーの香りがする音楽。黒猫シンクが旅する先で幸せな光景が浮かび上がる。全面改稿のうえ、描き下ろしイラストを収録。 著者 吉田音 絵 吉田篤弘 発行所 中央公論新社 発行日 2025年2月21日 文庫判 272ページ ________________________________________ ※送料の変更をさせていただく場合がございます。詳しくは以下のURLよりご覧ください。 https://note.com/shichigatsudo/n/n848d8f375955