わたしとあなたで世界をやめてしまったこと【新本】

福島直哉第一詩集


人が溢れていた夏の海も、秋になれば、みんなどこに行ったのだろうと、不思議に思うくらい、人はいなくなり、あっという間に冬がやってくる。わたしはまた海へと向かう。波の音を聴きながら、ただただ浜辺を歩いてゆく。誰かの足跡を見つけながら、いつかわたしも足跡を残していなくなる。
波の音はいつまでも鳴り響いているだろう。空はいつまでも青を広げているだろう。やがて誰もいなくなった浜辺には光や風が届いてくるだろう。そして誰かが残した足跡からは思いが溢れてくるだろう。わたしやあなたの思いも溢れてくるだろう。光に照らされて、生きている人々の、死んでしまった人々の、すべての思いが溢れてくるだろう。そうして、すべてというすべての思いが風に乗って、これから生まれてくる人々に向かってゆくだろう。
(あとがきより)


著者 福島直哉
発行所 書肆子午線
発行日 2016年11月25日
A5判変形 120ページ

¥ 2,592

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